アポイ岳(標高810m)は言わずと知れた花の名山である。田中澄江氏も「花の百名山」と「新・花の百名山」の両方に選んでいるが、それ以前からこの山は固有植物が多いことで有名だった。
もう一つアポイ岳を有名にしているのが、世界でも珍しい橄欖岩(かんらんがん)地質である。ご存じの方も多いと思うが、両者は大いに関係している。
日高山脈は約1,300万年前に、2つの大陸プレートが衝突して生じた。アポイ岳はその南端に位置している。大陸衝突の際、地殻の下にあるマントルの一部が突き上げられ現れたのがアポイ岳である(火山以外のたいていの山は地殻の隆起によって生じている)。そのためこの山は橄欖岩(かんらんがん)という、極めて珍しい地質でできている。
橄欖岩には一部の植物の生育を阻害する成分が含まれており、そのためアポイ岳の植生は極めてユニークになっているのである。
さて、トムラウシ山から下山して、次に向かったのがアポイ岳である。夕刻に登山口近くのキャンプ地に着いて、テントを張った。
ハイキングの様子をご覧いただく前に、田中澄江氏の「花の百名山」の一節をご覧いただきたい。
『南にのびた日高山脈が、襟裳岬で太平洋に沈み込もうとする直前に、辛うじて一息入れてふみとどまった形で、東にも西にも海をしたがえてそびえたったのがアポイ岳である』
アポイ岳の地理的条件を説明するのに、これほど分かりやすい文章を他に知らない。併せて地図をご覧になるとその地理がよくお分かりになると思う。
■ 小さな縮尺の地図(地図をクリックすると大きくなります。)
■ 軌跡を記した地図(地図をクリックすると大きくなります。)
それでは出発しよう。
翌朝、5時55分にキャンプ場を出発した。アポイ岳ジオパークビジターセンターの脇が登山口となっている。キャンプ場の受付もビジターセンターだった。
登山道には一合目から九合目まで標柱が立っており、五合目までは遊歩道のように整備された道が続いていた。
また、ヒグマが出没するため、クマ除けの大きな鐘も複数設けられていた。
最初に観た花はきれいなハクサンシャクナゲだった。まだ標高が100m程度しかない所にハクサンシャクナゲが咲いているのに驚いた。ハクサンシャクナゲは、標高が380m付近にある避難小屋付近まで、たくさん観られた。
・ハクサンシャクナゲ(白山石楠花、Rhododendron brachycarpum、ツツジ科ツツジ属シャクナゲ亜属の常緑低木)
写真のようにベンチがある休憩所が五合目までに5ヶ所あった。親切この上ない。
大きな看板に書いてある説明もありがたいが、小学生が作った標語が身に刺さるのではないだろうか。
また登山道脇の樹木に樹名板が取り付けられていて、これも親切なことで嬉しかった。
樹名板が取り付けられていた樹木は、この他にミヤマハンノキ、トドマツ、ミズナラ、キタコブシ等があった。
五合目近くで観たハクサンシャクナゲ。
7時15分に五合目にある避難小屋に到着した。
五合目か先は背の高い樹木がなくなり、亜高山帯から高山帯の趣となった。標高が810mしかない山でこれだけ亜高山帯から高山帯の趣があるのは、高緯度であることに加え、過酷な気象条件が関与しているのだろう。
登山道には岩が露出していて、その隙間や草地にイブキジャコウソウが咲いていた。
これまでこの花を見た山は、谷川岳や尾瀬の笠ヶ岳といった主に蛇紋岩質の山だった。橄欖岩や蛇紋岩はマグネシウムを多く含んでいるが、イブキジャコウソウはそういった地質を好むようだ。
・イブキジャコウソウ(伊吹麝香草、Thymus quinquecostatus 、シソ科イブキジャコウソウ属の小低木)
日本では、北海道、本州、九州の、温帯から寒帯の石灰岩、蛇紋岩、安山岩地帯に広く分布する。
続いて観たのは黄色い花だった。葉を観るとキンロバイのように思えた。この植物も蛇紋岩質や石灰岩質の山に生育するようだ。
