七次川調整池で今冬(2018-19年シーズン)に見かけた水鳥についてまとめてみました。
※写真は今冬に七次川調整池で撮ったものを主に使いましたが、一部は過去のものもあります(撮影年月日を記載しています)。
また、オオハクチョウの飛翔の写真は千葉県印西市で撮影しました。
※鳥の特徴については、野外ハンドブック・4野鳥(山と渓谷社、昭和53年5月20日発行)を参照しました。
ただし、オオバンについてはフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を参照しました。
■オオハクチョウ(ガンカモ科)
【見分け】くちばしの黄色の範囲が広い。(コハクチョウは少し小さくて、くちばしの黄色部は小さい)
【渡り】冬鳥 【分布】北海道~九州 【全長】約140cm
(2019/01/17 七次川調整池)
(2018/11/08 七次川調整池)
(2019/01/17 印西市)
■オナガガモ(ガンカモ科)
【見分け】こげ茶色の頭に食い込んだ白い線。とがった尾。
【渡り】冬鳥 【分布】ほぼ全国的 【全長】オス約73cm、メス約53cm
(2019/01/06 七次川調整池)
(2019/01/16 七次川調整池)
■ホシハジロ(ガンカモ科)
【見分け】赤っぽい頭、黒い胸、灰色の体。メスは顔に独特の模様。(ヒドリガモはひたいが黄色で胸がブドウ色。雨おおいは白色。珍鳥のアカハシハジロは大きくてくちばしが赤い)
【渡り】冬鳥または漂鳥 【分布】北海道~九州(繁殖は北海道) 【全長】約45cm
(2019/01/16 七次川調整池)
(2019/01/06 七次川調整池)
■カイツブリ(カイツブリ科)
【見分け】尾のないような形、夏羽ではえりの赤色とくちばしの根元の白色。(ハジロカイツブリはくちばしがやや上にそり、目が赤い)
【渡り】留鳥または漂鳥 【分布】全国的(繁殖は九州以北と大東列島) 【全長】約26cm
(2019/01/16 七次川調整池)
■コサギ(サギ科)
【見分け】くちばしは一年中黒く、足ゆびが黄色い。繁殖期には頭部に長い冠羽、背にまきあがった飾り羽が出る。(チュウサギは少し大きく、くちばしは短くて秋、冬は黄色)
【渡り】留鳥 【分布】全国的(繁殖は本州~九州) 【全長】約61cm
(2018/11/20 七次川調整池)
(2019/01/08 七次川調整池)
■アオサギ(サギ科)
【見分け】灰青色の体、黒い冠羽、飛ぶと風切羽が黒く見える。(ムラサキサギは体が紫褐色、くびは細くてより長く足はやや短い)
【渡り】留鳥または漂鳥 【分布】全国的(繁殖は四国以北) 【全長】約93cm
(2019/01/11 七次川調整池)
(2019/01/11 七次川調整池)
■カワウ(ウ科)
【見分け】尾は長めでややとがる。背には褐色味がある。(ウミウは外洋に面した断崖に巣を作り海でえさをとる。背には緑色味がある。)
【渡り】留鳥 【分布】ほぼ全国的(繁殖は本州) 【全長】約81.5cm
(2018/11/20 七次川調整池)
(2019/01/16 七次川調整池)
■オオバン(クイナ科)
【見分け】夏羽は後肢の色彩が黄緑色や緑青色、冬羽は後肢の色彩は灰緑色。くちばしの色彩は黄白色。脚には木の葉形状の水かきがあるため、バンよりも泳ぎは上手い。
【渡り】冬鳥または留鳥 【分布】日本では夏季に北海道(夏鳥)、本州、九州で繁殖し、冬季になると本州以南で越冬 【全長】32-39cm
(2016/11/14 七次川調整池)
■ユリカモメ(カモメ科)
【見分け】つばさの前縁が白い。夏羽では頭がこげ茶色。(ズグロカモメはくちばしが短めで黒く、夏羽の頭は黒い)
【渡り】冬鳥 【分布】ほぼ全国的 【全長】約40cm
(2019/01/14 七次川調整池)
(2019/01/14 七次川調整池)