まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

真っ赤な嘘/新雑句雑感(116)~プロローグ5の終わり

2016-08-31 02:51:55 | 新雑句雑感
自由への長い道のり八月尽(岡林信康1)  死ぬるとは不可知の極み八月尽  猫なにも答えず八月尽きにけり  もうどうにでもなれと八月尽  俳人とは真っ赤な嘘八月尽きにけり  突然の別れの言葉八月尽  猫ほどの強さ儚さ八月尽  八月尽人工の滝遠く見て  もっともっと生きたし八月尽きにけり  アドネナリンの仕業か八月尽きにけり  東北に地湧の菩薩八月尽  サウンドオブサイレンスまだ鳴ってゐる八月尽  アダルトチルドレンもう過去のこと八月尽  スタートラインまた引き直す八月尽  俳句とは滅びの美学八月尽  いつの間にか仏のわたし八月尽  ふたたびの東京五輪音頭八月尽  神のように死んで八月尽きにけり  ニュートラル(忘我)とは何か答えよ八月尽  北海道産じゃがいもの味八月尽  梅干にハチミツ垂らし八月尽  八月尽それで自由になったのかい(岡林信康2)

台風一過!明日八月尽・・結社主宰に送るメッセージ/新俳句日記2016

2016-08-30 19:36:57 | 日記
光源へ一歩近づく八月尽  まほろば
今日、台風10号は関東をかすめて、東北地方に上陸した。岩手県大船渡付近の見込みで、現在も仮設住宅にいる数十万人の震災被災者の方々が心配である。とりあえずと言えば不遜だが、ここ東京23区は日中雲が多かったものの、今夜は雨が止んでいる。明日からはまた30度超の変わらぬ真夏日の陽射しの中で【八月尽】の一日を迎える。これから、いつも通り駅前のスーパーまで夜食の買出しを兼ねて、深夜の公園巡りを行う。帰ったら、所属結社に新人賞の御礼の手紙を書かなければならない。まだ主宰には一度も会っていない。俳壇全体の地盤沈下を救うために私のような出戻りでも少しは役に立つかもしれない。・・・《続く》

台風は北へそれる・・句作レベルを上げたい!/新俳句日記2016

2016-08-29 16:35:15 | 日記
幸福を呼ぶ絵の青さ八月尽  まほろば
東京は29日(月曜)の午後、やや雲が多いがまずまずの晴れである。午前中まで、昨日の雨が残っていたが、どうやら台風は関東からそれたようだ。これからアレコレと雑事を片付けながら、25日締切分を投函しなければならない。月末分も待っている。この3年間続けている総合誌雑詠への投稿成績が今ひとつ伸びない。結社では新人賞と同人昇格が相次いで実現し、良い指導者にも恵まれている。その恩に報いるためにも、結社外での一大飛躍を図りたい。最初に入門した37年前の頃の仲間は、アチコチで見かけ、選者や主宰にまで登り詰めている者もいる。何とか一歩でも追い付きたいのだが、当面は少しでも句作のレベルを上げることしかない。・・・《続く》  

連日の真夏日・・俳句ファッショはもう御免/新俳句日記2016

2016-08-26 19:13:17 | 日記
大厄日十五、十六、十七と   まほろば
今日は久々に雲ひとつないカンカン照りの一日であった。その割には汗もあまりかかず、どこか爽やかなところもあり、もう秋はすぐそこである。8月7日が旧暦の【立秋】であったが、あくまでも暦の上でのことで、実生活の中のリアルではない。それを勘違いして本当に秋であると吹聴してはばからない輩も少なからずいる。言うところの【俳句ボケ】というやつで、何か鬼の首でも取ったかのように鼻高々の者もいる。元々俳句の世界にはIQのかなり低い者も出入りしている。ただ575の《17音》に小器用に日常語を当て嵌めるだけで、一応俳句らしきものに化けてしまうからだ。そんなものは俳句でも文芸でもない。それを説明するために、俳句のイロハに戻ることはここでは避けたい。別項であらためて【俳句定型論】のノートを書き始めるので、そちらで言いたい放題実行するつもりである。文学とも言語表現とも全く無縁な曖昧模糊とした《暗黙知》のようなものに振り回されずに、21世紀のリアルに真に立脚した俳句を目指したいものだ。・・・《続く》