・キンロバイ(金露梅、Dasiphora fruticosa、バラ科キンロバイ属の落葉小低木)
日本では、北海道(夕張山地の崕山(きりぎしやま)・芦別岳・アポイ岳)、本州(早池峰山・焼石岳・船形山・谷川山系・至仏山・八ヶ岳・南アルプス)、四国に分布し、亜高山帯から高山帯の蛇紋岩地や石灰岩地の岩礫地に生育する。
七合目付近で観たのは、オトギリソウの仲間のようだった。図鑑で調べるとこの山の固有種の一つであるサマニオトギリと分かった。「サマニ」はこの山がある様似町のことだが、名前の由来はアイヌ語の「サンマウニ」(朽ち木のある所の意)とのことだ。
順序が逆になったが、「アポイ」はアイヌ語の「アペ(火)・オイ(多い所)・ヌプリ(山)」が略されたもので、「大火を焚いた山」という意味とのことである。 昔、アイヌの人々がこの山で火を焚き、鹿の豊猟をカムイ(神)に祈ったという伝説に由来している。
・サマニオトギリ(様似弟切、Hyericum samaniense、オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草)
続いて白い花を観たが名前が分からなかった。やはり図鑑で調べたら、この山の固有品種の一つであるアポイハハコの蕾のようだった。
・アポイハハコ(別名タカネヤハズハハコ;あぽい母子、Anaphalis alpicola f. robusta、キク科ヤマハハコ属の多年草)
登山道には岩場も多く、雨の日は滑りそうに思えた。
北側に日高山脈の山々が連なるのが見えた。標高は高くないものの、険しそうな稜線が続いて見えた。
九合目まで来ると頂上はもうすぐだ。不思議なことに山頂には樹木が林立して見えた。
九合目の先で観たのがこの花だ。田中澄江氏がこの山を代表する花として挙げたアポイマンテマだ。この山の固有変種である。実物を観るのはもちろん初めてだった。
・アポイマンテマ(あぽいまんてま、Silene repens var. apoiensis、ナデシコ科マンテマ属の多年草)
8時45分に山頂に到着した。
山頂は樹木に被われていて展望は利かなかった。
山頂に祀られていた祠に手を合わせ、10分ほど休憩して山を下りた。
帰り道で少し離れたハイマツの中にセリ科らしい花を観たが、名前は分からなかった。
三合目辺りまで下った所でエゾシカに遭った。珍しいことではないようだ。
11時13分にテントへ戻った。
アポイ岳 (完)
もう一つアポイ岳を有名にしているのが、世界でも珍しい橄欖岩(かんらんがん)地質である。ご存じの方も多いと思うが、両者は大いに関係している。
日高山脈は約1,300万年前に、2つの大陸プレートが衝突して生じた。アポイ岳はその南端に位置している。大陸衝突の際、地殻の下にあるマントルの一部が突き上げられ現れたのがアポイ岳である(火山以外のたいていの山は地殻の隆起によって生じている)。そのためこの山は橄欖岩(かんらんがん)という、極めて珍しい地質でできている。
橄欖岩には一部の植物の生育を阻害する成分が含まれており、そのためアポイ岳の植生は極めてユニークになっているのである。
さて、トムラウシ山から下山して、次に向かったのがアポイ岳である。夕刻に登山口近くのキャンプ地に着いて、テントを張った。
ハイキングの様子をご覧いただく前に、田中澄江氏の「花の百名山」の一節をご覧いただきたい。
『南にのびた日高山脈が、襟裳岬で太平洋に沈み込もうとする直前に、辛うじて一息入れてふみとどまった形で、東にも西にも海をしたがえてそびえたったのがアポイ岳である』
アポイ岳の地理的条件を説明するのに、これほど分かりやすい文章を他に知らない。併せて地図をご覧になるとその地理がよくお分かりになると思う。
■ 小さな縮尺の地図(地図をクリックすると大きくなります。)
■ 軌跡を記した地図(地図をクリックすると大きくなります。)
それでは出発しよう。
