1年ぶりに茨城県の宝篋山(ほうきょうさん、標高461m)を歩いてきました。
過去ログを見たら、前回登ったのが昨年の5月20日でした。今回もカメラを持ってのハイキングです。
今回は登りが新寺コース、下りが山口コースで、活動時間は休憩込みで3時間38分、山頂で15分休んで昼食を摂りました。
YAMAPのログで、歩行距離は7.5km、累計標高差は488mでした。
では出発から順に写真をご覧いただきたいと思います。
市営駐車場に車を駐め、10時12分に歩き出しました。大池公園を経由して舗装路を歩いて行きます。
道脇にアザミの仲間や、逸出したヤグルマギクなどが観られました。
田植えが終わったばかりの田んぼにはダイサギが佇み、上空をツバメが飛び交っていました。
咲きかけているこの花は何でしょう? ヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属)かもしれません。
集落や田んぼの周りを25分ほど歩いて、ここから登山道(新寺コース)に入ります(iPhoneでの撮影です)。
ウグイスの囀りがよく聞えました。
登山道は上り一辺倒で、咲いている花も見かけません。唯一観たのがこのツルアリドオシ(アカネ科ツルアリドオシ属)でした(iPhoneでの撮影です)。
新寺コースを35分歩いて山口コース2に合流し、さらに20分ほどで小田城コースに合流しました。ここで初めて他のハイカーに会いました(iPhoneでの撮影です)。
しばらく歩くとアジサイ科の木を2本観ました。コアジサイ(アジサイ科アジサイ属の落葉低木)のようでした(iPhoneでの撮影です)。
山頂には11時51分に着きました。ゆっくり歩き途中短い休憩を2度ほど取りましたが、CTより20分早く着きました。山頂から筑波山が見えます(iPhoneでの撮影です)。
望遠レンズで筑波山を観てみました。左が男体山、右が女体山です。
ベンチに腰掛け昼食を摂りました。山頂付近にはウマノアシガタ(キンポウゲ科キンポウゲ属)、アザミの仲間、ハルジオンなどが咲いていました。
また、樹木の花ではエゴノキの花が咲いていました。エゴノキの花は登山道でもよく観ましたが、ほとんどが散っていました。
山頂付近で観た鳥はシジュウカラだけでした。
15分休憩して、下山路の山口コース1に向かいました。
下り初めてすぐにきれいな鳥の声を聴きました。この声は登りでも聴きましたが姿を観ることができず、残念に思っていました。
今度は登りの時よりずっと近くで鳴いていました。そこでじっと我慢して待つと、動く鳥の姿が見えました。ソウシチョウです。しかも群れでいました。
■ソウシチョウ
Red-billed leiothrix
スズメ目ソウシチョウ科
Leiothrix lutea
相思鳥/L14~15cm
ソウシチョウはいわゆるかご抜け鳥で、外来生物法で特定外来生物に指定されている鳥です。
昨年4月に福島県で観ましたが、宝篋山で観たのは初めてでした。
YAMAPなどで宝篋山のレポートを見ると度々ソウシチョウの記事が出てくるので、この山にはかなり以前から棲みついているようです。
山口コース1を歩いて観た草花です。ニガナ(キク科ニガナ属)とハハコグサ(キク科ハハコグサ属)だと思います。
次はニワゼキショウ(アヤメ科ニワゼキショウ属)のように見えましたが、花茎が長いもので20cmほどありました。公園の芝生の中で観るものよりずいぶん長いのは、環境適応のためでしょうか。その次はクサイチゴ(バラ科キイチゴ属の落葉小低木)の実のように見えました。
次のチョウはGoogle レンズで検索したところ、コミスジと出ました。タテハチョウ科のチョウで、幼虫はクズ、ハギ、フジ、ニセアカシアなどのマメ科植物を食草とするようです。
登山道を下る途中、田園風景が見えるところがありました。田植え前後の田んぼの景色は美しいものですが、ここでは収穫間近の小麦畑も併せて見られました。
ウグイスやホトトギスの声を聴きながらのんびり歩いて山を下りると、何とも大きなテイカカズラが道の上から垂れていて驚きました(iPhoneでの撮影です)。
20mほどの巨木の下1/3ほどをテイカカズラがびっしりと覆っていました。
集落や田んぼの周りを歩いて車があるところまで戻ります。
途中田んぼ近くに咲いていたのがこの花です。初めて観ましたが、葉が輪生状についていることからオオツメクサ(ナデシコ科オオツメクサ属)ではないかと思いました。
オオツメクサは、ヨーロッパ原産の一年草または二年草で、日本には明治時代に渡来しました。北海道と本州中部地方以北の草地や畑に生えるようです。
この後、田んぼの中でカルガモを発見、さらにアオサギも観ました。
帰路はCT90分のところを89分かけて帰ってきました。
最後に遠目に観たのはクサフジに群れるモンシロチョウと、コスモスのような花でした。春に咲くコスモスもあるのでしょうか?
