今日は疲れた。
現場でトレンチ
という穴を掘った。
1.2メートル×0.7メートルくらいのサイズ。
目指すは縄文時代の土。
ガシガシ、ワシワシ掘り下げて、1メートルくらいの深さになった。
10時くらいから、掘って、お昼にも終わらなくて、結局、3時まで掘った。
もう一つ、あちらで、二十歳の男の子も、同じようにトレンチを掘っていた。
初めての発掘現場みたいで、体格は大きいけれど、色白で、スコップなんて持った事なさそうな男の子。
彼、大丈夫かなあ。
なんて、思っていたけど、結局彼はキレイに掘り上げた。
わたしは、3時から違う仕事があって、わたしの続きも彼にお願いする事になった。
途中なんだけど、続きをお願い!
と、言いながら、
その時、いきなり、気づいた。
わたしは、彼の倍以上生きている!
もう、わたしの人生は、終わりの方なのかもしれない!
無理しないで、彼みたいな若い力のある方々に、お任せしよう。
大丈夫かなあ。
なんて、思った彼は、結局、わたしの穴もキレイに掘り上げてくれた。
力強くって、頼もしいぢゃん。
わたしの半分も生きていない子!!
と、いつまでも若い子たちと、同じ気持ちのわたしが、
初めてそんな風に思った今日かもしれない。