shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

3月の赤城自然園(群馬県渋川市)

2022-03-31 06:17:23 | みんなの花図鑑
赤城自然園は、これまで春と秋に何度か出かけたことがあります。
たくさんのお花が咲き、特にシャクナゲ、ツツジ、そして山野草は種類も数も豊富です。
観光案内サイト『ググっとぐんま』には「春には12万球以上群生するカタクリや、約1000株ものシラネアオイ、シャクナゲ、ハンカチノキなどが園内を彩り・・」と紹介されています。

山の春としてはまだ早い、3月28日に赤城自然園を訪ねました。前日に近くの嶺公園でミズバショウやカタクリを観ていたので、赤城自然園ではさらに様々な山野草が観られると、期待しての訪問でした。
ところが、残念なことにカタクリはまだ蕾も出ていませんでしたし、スプリングエフェメラルでは、観られたのは葉が生い茂ったフクジュソウくらいでした。
咲いていたのはミズバショウ、セリバオウレン、フクジュソウと、後は園芸種のクリスマスローズなどの花々でした。
よくよく考えれば、標高が600m以上あり、10日ほど前まで雪に覆われていたのですから、仕方がないです。

それでも入園料は1000円です。
入園料を払ったからには、何かないかと地面に目を凝らし、また探鳥もしながら園内をぐるぐる歩きました。

■ミズバショウ(水芭蕉、サトイモ科ミズバショウ属の多年草)
前日訪ねた嶺公園に比べると、数は少ないです。


■セリバオウレン(芹葉黄連、キンポウゲ科オウレン属の多年草)
この時期、赤城自然園の自然生態園で、一番たくさん観られた花です。










■フクジュソウ(福寿草、キンポウゲ科フクジュソウ属の多年草)
遊歩道の脇に移植している作業中でした。




■ヤマシャクヤク(山芍薬、ボタン科ボタン属の多年草)
園内にたくさん観られました。花の時期にはきれいでしょう。


■マヒワ
Eurasian siskin

スズメ目アトリ科カワラヒワ属
Carduelis spinus
真鶸/L12cm
数十匹が群れていました。赤城自然園は管理地なので、一部を除いて遊歩道を離れて自由に歩くのはルール違反です。
草花は遊歩道近くに移植されているようですが、野鳥はそうはいきません。野鳥に近づくのは困難で、撮影には不向きな場所だと思いました。










■シジュウカラ
Japanese tit

スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
Parus minor
四十雀/L15cm




結局、赤城自然園では大した収穫がなく、2時間ほどで退去しました。そして、翌日に備えて新潟県へ向かいました。
翌日はいよいよ旅のハイライト、角田山お花見ハイキングです。ご期待くださいませ。

この日の朝に撮った、おまけの写真です。

■スズメ
Tree Sparrow

スズメ目スズメ科スズメ属
Passer montanus
雀/L14cm


■榛名連山の山とカラス

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ミズバショウ、リュウキンカと探鳥 - 嶺公園(群馬県前橋市)

2022-03-30 06:20:24 | みんなの花図鑑
3月27日から3泊4日の日程で撮影旅行に出かけました。
最初に向かったのは、群馬県前橋市にある嶺公園です。
嶺公園は赤城山の南麓に位置する墓地公園です。園内には湧き水を利用した「湿生花園」があり、3月中旬~下旬にかけて、約1500株の水芭蕉が楽しめます。また農業用ため池には水鳥が、雑木林にはアカゲラやシジュウカラが生息し、探鳥も楽しめます。

■ミズバショウ(水芭蕉、サトイモ科ミズバショウ属の多年草)


