しかばねは佳き香りなり三島の忌(11月25日) 金魚の死隠しおほせて憂国忌 いつどこだれ記さず三島の忌を修す 日米のしがらみつづく憂国忌 開国祭転じて憂国祭の虚空 三島忌の革命の二字燻れり 三島忌や九十歳の革命論 貴乃花の鬼の形相三島の忌 ハチ公いまも擂鉢の底三島の忌 退位後の陛下の白さ憂国忌(平成31年5月1日決定へ) 耐震相談6番あたり憂国忌 人間五十年届かず蒼し三島の忌 鳴かず飛ばずの人生あまた憂国忌 戦後七十二年白紙に戻す憂国忌 対極にある兜太の饒舌憂国忌 必勝と書きまさかつと読む憂国忌 十七音の穢れの深さ憂国忌 通販の念珠ブレスレット三島の忌 ブレスレットの飛び散る迅さ三島の忌 三島忌の帽子の汗の無臭なり(本歌取) 三島忌の素戔鳴またも滂沱せり
いま歌が熱い!カラオケバトルでは次々に10代の天才が生まれているし、プロでもオリジナルに恵まれなかったり、一般からは隔絶したクラシックや宝塚などから【カラオケ】を通じて甦っている。また、全国のCDショップでは【昭和歌謡】の大ブームだという。数年前から、音楽業界では【歌謡バラード】という新ジャンルの復活に向けた戦略が語られて来た。そこでは何が生まれ、何が再生しているのだろうか。それはおそらく人間の心性の根の部分にある何かである。かつては当たり前のこととしてあった安らぎとか癒しといった、人間としての現在を生きる活力となるものが沸々と生まれて来るのを感じる。・・・《続く》
城南海 『I BELIEVE』 100点でカラオケバトル10冠!