翌朝、5時55分にキャンプ場を出発した。アポイ岳ジオパークビジターセンターの脇が登山口となっている。キャンプ場の受付もビジターセンターだった。
登山道には一合目から九合目まで標柱が立っており、五合目までは遊歩道のように整備された道が続いていた。
また、ヒグマが出没するため、クマ除けの大きな鐘も複数設けられていた。
最初に観た花はきれいなハクサンシャクナゲだった。まだ標高が100m程度しかない所にハクサンシャクナゲが咲いているのに驚いた。ハクサンシャクナゲは、標高が380m付近にある避難小屋付近まで、たくさん観られた。
・ハクサンシャクナゲ(白山石楠花、Rhododendron brachycarpum、ツツジ科ツツジ属シャクナゲ亜属の常緑低木)
写真のようにベンチがある休憩所が五合目までに5ヶ所あった。親切この上ない。
大きな看板に書いてある説明もありがたいが、小学生が作った標語が身に刺さるのではないだろうか。
また登山道脇の樹木に樹名板が取り付けられていて、これも親切なことで嬉しかった。
樹名板が取り付けられていた樹木は、この他にミヤマハンノキ、トドマツ、ミズナラ、キタコブシ等があった。
五合目近くで観たハクサンシャクナゲ。
7時15分に五合目にある避難小屋に到着した。
五合目か先は背の高い樹木がなくなり、亜高山帯から高山帯の趣となった。標高が810mしかない山でこれだけ亜高山帯から高山帯の趣があるのは、高緯度であることに加え、過酷な気象条件が関与しているのだろう。
登山道には岩が露出していて、その隙間や草地にイブキジャコウソウが咲いていた。
これまでこの花を見た山は、谷川岳や尾瀬の笠ヶ岳といった主に蛇紋岩質の山だった。橄欖岩や蛇紋岩はマグネシウムを多く含んでいるが、イブキジャコウソウはそういった地質を好むようだ。
・イブキジャコウソウ(伊吹麝香草、Thymus quinquecostatus 、シソ科イブキジャコウソウ属の小低木)
日本では、北海道、本州、九州の、温帯から寒帯の石灰岩、蛇紋岩、安山岩地帯に広く分布する。
続いて観たのは黄色い花だった。葉を観るとキンロバイのように思えた。この植物も蛇紋岩質や石灰岩質の山に生育するようだ。
・キンロバイ(金露梅、Dasiphora fruticosa、バラ科キンロバイ属の落葉小低木)
日本では、北海道(夕張山地の崕山(きりぎしやま)・芦別岳・アポイ岳)、本州(早池峰山・焼石岳・船形山・谷川山系・至仏山・八ヶ岳・南アルプス)、四国に分布し、亜高山帯から高山帯の蛇紋岩地や石灰岩地の岩礫地に生育する。
七合目付近で観たのは、オトギリソウの仲間のようだった。図鑑で調べるとこの山の固有種の一つであるサマニオトギリと分かった。「サマニ」はこの山がある様似町のことだが、名前の由来はアイヌ語の「サンマウニ」(朽ち木のある所の意)とのことだ。
順序が逆になったが、「アポイ」はアイヌ語の「アペ(火)・オイ(多い所)・ヌプリ(山)」が略されたもので、「大火を焚いた山」という意味とのことである。 昔、アイヌの人々がこの山で火を焚き、鹿の豊猟をカムイ(神)に祈ったという伝説に由来している。
・サマニオトギリ(様似弟切、Hyericum samaniense、オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草)
続いて白い花を観たが名前が分からなかった。やはり図鑑で調べたら、この山の固有品種の一つであるアポイハハコの蕾のようだった。
・アポイハハコ(別名タカネヤハズハハコ;あぽい母子、Anaphalis alpicola f. robusta、キク科ヤマハハコ属の多年草)
登山道には岩場も多く、雨の日は滑りそうに思えた。
北側に日高山脈の山々が連なるのが見えた。標高は高くないものの、険しそうな稜線が続いて見えた。
九合目まで来ると頂上はもうすぐだ。不思議なことに山頂には樹木が林立して見えた。