白花のように見えるのが、葉が変形した仏炎苞です。仏炎苞の中央にある円柱状の部分が花序です。


ミズバショウの花序は花軸が多肉化して花が表面に密生しており、肉穂花序と呼ばれます。


下の写真で花数を数えたところ、見える部分でおよそ110個ありました。裏側にも同数があるとすると、花数はおよそ200個といってよいと思います。








■リュウキンカ(立金花、キンポウゲ科リュウキンカ属の多年草)
茎が直立し、黄金色の花をつけることから立金花と呼ばれます。








■カタクリ(片栗、ユリ科カタクリ属の多年草)
カタクリは落葉樹の林の中に、ぽつんぽつんと咲いていました。






ミズバショウとリュウキンカ、そしてカタクリを楽しんだ後、園内を歩きながら探鳥しました。
農業用ため池(大堤沼)には少なくとも3組のマガモと30羽程度のカルガモが居ました。

■マガモ
Mallard

カモ目カモ科マガモ属
Anas platyrhynchos
真鴨/L59cm


■カルガモ
spot-billed duck

カモ目カモ科マガモ属
Anas zonorhyncha
軽鴨/L61cm


■コゲラ
Japanese Pygmy Woodpecker

キツツキ目キツツキ科アカゲラ属
Dendrocopos kizuki
小啄木鳥/L15cm


コゲラは暗い所で撮ったので、鮮明ではありません。
次はもっと分かり難い写真です。藪の中で動くものが居たので連続で8枚撮りました。写真はトリミングしています。
さて、鳥はどこに居るでしょう? 8枚の写真を比べてご覧ください。
















8枚の写真のうち1~7枚に小鳥が写っています。8枚目は居なくなったので、鳥は写っていません。
1~5枚目までは後ろ向きで、6、7枚目は頭が下を向いて尾羽が上を向いています。
1~5枚目で尾羽の向きが微妙にずれています。

7枚目の写真に、解説を加えてみました。


この鳥は何でしょう?
当初ミソサザイだと思いました。ミソサザイは開けた明るい所にはほとんど出てこない鳥です。
しかし、ミソサザイの嘴は黒いので違うようです。さて、この鳥は何かご存知でしたら、是非お教えくださいませ。
それにしても、写真が拙くて恐縮です。

<参考>2022/03/11みかも山公園で撮影したミソサザイ
■ミソサザイ
Eurasian Wren

スズメ目ミソサザイ科
Troglodytes troglodytes
鷦鷯/L11cm


鳥はこれらの他に、ヒヨドリ、シジュウカラ、ハシブトガラスを観ました。また、ウグイスの囀りを何度も聞きました。
この日は前橋市内で泊り、翌朝赤城自然園に出かけました。

2022/03/27
(完)


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再び法目川沿いを散策(千葉県白井市)

2022-03-29 06:19:23 | 
3月23日に法目川沿いの雑木林でモズの番を観た。その後の様子が気になり、3日後に再び訪ねた。
モズを何度も見かけた。ほとんど同じところに居る。地面に下りて餌を採ると、どこかへ飛んでいき、しばらくすると戻ってきていた。
見かけたのは♂だけで、♀の姿はなかった。♀は抱卵に入ったのかもしれないと思った。

モズは♀だけで抱卵する。抱卵期間はおよそ15日間だ。その間♂は餌を巣に運び、♀に給餌する。
♂の働きによって♀は安心して抱卵に専念することができるという訳だ。

どこに巣があるのかは分からない。あえて突き止めようとは思わない。どうか安全に卵が孵り、今度は♂、♀揃ってヒナに餌を運ぶ姿を見たいものだ。

■モズ
Bull-headed shrike

スズメ目モズ科モズ属
Lanius bucephalus
百舌・鵙/L20cm














雑木林の中にウグイスカズラが咲いていた。近くでウグイスが鳴いていて、かなり時間をかけて探したが姿は見えなかった。
■ウグイスカズラ(鶯神楽、別名ウグイスノキ、スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木)
名前の由来は、ウグイスの鳴くころに花が咲き、ウグイスが隠れるから、実を食べるウグイスの様子が神楽を舞うようだからなど、諸説がある。


