
そして、
家に帰ると次女のコリがうどんをうっていた。
今日の夕飯はうどんらしい。六歳末っ子も玉ねぎの炒めものを作ってくれた。
素晴らしいパーティーだ。
八時をすぎて高二の息子が帰ってきた。
手には薔薇を一輪。

子供たちが拍手でおめでとう!おめでとう!と口々に言ってくれた。
実は今回の誕生日で39になるにあたり、全く心の準備ができていず、意気消沈もいいところだった。
しかし、こうやって、みんながお祝いしてくれると、誕生日はやっぱりいいものだなと思う。
次女のコリがプレゼントしてくれたフェルト小物のサルの間抜け面を見てふと思った。

今までの誕生日って新たな一年にばかり意識が行っていたけど、
今まで奮闘してきた39年間に感謝と拍手を!
そんな完結式みたいな気分の誕生日となった。