shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

花と野鳥と、虫もいっぱいだった高妻山ハイキング - その②

2022-06-30 05:15:06 | 山行・旅行
花と野鳥と、虫もいっぱいだった高妻山ハイキング - その① からの続きです。

滑滝を登り終えると、登山道は沢を詰めていく。
 

そして、どの沢詰めでも最後に尾根に出るには急登が待っている。ここもその例外ではなかった。
先ほどの滑滝から、その様子がうかがい知れていた。
 

沢の奥には、大きな一枚岩が待っていて、滝が流れ落ちるのが見えた。この一枚岩は帯岩と呼ばれていて、滝には不動滝の名がついている。
登山道は、この帯岩の上をトラバースする、このコース随一の危険個所だ。

でもその前に、沢を詰めたところにお花が咲いていたので、それを見て落ち着こう。
久しぶりに見たので名前を思い出せなかったが、ノビネチドリ(ラン科テガタチドリ属)のようだった。


この植物は、先ほど観たオククルマムグラとは違い、7枚の葉が輪生している(オククルマムグラは必ず6枚)。クルマバソウ(アカネ科ヤエムグラ属)のようだ。


こちらも、カラマツソウではなく、ミヤマカラマツ(キンポウゲ科カラマツソウ属)のようだ。僅かに標高を上げていくだけで、植生が変わっていくのが面白い。


さて、いよいよ帯岩のトラバースである。落ちたら大けがが免れないので、鎖からは手を離せない。
 

50mほどのトラバースを終えると、このコース最後の水場となる氷清水が待っていた。とても冷たく、美味しい水だった。ボトルにこの水を満たした。


水場の先に白い花が咲いていた。2種類の花が咲いている。ミヤマハタザオ(アブラナ科シロイヌナズナ属)とズダヤクシュ(ユキノシタ科ズダヤクシュ属)のようだ。


黄色い花も咲いていた。初めて観るが、オオダイコンソウ(バラ科ダイコンソウ属 )のようだ。


そして、ニリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属)の群落が現れた。


ニリンソウを見た後、すぐに戸隠山縦走路との分岐に当たる一不動に着いた。時刻はすでに6時56分になっていて、計画より30分近く遅れていた。
 

一不動にお参りする。


近くフウロソウの仲間と、ヤマオダマキが咲いていた。このフウロソウの仲間は、シロバナタカネグンナイフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)というようだ。初めて観る花だった。






こちらはお馴染みのゼンテイカ(ワスレグサ科ワスレグサ属)だ。shuのプロファイル写真にも使わせていただいている。
今年初めてゼンテイカを観た。


続いてはアザミの仲間だ。アザミの仲間は種類が多く、調べ切れていない。


ハクサンチドリ(ラン科ハクサンチドリ属)も現れた。この山には、なんとラン科の植物が多いことだろう。


樹木ではベニサラサドウダン(ツツジ科ドウダンツツジ属)がたくさんあって、どの樹もたくさんの花を咲かせていた。
たくさん写真を撮ったが、載せるのは1枚にしておこう。


道ばたにマイヅルソウ(キジカクシ科マイヅルソウ属)が現れた。この花が見られると、ゴゼンタチバナやツマトリソウも咲いていることが多い。


おっと、イブキジャコウソウ(シソ科イブキジャコウソウ属)が咲いていた。この山は高山植物の見本園のようだ。


続いては、大好きなアカモノ(ツツジ科シラタマノキ属)。この後道ばたにアカモノが先並ぶアカモノロードも出てくるが、先ずは最初に撮った写真だ。


こちらはミヤマクワガタ(オオバコ科クワガタソウ属)で、戸隠山で産したものが基本標本となっている。


いよいよゴゼンタチバナ(ミズキ科ミズキ属)が現れた。後ほど群落の様子もご覧いただくが、先ずは最初に撮った写真だ。


こちらはゼンテイカの群落。
実は、この辺りで雨が強くなり、雷も聞こえてきたので、森の中で一時雨宿りした。撤退するにしても五地蔵山まで進み、弥勒新道を下山するしかない。


幸い雷は遠ざかり、雨も弱くなった。
ヨツバシオガマ(ハマウツボ科シオガマギク属)だ。この後、道端にたくさん咲いていた。


こちらはウスユキソウ(キク科ウスユキソウ属)のようだ。実は、花が開く前のウスユキソウを観るのは初めてだった。現在の分類では、ミネウスユキソウはウスユキソウと同一種とされている。




こちらは、咲き始めたばかりのウラジロヨウラク(ツツジ科ヨウラクツツジ属)のようだ。


三文殊まで来た。祠の前で帽子を取り、一礼して通過した。二釈迦は気づかずに通り過ぎたようだ。お釈迦様に申し訳ない。


イワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)が現れた。


ユキザサ(キジカクシ科マイヅルソウ属)のようだ。


ゴゼンタチバナの群落だ。この後、道端にマイヅルソウやゴゼンタチバナが咲き並んでいた。


再びゼンテイカの群落だ。雨は上がっても、霧は晴れない。


数は少ないが、ヤマツツジ(ツツジ科ツツジ属)も咲いていた。


ナナカマド(バラ科ナナカマド属)も所々で観られた。


四普賢まで来た。このまま晴れてくれるとよいのだが。


ツマトリソウ(サクラソウ科ツマトリソウ属)が現れた。数は多くないが、この後も所々で咲いていた。


そして、図鑑で見覚えのある、希少種のランが突然現れた。しかも固まって咲いていた。キバナノアツモリソウ(ラン科アツモリソウ属)だ。
実物を観るのは初めてだった。






ずいぶんお花を観てきたが、記事が長くなったので、続きは明日とさせていただきたい。
花と野鳥と、虫もいっぱいだった高妻山ハイキング - その③ に続く。

2022/06/27


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花と野鳥と、虫もいっぱいだった高妻山ハイキング - その①

2022-06-29 04:23:32 | 山行・旅行
高妻山(たかつまやま、標高2353m、日本百名山)は、長野県と新潟県の境にあると言うより、戸隠の奥にあると言った方が分かりやすい。
私もこの山を初めて見たのは、戸隠からだった。ピラミダルな急峻な山容は威風堂々としていて、簡単に登れそうには見えなかった。