3日前に♀だけ姿を見たコガモが、♂・♀合わせて4羽居た。
■コガモ
Common Teal

カモ目カモ科マガモ属
Anas crecca
小鴨/L38cm


◇◇ 3月29日は予定通りだと新潟から郡山へ向かっている。 ◇◇

2022/03/26
(完)
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白井市の郊外を散策(千葉県白井市)

2022-03-28 06:19:56 | みんなの花図鑑
私が住んでいる千葉県白井市は、人口6万人余りの千葉ニュータウンの中心都市です。
ニュータウンから少し離れると畑や果樹園が広がり、里山の風情が残っています。
今日はそんなところを90分ほど歩いてきました。

先ずは春の野花からご覧いただきましょう。

■ホトケノザ(シソ科オドリコソウ属の一年草あるいは越年草)


■ナズナ(アブラナ科ナズナ属の越年草)


■ホシノヒトミ(標準和名オオイヌノフグリ、オオバコ科クワガタソウ属の越年草)


どの花もいっぱい咲いています。道ばたにはこんなお花も珍しくありません。

■オオアラセイトウ(別名ムラサキハナナ、アブラナ科オオアラセイトウ属の越年草)


■セイヨウアブラナ(アブラナ科アブラナ属の二年草)


春といえば、こんなお花も。ハルジオンは今年初めて見ました。

■ハルジオン(キク科ムカシヨモギ属の多年草)


ハルジオンとヒメジョオンの違いについては、こちら

■スギナ(シダ植物門トクサ綱トクサ目トクサ科トクサ属)


畑の周りにスイセンも咲いていました。品種名は我が家にもあるチェンジングカラーのようです。
■スイセン(ヒガンバナ科スイセン属の球根植物)


野鳥もたくさん見かけました。ウグイスの声を何度も聞きましたが、姿を見ることはありませんでした。

■シジュウカラ
Japanese tit

スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
Parus minor
四十雀/L15cm
4、5羽ほどが樹の上で遊んでいるようでした。最後は「ヂューヂューヂヂヂ」と鳴いて、一斉に去っていきました。


■ツグミ
Dusky thrush

スズメ目ヒタキ科
Turdus eunomus
鶇/L24cm
まだ残っていました。7、8羽ほどが集まって農地で餌を探していました。


■ダイサギ
Great Egret

ペリカン目サギ科
Andea alba
大鷺/L88~98cm


■アオサギ
Grey heron

ペリカン目サギ科
Ardea cinerea
青鷺/L93cm


◇◇ 今日28日は予定通りなら、shuは群馬県で山野草を観た後、新潟県へ向かっています。 ◇◇

2022/03/26
(完)
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カタクリ(柏市逆井のカタクリ群生地)

2022-03-27 06:25:03 | みんなの花図鑑
3月25日、近くへ行く用事があったので、逆井(さかさい)のカタクリを観てきた。
まだ、咲き出したばかりで雄しべには花粉がたっぷり付いていて、春の陽気のお陰でどの花も花弁がピンとそり返っていた。
見ごろはこれからなので、あわてて出かける必要はないだろう。












 

◇◇ 今日から3泊4日で取材(撮影旅行)に出かけます ◇◇
留守中のブログはすでに仕込んであります。コメントのご返事が遅れることがありますが、ご容赦くださいませ。

2022/03/25
(完)
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カンヒザクラとヒヨドリ(千葉県白井市)

2022-03-26 06:27:17 | 
北総線の西白井駅から北へ伸びる通り沿いに、カンヒザクラが並んでいる。
3月24日の午前中、満開のサクラを眺めに出かけてきた。


1本の樹にヒヨドリが止まっていて、夢中で蜜を吸っていた。
■ヒヨドリ
Brown-eared Bulbul

スズメ目ヒヨドリ科
Hypsipetes amaurotis
鵯/L28cm








ヒヨドリは蜜を吸っているようでもあり、花ごと食べているようでもあった。
花弁がぱらぱらと落ちていたし、ヒヨドリの嘴にもついていた。








白井市でのソメイヨシノの開花は、例年東京より1週間ほど遅く、来週になるだろう。
それまでヒヨドリはカンヒザクラやコブシに止まっているのをよく見かける。コブシも今が見ごろとなっている。


