shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

今年も尾瀬へ行ってきました

2019-06-30 10:35:57 | 山行・旅行
毎年、テント泊で尾瀬に行っています。
今年は孫の尾瀬デビューを計画しましたが、生憎天気予報は雨。そこで日程を短縮して、日帰りハイキングとしました。

先ずは、この時季の尾瀬の景色からご覧ください。いずれも山の鼻の「研究見本園」を散策した際に撮ったものです。


上の写真で、手前に咲いているのはミズバショウです。今年は残雪が6月までしっかり残り、ミズバショウの開花も遅れました。
例年、この時季はお化けのようなミズバショウの葉が生い茂っていますが、今年は仏炎苞(苞のうち、肉穂花序を包む大形のもの。ミズバショウ、ザゼンソウなどのサトイモ科植物にみられる)がまだ残っていました。

次は池塘を挟んで燧ケ岳(2356m、日本百名山)を撮りました。雨の予報でしたが午前中は降ることはなく、時々日も差して燧ケ岳の山頂も見えました。
池の周りにはタテヤマリンドウがたくさん咲いていましたが、背丈の低いお花なので、この写真では分かりません。タテヤマリンドウの開花も例年より遅いようです。


こちらは至仏山(2228m、日本百名山)。山頂は雲に隠れています。7月1日が無雪期の登山解禁日ですが、今年は雪がかなり残っているようです。


さて、それでは「研究見本園」で見かけたお花をご覧いただきますが、その前に「研究見本園」について少しご説明しましょう(説明は尾瀬保護財団のHPからの引用です)。山ノ鼻と隣接する研究見本園は、尾瀬ヶ原の最西部に位置しています。湿原の様々な姿を凝縮したような湿原であることからこの名前が付いていますが、実際には人の手の加わっていない尾瀬の自然の一部です。湿原を周回するように作られた木道を歩くと、湿原の起伏や池塘、また浮島もあり尾瀬の自然を十分に味わうことができます。周回する木道は大回りコースで30~40分、その内側を通る小回りコースは20分ほどで一周できます。ほとんど平坦なので散策にはもってこいの場所です。

では、先ずは初夏の尾瀬を代表するお花、ミズバショウ(水芭蕉、サトイモ科ミズバショウ属の多年草)からご覧いただきます。白く見えるのは先ほど説明した仏炎苞で、円柱状の花序を形成する花自体はとても地味です。


続いて、先ほどお話したタテヤマリンドウ(立山竜胆、リンドウ科リンドウ属の越年草)です。このお花を観ると越後駒ケ岳を思い出します。雪解け直後に氷漬けが解けたように咲くタテヤマリンドウ。とても可憐で素敵なお花です。




次は、ヒメシャクナゲ(姫石楠花、ツツジ科ヒメシャクナゲ属の常緑小低木)です。背丈が20~30cmにしか成長しない小さな木です。
私は初めて見ました。もっと丁寧に撮ればよかったです。


ワタスゲ(綿菅、カヤツリグサ科ワタスゲ属の多年草)はもう綿毛を付けていました。ロングヘアにブラシを当ててやりたくなります。
何だか季節が入り混じっているみたいで、ややこしいです。


実際に湿原にお花が咲いている様子は、こんな感じで、いろいろな植物が混じっています。写真を撮る際も、名前を調べる際もややこしいです。
木道から下りることはできませんので、しゃがんでコンデジを望遠にして撮りますが、お花と茎と葉が混み入ってよく分からなくなります。
普段は帰りがけにビジターセンターに立ち寄って、自然解説員の方にお花の名前を教えていただくのですが、今回は立ち寄らずに帰ってしまいました。


さて、木道から遠くに見えるのはズミ(酸実または桷、バラ科リンゴ属の落葉小高木)のようです。


木道脇でもズミが咲いていました。ズミは別名をヒメカイドウ、コナシなどと言います。後ろに写っているのはまだ蕾のようです。


この黄色いお花はリュウキンカ(立金花、キンポウゲ科リュウキンカ属の多年草)です。このお花も尾瀬を代表するものです。
一緒に写っているのはミズバショウです。




白いお花もたくさん咲いていました。このお花はチングルマ(珍車または稚児車、バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木)のようです。
(山歩きさんから教えていただきました。この写真ではよく分かりませんが、別の写真でチングルマらしい葉が写っていました。チングルマは普通群生しますが、ここではぽつんと一つ咲いていました。)