6月27日に高妻山へ出かけた。
今回歩いた軌跡をYAMAPの活動データで見てみよう。この縮尺では1枚に収まらなかったので、2枚に分かれている。
歩いた距離は12.6km、累計標高差は1460mになった。YAMAPの標準タイムは8時間12分だが、私はそこを9時間45分(休憩時間込み)かけて歩いた。




さて、それでは出発しよう。歩き出しは4時32分。県道沿いにある登山者専用駐車場から、戸隠キャンプ場登山口へと向かう。
歩き出して10分で雨が降ってきた。この日の北信地方の予報は、晴れのち曇りで、所によって朝のうち雨となっていた。だいたいの場合、山では所によってが適用される。
ちょうどキャンプ場の受付テントの所へ来ていたので、そこで雨宿りして、行くべきか待つべきかを思案した。
 

初めのうち見えていた戸隠山がみるみる曇りだし、やがて見えなくなった。この雨はすぐには止まないと判断し、暑さも考慮して雨具は上だけを着用して出発した。
10分ほど歩くと、道は戸隠牧場の中に入っていく。馬がいた。牛もいた。勿論、柵が施してあって近づくことはできない。
 

しばらくは舗装路を歩く。正面に見えるのは、先ず最初に登る五地蔵山(ごじぞうやま、標高1998m)のようだ。道脇に、ヤマボウシが咲いていた。
 

4時59分、登山口に着いた。ゲートにある柵は、牛が逃げ出さないためのものだ。登山口から先も、牧場の中とさほど変わらないような平原がしばらく続いた。
 

標高は1200mほど。この辺りから、いつものお花見ハイキングを始める。雨の中なのでレンズに水滴がついてうまく撮れていないのは、ご容赦願いたい。
最初に撮ったのはウツボグサ(シソ科オドリコソウ属)。


続いては、ウマノアシガタ(キンポウゲ科キンポウゲ属)のようだ。牧場内では群生が観られたが、この辺りではぽつぽつ咲いていた。


お馴染みのムラサキツメクサ(マメ科シャジクソウ属)と、シロツメクサ(マメ科シャジクソウ属)。




このキク科の花は何だろう? 頭花の径が3~4cmほどあった。


再びゲートを通り、道は森の中に入っていく。
すぐに大洞沢(おおぼらさわ)を渡るが、橋が壊れていて、表示に従って徒渉した。この先何度か徒渉を繰り返すようだが、雨が降り増水するとやっかいだ。
 

森の中に入ると、野鳥の声が賑やかになってきた。中でもミソサザイは素敵な声だった。姿は見えないが、ずっと鳴き続けてくれていた。


お花では、この辺りで多かったのがカラマツソウ(キンポウゲ科カラマツソウ属)だ。


こちらはヤグルマソウ(ユキノシタ科ヤグルマソウ属)のようだ。他にはウマノアシガタも咲いていた。


樹木の花では、ガマズミ(スイカズラ科ガマズミ属)、トチノキ(ムクロジ科トチノキ属)、タニウツギ(スイカズラ科タニウツギ属)の花が咲いていた。タニウツギは、この後何度も観られた。








先日、谷川岳でも観たチャイロヒダリマキマイマイに出会った。今度は角も目玉もしっかり撮れた。


ついでに言うと、この道ではカエルやサンショウウオにも出会った。カエルはヒキガエルの仲間(アズマヒキガエル)で、体長が8~10cmほど、サンショウウオは体長が15cmほどあり、ヒダサンショウウオでないかと思う。
私のブログのコアリーダーさんは、カエルもトカゲもヘビも平気なので、写真を上げておく。




この後、ヤマオダマキ(キンポウゲ科オダマキ属)や、オオバミゾホオズキ(ハエドクソウ科ミゾホオズキ属)をよく見かけた。特にオオバミゾホオズキは登山道脇にたくさん生えていた。




登山道は、徒渉を繰り返しながら高度を上げていく。雨は降ったり止んだりで、その都度レインウエアを脱ぎ着した。
 

この花はクルマバソウ(アカネ科ヤエムグラ属)かと思ったが、同属のオククルマムグラのようだ。


こちらはもっと小さい上に、風で揺れている。残念ながら名前が分からない。


サンカヨウ(メギ科サンカヨウ属)はすでに実になっていた。と思ったら、一つだけ花が残っているものを見つけた。




エンレイソウ(シュロソウ科エンレイソウ属)も花が終わっていた。


こちらの樹は、マルバウツギ(ユキノシタ科ウツギ属)のようだが、自信がない。


このセリ科の植物は、シャク(セリ科シャク属)のようだが、自信がない。


ラショウモンカズラ(シソ科ラショウモンカズラ属)が咲いていた。知っている花に出会うとホッとする(ブログを書く際も)。




ホッとしたのもつかの間、滑滝(なめたき)が現れた。ここはチェーンを持って慎重に登る。そして滑滝を登り終えると、登山道は沢の中を進んで行く。
もう完全に沢登りになってきた。今日は果たして歩ききれるのか? 多少不安になってきた。
 

まだ標高が1500mに達したばかりで、全体の20%程度しか進んでいない。
花と野鳥と、虫もいっぱいだった高妻山ハイキング - その② に続く。
2022/06/27
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シジュウカラの子育て日記Ⅱ - その③ 子育て真っ最中

2022-06-24 14:51:45 | 
6月19日に雛(ひな)が誕生してから、シジュウカラの親は懸命に雛を育てている。
こちらはリビングにいてその様子を伺っているのだが、ヤマボウシの葉が繁茂していて、上手に写真が撮れない。
今日はかなり粘って、ようやく2枚を撮った。




どちらもオスのシジュウカラのようだ。メスは飛んできたら木の枝に止まることなく、さっと巣箱に入る。オスはいったん枝に止まることが多い。
運んできている餌は、前回と同じく昆虫の成虫や幼虫のようだ。

■シジュウカラ
Japanese tit

スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
Parus minor
四十雀/L15cm

巣箱から出て行くときは、さっと飛んでいく。






巣立ちの予定日は7月7日だ。それまで様子を見守っていきたい。

<追記>
本日、巣箱から雛のさえずりが聞こえた。順調に生育しているようだ。

2022/06/23,24
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谷川岳お花見ハイキング - その②