◇◇ 3月25日、庭のヤマボウシの幹にシジュウカラ用の巣箱を取り付けた。 ◇◇


昨年は出来合いのものを使ったが、すぐに壊れ、シジュウカラも営巣しなかった。
今年は天然木を使って手作りした。材料費が高くついたが、長持ちしてくれると嬉しい。何よりもシジュウカラが使ってくれるとよいのだが。


カンヒザクラとヒヨドリ 2022/03/24
シジュウカラの巣箱 2022/03/25
(完)
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モズ

2022-03-25 06:29:27 | 
3月23日は午前中に七次川調整池に出かけ、午後は法目川沿いに歩いた。
法目川にはカルガモ、コガモ(♀)、オオバンが居た。また、川沿いの雑木林ではモズ、シジュウカラ、キジバトを見かけた。
このうち、モズについてご覧いただきたい。

■モズ
Bull-headed shrike

スズメ目モズ科モズ属
Lanius bucephalus
百舌・鵙/L20cm

■番(いずれも左が♀、右が♂)
3月9日に法目川の下流域でモズの番を見た。ここからは数百メートル離れた所だ。
モズの繁殖期は2月から始まるので、すでに繁殖活動に入っていると思われる。


♀は♂に背中を向けて羽を震わせていた。♀が羽を震わせるのは、求愛活動のひとつで、♂に餌を求めているサインのようだ。








■♂






■♀
♀が求愛活動をする際は、口を開けたままのようだ。












この日は♀が羽をぶるぶる震わす動作を何度も見た。かなり積極的な♀のようだった。




<参考(追記)>
モズの求愛活動(求愛行動)について、平塚市博物館のHPの記述を引用する。
『求愛行動の中で、雄が雌に餌を与えることを求愛給餌と呼んでいます。求愛給餌はつがいのきずなを強める役割を持つと同時に、雌に対する栄養補給という実際的な意味も持っています。多くの種では、求愛給餌を受ける雌は翼を下げ細かくふるわせながら口を開け、まるで雛が餌をねだるような姿勢をとります。
求愛給餌が記録されている日本の鳥には、トビ・チョウゲンボウ・アオバズク・コアジサシ・カワセミ・モズ類・カラ類・カワラヒワ・オナガ・カラス類などがあります。この中で、モズやカワセミ、コアジサシの求愛給餌は観察のチャンスが多いものです。これらの鳥では、求愛給餌の後にしばしば交尾が行われます。』
出典:https://hirahaku.jp/hakubutsukan_archive/seibutsu/00000059/94.html


最後はマメザクラとモズのコラボ。


■マメザクラ(豆桜、バラ科サクラ属の落葉低木)
日本の固有種で、日本に自生する10もしくは11種あるサクラ属の基本野生種の一つ。関東・中部・近畿に自生し、特に富士山近辺やその山麓、箱根近辺等に自生していることから、フジザクラやハコネザクラとも言う。マメ(豆)の名が表すように、この種は樹高が大きくならず、花も小さい。サクラの中でも個体ごとに変異が大きく種間雑種しやすく、多くの栽培品種の基になっている。また、この種は山梨県の県の花に指定されている。(Wikipediaによる)


2022/03/23
(完)
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オオハクチョウが渡去 - 七次川調整池 2021-2022冬 定点観察⑫(その後/3月下旬、最終回)

2022-03-24 06:29:10 | 
昨年11月から始めた、七次川調整池での定点観察の、1ヶ月ぶりの報告である。
前報(2月中旬)では餌付けが再開された後、オオハクチョウが定着したことを報告した。
その後、週に1~2回の頻度で池の様子を観に行っていたが、3月17日までは大きな変化はなかった。
3月23日の午前中に見に行ったところ、オオハクチョウは1羽もいなくなっていた。餌やりの道具もきれいに片付けられていて、数日前には渡去したのではないかと思われた。写真を撮りに来られた方にお尋ねしたところ、20日までは居たらしい。
餌やりを止めて渡去したのか、そうでないかは不明だが、いずれにしても渡去したのはよかった思う。