白花といえば、別のところではニリンソウ(二輪草、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)も咲いていました。

さて、こちらはどんなお花が咲くのでしょう? これから咲くお花を想像しても思いつきません。
(ギョウジャニンニクの蕾でした。お花に詳しい方に教えていただきました。毎年尾瀬に出かけていても、知らないお花がまだまだ多いですね、)


尾瀬には数種類のスミレが咲きますが、これはスミレサイシン(菫細辛、スミレ科スミレ属の多年草)のようです。スミレの仲間としては大きなお花でした。


アマドコロ(甘野老、キジカクシ科アマドコロ属の多年草)です。ナルコユリと同属ですが、花と花柄のつなぎ目が突起状にならない(ナルコユリは緑色の突起状になる)のが見分け方のようです。


咲き始めたばかりのコバイケイソウ(小梅蕙草、ユリ科シュロソウ属の多年草)です。このお花は毒があるので、シカの食害に遭うことはありません。


レンゲツツジ(蓮華躑躅、ツツジ科ツツジ属の落葉低木)の蕾です。このお花も今週咲き出したばかりのようです。やはり毒があるのでシカは食べません。


鳩待峠~山の鼻で観たお花も付け加えます。
ギンリョウソウ(銀竜草、ツツジ科ギンリョウソウ属の多年草)です。ツツジ科って不思議ですね。


カラマツソウ(落葉松草または唐松草、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草)です。数cmの花序を作っていますが、一つひとつのお花は1cmほどしかありません。


最後に、孫の様子ですが、6年生の長男はしっかりしていて私より早く歩きます。2年生の次男もしっかり歩きますが、湿原で大きなクモを見た途端泣き顔になって、早く家に帰りたいと言い出しました。雨が降り出す前に11時に山の鼻を出発し、12時過ぎに鳩待峠を後にしました。
実際に歩いた時間は3時間ほどで、2人の孫にとっては楽勝のハイキングだったようです。どれだけ自然に興味が持てたかは分かりませんが、何らかのよい思い出になってくれれば幸いです。
コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぐんま昆虫の森に行ってきました - その②(群馬県桐生市)

2019-06-29 22:36:29 | 山行・旅行


6月17日に引き続き、再びぐんま昆虫の森に行ってきました。
リンク⇒6月17日の様子はこちら

前回は孫に急かされてじっくり蝶の写真が撮れなかったので、今回は一人で思う存分に撮りたいと出かけたのでした。
しかし、交通渋滞のため昆虫の森に着いたのは閉館の1時間余り前。息を切らして「昆虫ふれあい温室」に駆け込み、何とか1時間で目的の写真を撮ったのでした。
さて、その写真とは・・

その① 翅を広げたツマムラサキマダラ
ツマムラサキマダラの前翅は、表側が光沢のある美しい青紫色をしています。しかし、止まるとすぐに翅を閉じるので、前回はそのきれいな翅を撮ることができませんでした。
止まった時の姿です。


30分ほど粘って止まる瞬間を撮りましたが、全開ではありません。


そして、ようやく止まる瞬間の、まだ翅を閉じていない姿を正面から撮ることができました。


その② 飛翔する蝶
残念ながら、ひらひらと飛翔する姿は撮れませんでした。しかし、翅を動かしているナガサキアゲハを撮ることができました。




おまけですが、ナガサキアゲハの交尾の姿も撮ることができました。


その③ その他の蝶
前回撮れなかった蝶の撮影にもチャレンジしました。
カバタテハです。




アップでは撮れませんでしたが、キタキチョウです。


オオゴマダラです。この蝶は前回も撮りました。


ナミアゲハです。


こちらは、おまけです。昆虫が写っていますが、分かりますか?