2022-06-23 05:05:25 | 山行・旅行
谷川岳お花見ハイキング - その① からの続きです。

いきなり雪が現れたが、終わるのもいきなりだった。結局雪の斜面を歩いたのは、50m足らずだったように思う。
アイゼンを外すと、すぐ目の前が肩の小屋だった。
 

小屋には立ち寄らず、山頂(トマの耳、標高1963m)へ向かった。小屋からトマの耳までは8分で着いた。相変わらずガスがかかっていて、周囲の山はまったく見えなかった。
 

すぐに、もう一つの山頂(オキの耳、標高1977m)へ向かった。ここからが谷川岳の高山植物の宝庫である。
先ず、出会ったのがヒメイワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)だ。イワカガミと隣り合って咲いていた。




シラネアオイ(キンポウゲ科シラネアオイ属)も咲いていた。


ハクサンコザクラ(サクラソウ科サクラソウ属)が現れた。しかもたくさん咲いている。




ハクサンチドリ(ラン科ハクサンチドリ属)も咲いていた。


ハクサンイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)も、群生していた。ハクサンのオンパレードは、まるで白山のようだ。






そして蛇紋岩の山でしか咲かない、ホソバヒナウスユキソウ(キク科ウスユキソウ属)も観られた。
この植物は、ここと至仏山でしか観られない。






オキの耳の山頂は人が多く、どちらから撮っても人が入る。私は少し下ったところでザックを下ろして昼食とした。

 

帰路は同じ道を戻ったが、樹木の花に注目すると、こんな花も咲いていた。
先ずは岩陰に咲いていたツガザクラ(ツツジ科ツガザクラ属)だ。まだつぼみだが、ここで観られたのは嬉しかった。イワカガミと比べると花の大きさが分かると思う。
この植物は1年に2mmしか成長しない。この小さな株も100年以上経っているかもしれない。






次はコミネカエデ(カエデ科カエデ属)だと思う。




こちらはアズマシャクナゲ(ツツジ科ツツジ属)だが、見頃を過ぎていた。


一瞬青空が顔を出して、稜線からトマの耳が望めた。
この山の天気は変わりやすい。午後には雷の予報が出ていたので、長居は無用だ。


下山時、肩の小屋の前でザックを下ろして、ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)を撮った。この辺りは夏の間いろいろな花が咲いている。


雪のあるところでは、下山時もアイゼンを着用した。ガスがずいぶん晴れてきた。


天狗の溜り場に人がいなかったので、岩に上がって休憩した。う~ん、気持ちがいい!


下山時の様子を1分間の動画で撮影(初めての試み)。


今日も楽しく安全に歩いてきた。谷川岳に感謝して一礼した。




おまけの写真は、ロープウエイの車中から観たホウノキの花。


谷川岳お花見ハイキング (完)
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谷川岳お花見ハイキング - その①

2022-06-22 03:57:18 | 山行・旅行
6月20日、谷川岳の1320m地点にある天神平(ロープウエイの駅)から、1977mのオキの耳(山頂)まで、花々を観ながら往復した。
今回は、登山道からの景色と、登山道脇に咲いていた花々を順にご覧いただきたいと思う。
しかしながら登りの時間帯は、山にガスがかかり展望が効かなかった。そこで、ご覧いただくのはお花がほとんどになる。

先ず、天神平登山口からすぐの所に咲いていたのが、シラネアオイ(キンポウゲ科シラネアオイ属)だ。標高1900mを越えた山頂近くでも観られた。
シラネアオイは、北海道から本州中北部の日本海側にかけての山地帯と亜高山帯のやや湿り気のあるところに分布している。けっこう垂直分布も広いようだ。
高さは20~30cm。花期は5~7月頃。花弁はなく、7cmほどの淡い紫色の大きな萼片が4枚ある。
日光白根山に多く、花がタチアオイに似ることから名付けられたが、日光白根山ではニホンジカの食害に遇い大きく数を減らしている。


順序が逆になったが、この日歩いた道をYAMAPの地図でご覧いただきたい。
コーヒーカップの印は休憩地点を示している。このうち肩の小屋の手前の2カ所はアイゼンの装着・脱着のため立ち止まったところだ。


谷川岳ロープウエイの天神平駅を出て、右手に行くと登山道が始まる。雪のある時期はいきなりの急登に感じるが、夏道は緩やかだ。
 

田尻尾根に取り付くところまで上がると、イワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)が観られ出す。イワカガミも垂直分布の幅が大きく、山頂近くまで観られた。




登山道脇に、イワウチワ(イワウメ科イワウチワ属)が咲いていた。イワカガミと同じくイワウメ科の植物で、田中澄江の『花の百名山』では、大岳山を代表する花として紹介され、『新・花の百名山』では、雲取山を代表する花としても紹介されている。
北陸の低山では、4月上旬に観られる花だが、2ヶ月遅れて谷川岳で観られたのは嬉しかった。




紫色のスミレが咲いていた。スミレの名前はよく分からない。谷川岳にはタチツボスミレ、ミヤマスミレなどが咲くようだ。
花色、葉の鋸歯の様子が異なるように見える。
※スミレの名前は、順にミヤマスミレ、タチツボスミレだそうです。keitannさんから教えていただきました。




スミレについては、標高を上げると黄色いスミレも咲いていた。谷川岳ではオオバキスミレ、ナエバキスミレなどが見られるようだ。
※こちらも順に、ナエバキスミレ、キバナノコマノツメだそうです。keitannさんありがとうございました。




エンレイソウ(シュロソウ科エンレイソウ属)が咲いていた。




ムラサキヤシオ(ツツジ科ツツジ属)が咲いていた。


ムシカリ(レンプクソウ科ガマズミ属)が咲いていた。別名をオオカメノキという。花序の中心部に小さな両性花が集まり、その周りに白い装飾花がつく。


タムシバ(モクレン科モクレン属)も咲いていた。コブシに似るが、葉が細長く葉裏が白色を帯びる。また、葉芽の鱗片が無毛である点、花の基部に葉がつかない点、萼片が比較的大きく(花弁長の1/3から1/2)無毛である点などで異なる。