池にはホシハジロが100羽ほど残っていた。キンクロハジロも数羽混じっていた。
最大150羽ほど居たオナガガモは、10羽ほどを残して居なくなっていた。一方この池ではあまり見ないヒドリガモのペアが観られた。
これらのカモももうすぐ居なくなることだろう。
七次川調整池 2021-2022冬 定点観察は、これで完全に終了としたい。

■ホシハジロ
Common pochard

カモ目カモ科
Aythya ferina
星羽白/L45cm
100羽ほどが居た。♂の方が圧倒的に数が多かった。




■キンクロハジロ
Tufted duck

カモ目カモ科
Aythya fuligula
金黒羽白/L40cm
ホシハジロの群れの中に数羽が混じっていた。


■ヒドリガモ
Eurasian Wigeon

カモ目カモ科マガモ属
Anas penelope
緋鳥鴨/L49cm
この池で見かけるのは稀である。♂の羽衣がずいぶん乱れている。




■オナガガモ
Northern Pintail

カモ目カモ科マガモ属
Anas acuta
尾長鴨/L♂75cm、♀53cm
本来夜行性なので、日中寝ているのは自然な姿だと思う。




■コサギ
Little egret

ペリカン目サギ科
Egretta garzetta
小鷺/L61cm
後にいるのはオナガガモの♂1羽と♀2羽。


2022/03/23
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シロハラ、スズメ、ツグミ - 近所の散歩道

2022-03-23 06:29:44 | 
3月21日は三連休の最終日で、まん延防止等重点措置の最終日だった。
行楽地はきっと混雑しているし、山だって混んでいるに決まっている。ここは自宅でゆっくり過ごすに限ると決めた。

休日の住宅街の朝はとても静かだ。散歩するとシロハラに出会った。近所で見かけたのは初めてだった。
■シロハラ
Pale Thrush

スズメ目ヒタキ科
Thrdus pallidus
白腹/L25cm
初めは後ろを向いていたが、こっちに顔を向けてくれた。




でも、気づかれたかな?
すこしずつ離れて行ったが、驚いて逃げる様子ではなかった。
北へ帰る前に、別れを伝えに来てくれたのかな?




次に出会ったのはスズメとツグミだ。並んで餌を探している。
■スズメ
Eurasian Tree Sparrow

スズメ目スズメ科
Passer montanus
雀/L14cm




■ツグミ
Dusky thrush

スズメ目ヒタキ科
Turdus eunomus
鶇/L24cm
ツグミもそろそろ北へ帰る頃だが、まだよく見かける。
♂は♀よりも全体の茶色と黒色が比較的濃く、はっきりしているようだが、個体差が大きいようだ。
  



居なくなると寂しいね。


コブシは7分咲き程度。


ユキヤナギは満開。


家で退屈していたら、午後に孫が遊びに来てくれた。


2022/03/21
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毎年よ彼岸の入りに寒いのは

2022-03-22 11:56:43 | 日記(雑記帳)
正岡子規の句に「毎年よ彼岸の入りに寒いのは」がある。
それを真似したわけではないが「嘘だろう暑さ寒さも彼岸まで」と詠んでみた。俳句ではなく川柳である。
10時半に雨が雪に変わった。
この寒さの中、東京電力の要請に従い暖房を入れずに過ごしている。経産大臣まで出てきて同じことを言っている。
「商品を使わないでとテプコ言い」。
ウクライナでは電気もガスも水道もない生活を強いられている。
私にできることなどほとんどない。ユニセフと国境なき医師団に少額ながら寄付をした。

