まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

9月が終わる・・プレバトと俳句の底力/新俳句日記2016

2016-09-30 01:43:19 | 日記

プレバトの毒舌先生秋深し  まほろば
今日で9月が終わる。ここ数日、30度前後の暑さがぶり返していたが、もうないだろう。今からは20度台前半で推移する。10月の声が遠くから聞こえて来る前に、文字通り10月の幕開けとなる。昨夜、TBS・毎日系の人気番組【プレバト】を観た。毒舌先生こと俳人夏井いつきの名調子が面白い。毎回、ベテラン俳優から若手お笑い芸人まで、実にバラエティに富んだ出演者が句作に挑み、凡人はたまた自己中の烙印を押されるかと思えば、意外な才能を認められて特待生や名人に指名されたりもする。最初の入門がモロに30~40年前のポスト前衛俳句の時代だった私にとって、なんとも爽やかな、肩の荷が下りる瞬間である。・・・《続く》

滅びの美学/新雑句雑感(128)~プロローグ5の終わり

2016-09-28 02:43:35 | 新雑句雑感
秋望やただ息を吐くことをせる  秋日影マツコ・デラックス岩のやう  母の死のまた遠くなる捨案山子  子規の忌の平行宇宙足下にあり  秋の蚊に太宰のその後聞いてみる  残る蚊や大東亜の夢醒めやらず  太平天国またもや不発ちちろ鳴く  人間の世はもうすぐ終るいぼむしり  すいっちょ飛ぶ東京直下型大地震  巨人とはわたしの祖先蚯蚓鳴く  蓑虫の蓑脱ぎしとき光射し  天国は中空にあり熟柿落つ  スティーブ・マックイーンの拳銃無宿秋夕焼  未熟とはまだ死ねぬこと胡桃割る  木守柿滅びの美学無縁なり  落栗に第二の人生ままならず  また何か始まる予感ひょんの笛  鬼灯の白さは遠い過去のこと  落花生少年裸のままがよい

在日のコスモポリタン/新雑句雑感(127)~プロローグ5の終わり

2016-09-28 01:34:31 | 新雑句雑感
銅の時代不可能と知る秋彼岸  ケツアルコアトルまさかの落下秋彼岸  人工呼吸に続く無呼吸秋彼岸  必殺シリーズ東紀之秋彼岸  秋分の一日遅れ元の値に  秋分や隣はラーメン王の部屋  電気代払えぬ闇や秋彼岸  秋分や賞味期限切れの母  三星堆の縦目仮面秋彼岸  トロッキーの革命とは何か秋彼岸  リフォームの達人私もか秋彼岸  在日のコスモポリタン秋彼岸  パスタ屋のカウンターにひとり秋彼岸  栄太郎飴ぶつ切りに秋彼岸  秋分やジグソーパズルの迷い道  雨に消えた初恋またか秋彼岸(1960年代のヒット曲) バスタブと風呂桶の違い秋彼岸  ユーミンも在日なのか秋彼岸  トースターぽんと飛び出る秋彼岸  大口病院ヨーゼフ・メンゲレ秋彼岸

秋暑が戻る・・じっとガマンの週/新俳句日記2016

2016-09-27 02:05:36 | 日記
秋暑し亡母は天才演歌歌手(宇多田ひかる活動再開) まほろば
蒸し暑い週明けだった。日曜から3日連続で30度の日が続く。しかし晴れ間はほとんど期待出来ないようだ。火曜まで句作に力を入れている。月末締切の応募が迫っており、とにかく質より量である。つくずく自分の実力の無さにアキレルばかりである。来月で俳句再入門3年になる。目標の結社同人は新人賞のオマケ付きで果たせたが、まとまった句数の応募となると立ち往生するしかない。句会に出なくなってもう2年が過ぎた。特選はおろか並選でさえ得られないのが現実だが、特定のプロの選者の支持があるのが救いである。言い訳になるが、もともと即興句が自分の特徴なので、たまにマグレ当たりがある。現状ではそれで十分である。・・・《続く》

エウロパ/新雑句雑感(126)~プロローグ5の終わり

2016-09-26 00:28:38 | 新雑句雑感
秋分の自業自得の蒼さかな  秋分やホロコーストのリハーサル(NHK・ETV特集) カバ俳句なかったことに彼岸入り(船団退会)  失なふものまだあまたあり秋彼岸  無敵デンジャラス秋分の日を黒く塗れ(アニメ鼓動アンビシャス)  秋彼岸スカイツリーのもっと上  秋分や賞味期限は何時までか  エウロパは水の惑星秋彼岸(NASAが発表) スタンガンつらぬく響き秋彼岸  秋分や往復ビンタのモアイ像  秋分や主宰と会はぬまま幾年  秋分の日の全没何とかならないか  秋分のお萩私も食べてみる  焼芋カーまだ早過ぎる秋彼岸  秋分の日の沢庵の甘きこと