九合目の先で観たのがこの花だ。田中澄江氏がこの山を代表する花として挙げたアポイマンテマだ。この山の固有変種である。実物を観るのはもちろん初めてだった。
・アポイマンテマ(あぽいまんてま、Silene repens var. apoiensis、ナデシコ科マンテマ属の多年草)
8時45分に山頂に到着した。
山頂は樹木に被われていて展望は利かなかった。
山頂に祀られていた祠に手を合わせ、10分ほど休憩して山を下りた。
帰り道で少し離れたハイマツの中にセリ科らしい花を観たが、名前は分からなかった。
三合目辺りまで下った所でエゾシカに遭った。珍しいことではないようだ。
11時13分にテントへ戻った。
アポイ岳 (完)
近いのかと思いきや、かなり遠いんですね(@_@)
日高山脈が長いのを感じました。
そして橄欖岩(かんらんがん)地質、
これは読めない。
検索するとなるほどの貴重な地質、大昔のプレート衝突、自然の不思議さを感じます。
と言っても、1300万年前、長い時間を使って今の姿になったんでしょうね
樹木に樹名板
木にうとい私、散策路で、こうして樹名板がついていると、
ありがたみを感じます。
今回も北海道の雄大さを感じさせていただきました。
ありがとうございます^^
>おはようございます^^... への返信
コメントありがとうございます。
トムラウシ山から次に雌阿寒岳・雄阿寒岳に行くつもりでしたが、アポイ岳に変更しました。
いずれまた北海道に来るつもりですので、またの機会があると思います。
日高山脈は険しい山が多く、アプローチも長いので、なかなか登れそうにありません。
主峰の幌尻岳は日本百名山に選ばれています。生涯登れずに終わりそうです。
アポイ岳が一番お花で賑わうのは6月のようです。今回はそれより1ヶ月遅れました。
それでも固有種をいくつか観られましたので、満足しています。
お花も素晴しいですが、単にハイキングの対象としても面白い山だと思いました。
私は2016年5月18日に全く同じコースを歩きましたので、懐かしく拝見しました。当たり前のことですが、咲いているお花は全く違い別の山かと思うほどです。
「山渓ハンデイ図鑑高山に咲く花」にアポイを冠する花は15種掲載されていますが、そのうちのアポイマンテマを観ることが出来て何よりでした。
他にはサマニオトギリなど、サマニ、ヒダカを冠する花も多くて同定しやすいと思っていました。
最近早池峰山でイブキジャコウソウとキンロバイを観ましたが、生育地が限られているのですね。
かんらん岩について詳しく教えて頂きました。蛇紋岩も影響が強いと思っていましたが、石灰岩もそうなのですね。
横道にそれますが、当地紫波町はリンゴやブドウの産地として知られている、かどうかですが、「フルーツの里」を合言葉に売り出しています。石灰岩質の土壌と寒暖の差が大きいことで、甘味が強い美味しい果実が育つと聞いています。
登山中の横道は遭難につながりますが、ここも元に戻します。
私が登った時、地元の小学4年生の一団が先生の引率で登ってきたので、あまり広くない山頂から撤退したことを思い出しました。
地元の山の貴重なお花を守りたいという願いが良く分かりました。私はほぼ固有種と言えるヒダカソウを観たいと思って訪れましたが、盗掘を防ぐために生育地は立ち入り禁止となっておりました。小学生の句はそのことを詠んだと思われます。ほかの種でも同様であれば悲しいことです。
森林限界が逆立ちしている不思議なこの山に、また登ってみたいです。
私は、きょう、お手軽に六甲高山植物園に行ってきました。午後2時で26度くらいでした。
北海道東部で見られるチシマフウロが咲いていました。(^^)
なんと、あの大雪山の縦走に続いて、今度は日高のアポイ岳に登られたのですね!
びっくりです。
810mは確かに普段行かれる山に比べると低めですが、そこは北海道の花の百名山。
色々な花が見られてよかったですね!
