あなたを嫌いになったわけじゃないのよ
あなたをただ 自由にしてあげたかっただけ
あなたと別れてから いつの間にか
心までハスキーに なってしまったわ
あなたを喪ってから 夢さえ見なくなったの
街を歩くたび 皆んなに言われるの
いつからそんなに 優しくなったのって
あなたの温もりが 冷え切った心に染み渡る
心の中のどこかに いまも鳴り響く
ハスキーボイス ハスキーボイス
*
まだあなたが こんなに近くにいるなんて
信じられないことね
・・・
いま私は 絶望も希望も
この空のどこかに
置き忘れて来たみたい 幸せ
・・・
帰宅後にまた。・・《続く》