正味1時間でしたが、いろいろ撮れて楽しかったです。「昆虫ふれあい温室」の中はこんな感じです。




そして、閉館間際に建物の外に出て、ゲートへ急いだのでした。


今日もご覧いただき、ありがとうございました。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シジュウカラの雛が誕生、そして夏のお花が咲いた

2019-06-28 09:16:28 | 日記(雑記帳)


シジュウカラの雛が生まれた。雨上がりの朝、オス、メスが数分~十数分間隔で餌を運んでいる。
巣から出る時は、雛の排せつ物をくわえている。
雛の鳴き声はまだ聞こえない。


昨日は終日留守にしたので、誕生は昨日だったのかもしれない。
これからしばらくはシジュウカラの子育てを見守ろう。

さて、どこに巣があるのかは分からないが、スズメの雛も誕生し、こちらは無事に巣立った。
我が家の庭によちよち歩きの子スズメが数羽来ている。


歩くのはおぼつかないが、上手に飛ぶことはできる。近づくと1羽は飛び立ち、もう1羽は草陰に隠れた。個性豊かなスズメの兄弟である。

夏の花はハイビスカス(ブッソウゲ)。居間の窓際に置いているが、写真を撮るのに玄関先へ出した。
冬の間を除いてお花を咲かせる常緑の園芸品種であるが、アオイ科フヨウ属の仲間でやはり夏のお花である。




夏のお花と言えばノウゼンカズラも好きなお花だ。まだ咲き出したばかりで、これから勢いを増していくことだろう。


ナツツバキもこの季節には欠かせない。こちらはそろそろお終いに近づいている。


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シジュウカラのオスのお仕事

2019-06-26 14:57:40 | 日記(雑記帳)
シジュウカラが抱卵に入ってそろそろ2週間になる。
ものの本によると、シジュウカラはメスが一羽で巣作りをする。産卵は当然メスのお仕事。抱卵もメスが一羽でする。
では、その間オスは別のメスを探して飛び回っているかといるとそうではない。抱卵中のメスにせっせと餌を運ぶのだ。
 
 
餌は昆虫の幼虫などが多いようだが、見ているといつも同じではない。黒っぽいものが多いが緑色をしているものもある。
オスは餌を運んでくるとすぐに巣箱には入らず、電線に留まって「ツーツーピィー、ツーツーピィー」と囀る。その後巣を架けているコニファーか隣のバラに留まってしばらく警戒する。そして巣箱に入ってメスに餌を渡すのである。
 
 
 
 
巣箱に入ると1~2分ほど出てこないこともあるが、たいていはすぐに出てきて、また餌を探しに行く。出る時は素早い。
 
観察していると、巣箱の入り口でオスがメスに餌を渡していることもある。今日はメスが巣箱から出てきて餌を受け取り、Uターンして入って行くところを観ることができた。久しぶりに見た番のツーショットであった。
 
 
 
 
そろそろ雛も孵りそうだ。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブタナ - 近所の散歩道(千葉県白井市)

2019-06-23 10:31:09 | 侵入生物をきれいに撮る
ブタナ(豚菜)は、キク科エゾコウゾリナ属の多年草です。
Wikipediaには「ヨーロッパ原産で、日本では外来種(帰化植物)として各地に分布する。原産地ではハーブとして食用にもされる。現在ではアメリカ大陸やオーストラリア、ニュージーランドなど、世界中に帰化している。日本には昭和初期に入ってきたとされ、北海道及び本州の広い範囲に分布。道路脇、空き地、牧場、草原、農耕地の周辺で生育している」とあります。
国立環境研究所の侵入生物データベースには「全体の外見はタンポポに似る。葉はすべて根生し、両面に黄褐色の硬い毛を密生。分裂するものも羽状に深く裂けるものもある。茎は高さ50cm以上になり、枝は0~3本。所々黒色の鱗片状に退化した葉をつける。頭花は径3~4cm、総苞片はほぼ3列で直立、背面に白色の毛が1列に生える。舌状花のみからなり、花冠に5歯があり冠毛は花筒部の半分以下。花床には1.7cmになる細い鱗片がある。果実(痩果)は微細な突起を密生し、先は長くのびて冠毛は羽状に分岐。ヒメブタナと雑種をつくる。繁殖期:5~9月」とあり、国内移入分布は「ほぼ全国」と書かれています。




  

※2019/06/23に撮影
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムラサキツメクサ - 近所の散歩道(千葉県白井市)