マイヅルソウ(キジカクシ科スズラン亜科マイヅルソウ属)もたくさん咲いていた。この辺りでは小さな虫が飛び交い、中には刺すものもいて、うっとうしかった。


片側が崖の所や、やや急な坂も現れたが、特に危ないところはなく、歩き始めて45分で熊穴沢避難小屋に到着した。
 

避難小屋には立ち寄らず、お花の種類も変わらなかったので、ややペースを上げて歩いた。

岩場の深くえぐれた道に、にアカモノ(ツツジ科シラタマノキ属)が並んで咲いていた。かわいい大好きな花だ。


近くに殻が茶色い大きめのカタツムリがいた。調べたらチャイロヒダリマキマイマイというようだ。左巻きのカタツムリは珍しいらしい。


鎖場を過ぎるとタニウツギ(スイカズラ科タニウツギ属)がきれいな花を咲かせていた。主に日本海型気候の山地の谷沿いや斜面に多く見られ、谷川連峰でもよく見られる。




途中、岩場に鎖があるところが数カ所あったが、登りでは使う必要がなかった。下りでロープを頼るところが1カ所あった。
昨年より鎖の数が増えたように思う。
 

岩場の途中で一度休憩した。近くに咲いていたのは、ナナカマド(バラ科ナナカマド属)と、ベニドウダンツツジ(ツツジ科ドウダンツツジ属)のようだった。




天狗の溜り場を過ぎるとガスが濃くなってきた。そろそろ雪の出てくる予感がした。
 

こんな高所でもウグイスやホトトギスがよく鳴いている。私は勝手にタカネウグイス、タカネホホトギスと呼んで、シタマチウグイス等とは区別している。
ダケカンバの周りでタカネウグイスが、ササ藪でタカネホトトギスが鳴いていたが、姿は見えなかった。この写真の中のどこかにいるかもしれない。




この辺りでよく観たのがミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)と、ミヤマハタザオ(アブラナ科シロイヌナズナ属)だった。




こちらは、恐らくシロバナノヘビイチゴ(バラ科オランダイチゴ属)だと思うが自信がない。数は少なかった。
シロバナノヘビイチゴは、日本では、本州の宮城県から中部地方まで、および屋久島に分布し、山地帯から高山帯下部の日当たりの良い草地に生育する。
根茎は肥厚し、枝はよく分枝し、長い匍匐枝を伸ばし、地をはう。
葉は根生し、長い葉柄をもった3小葉からなる。頂小葉は卵形から長楕円形で長さ2~5cm、各小葉は側脈が目立ち、縁には鋭い鋸歯があり、裏面には伏毛がある。葉柄と花茎に開出毛がある。
花期は5~7月。細い花茎の先端に少数の花をつける。小花柄の毛はやや斜上し、果時には湾曲して下向きに果実(果床)をつける。
花は白色で径15~20mm、円い花弁は5個で、萼片、副顎片も5個になる。雄蕊は黄色で長さ3~4mmになり、果実(果床)は花後に径1cmの球形から卵形になり、赤熟し、食用になる。


天神ザンゲ岩を越えて少し行ったところところで、いきなり雪が出てきた。ガスも濃くなった。ザックからアイゼンを出して装着した。
 

長くなったので、続きは『谷川岳お花見ハイキング - その②』 でご覧いただきます。
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シジュウカラの子育て日記Ⅱ - その② 子育て

2022-06-21 04:43:20 | 
5月30日に、我が家のヤマボウシの樹に架けた巣箱で、シジュウカラが今年2度目の子育てに向けて、巣材を運び入れているのが観察された。
6月4日にメスが巣箱に入るのを観た後、抱卵に入ったようで、頻繁な出入りはなかったが、時々巣箱からの出入りが観られていた。
そして、6月19日に雛(ひな)が誕生した。その後はオス・メスが協力して、雛に餌を運んでいる様子が観られている。
以下は、雛が誕生直後の様子である。

■シジュウカラ
Japanese tit

スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
Parus minor
四十雀/L15cm


オスは巣箱の中に入ると、数十秒から1分後には出て行く。
一方メスは長いときには20分以上巣の中に留まっている。まだ自力で体温調整ができない雛を暖めている。

トップの写真と下の2枚がオス。
  



こちらがメス。少し痩せて見える。ヤマボウシに葉が茂り、写真が撮りにくくなった。




巣立ちまでの日数が前回と同じならば、巣立ちは7月7日ごろになる。
この日は、またしても週一のテニスレッスンの日だが、レッスンを休んでも巣立ちを見たいと思う。

手前がオス、巣箱からメスが出ようとしている。


2020/06/19

おまけの写真は6月16日の夕焼け。年に1度あるかどうかの焼け具合。こんな夕焼けを山で見たいものだ。それにしても電線の多いこと!


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カワガラス

2022-06-18 05:27:04 | 
那須岳からの帰り、福島県の白河市から茨城県の常陸太田市に抜けた。
途中、福島県棚倉町から矢祭町までは、久慈川に沿って走る。矢祭町で久慈川を離れ、茨城県に入ると今度は里川沿いを走る。
この清流のどこかで車を駐め、鳥を探したいと思っていたところ、都合のよいところに道の駅があった。
『道の駅さとみ』に車を駐め、里川沿いを散策した。見かけた鳥は、お目当てのカワガラスだった。

■カワガラス
Brown Dipper

スズメ目カワガラス科カワガラス属
Cinclus pallasii
河烏、川鴉/L22cm

河原に2羽のカワガラスを観た。並んで倒れた竹の幹に止まっていた。そのうちの1羽は濃い茶色をした成鳥だった。






もう1羽は全体が淡色で、頬と体下面が白っぽい色をした幼鳥だった。


成鳥が川に飛び込み姿を消した。一方、幼鳥は上流に向かって飛び対岸の岩陰に下りたように見えた。
そこで、上流に移動して対岸を見ていくと、幼鳥の姿をあった。
岩陰で木の葉や笹の葉の下に隠れている水生昆虫を探しているようだった。






写真は顔を上げているところを狙って撮ったが、実際はこのように水中にいる獲物を漁っていることが多かった。
ずいぶんたくさん撮らせてもらった。








カワガラスは河川の上流から中流、山間の渓流や沢に棲む。繁殖期以外は1羽で行動することが多いようだ。
雌雄同色なので、見た鳥の性別は分からない。

2022/06/14

18、19日は山に出かけるためブログを休みます。
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那須岳(三本槍岳、朝日岳、茶臼岳)ハイキング - その③

2022-06-17 05:23:46 | 山行・旅行
那須岳(三本槍岳、朝日岳、茶臼岳)ハイキング - その② からの続きです。



三本槍岳からは来た道を引き返す。
同じ道を歩いていても向きが違えば景色が変わるのが常だが、ガスの中では景色が望めない。
せいぜい道ばたの花を探すのが関の山だった。ところが樹木の花となると、名前を知らないものが多い。

教えてgooで尋ねたところ、この花はミヤマハンノキの雄花だと分かった。


これは葉の形状(裂片の先がとがっている)からすると、ナンゴクミネカエデのようだ。写真を拡大してみると花らしいものも見えた。
この樹は西日本にしか分布していないと思っていたが、東北南部まで分布しているらしい。名前を変えた方がよいと思う。
しかし、今頃赤く色づいているのはなぜだろう?