雨に濡れる庭の花














2022/03/22
(完)
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オオジュリン、カワセミ、コガモ(北千葉導水ビジターセンターの池)

2022-03-22 06:30:12 | 
3月20日、手賀沼湖畔にある柏ふるさと公園に出かけたら、駐車場が満杯で入れなかった。
そこで、すぐ近くの北千葉導水ビジターセンターへ向かったところ、運よく車を停めることができた。

そこの池でカメラを構えて1時間余り待つことにした。前回出かけた際、カワセミが来ていたところだ。
この日、お目当てのカワセミはなかなか来なかった。池にオオバンがいて、それもすぐにいなくなった。
その後は遠くにカイツブリを観る程度で、時間が過ぎて行った。

ヨシ原に時々小さな鳥が見えたが、遠くで撮れなかった。そして待つこと30分余り、やっと撮れたのがオオジュリンだった。
■オオジュリン
Reed bunting

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
Emberiza schoeniclus
大寿林/L16cm

オオジュリンはホオジロの仲間で、夏羽の♂は頭部と喉が黒色で、白色の顎線が目立つ。背・翼の上面は褐色で、黒色の縦斑がある。腹は白色。♀は顔の模様がホオジロメスに似ているが、♂・♀ともに腰は灰色だ(ホオジロは赤褐色)。♂の冬羽は♀に似る。
区分は留鳥(漂鳥)となっている。日本では北海道と本州北部で繁殖し、冬には関東以南の本州、四国、九州などのヨシ原に好んで生息し、越冬する。したがって、関東では冬鳥と考えてよい。




お目当てのカワセミはというと、1時間ほど待ってやって来た。しかし10秒ほどですぐに飛び去ってしまった。
■カワセミ
Common Kingfisher

ブッポウソウ目カワセミ科
Alcedo atthis
翡翠/L17cm


帰りがけに池にコガモのペアが飛来した。
■コガモ
Common Teal

カモ目カモ科マガモ属
Anas crecca
小鴨/L38cm




写真の他に見た鳥は、オオバン、カイツブリ、カワウ、ムクドリ、ヒヨドリ。また上空を複数のカモが飛ぶのを見たが、種は分からなかった。
全体として鳥果は少なかったが、気分転換になり、出かけてよかったと思う。






撮影 2022/03/20
(完)

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キジ

2022-03-21 06:09:01 | 
■キジ
Green Pheasant
キジ目キジ科キジ属
Phasianus versicolor
雉/L ♂81cm、♀58cm

先日ウグイスの初鳴きを聞いたが、ウグイスはまだ観ていない。そこで鳴き声を聞いたところへ出かけてみた。
結果、藪の中で観たのはスズメだけで、失意のまま引き上げた。車に戻る途中、何かの気配を感じて、見つめるとキジがいた。
距離はおよそ10m。熱心に草むらの中で餌を探している。
なお、今日の写真は撮影順に、すべてトリミングなしでご覧いただくことにした。被写体がフレームの中心から外れたものもあるが、ご容赦願いたい。

キジは♂で、繁殖期ではないので顔に赤みはない。また鳴き声も一切上げていなかった。熱心に餌を探していて、時々頭をあげた。








キジが動き出したので、ズームをワイドにして動きを追った。写真は頭をあげた時に撮ったが、実際はうつむいて餌を探している方が多かった。






キジは徐々に私の方に近づいてくる。距離は8mほどになった。
一連の動きを見てみると、鳥類が恐竜から進化したというのが分かるような気がした。












何度も書くが、キジは餌を食べながら近づいてきて、頭をあげた時に撮影している。
私には気づいていないようだが、車が通ると警戒して頭を上げている。








動きが止まったので、ズームアップして撮影してみた。
至近距離で7mほどまで来ていた。












最後は枯れた藪の中に入っていったので撮影を止めた。藪の中に入ると保護色で見えづらい。


撮影 2022/03/19 千葉県白井市
(完)
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春眠暁を覚えず - チューリップが咲き出しました

