クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

同志Mのコト(多分完結編)

2012年06月25日 | 日記

(今回も続きから見てね。)

第二ラウンドのゴングが鳴る!

出だしからMの右フックが連続でヒット!この試合最大の見せ場をつくる!これで決まるかと思いきや相手のタフネスも驚異的!長身を生かしてMに覆いかぶさるようにクリンチしてこのピンチを脱出!この試合にかける意気込みを感じさせる!

中盤はもみ合いが多くなるものの前に出てきた相手に要所要所で有効打を決めるM!

ところがこのもみ合いが予想外にスタミナ自慢のMを消耗させた!

ラウンド終盤、相手の右ストレートが立て続けにMの顔面を捉える!

ラウンドを通じての有効打はMが上回ったもののラウンド終盤の印象の悪さが気になるところ・・・そして衝撃(今、見ると笑撃?)のシーンが!

コーナーに戻ったM!完全にスタミナを失い、呼吸以外の行為が出来なくなったかの如し!大丈夫なのかぁ~、M!!

 

その様子を察知されてか第3ラウンドのゴングと同時に相手が猛然とラッシュを仕掛けてくる!

何とかしのぐM!柴田トレーナーと日頃鍛えた”さばき”で何とかしのぐと、中盤左ストレートを決める!

もはやそこには、かつてのピンチになると”両目ウインク”をしていたMの姿はなかった!
刃折れ矢尽きても断固として敗北を拒絶し、前進する”漢”の意地を見せつける!

終盤お互いに自分の身体を支えているのがやっとの状態でも前に出続け、手をだそうとする!!

おやじファイト的に非常に素晴らしい試合!技術、パワーはプロと比べられるものではなくとも、その精神の気高さは何ら遜色がなく輝いていた!!

そして終了のゴング!健闘をたたえ合う二人に会場からは割れんばかりの大歓声と拍手がそそがれる!!!

 

採点の結果は・・・1-0のマジョリティードロー・・・1人はMを支持したものの残る2人がドローとの結果!

ひいき目なしに見ても小差ながらMかとは思いましたが・・・

でも相手の気迫、タフネスも驚異的でしたしホントにいい試合を見せて頂きました!

 

試合後、まず観客席に戻ってきた相手は、応援に来ていた視力の不自由な方達に駆け寄る・・・それを見て、彼があれ程頑張れていた理由がわかったような気がしました・・・自分の為だけに戦っていたのではなかったのですね。応援していた彼らにも目には見えてはいなくとも、きっと彼の想いは伝わって勇気をもらったはず!

 

その後、しばらくしてその日だけはヒーローとなったMが我々のもと・・・その表情は一仕事終えた充実感に満ち溢れていて、ちょっとカッコ良かったです!

これで湘南神奈川のメンバーがおやじファイトに出場する事、2年目、5人目にして初の引き分け!(個人的には”勝ち点=1”を計上)

 

そんなMが最近、冗談交じりに話していた事・・・”俺、来年あたり(出場制限が緩い)タイに行って、プロの試合に出てみよっかなぁ~!?” Mなら本当にやりかねない~!

以上、同志M・・・湘南マニーの誕生秘話(?)でやんした!チャンチャン!!

 

 

 


ドネアとの心の旅路(前編)

2012年06月25日 | 日記

ドネアに初めて会ってからもうかれこれ7年になるかなあ。

結構長い間付き合ってもらっているなあ。

7年間ほぼ毎週土日の2回はジムで一緒に練習しているので、年間104回(祝日を含めるともっと回数は増えますね)、7年ということは軽く700回以上は一緒に練習しているわけですなあ。

まあ、私マニーは休日にうだうだと家にいても疎まれるだけすからジムにいくとして、ドネアは長身痩躯の独身貴族にもかかわらず、毎週土日にジムに来ている場合じゃないと思うんだけどなあ。いやホント・・

そういえば、ドネアは最初の頃の私をあまり覚えていないと日記に書いていたけれど、私は初めてドネアにあった日を鮮明に覚えています。

まず第一印象は「あ、鬼塚勝也みたいなヤツ!あ、いやいや竹原慎二に似てるかなやっぱり!」と両世界チャンピオンに似ているなあと思いました。

(下写真:鬼塚勝也)

 (上写真:竹原慎二)

ドネアはイケメンに加え、おそらく身長185センチくらい、体重は80キロ前後の非常に恵まれた体格の持ち主。当時太っちょのオッサンが見学に来ているのも意に介さずに、天井ごと剥がれ落ちそうな強さでひたすら右ストレートをサンドバッグに打ち込んでいたのを覚えています。いやはやあんなのに殴られたら死ぬなこりゃ・・・とふと思ったりしましたよ。

そして、さらに続いてはジムが地響きを立てるくらいの倍の強さでサンドバッグを打ち始めたので、こら何事かと思っていたら、エアロビクスが終了したあとの女性一群がサンドバックの横を通り過ぎたので、「いいとこ見せようと調子に乗ってしまった。」ということを当時のトレーナーと話していたところは余り今も全く変わっていないところですな。で、今では私マニーも一緒になって調子に乗ってますが・・・

ドネアは私マニーに技術や戦略などを教えてくれるトレーナーでもあります。

さらに、試合前になると自らスパーリングパートナーを買って出てくれて、身体を張って教えてくれる師匠でもあります。

 

 この年齢になっても、年齢が離れていても趣味や志が一緒なら新しい仲間ってどんどん出来てありがたいなあと、ゴールドジム湘南神奈川クラブボクシングで実感している毎日であります。

やっぱり、楽しいわ。ボクシング!でも、毎週土日ジムに来ている場合じゃないと思うんだけどなあ。