最後にこの日観た鳥をまとめます。スズメ、ハシボソガラス、ダイサギ、ツバメ、ムクドリ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ウグイス、ソウシチョウ、カルガモ、アオサギ、ヒバリの12種でした。
この他に、キジ、ハト(キジバト)、ホトトギスの声を聞きました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
宝篋山でソウシチョウ(完)
過去ログを見たら、前回登ったのが昨年の5月20日でした。今回もカメラを持ってのハイキングです。
今回は登りが新寺コース、下りが山口コースで、活動時間は休憩込みで3時間38分、山頂で15分休んで昼食を摂りました。
YAMAPのログで、歩行距離は7.5km、累計標高差は488mでした。
では出発から順に写真をご覧いただきたいと思います。
市営駐車場に車を駐め、10時12分に歩き出しました。大池公園を経由して舗装路を歩いて行きます。
道脇にアザミの仲間や、逸出したヤグルマギクなどが観られました。
田植えが終わったばかりの田んぼにはダイサギが佇み、上空をツバメが飛び交っていました。
咲きかけているこの花は何でしょう? ヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属)かもしれません。
集落や田んぼの周りを25分ほど歩いて、ここから登山道(新寺コース)に入ります(iPhoneでの撮影です)。
ウグイスの囀りがよく聞えました。
登山道は上り一辺倒で、咲いている花も見かけません。唯一観たのがこのツルアリドオシ(アカネ科ツルアリドオシ属)でした(iPhoneでの撮影です)。
新寺コースを35分歩いて山口コース2に合流し、さらに20分ほどで小田城コースに合流しました。ここで初めて他のハイカーに会いました(iPhoneでの撮影です)。
しばらく歩くとアジサイ科の木を2本観ました。コアジサイ(アジサイ科アジサイ属の落葉低木)のようでした(iPhoneでの撮影です)。
山頂には11時51分に着きました。ゆっくり歩き途中短い休憩を2度ほど取りましたが、CTより20分早く着きました。山頂から筑波山が見えます(iPhoneでの撮影です)。
望遠レンズで筑波山を観てみました。左が男体山、右が女体山です。
ベンチに腰掛け昼食を摂りました。山頂付近にはウマノアシガタ(キンポウゲ科キンポウゲ属)、アザミの仲間、ハルジオンなどが咲いていました。
また、樹木の花ではエゴノキの花が咲いていました。エゴノキの花は登山道でもよく観ましたが、ほとんどが散っていました。
山頂付近で観た鳥はシジュウカラだけでした。
15分休憩して、下山路の山口コース1に向かいました。
下り初めてすぐにきれいな鳥の声を聴きました。この声は登りでも聴きましたが姿を観ることができず、残念に思っていました。
今度は登りの時よりずっと近くで鳴いていました。そこでじっと我慢して待つと、動く鳥の姿が見えました。ソウシチョウです。しかも群れでいました。
■ソウシチョウ
Red-billed leiothrix
スズメ目ソウシチョウ科
Leiothrix lutea
相思鳥/L14~15cm
ソウシチョウはいわゆるかご抜け鳥で、外来生物法で特定外来生物に指定されている鳥です。
昨年4月に福島県で観ましたが、宝篋山で観たのは初めてでした。
YAMAPなどで宝篋山のレポートを見ると度々ソウシチョウの記事が出てくるので、この山にはかなり以前から棲みついているようです。
山口コース1を歩いて観た草花です。ニガナ(キク科ニガナ属)とハハコグサ(キク科ハハコグサ属)だと思います。
次はニワゼキショウ(アヤメ科ニワゼキショウ属)のように見えましたが、花茎が長いもので20cmほどありました。公園の芝生の中で観るものよりずいぶん長いのは、環境適応のためでしょうか。その次はクサイチゴ(バラ科キイチゴ属の落葉小低木)の実のように見えました。
次のチョウはGoogle レンズで検索したところ、コミスジと出ました。タテハチョウ科のチョウで、幼虫はクズ、ハギ、フジ、ニセアカシアなどのマメ科植物を食草とするようです。
登山道を下る途中、田園風景が見えるところがありました。田植え前後の田んぼの景色は美しいものですが、ここでは収穫間近の小麦畑も併せて見られました。
ウグイスやホトトギスの声を聴きながらのんびり歩いて山を下りると、何とも大きなテイカカズラが道の上から垂れていて驚きました(iPhoneでの撮影です)。
20mほどの巨木の下1/3ほどをテイカカズラがびっしりと覆っていました。
集落や田んぼの周りを歩いて車があるところまで戻ります。
途中田んぼ近くに咲いていたのがこの花です。初めて観ましたが、葉が輪生状についていることからオオツメクサ(ナデシコ科オオツメクサ属)ではないかと思いました。
オオツメクサは、ヨーロッパ原産の一年草または二年草で、日本には明治時代に渡来しました。北海道と本州中部地方以北の草地や畑に生えるようです。
この後、田んぼの中でカルガモを発見、さらにアオサギも観ました。
帰路はCT90分のところを89分かけて帰ってきました。
最後に遠目に観たのはクサフジに群れるモンシロチョウと、コスモスのような花でした。春に咲くコスモスもあるのでしょうか?
最後にこの日観た鳥をまとめます。スズメ、ハシボソガラス、ダイサギ、ツバメ、ムクドリ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ウグイス、ソウシチョウ、カルガモ、アオサギ、ヒバリの12種でした。
この他に、キジ、ハト(キジバト)、ホトトギスの声を聞きました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
宝篋山でソウシチョウ(完)