2019-06-23 10:30:40 | 侵入生物をきれいに撮る
ムラサキツメクサ(紫詰草)はマメ科シャジクソウ属の多年草です。
Wikipediaには「ヨーロッパ、西アジアおよび北西アフリカ原産であるが、世界中に移入されている。日本にはシロツメクサと共に牧草として明治以降移入されたようである。多年生の草本で、大きさは株により 20~80cm とまちまちであり個体変異が大きい。互生する葉は3枚の葉片から構成されるいわゆる三つ葉で、葉片3枚をあわせた径は 15~30 mm であり、葉片1枚の幅は 8~15mm である。各葉片には葉の中ほどに特徴的な三日月型の白い模様が入る。葉柄は長さ 1~4cm で2本の托葉を備える。花は鞠状の集合花序をなし、その径は 2~3cm である。花色は黒みがかったピンクで、基部ほど色が薄くなる。稀に白花を咲かせる株もあり、この変異が固定された園芸種をセッカツメクサ(雪華詰草)またはシロバナアカツメクサ(白花赤詰草) とも呼ぶ」とあります。
国立環境研究所の侵入生物データベースでは、日本の外来種全種リスト(マメ科)に記載されていますが、個別情報は記載されていません。






※2019/06/23に撮影
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒイラギとイロハモミジの剪定、そしてシジュウカラの抱卵

2019-06-20 15:41:12 | 日記(雑記帳)




ヒイラギの剪定をし、次いでイロハモミジも剪定した。ヒイラギの剪定がワークであるのに対し、イロハモミジの方はアートである。
今ある枝がなくなるとどうなるかを想像しながら、切る切らないを決めて行く。全体では半分ほどの枝を切った。

ヒイラギの方は古い枝をかなり切った。昨年までは樹形を優先したので、毎年残る古い枝があった。今年はそれらも切ったので、少し樹形は悪いかもしれないが、風通しがよくなった。
初め電動鋏を使ったが、またしてもコードを切ってしまったので、大半を刈込鋏と剪定鋏で作業した。午前中3時間、午後はアートを含めて1.5時間かかった。

通りがかりのご婦人に「この樹は丈夫なので、もっと低く切ってはどうか」と言われた。お隣とのバランスもあるのである。ついでのように「お上手ですね」と二度言われた。
ちなみに、1枚目の写真の右側が隣家で、いつも我が家が剪定したのを見て、しばらくして剪定される。



シジュウカラは抱卵に入って1週間余り経つ。毎日、未来のお母さんは巣から出てきて、また、しばらくして巣に戻って行く。大変なお仕事だと思う。頑張れ未来のお母さん!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サツキの剪定

2019-06-17 14:34:59 | 日記(雑記帳)


サツキは花が終わるとひと月ほどで翌年の花芽をつけるので、剪定の時期は花が終わって直ぐがよい。
今朝は風が吹き爽やかなお天気で、絶好の剪定日和。朝食が終わるとすぐに剪定の準備を始めた、

以前は刈込鋏で切っていたが、数年前に電動鋏を購入し、あらかたの樹形を整えるまでを電動で切るようにした。
我が家では樹形は自然形を基本として、どこにも角が立たないように整えることにしている。
今年は、駐車スペースを確保することと、通路を確保することから、南側と玄関近くの通路に当たる部分を多めに切り、また、郵便受けの周りもしっかりと切った。

作業時間は3時間。途中に1度休憩した。今月中にヒイラギの剪定も予定している。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぐんま昆虫の森に行ってきました(群馬県桐生市)

2019-06-17 00:21:36 | 昆虫・クモ
小学2年生になったまごと一緒に、「ぐんま昆虫の森」に行ってきました。まごはもう何度も行っていて、彼のお目当てはクイズラリーでもらえる昆虫カード。
私の魂胆は、西表島の森を再現した「昆虫ふれあい温室」で蝶の写真をじっくり撮ることでしたが、まごに急かされて計画倒れでした。

オオゴマダラ(タテハチョウ科)は国内最大級の蝶です。この蝶は止まった時に羽を広げてくれます。






こちらはオオゴマダラとツマムラサキマダラ(タテハチョウ科)のツーショット。ツマムラサキマダラは羽を閉じて止まります。




最後はナガサキアゲハ(アゲハチョウ科)。この蝶も大型の蝶です。シークヮーサーの葉にはたくさんの卵が産み付けられていました。




他にも何種類かの蝶が飛び交っていましたが、先に書いたようにまごに急かされて、ゆっくり写真を撮る暇がありませんでした。
次回は平日に一人で来たいと思いました。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネジバナ - 我が家の庭(千葉県白井市)