こちらは、コメツツジのつぼみのようだ。つぼみが米粒のようなので、この名がついたとのことである。


ムラサキヤシオは分かる。


25分ほどで北温泉分岐に到着した。風が少し収まってきたので、中に着ていたシャツを脱いだ。


途中、アズマシャクナゲ、イワカガミの仲間を見たが、その①、②で触れたので割愛したい。
まだ、つぼみを多数付けているムラサキヤシオがあった。


1900mピークに着いたのは、8時41分だった。ガスが幾分薄くなり、時折景色が見えそうになるが、朝日岳が姿を見せることはなかった。


さらに先の小ピークで5分ほど待って、ようやく朝日岳を一瞬捉えることができた。


朝日の肩から朝日岳へ向かう。背中から風に押してもらい、浮力を得てすいすい登れた。朝日岳には9時7分に到着した。
 

山頂はガスがかかり、展望は期待できなかった。東側に那須高原がうっすらと見えた。西には登ってきた道を、新たな登山者が上がってきていた。
 

朝日岳から下山し、狭いトラバース道を進む(写真は再掲)。
 

トラバース道の先で、この日初めて茶臼岳をはっきり観ることができた。


振り返ると朝日岳にはまだガスがかかっていた。先へ進むと、恵比寿大黒と呼ばれる大岩が現れる。どちらが恵比寿天で、どちらが大黒天か。
 

峰の茶屋避難小屋には、9時40分に帰着した。直前に観た朝日岳に、ガスはかかっていなかった。


峰の茶屋避難小屋で軽食を食べ、茶臼岳へ向かう。すでにガスは抜けていて、風も弱まっていた。
硫黄鉱山跡あたりで、振り返って朝日岳と避難小屋を観た。岩ゴロゴロの単調な道が続き、30分弱でお釜口に着いた。噴火口の周りをを時計回りに進み、山頂を目指す。
 

那須岳の三角点は、山頂から少し離れている。そして、いよいよ山頂だ。
 

先ずは鳥居をくぐり、那須岳神社に参拝。


続いて周りの山を眺める。こちらは北方のやや東側。朝日岳が見える。


こちらは北方正面。中央に三本槍岳が見える、三本槍岳には、まだガスがかかっていた。


こちらは北方のやや西側。大倉山(標高1831m)流石山(ながれいしやま、同1812m)の稜線のようだ。


こちらは南方。茶臼岳から連なる南月山(みなみがっさん、標高1776m)と、その先に黒尾谷岳(くろおやだけ、同1589m)が見える。遠くに見えるのは高原山(同1795m)のようだ。
ちなみに、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳、南月山、黒尾谷岳をして、那須五山と言う。


下山はお釜(噴火口)を時計回りに歩き、お釜口に向かった。こちらが噴火口。5年前は噴火口の外で噴煙が見られたが、今回は分からなかった。


お釜の縁から観た三本槍岳と朝日岳。


硫黄鉱山跡から観た三本槍岳と朝日岳。これが見納め。写真の中央付近に、避難小屋の赤い屋根が見える。


峰の茶屋避難小屋の周辺には、多くの登山者が集まっていた。避難小屋には立ち寄らず、下山した。11時29分、無事に峠の茶屋登山口に着いた。
 

おまけの写真は、登山口付近に咲いていたベニサラサドウダン。こんな所で観られるとは思わなかった。できたら山中で観たかったものである。


那須岳(三本槍岳、朝日岳、茶臼岳)ハイキング (完)
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那須岳(三本槍岳、朝日岳、茶臼岳)ハイキング - その②

2022-06-16 05:04:11 | 山行・旅行
那須岳(三本槍岳、朝日岳、茶臼岳)ハイキング - その① からの続きです。



朝日の肩で若者と分かれて、三本鎗岳へ向かった。ここからは歩いたことのない道だ。


時刻は6時半を回っていたが、風は一行に収まる気配がなかった。
この日の天気図を見てみよう。
日本海にある高気圧の張り出しが弱く、太平洋上の低気圧との間に挟まれた東北地方では、北西の風が強く吹いていた。
 

撮った写真が少ないので、先ずは順にご覧いただきたい。
那須岳の登山道には、緊急時の連絡に使えるよう、要所要所に番号が記した標識が設置されている。朝日の肩は34番、そしてこの名の無いピークは35番だ。


熊見分岐には36番の標識が付いていた。休むことなく先へ進む。


37番の標識が付いていた1900mピークには、6時48分に着いた。風はまだ強いままで、加えてガスで周囲は何も見えない。休むことなく進む。


1900mピークの先にはケルンが積んであった。そしてその先でこの日初めてアズマシャクナゲを観た。
 

アズマシャクナゲは、ツツジ科ツツジ属の常緑低木で、本州の東北地方南部から中部地方南部と関東地方に分布する。花色は淡紅色である。
本州の高山帯では、同じツツジ科ツツジ属のハクサンシャクナゲと分布域が重なる山もあるが、ハクサンシャクナゲの花色は白色で上側の裂片中央に淡緑色の斑点があることからすぐに識別できる。
アズマシャクナゲは、このあと何度も見かけた。