2022-03-20 06:27:39 | みんなの花図鑑
ご存知の通り、「春眠暁を覚えず」とは、「春はよく眠れるから、夜が明けたのに気づかず寝過ごしてしまう」という意味です。
でもよく考えてみると、これはおかしい!
なぜなら、冬至の頃に比べると、春の日の出の時刻は1時間以上早くなっているのです。
ですから、朝寝坊などせずに、冬と同じ時刻に目覚めた場合でも、夜が明けたのに気づかないのは当然です。
夏になると、さらに夜が明ける前に目覚めるなんて難しいですよ。「夏眠さらに暁を覚えず」となるはずです。

さて、くだらない前置きは置いといて、チューリップの朝寝坊の話です。
チューリップの球根は、植えつけたあと一定期間低温にあわないと、芽が出なかったり、芽は出ても開花に至らないことがあります。
これは休眠という性質があるためです。チューリップの球根は、一定期間、低温を経験することで開花が促されます(これを休眠打破といいます)。
もともと休眠は、秋や冬に植物が発芽や開花しないための防衛策です。秋や冬に開花してしまったら、困るからです。
そこで、一旦寒い冬を経験して、そこで初めて花芽が育つことができるスイッチがオンになるのです。
暖地でチューリップを育てると、寒さによるスイッチが入らず、ずっと朝寝坊のままになってしまうことがあります。

我が家では、チューリップの球根は植え付ける前に冷蔵庫で保管します。こうすることで確実に休眠打破ができます。


こちらもあと数日で開花するでしょう。


来週になると、花壇の賑わいが増しそうです。


北海道ではこの時期でも大雪だというのに、なんだか申し訳ない春の寝ぼけたお話でした。


2022/03/19
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我が家の庭の花(千葉県白井市)

2022-03-19 07:01:38 | みんなの花図鑑
信州旅行から帰ってきたら、我が家の庭の花が一斉に咲いて出迎えてくれました。
白花のスイセンがいっぱいで、香りがあふれてきています。






このスイセンは房咲きなので、1株だけでもこんなに花が着きます。


ティタティタはいろんな場所に咲いています。手前にイチゴのシュートが伸びてきました。


黄色と白の大杯咲きのスイセンもきれいに咲いています。


出かける前に1株だけ咲いていたヒアシンスが、みんな開きました。


ジンチョウゲは満開になりました。後にティタティタが見えます。


クリスマスローズは、まだ元気です。


ハナニラが咲き出していました。


シバザクラも咲き出しました。


パンジーは花壇と鉢で咲いています。チューリップには蕾ができています。




カンシロギク(ノースポール)も花壇と鉢にありますが、鉢の方が先に咲きました。


ツルニチニチソウも咲いていました。


この後、チューリップ、クロッカスなどが咲いていきます。家に居る間に、精一杯草取りをします。

(完)
2022/03/16

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ダンチオウトウとメジロ・ヒヨドリ、コブシ、オトメツバキ、カンヒザクラ(千葉県白井市)

2022-03-18 06:14:49 | みんなの花図鑑
近所にサクランボが生る樹(ダンチオウトウ)がいくつかある。
そのうちの一つにメジロとヒヨドリが来ていた。
■メジロ
Warbling white-eye

スズメ目メジロ科
Zosterops japonicus
目白/L12cm






正面からのショット。個人的にはこのショットがお気に入り。


斜め後ろからのショット。


ヒヨドリがきたらメジロは退散。
■ヒヨドリ
Brown-eared Bulbul

スズメ目ヒヨドリ科
Hypsipetes amaurotis
鵯/L28cm










一方、こちらはカンヒザクラ(バラ科サクラ属)の仲間だと思う。








コブシ(モクレン科モクレン属の落葉高木)。
開花と同時に小さな葉が顔を出すのが特徴。




オトメツバキ(ツバキ科ツバキ属ユキツバキ系の園芸品種)。




(完)
2022/03/17

コメント (12)
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