2019-06-13 12:43:33 | みんなの花図鑑


ネジバナ(捩花)は、ラン科ネジバナ属の小型の多年草です。
別名をモジズリ(綟摺)といい、ネジレバナ、ネジリバナ、ねじり草(そう)とも呼ばれる事もあります。

日本全土、ヨーロッパ東部からシベリアにかけて、温帯・熱帯アジア全域、オセアニアなどに広く分布します。
湿っていて日当たりの良い、背の低い草地に良く生育します。花色は通常桃色で、小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけます。
葉は柔らかく厚みがあり、根出状に数枚つけます。花茎から伸びる子房は緑色で、茎に沿って上に伸び、その先端につく花は真横に向かって咲きます。花茎の高さは10~40cmです。花は小さく、5弁がピンク、唇弁が白。花のつく位置が茎の周りに螺旋状であるため、花茎の周りにピンクの花が螺旋階段のように並びます。花期は4~9月です。

我が家の芝生にネジバナが生え、今日そのうち1株が開花しました。
今年は芝生の成長が遅く、芝刈りをしていなかったので、間違って刈ることなく成長しました。


ネジバナは昨年尾瀬沼で撮影しましたが、自宅で撮るのは初めてでした。

6月14日に写真を追加しました。


リンク⇒ 尾瀬沼のネジバナ(2018/07/22)
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シジュウカラ再訪

2019-06-11 09:20:46 | 日記(雑記帳)


5月11日にシジュウカラが巣立ってから、巣箱の掃除もせぬままひと月が過ぎようとしていた。
おやおや、近くでシジュウカラが囀っているではないか。
やがて、彼らは巣箱に巣材を運び営巣の準備をし出した。
再びシジュウカラがやってきたのだ!

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加佐ノ岬へ行ってきました(石川県加賀市)

2019-06-09 21:48:22 | 山行・旅行
先週、少し時間が空いたので、加佐ノ岬へ行ってきました。
加佐ノ岬は、越前加賀国定公園の中にある景勝地で、実家からは車で15分ほどのところにあります。

山野草の名前は少し覚えましたが、海辺に咲くお花の名前はまったく分かりません。
お花の色別に、並べてみましょう。

その前に、全体の雰囲気をご覧ください。駐車場までは舗装路です。立派なトイレもありました。
遊歩道は山道と変わりません。道標もよく整備されていました。




岬へ下りていくとお花がたくさん咲いていました。


振り返ると灯台が見えます。加佐岬灯台です。Wikipediaによると「加賀から能登半島に伸びる海岸線は平坦で長い砂浜が続いていて目標物に乏しい。その南西端の加佐ノ岬上にある加佐岬灯台は、航行する船舶や沖で操業する漁船にとって重要な目印になっている」とありました。


さて、いよいよお花をご覧いただきましょう。こちらはガイドブックを観ると、ハマヒルガオ(浜昼顔)のようです。


こちらの白いお花はハマボッス(浜払子)のようです。ちなみに、払子とはお坊さんが法要の時に使う道具だそうです。


こちらの白いお花は遊歩道で見かけたもの。ノイバラのようですが、お花の盛りを過ぎていました。


こちらも遊歩道で見かけたお花です。スイカズラだと教えていただきました。


黄色いお花はマメ科のミヤコグサだと教えていただきました。


こちらの紫色はハマエンドウ(浜豌豆)のようです。葉がずいぶん肉厚です。


次の紫色のお花は遊歩道で見かけました。名前が分かりません。


次はアザミの仲間ですが、海辺にはハマアザミ(浜薊)というお花が咲くようです。根を食用にすることから、別名ハマゴボウ(浜牛蒡)とも呼ばれるそうです。


最後に遊歩道からの海岸の風景をご覧ください。夕日が沈む頃が一番きれいですが、その時間までいるわけにはいかず、帰りました。




コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アジサイ、カシワバアジサイ - 近所の散歩道(千葉県白井市)