ちなみに、こちらがハクサンシャクナゲだ(2019年、白山で撮影)。


今回見かけたアズマシャクナゲの中で、一番きれいに見えたのは下の花だった(帰路に撮影)。


こんな場所に咲いていて、近くには雪も残っていた(帰路に撮影)。
 

話を先に進める。1900mピークから10分ほど歩くと開けたところに出た。清水平だ。木道が設置されていて歩きやすかった。
 

行きには見られなかったが、帰り道ではガスが多少晴れて、清水平の様子が見られた。
 

清水平ではミツバオウレン(キンポウゲ科 オウレン属)をたくさん観ることができた。しかし、雨風で花が傷んでいたのが残念だった。






清水平から15分足らずで北温泉分岐に着いた。三本槍岳までは0.9kmだ。帰路にはここのベンチで小休止をした。
 

北温泉分岐から先も急登はなく、時々道が泥濘んでいたところを避けて歩いた。
 

登山道の脇に時々ミツバオウレンが咲いていて、また、ムラサキヤシオ(ツツジ科ツツジ属)やタカネザクラ(別名ミネザクラ、バラ科サクラ属)も咲いていて元気が出た。








時間的にそろそろ山頂が近いかなと思っていたら、目の前が開けて三本槍岳の山頂に着いた。7時42分だった。






晴れていれば、山頂から那須連山の朝日岳、茶臼岳が見え、遠くには飯豊山、磐梯山、吾妻山が見渡せるようだが、どちらを向いても何も見えなかった。
この山の名前の由来だが、昔、この山頂の領地がはっきりしないため、会津藩、那須藩、黒羽藩の3藩が領地を確認するため定期的に集まって槍を立てた故事によるらしい。
槍の名とは裏腹に、とても平坦な山頂部であった。

結局、山頂には3分だけとどまり、下山の方向をGPSで確認して、来た道を引き返した。帰路にはガスが晴れて、那須連山の雄大な景色を見られることを期待してのことである。

那須岳(三本槍岳、朝日岳、茶臼岳)ハイキング - その③に続く。
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那須岳(三本槍岳、朝日岳、茶臼岳)ハイキング - その①

2022-06-15 05:07:20 | 山行・旅行
6月13日、栃木県から福島県にかけて連なる、那須岳(那須連山)を歩いてきた。


那須岳に出かけたのは5年ぶりだ。5年前には那須連山の盟主である茶臼岳(ちゃうすだけ)と朝日岳に登ったが、今回はそれらに加えて三本槍岳(さんぼんやりだけ)にも登った。
標高を見ると茶臼岳が1915mなのに対し、三本槍岳は1917mあり、三本槍岳の方がわずかながら高い。5年前に三本槍岳を逃していたことが心残りとなっていた。
そのため、今回は先ず三本槍岳に登り、天候や体力次第では茶臼岳と朝日岳は回避してもよいと思っていた。

午前5時ちょうどに、峠の茶屋登山口から登山開始。風が強く駐車場で待機している登山者も多かったが、先ずは滑落の危険がない峰の茶屋跡避難小屋まで行って、様子を見ることにした。
 

歩き出してしばらくでムラサキヤシオの残花を見た。
林を抜けると一気に風が強くなった。西からの向かい風だ。深くかぶっていた帽子が剥がされ、あっという間に後方10mほどまで飛ばされた。
幸い灌木に引っかかり回収できたが、危うく山にゴミを残すところだった。その後は帽子をザックにしまい、手ぬぐいで頭を覆った。

峰の茶屋跡避難小屋までの道のりの半分ほどを過ぎると左正面に茶臼岳が、谷を隔てて右に朝日岳が見えるが、いずれも山頂付近はガスに覆われていた。
 

避難小屋まで強烈な向かい風の中、時々風避け姿勢をとりながら歩いた。5時42分避難小屋に無事に着いた。避難小屋の写真を撮る余裕はなかった。
避難小屋には先客が1名いた。やはり強風のため出発を見合わせているとのことだった。

15分ほど、その若者と一緒に過ごしたが、朝日岳へ向かうという若者が先に出発した。私は5分ほど遅れて後を追った。風は相変わらず強かった。
剣が峰の巻き道にかかると風が止んだ。西風が山で遮られたのだ。登山道の脇にイワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)が並んで咲いていた。


イワカガミと並んで少し小振りの白花が咲いていた。ヒメイワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)のように思えた。


ヒメイワカガミの葉には、1~5対の鋸葉があるが、イワカガミの葉には鋸葉が両側に10数個ある。


こちらがイワカガミで、花色は淡紅色だ。右に見える葉の鋸葉の数は多い。


本来のヒメイワカガミの花色は白色だが、この花は若干紅色を呈している。中間型なのかもしれない。葉の鋸葉の数は少ない。


観たのは後になるが、朝日岳山頂付近でヒメイワカガミの群落が観られたので、並べてご覧いただきたい。
この植物をシロバナコイワカガミと紹介している記事もあるが、コイワカガミの葉には鋸葉が両側に8個あるので、これはヒメイワカガミだと思う。




さて、まだどこの山にも登っていないうちから植物の名前で頓挫してしまった。

剣が峰の巻き道を過ぎると片側が崖のトラバースとなる(写真は帰路に撮影)。鎖に頼らずバランスをとって歩く。
 

トラバースを過ぎたところで先行者に追いついた。朝日の肩で彼とは別れ、ここからは再び一人旅となった。
 

ガスで視界は10mほどしかない。メガネについた水滴を拭いてもすぐにまた曇る。
風は一向に収まらない。
ここから先は歩いたことのない道だ。はたして無事に歩けるのだろうか。

那須岳(三本槍岳、朝日岳、茶臼岳)ハイキング - その②に続く。
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北総花の丘公園を散策

2022-06-13 05:30:08 | 
6月11日、北総花の丘公園に行ってきました。訪ねたのは9ヶ月ぶりです。
先ずは調整池を囲むCゾーンから入って行きます。

出展:http://www.asutomo.net/event/detail.php?id=8933

Cゾーンにはサギ類とカワウのコロニーがあります。アオサギ、コサギ、カワウがたくさん観られました。
■アオサギ
Grey heron
ペリカン目サギ科
Ardea cinerea
青鷺/L93cm


若鳥が兄弟げんか?