ハクサンシャクナゲがまだこんなに綺麗に咲いているなんて、季節が遡ったようです。
アポイの名前が付く植物といえば、京都府立植物園にあるアポイギキョウしか知りませんが、アポイマンテマというのもあるのですね。
よく行かれる高山と違い、ちょっと伊吹山に似たような感じに見えてしまいました。
もちろん険しさは段違いだと思いますが・・・
>アポイ岳... への返信
コメントありがとうございます。
アポイ岳は標高が低いので、花の盛期は大雪山よりも1~2ヶ月早いようです。
山歩きさんが登られたのが5月中旬ですから、私が登った時期より2ヶ月早いですね。
雪解け直後で雪田植物を初めとして、高山植物が多く観られたのではないかと思います。
早池峰山は蛇紋岩質なので、マグネシウムが多く含まれる点では橄欖岩質のアポイ岳と共通します。
イブキジャコウソウ、キンロバイはそういう地質を好むようです。
伊吹山は石灰岩質で、アルカリ度が高いという点では共通するのではないでしょうか。
森林限界が逆立ちしていると言う表現、とても面白いです。
馬の背辺りは風が強そうなので、高い樹木は生えないのでしょうね。
山頂に樹木があって驚きました。
>アポイ岳... への返信
コメントありがとうございます。
六甲高山植物園に行かれたのですね。先ほどブログを拝見しました。
涼しくて良かったですね。
大雪山はチシマフウロに近くて花色が白っぽい、トカチフウロを数多く見ました。
六甲高山植物園にはサマニ(アポイ)の植物はないのですか。
きっと特殊な地質でしか育たないのでしょうね。
>キキョウでお馴染み... への返信
コメントありがとうございます。
この時期、アポイ岳で観られる花は限られていました。
それでもアポイマンテマを含めて、複数の固有種が観られて大満足でした。
本当はもっとたくさんの種類が咲いていたのでしょうが、歩けるのは登山道だけですから、仕方ありません。
花数は少なくても、気持ちのよい山でした。
キキョウは園芸店では、アポイギキョウとして売られているそうです。
盗掘したものから増やしたのでしょうね。
ハクサンシャクナゲがこんな標高で咲いているなんて、本当にビックリでした。
トムラウシ山と比べても、ずいぶん低いところでした。
立山から帰ってきて、すぐに我が家の仏事があって、本日からようやくのんびりできます。
下界は毎日、暑くて大変です。
アポイ岳は花の名山として話には聞いてましたが、山の位置や実際に咲く花のことがおかげさまでよくわかりました。
橄欖岩の山・・・・実は私がよく行く、愛媛の東赤石山も橄欖岩の山で植生が特殊です。最近はシカのせいで花が少なくなっていますが、10年以上前はタカネバラをはじめとしてシコクギボウシやオトメシャジンなどの珍しい花がいっぱいでした。
アポイ岳ではハクサンシャクナゲが標高100m出咲くんですか、びっくり。私、室堂の標高2500mで咲いているのを見てきたばかりですよ。
アポイマンテマも咲いていて良かったですね。
アポイギキョウというのは知りませんでした。
>アポイ岳の花... への返信
コメントありがとうございます。ご返事が遅くなりました。ごめんなさい。
立山からお帰りになったのですね。ブログのその3まで拝見しました。
お天気が良くてよかったですね。
さて、アポイ岳のことです。
トムラウシ山から下りて、次は阿寒方面へ行こうと思っていたのですが、たまたまアポイ岳へ向かう方と一緒になり、同行させていただきました。
ということで、事前の知識がほとんどない状態でアポイ岳へ向かったのです。
橄欖岩の山は世界的に珍しいと聞いたのですが、四国にもあるのですね。東赤石山を覚えておこうと思います。
いずれ四国の山に行く際は、必ず出かけたいと思います。
アポイギキョウというのは、種としてはキキョウと同じみたいです。
ビジターセンターで購った『アポイ岳の高山植物と山草』と言う本には、キキョウとしか書いてありませんでした。
アポイ岳で盗掘されたキキョウが、市中でアポイギキョウとして売られていると聞いています。
立山ではチングルマの大群落が観られたと思います。今後の記事を楽しみです。
記事の中に「ハナウドかなぁ?」と書かれたものは、高さが50cm以下ならミヤマトウキのように思います。
セリ科の植物は難しいですね。