2019-06-09 13:32:06 | みんなの花図鑑


アジサイ(紫陽花)は、アジサイ科アジサイ属の落葉低木で、原産地は日本です。
日本に自生するガクアジサイでは、萼片が花序の周辺部を縁取るように並び、これを園芸では「額咲き」と呼びます。
一方、ガクアジサイから変化し、花序が球形ですべて装飾花となったアジサイを、園芸では「手まり咲き」と呼びます。

アジサイの名前の由来は諸説ありますが、有力なものとして「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」がなまったものとする説があります。日本語で漢字表記に用いられる「紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花に付けた名で、平安時代の学者源順がこの漢字をあてたことから誤って広まったといわれています。




shuの花日記では、昨年「ヤマアジサイ」を上げました。
リンク⇒ ヤマアジサイ - 僧ヶ岳林道(富山県黒部市)

恐らくここには原種に近いアジサイが含まれていると思います。
また、僧ヶ岳は富山県新川地方の名山で、ニッコウキスゲで彩られる6月後半が登山最適期と思います。

カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)は、アジサイ科(ユキノシタ科)アジサイ属の落葉低木で。原産地は北米東南部です。
和名は葉の形がカシワに似ていることから名づけられました。日本への渡来時季は不明で、Wikipediaには「古くから日本にもあったが、最近、一般に出回り始めた」と書かれています。


今日の千葉県白井市は、曇り空で肌寒いですが、時折日差しも出て穏やかなお天気です。
午前中に近所を散歩し、アジサイとカシワバアジサイの写真を撮ってきました。
一番最後は、我が家の庭で撮ったものです。









コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上高地クラシックルート(徳本峠越え)を歩きました - その③ 最終回

2019-06-08 21:57:19 | 山行・旅行
上高地クラシックルート(徳本峠越え)を歩きました - その② からの続きです。)

◆その③ 徳本峠~明神(徳本峠分岐)~徳沢~明神~上高地
山行2日目の朝は高曇りのお天気で明けました。4時過ぎに起床、外へ出るともうすっかり明るくなっていました。寝過ごしたようです。
東の空はうっすらと赤味が残っていましたが、山は色付いていませんでした。


それでも快晴のお天気が約束されたような一日の始まり。食事までの時間を穂高を眺めてコーヒーを飲んで過ごしました。


出発は7時15分。今日は下山して帰るだけなので遅い出発です。登山道を一列になって下山します。全員荷物が軽くなったので、軽やかな足取りです。


直ぐにショウジョウバカマ、オオバキスミレが現れました。昨日撮ったお花は撮らないことにして、撮ったのはこの2枚だけでした。




水場で水を補給、それ以外は休憩を取らず、1時間半ほどで明神に着きました。
時間がたっぷりあるので、徳沢まで散歩することになりました。往復6kmほどです。道幅が広くなったので、隊列を崩して思い思いのペースで歩きます。


歩き出すと、早速ニリンソウの群落が現れました。ここでも緑のニリンソウを見つけました。ニリンソウは花弁が退化し、萼片が花弁のように見えます。よく見ると内側の萼片は色だけでなく、形も葉のように先端が裂けています。花は花弁にしろ萼片にしろ、すべて葉から進化したものなので、遺伝子の異常(変異)と思いましたが、帰宅して調べるとマイコプラズマ感染症とありました。「幸せの緑のニリンソウ」などと見つけては喜んでいましたが、病気だったようです。時には病気が進化をもたらすとしても、自分の無知がちょっと悲しくなりました。




さて、徳沢までの道中ではニリンソウだけでなく、様々なお花に出逢いました。このお花は名前が分かりません。。


ピントがずいぶん甘いですが、お花の部分を拡大すると、こんな感じです。


こちらはさて何でしょう? ベニバナイチヤクソウの蕾のようです。


徳沢では徳沢園で名物のソフトクリームを食べました。名物に美味しいものありです!


徳沢園からは正面に明神岳、右に前穂高岳が見えます。徳本峠から見えていた奥穂高岳は見えません。


明神まで歩いて戻り、嘉門次小屋で囲炉裏端に座り、岩魚の塩焼き定食を食べコーヒーをいただきました。嘉門次小屋は囲炉裏端どころか中へ入るのも初めてで感激しました。ここの岩魚は本当に美味しいです!