こちらも幼鳥みたいです。


■コサギ
Little egret
ペリカン目サギ科
Egretta garzetta
小鷺/L61cm

Cゾーンのすぐ西側は住宅街です。




■カワウ
Great Cormorant
カツオドリ目ウ科
Phalacrocorax carbo
河鵜/L81cm W129cm

先日、カイツブリが水浴びしているところを観ましたが、カワウも負けずにダイナミックに水浴びします。




Dゾーンを歩いて行きます。


シジュウカラがいました。


続いてBゾーンに入りました。そこで観たクレマチス・ソシアリス(キンポウゲ科 センニンソウ属)です。


オニアザミ(キク科アザミ属)が咲いていました。花はきれいですが、凄いとげです。


残念なことに、バラはどれも傷んでいました。昨日まで強い雨が降ったせいです。

帰りに十余一公園へ寄ってきました。


池のスイレンがとてもきれいでした。




珍しい鳥はいませんでしたが、セグロセキレイ、ムクドリ、オナガ、ハシボソガラスを観ました。








歩行距離6.1kmを歩きました。本日は山に出かけますので、コメント欄は閉じてあります。


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植物クロスワード(24)『科の名前は?』の解答

2022-06-12 05:30:02 | クロスワードパズル
【お詫びと訂正】
タテ7の植物は正しくは、レンプクソウです。誤ってレンブクソウと書きました。お詫び申し上げます。
shuの花日記では、これまでも間違えていました。本日付ですべて訂正いたします。




■ タテのカギ
1 植物の名前はキツネノマゴ。
 
2 ━━木、━━液、果━━。
3 角切りの大根のキムチ。
4 ♪━━よいとこ 一度はおいで (ア ドッコイショ)お湯の中にも (コーリャ) 花が咲くヨ (チョイナ チョイナ)。
5 腰掛けて座るための家具。
6 本物の替わりとなるもの。見本。
7 植物の名前はレンブクソウ。
 
9 1984年に公開された宮崎駿監督による劇場版アニメは『風の谷の━━』。
10 原子番号30、元素記号Znの金属。
12 植物の名前はエノキグサ。
 
15 福岡県南部に位置するお茶の山地、電照菊の栽培も盛ん。
18 文化・芸術活動に対する企業の支援。
19 「━━は良貨を駆逐す」とは、俗悪な文化がはやり良質な文化が衰退することや、悪人がばっこして善良な人が圧迫される状況などをいう。
20 人生や社会についての一つのまとまった考え・意見。特に、政治的、社会的な見解をいうことが多い。「反体制━━」「末法━━」「危険━━」。
21 前田河広一郎の短編小説、および同作を表題作とする作品集。作品集は大正12年(1923)刊。自身のアメリカでの生活を題材とする。
23 砂漠の暮らしに適応し、砂漠の舟とよばれる動物。
24 ━━玲子 元バドミントン選手、北京五輪8位入賞。━━博昭 参議院議員、比例代表選出、公明党。
25 植物の名前はザゼンソウ。
 
27 植物の名前はユウゲショウ。
 
29 植物の名前はヒメジョオン。
 
31 ━━クロス、━━オールスターズ、━━が九。
32 今━━・くるよは、昭和から平成にかけて活躍した漫才コンビ。1984年に上方漫才大賞、1988年に花王名人大賞を受賞した。
33 日本の慣習的な長さの単位。縄・釣り糸の長さや水深に用い、水深の場合は6尺とされる。
34 不平・不満・恨み・非難などの気持ちを表す終助詞。「これで幸せになれると思った━━」。
35 「━━に感じる」とは、相手の何かをしようとする心持ちに、自分も何かをしようという気になること。

■ ヨコのカギ
1 植物の名前はツルボ。
 
2 植物の名前はススキ(場所は尾瀬ヶ原、正面の山は至仏山)。
 
6 がん━━、やまい━━、和風━━。
8 植物の名前はツユクサ。
 
9 植物の名前はワルナスビ。
 
10 アンモニアの水素原子を炭化水素基または芳香族原子団で置換した化合物の総称。アミン、カミン、チミンのうちのどれか。
11 「━━徹尾」とは、最初から最後までという意味。
13 競技場の観客席などで、両手を上げて立ち上がっては座る動作を、縦の列ごとに順々に行い、遠見に波の動きに見せるもの。
14 新しい草がよく生えるように、春のはじめに枯れ草に火をつけて野を焼くこと。奈良の若草山、阿蘇、渡良瀬遊水地などが有名。
16 海面の水位が太陽や月、特に月の引力によって、定期的に高くなったり低くなったりすること。
17 植物の名前はムラサキツメクサ。
 
18 目が大きく、頭部の上端から飛び出していることが名前の由来になっている淡水魚。
20 植物の名前はタツナミソウ。
 
21 CM曲や歌謡曲、アニメソング、テレビ番組のテーマ曲など、生涯に6000曲以上を残し、1976年「北の宿から」で日本レコード大賞を受賞した作曲家の名は、小林━━。
22 植物の名前はハクサンコザクラ。
 
24 ハギ(マメ科ハギ属)の別名のひとつ。シカナグサ、ウマナグサ、ウシナグサのひとつ。
26 ━━請求とは、実際には利用したことのない━━のサービス利用料金を請求し、金銭をだまし取とうろする詐欺の手口。
27 植物の名前はタチアオイ。
 
28 大野━━ 嵐のリーダーで、メインボーカル。田尻━━ ㈱ゲームフリークの代表取締役社長で、『ポケットモンスター』の生みの親。妻夫木━━ 俳優で、愛称は「ブッキー」。
30 植物の名前はムラサキカタバミ。
 
32 教━━、体━━、━━休、━━メン。
33 檜・杉などの薄板を曲げて細工物を作ること。また、その細工物。
36 野球やソフトボールで、打者の打ったボールが地面をバウンドもしくは転がりながら進んでいき、一塁手、二塁手、三塁手もしくは遊撃手が処理したもの。
37 弱い者を助け強い者をくじき、義のためならば命も惜しまないといった気性に富むこと。

植物クロスワードは、毎月10日に掲載しています。次回は7月10日です。
前回(第23回)『高山に咲く黄色い花』の問題は、こちらからご覧になれます。
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残念なお知らせ

2022-06-10 17:58:10 | 
4日前にツバメが巣作りをしていることをお知らせしました。
残念なことに、この巣はカラスによって破壊され、産まれたばかりの卵も奪われてしまいました。
今年、またツバメが巣を架けるか分かりませんが、もし架けた場合は、ツバメ除けのネットを用意するつもりです。


コメント欄は閉じてあります。
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植物クロスワード(24)『科の名前は?』

2022-06-10 05:00:00 | クロスワードパズル


shuの花日記に掲載してきた草花をAPG分類体系で分けると、「科」の数がざっと60ほどになりました。
そこで今回は、花の写真をもとに「科」の名前を答えていただくパズルを作ってみました。

例えば、タテ1の写真の植物はキツネノマゴです。キツネノマゴはキツネノマゴ科ですから、「キツネノマゴ」と入れます。
ヨコ1の写真の植物はツルボです。ツルボはキジカクシ科ですから、「キジカクシ」と入れます。

ヒントがないとかなり難しいと思いますので、今回は植物の名前をカギに書きました。ここまでで分かる方は「上級クラス」です。
さらにヒントとして、今回写真を載せた15の植物の「科」の名前を、最後にリストアップしました。
それでも難しい時は、植物の名前で検索すると「科」の名前が分かると思います。

今回はクロスワード2周年記念で、マスの数を増やしています。解答は6月12日にアップします。
では、どうぞお楽しみくださいませ。

■ タテのカギ
1 植物の名前はキツネノマゴ。
 
2 ━━木、━━液、果━━。
3 角切りの大根のキムチ。
4 ♪━━よいとこ 一度はおいで (ア ドッコイショ)お湯の中にも (コーリャ) 花が咲くヨ (チョイナ チョイナ)。
5 腰掛けて座るための家具。
6 本物の替わりとなるもの。見本。
7 植物の名前はレンブクソウ。
 
9 1984年に公開された宮崎駿監督による劇場版アニメは『風の谷の━━』。
10 原子番号30、元素記号Znの金属。
12 植物の名前はエノキグサ。
 
15 福岡県南部に位置するお茶の山地、電照菊の栽培も盛ん。
18 文化・芸術活動に対する企業の支援。
19 「━━は良貨を駆逐す」とは、俗悪な文化がはやり良質な文化が衰退することや、悪人がばっこして善良な人が圧迫される状況などをいう。
20 人生や社会についての一つのまとまった考え・意見。特に、政治的、社会的な見解をいうことが多い。「反体制━━」「末法━━」「危険━━」。
21 前田河広一郎の短編小説、および同作を表題作とする作品集。作品集は大正12年(1923)刊。自身のアメリカでの生活を題材とする。
23 砂漠の暮らしに適応し、砂漠の舟とよばれる動物。
24 ━━玲子 元バドミントン選手、北京五輪8位入賞。━━博昭 参議院議員、比例代表選出、公明党。
25 植物の名前はザゼンソウ。
 
27 植物の名前はユウゲショウ。
 
29 植物の名前はヒメジョオン。
 
31 ━━クロス、━━オールスターズ、━━が九。
32 今━━・くるよは、昭和から平成にかけて活躍した漫才コンビ。1984年に上方漫才大賞、1988年に花王名人大賞を受賞した。
33 日本の慣習的な長さの単位。縄・釣り糸の長さや水深に用い、水深の場合は6尺とされる。
34 不平・不満・恨み・非難などの気持ちを表す終助詞。「これで幸せになれると思った━━」。
35 「━━に感じる」とは、相手の何かをしようとする心持ちに、自分も何かをしようという気になること。

■ ヨコのカギ
1 植物の名前はツルボ。
 
2 植物の名前はススキ。
 
6 がん━━、やまい━━、和風━━。
8 植物の名前はツユクサ。
 
9 植物の名前はワルナスビ。
 
10 アンモニアの水素原子を炭化水素基または芳香族原子団で置換した化合物の総称。アミン、カミン、チミンのうちのどれか。
11 「━━徹尾」とは、最初から最後までという意味。
13 競技場の観客席などで、両手を上げて立ち上がっては座る動作を、縦の列ごとに順々に行い、遠見に波の動きに見せるもの。
14 新しい草がよく生えるように、春のはじめに枯れ草に火をつけて野を焼くこと。奈良の若草山、阿蘇、渡良瀬遊水地などが有名。
16 海面の水位が太陽や月、特に月の引力によって、定期的に高くなったり低くなったりすること。
17 植物の名前はムラサキツメクサ。
 
18 目が大きく、頭部の上端から飛び出していることが名前の由来になっている淡水魚。
20 植物の名前はタツナミソウ。
 
21 CM曲や歌謡曲、アニメソング、テレビ番組のテーマ曲など、生涯に6000曲以上を残し、1976年「北の宿から」で日本レコード大賞を受賞した作曲家の名は、小林━━。
22 植物の名前はハクサンコザクラ。
 
24 ハギ(マメ科ハギ属)の別名のひとつ。シカナグサ、ウマナグサ、ウシナグサのひとつ。
26 ━━請求とは、実際には利用したことのない━━のサービス利用料金を請求し、金銭をだまし取とうろする詐欺の手口。
27 植物の名前はタチアオイ。
 
28 大野━━ 嵐のリーダーで、メインボーカル。田尻━━ ㈱ゲームフリークの代表取締役社長で、『ポケットモンスター』の生みの親。妻夫木━━ 俳優で、愛称は「ブッキー」。
30 植物の名前はムラサキカタバミ。
 
32 教━━、体━━、━━休、━━メン。
33 檜・杉などの薄板を曲げて細工物を作ること。また、その細工物。
36 野球やソフトボールで、打者の打ったボールが地面をバウンドもしくは転がりながら進んでいき、一塁手、二塁手、三塁手もしくは遊撃手が処理したもの。
37 弱い者を助け強い者をくじき、義のためならば命も惜しまないといった気性に富むこと。

■「科」の名前のリスト(アイウエオ順)
アオイ、アカバナ、イネ、カタバミ、キク、キジカクシ、キツネノマゴ、サクラソウ、サトイモ、シソ、ツユクサ、トウダイグサ、ナス、マメ、レンブクソウ
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ツバメの巣作り

2022-06-06 05:30:01 | 
群馬県に住む娘から、ツバメが巣作りを始めたと連絡が入った。
群馬県では米と麦の二毛作がなされていて、麦の収穫後に米の田植えが始まる。ツバメは田んぼに水が張られると巣作りを始めるようである。

今回ツバメが巣を架けている場所は、2階の軒下である。毎年この家の軒下に巣を架けるが、1階だとネコが襲うことがあるらしい。
2階ではネコによる被害はないが、カラスによる被害はむしろ増えそうだ。
無事に子育てが行われることを祈りたい。

また、娘の観察では2羽のツバメの成鳥(親)以外に、別のツバメの成鳥が子育てを手伝うらしい。
これをヘルパーと呼ぶようだが、例年このヘルパーがここでは観られるそうだ。

■ツバメ
Barn swallow

スズメ目ツバメ科ツバメ属
Hirundo rustica
燕/L17cm










このツバメの子育てについては、雛(ひな)が生まれたら、また観に行こうと思う。

2022/06/03


明日、明後日は、パソコンを更新するためブログを休ませていただきます。
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