何だか後半はグルメレポートになったみたいなので、お花に話を戻します。
明神で観たお花です。先ずはヤマシャクヤク。植栽されたものかもしれません。大勢の観光客が写真を撮っていました。


ズミ(別名コナシ、ヒメカイドウ etc.)です。


最後にご覧いただくお花はマイヅルソウです。昨日も見かけましたが、写真を撮っていませんでした。


さて、いよいよ上高地に下りてきました。この後はバスに乗って島々(安曇支所)に戻り、石川県に帰ります。長い2日間の山歩きもこれで終わりかと思うと、少し寂しい気持ちになりました。


2日間一緒に山道を歩き、お世話になったベテランの皆さんです。本当にありがとうございました。また、どこかの山でご一緒したいですね。


そして、長いブログにお付き合いいただきました皆さま、ご覧いただきありがとうございました。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上高地クラシックルート(徳本峠越え)を歩きました - その②

2019-06-08 13:15:38 | 山行・旅行
上高地クラシックルート(徳本峠越え)を歩きました - その① からの続きです。)

◆その② 岩魚止小屋~徳本峠
岩魚止小屋から先も島々谷川の本流に沿って歩き、2時間ほど歩いた後、本谷から分かれて支谷の峠谷を詰めて1時間ほど登ると徳本峠です。標高が上がるに連れてお花の種類が変わり、数も増えていきました。
クライマックスはニリンソウのお花畑ですが、それは後半にご覧いただくとして、見かけた順にご覧いただきたいと思います。

こちらは岩魚止小屋の側に咲いていたお花です。ラン科ハクサンチドリ属のアオチドリだそうです。お花に詳しい方に教えていただきました。私には初めて見るお花でした。


お花ではありませんが、大きなトチノキがありました。幹周りは5mほどありそうです。


この橋を渡ると、ワサビが群生していました。白いお花が清楚です。そういえば岩魚止橋の下流にワサビ谷という沢が流れ込んでいました。




こちらはまだ蕾のようですが、どんなお花が咲くのでしょうか? 名前が分かりません。


このお花はクルマバツクネソウです。同行の方から名前を教わりました。


こちらはシロバナエンレイソウです。普通のエンレイソウよりむしろ多く咲いていたように思いました。




ちなみに、こちらが普通のエンレイソウです。


こちらはヤマシャクヤクで、街で見かけるシャクヤクと同じボタン科ボタン属の多年草です。ボタンが木本なのに対し、シャクヤクは草本です。ヤマシャクヤクは翌日明神の近くの山斜面で群落を見かけましたが、登山道から離れていて写真は撮れませんでした。


スミレの仲間は道中たくさん見かけました。スミレは種類が多く、私は同定できません。


こちらはツバメオモト。登山道脇にたくさん咲いていました。


サンカヨウもたくさん咲いていました。サンカヨウは漢字で書くと「山荷葉」。荷葉はハスの葉を意味します。登山道脇にサンカヨウの群落が続いていました。


さて、ここからはクライマックスのニリンソウの大群落です。話には聞いていましたが、こんなに群落が続いているとは思いませんでした。




そして、緑色のニリンソウのお花があると教えていただき、足元のお花を注意深く見ながら進むと、次から次へと緑のニリンソウが現れました。初めのうちは写真を撮っていましたが、10枚も撮ると(なんだ珍しくはないんだ)と思い、撮るのを止めました。ご覧いただくのは撮った写真の一部です。でも、よく考えてみると、緑のニリンソウの比率は全体の中ではごく少なく、ニリンソウ全体の数が多いので緑のニリンソウも多く見つかったのでしょうね。








登山道はジグザグの急登ですが、たくさんのお花が癒してくれます。最後に雪が出てきたら峠の天辺です。お疲れさまでした。




迎えてくれたのは穂高連峰の絶景です。これが深田久弥さんが「日本山岳景観の最高のもの」と語った景色です。こちらが本当のクライマックスですね。


私たちはこの景色を見て飽きることはありませんでした。


そして、夕食には特別料理の岩魚の骨酒も加わり、私たちの山談議も尽きることがありませんでした。


上高地クラシックルート(徳本峠越え)を歩きました - その③ に続く)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする