shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

白山テント泊お花見ハイキング その① 別当坂前編

2022-07-31 05:07:29 | 山行・旅行
7月23~25日、テントを担いで白山を歩いてきた。
実際に歩いた行程を添付の地図(ヤマケイオンラインから借用)に照らして示す。
■1日目(7月23日、雨のち曇りのち晴れ) 1枚目の地図参照。コースタイム5時間50分。
別当出合→別当坂分岐→(観光新道)→殿ヶ池避難小屋→黒ボコ岩→エコーライン分岐(砂防新道合流点)→(エコーライン)→エコーライン分岐→(南竜道)→南竜山荘→南竜ヶ馬場野営場(泊) (赤字部分が今日ご覧いただく範囲。)
■2日目(7月24日、快晴のち曇り) 2枚目、3枚目の地図参照。コースタイム9時間35分。
南竜ヶ馬場野営場→(南竜道)→エコーライン分岐→(エコーライン)→エコーライン分岐(砂防新道合流点)→白山室堂→御前峰→お池めぐり分岐→大汝峰下の分岐→(中宮道、途中まで)→大汝峰下の分岐→お池めぐり分岐→白山室堂→エコーライン分岐(砂防新道合流点)→(エコーライン)→エコーライン分岐→(南竜道)→南竜ヶ馬場野営場→(油坂)→油坂の頭→(石徹白道)→御舎利山分岐→別山→御舎利山分岐→チブリ尾根避難小屋(泊)
■3日目(7月25日、曇り) 3枚目の地図参照。コースタイム2時間40分。
チブリ尾根避難小屋→(別山・市ノ瀬道)→市ノ瀬






1日目は、計画通りに歩いた。
2日目は、計画では南竜ヶ馬場野営場から中宮道途中にあるお花松原(高山植物の名所の一つ)までを往復するつもりだった。ところが中宮道のヒルバオ雪渓の残雪が多く、お花松原はまだ雪に覆われていると思い、引き返した。時間が余ったので、3日目に計画していた別山行きを前倒しし、チブリ尾根避難小屋で泊った。
3日目は、前日にチブリ尾根避難小屋まで来たので、そこから市ノ瀬までを歩いた。

歩いた順に登山道から見た風景と、周辺の植物(花)を紹介する。
なお、植物については、2年前に更新した「白山花紀行」を後日再更新して、あらためてご覧いただくつもりである。

1.別当出合~別当坂分岐
YAMAPでログを取っていたが、途中で切れてしまった。最初のヤマケイオンラインの地図と併せてご覧いただけるとありがたい。


さて、市ノ瀬に車を置き、バスで別当出合まで移動。別当出合で水を補給して、6時20分に出発した。
今年は白山国立公園が指定されてから60周年に当たる。1962年に国定公園から昇格している。白山国立公園は、富山・石川・福井。岐阜の4県にまたがり、白山の最高峰である標高2702 mの御前峰(ごぜんがみね)を中心に東西約20 km、南北約40 kmに及ぶ両白山地の主要な山域が指定されている。
多くのハイカーは砂防新道から登るので大鳥居をくぐって直進する。今年の大雪で大鳥居が壊れたが、修理されていた。
私は混雑を避けて観光新道から登るので、大鳥居をくぐった後、吊り橋の手前で左折した。
 

すぐにセリ科の花(アマニュウ?)、クガイソウ(オオバコ科クガイソウ属)、エゾアジサイ(アジサイ科アジサイ属)が迎えてくれた。




エゾアジサイは、北海道、本州(京都府以北の日本海側の多雪地帯)、九州(北部と大隅半島)に分布する。今回はきれいなエゾアジサイを撮るのが目的の一つだった。


別当坂の急坂をゆっくりと登って行く。ザックは15kgに満たず、それほど重さを感じなかった。
それでも道端の小さな花を撮る際しゃがむのは、ちょっと苦しい。
アカモノ(ツツジ科シラタマノキ属)の実。マイヅルソウ(キジカクシ科スズラン亜科マイヅルソウ属)の実。




ツルアリドオシ(アカネ科ツルアリドオシ属)。ズダヤクシュ(ユキノシタ科ズダヤクシュ属)。




既に実をつけている樹木も多い。ガマズミ(レンプクソウ科ガマズミ属)とミズキ(ミズキ科ミズキ属)だろうか。




小雨が残っていて、足元が滑りやすい。こんな天気の日はカタツムリやカエルをよく目にする。
白山にはアズマヒキガエルとナガレヒキガエルの2種類のヒキガエルが棲息する。こちらはアズマヒキガエルのようだ。
ちなみに、アズマヒキガエルの学名Bufo japonicus formosusは、日本のハンサムなヒキガエルという意味らしい。英国人の学者が名づけたようだが、英国人のユーモアには感心する。


そうこうしているうちに別当坂の半分までやって来た。ここから等高線の間隔がさらに狭くなっていく。


今回の白山紀行文は、登山のペースと同じく、ゆっくり進めていきたい。正直なところ、やや夏バテ気味である。
白山テント泊お花見ハイキング その② 別当坂後編 に続く。
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海辺で観た花々と鳥

2022-07-30 04:44:54 | みんなの花図鑑
一昨日、加佐ノ岬で観たミサゴの巣立ちを投稿したが、加佐ノ岬にはもともと海辺の植物を観る目的で出かけていた。
そこで、加佐ノ岬とその周辺で撮った植物の写真をご覧いただきたい。
名前が分からなかったり、自信がない植物が多いのは、海辺を散策する機会が少ないことに加え、旅先に図鑑を携帯しなかったためだ。帰宅後に調べて、名前が分かれば追記したいと思う。

オニユリ(ユリ科ユリ属)。手前はツリガネニンジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)のように見えるが、自信がない。


オニユリは、葉の付け根にムカゴを作るのが特徴だ。


ツリガネニンジンのように見える植物。
山ではよく見かけるが、海辺で咲いているものが同じものか分からない。


ツリガネニンジンのように見える植物と、ヒメヒオウギスイセン(アヤメ科ヒオウギズイセン属)。


ヒメヒオウギスイセン。


アザミの仲間。


カワラナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)だと思う。葉は線形で、先端は鋭く尖っている。一緒に別の植物の葉が写っている。


シロツメクサ(マメ科シャジクソウ属)に似ているが自信がない。花数が少なく、ぽつんぽつんと咲いていた。


ツユクサ(ツユクサ科ツユクサ属)に似ている。真夏の砂浜にツユクサが咲くのだろうか?
見つけたのは一輪だけだった。


名前が分からない。画像検索から特徴が一致する植物が見つからなかった。砂浜に匍匐茎を延ばし、薄紅色の花茎を上にのばし同色の花(つぼみ)をつけていた。コマツヨイグサ(アカバナ科マツヨイグサ属)の花後のようです。しぼんだ花は赤くなります。なつみかんさんから教えていただきました。




砂の中に長く匍匐茎を延ばし、各所から地上へ出る茎を伸ばす特徴から、コウボウムギ(カヤツリグサ科スゲ属)のように思う。


画像検索したところ、ハマニガナ(キク科ニガナ属)が示唆された。砂浜で長い地下茎を伸ばしてふえるという特徴に矛盾はない。


画像検索したところ、コマツヨイグサが示唆された。海岸でよく観られるという特徴も一致している。背が高く立っていることから、メマツヨイグサのようです。なつみかんさんからのご指摘により修正しました。


ハマエンドウ(マメ科レンリソウ属)ハマゴウ(シソ科ハマゴウ属)が、砂浜にたくさん咲いていた。間違いをさざんかさんから教えていただき修正しました。


<参考>ハマエンドウ(マメ科レンリソウ属)。


ミサゴ以外の鳥も若干撮っていたので、併せてご覧いただきたい。
■ウミネコ
Black-tailed gull

チドリ目カモメ科カモメ属
Larus crassirostris
海猫/L44-48cm




■ハクセキレイ
White Wagtail

スズメ目セキレイ科セキレイ属
Motacilla alba lugens
白鶺鴒/L21cm。




■トビ
Black Kite

タカ目タカ科
Milvus migrans
鳶/L60cm
(柴山潟湖畔で撮影)。




2022/07/22
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ミサゴの巣立ち

2022-07-28 05:02:15 | 
加佐ノ岬は越前加賀国定公園の景勝地の一つで、そこから観る夕日は絶品である。
岬の突端に、波の浸食で陸が削られ、引き剥がされてできた小島が3つある。その一つでミサゴが子育てをしていた。

■ミサゴ
Osprey
タカ目ミサゴ科ミサゴ属
Pandion haliaetus
鶚、雎鳩、鵃、魚鷹/L54–64cm
 



親鳥が雛に餌を運んできていた。餌はカマスのように見えた。




親が飛び去った後、雛がカマスを食べている様子が見えた。




風が強い日だった。少しでも風を避けて撮影適地を探そうとしていた時に、いきなり雛が飛び上がった。
まったく羽ばたかず、風を受けて躰を浮かせていた。巣立ちだった。










幼鳥は風を使い躰を高く浮かせ、天高く上がった。






そして今度は高度を下げて、海の上を飛んだ。




そして、あろうことか、白波が立っている海の上に落ちた。少なくとも、私には落ちたように見えた。








でも大丈夫。ミサゴの幼鳥は力強く羽ばたいて、海面から飛び上がったのである。














ミサゴは別名を魚鷹という。生きていくには荒海の中でも魚を獲らねばならぬのだ。
巣立ったばかりのミサゴが、自らの意思で狩りを試みたのだとようやくわかった。
















しばらく様子を観ていたが、幼鳥が再び巣に戻ることはなかった。

ミサゴの若鳥が完全に親から独立するのは、巣立ち後1~2ヶ月後である。
近くにミサゴがもう1羽いた。先に巣立った兄弟だろうか。








2022/07/22
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シジュウカラの子育て日記Ⅲ - 番外編

2022-07-19 05:29:40 | 
7月15日の午後、自室の窓の外から、チチチチと鳴く鳥の声が聞えてきた。
窓から覗いてみても見えなかったが、声はすぐ近くから確かに聞えてくる。
カメラを持って、外に出てみた。

ヒイラギの垣根の中に、巣立ったばかりのシジュウカラが、数羽見えた。
カメラをかざすと隣家とのフェンスの上まで飛んだ。
驚かさないように、ヒイラギの隙間から撮ってみた。




巣立ったので雛と呼ぶより幼鳥と呼んだ方がいいかもしれないが、顔立ちは雛(ひよこ)のままだった。
雛たちは我が家の周りを回って、今度は庭の南側のフェンスに止まった。






こうしてみると雛と言うより、幼鳥と呼ぶようがふさわしいと思った。
成長と比べると、体の割に目が大きく見える。口の周りに赤味があるのも幼鳥の特徴だ。
そして、体を包む羽が柔らかそうで、毛並みがとてもきれいに見えた。

幼鳥たちは、庭木に止まったり、車庫の屋根に止まったりして、一軒ずつ西へ移動していった。
  







数軒離れた家のベランダの手すりには、3羽が同時に止まった。全体の数は5羽か6羽だったと思う。


不思議なことに、今度は向きを変えて、また我が家の方へ来てくれた。
気がついたら、13分の間に900枚も写真を撮っていた。

シジュウカラの幼鳥は、翌日も我が家に来てくれた。
道を挟んだ学校の庭木に、3羽が止まっていた。




蒸し暑い夏の日の午後に、不思議な夢を見たような気分だった。

2022/07/15、16


今週~来週は白山へ行くため、明日から1週間ほどブログの掲載を休みます。
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ヒメサユリを観に飯豊山へ行ってきた - その④(最終) 雨中の下山編

2022-07-17 05:08:44 | 山行・旅行
ヒメサユリを観に飯豊山へ行ってきた - その③ お花見ハイキング編 からの続きです。

2日目の様子をご覧いただく前に、昨日ブログに載せ忘れた花がいくつかあったので、先ずはそれらをご覧いただきたい。
それらはすべて種蒔(たねまき)から大日杉分岐までに撮った写真で、先にご覧いただいた花と重なるものもある。

先ずはゴゼンタチバナの群落が見事だったので上げておきたい。


チングルマ(バラ科チングルマ属)の数は少なかったが、ポツポツ咲いていた。上の方の雪が解けるとたくさん観られると思う。


ヒメサユリのつぼみと、ヒメサユリの群落。




雪渓が出てきた。アイゼンなしで歩けないことはなかったが、せっかく持ってきたので着用した。


雪渓を過ぎるとアカモノ(ツツジ科シラタマノキ属)の群落があった。


ウサギギク(キク科ウサギギク属)を観た。数株が花を咲かせていたが、この花はここでしか観なかった。


マルバシモツケ(バラ科シモツケ属)は、この後たくさん観たが、この辺りで観たのが最初だったと思う。


ハクサンシャクナゲがここでも観られた。


この後すぐに大日杉分岐に着き、後は昨日ご覧いただいた通りである。

もう一つ、草履塚から切合小屋に戻った後、小屋の周辺を散策したので、そこで観た花もご覧いただきたい。
先ず見つけたのがノウゴウイチゴ(バラ科オランダイチゴ属)だった。花弁が7~8個あるのが特徴の一つで、7~8月に径8mmの果実(果床)がつき、食べることができる。




次に見つけた小さな花は、タニギキョウ(キキョウ科タニギキョウ属)のように見えた。


先ほどもご覧いただいたが、マルバシモツケ(バラ科シモツケ属)がたくさん咲いていた。一つひとつの花がバラ科らしい表情をしている。


こちらはミネヤナギ(ヤナギ科ヤナギ属)だと思うが、自信がない。


この黄色い花はミヤマコウゾリナ(キク科ヤナギタンポポ属)のように思う。花が咲いているのを観たのは1株だけだが、昨年8月にはたくさん見かけた。


ズダヤクシュ(ユキノシタ科ズダヤクシュ属)が咲いていた。観たのは雪渓の傍の1ヶ所だけだった。


こちらは当初ミヤマカタバミ(カタバミ科カタバミ属)だと思ったが、花期(ミヤマカタバミは3~4月、コミヤマカタバミは6~7月)と、小葉の角が丸いことから、同属のコミヤマカタバミのように思う。


こちらはヒロハユキザサ(キジカクシ科ユキザサ属)のように見えたが、自信がない。


カラマツソウ(キンポウゲ科カラマツソウ属)のように見える。


夕食を済ませた後、水場にカエルがいた。同宿の方からモリアオガエルだと教えていただいた。明日は無事に帰ろう。



翌12日の天気予報は雨で、当初計画では大日岳へ出かける予定だったが、朝食を食べて下山することにした。
朝から雨を覚悟していて、到底ご来光など拝めると思っていなかったが、何の奇跡か日の出の時間だけ東の空が晴れた。


とはいえ、太陽の周りに輪ができている。いずれ早い時間で雨になることは確実のようだった。
6時前に小屋を出て、先ずは上に向かった。目的はオノエラン(ラン科カモメラン属)が咲いていると教わったからだ。
場所を教わって、オノエランを観ることができた。


他に、マイヅルソウ(キジカクシ科マイヅルソウ属)、セリ科の花、雨に濡れたクルマユリ(ユリ科ユリ属)やヒメサユリ(ユリ科ユリ属)などを観た。








昨日見逃したようだが、タカネマツムシソウ(マツムシソウ科マツムシソウ属)やアザミの仲間も咲き出していた。アザミは東北地方の山地に生えるオニアザミに特徴が似ていた。




再び小屋を後にしたのは、6時15分だった。
 

ハクサンチドリ(ラン科ハクサンチドリ属)も見納めだ。


こちらのセリ科の植物は、シシウドの仲間のように見えた。


ゼンテイカ(ススキノ科ワスレグサ属)が群生する景色も見納めだ。


アカモノ(ツツジ科シラタマノキ属)が花弁を散らしていて、近くにアオノツガザクラ(アオノツガザクラ)が咲いていた。




雪渓は硬く凍っていた。迷わずアイゼンを着用した。早くも雨が強く降り出してきていた。


三国小屋の手前の鎖場やはしごは、それぞれ利用して慎重に下りた。
 

三国小屋には8時8分に着いた。小屋番さんは先に下山したようだった。


剣ヶ峰の岩稜も慎重に下った。
 

見納めのヒメサユリ。雨に濡れた姿もきれいだった。


道は泥濘み、滑りやすかった。笹平で一度休み、1日早く帰宅することを家に連絡した。
 

結局、林道と合流する地点には11時14分に到着した。無事に帰ることができたことを感謝した。
お借りしていた木の杖を、元の場所に戻し、車へ戻った。
 

下山後、福島県喜多方市山都町一ノ木にある「いいでの湯」へ向かった。
源泉掛け流しの湯に浸かり疲れを癒やし、名物の蕎麦をいただいて帰路についた。

ヒメサユリを観に飯豊山へ行ってきた (完)


明日18日はブログの掲載を休ませていただきます。

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ヒメサユリを観に飯豊山へ行ってきた - その③ お花見ハイキング編

2022-07-16 05:29:39 | 山行・旅行
この記事は、ヒメサユリを観に飯豊山へ行ってきた - その② 登山編 からの続きです。

飯豊山の剣ヶ峰は山頂ではなく稜線の一部である。鎖場がいくつかあるが、ゆっくり登っていけば心配はない。
途中で錆びついた古銭を2つ拾った。いつの時代のものだろうか。目立つところに置いておいた。また誰かが拾ってくれるかもしれない。
 

昨年は岩稜の乾いた一枚岩の上をすいすい歩いたものだが、この日は霧も出ていて滑りやすく、そうはいかなかった。
 

眼下にゼンテイカ(ススキノキ科ワスレグサ属)とヤマブキショウマらしい花が咲き乱れ、目を楽しませてくれた。


三国岳山頂にある三国小屋には、9時14分に到着した。
小屋を覗くと小屋番さんが一人でいた。お腹も空いてきたのでカップ麺を注文し、コーラも頼んだ。
三国小屋から先は、その名の通りお花見ハイキングだ。
先ずは、一旦標高を下げて登り返すが、食事を済ませて元気なので苦にはならない。下山中の(と言っても、ここでは登ってきている)人と初めてすれ違った。


お花が次々と現れる。ミヤマクルマバナ(シソ科トウバナ属)。


ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)。


きれいなヒメサユリ(ユリ科ユリ属)。


ミヤマカラマツ カラマツソウ(キンポウゲ科カラマツソウ属)のようだ。


ハナニガナ(キク科ニガナ属)。


ハクサンボウフウ(セリ科カワラボウフウ属)。


登山道の周りはお花畑が続く。


ゼンテイカ(ススキノキ科ワスレグサ属)。


センジュガンピ(ナデシコ科センノウ属)。


時々岩場もあるが、特に危ないところはない。はしごの所は、登りははしごを使わずに登れた。
 

タテヤマウツボグサ(シソ科ウツボグサ属)は、何故かしらここだけで観られた。




アップダウンが続くが、急登があまりないので気分的に楽だ。


春に咲くムラサアキヤシオ(ツツジ科ツツジ属)が、この季節に咲いていた。今年は雪解けが遅かったのだろう。


トリアシショウマ(ユキノシタ科チダケサシ属) ヤマブキショウマ(バラ科ヤマブキショウマ属)が現れた。


ザレた道は慎重に歩く。七森を通過した。切合小屋まで2kmの表示があった。
 

この辺りからハクサンチドリ(ラン科ハクサンチドリ属)が観られるようになってきた。この先、数多くの株を見かけた。小屋で会った人の話では白花も咲いていたらしい。




ゴゼンタチバナ(ミズキ科ミズキ属)も多く観られた。


ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)の群落。


ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)だろうか。


この丘を越えると山小屋が見えるのではないかと思った。


ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)の群落。


カラマツソウ(キンポウゲ科カラマツソウ属)の群落。


ハクサンシャクナゲ(ツツジ科ツツジ属)が現れた。この先、何本かの樹を見た。


ハクサンボウフウ(セリ科カワラボウフウ属)が、たくさん咲いていた。


イブキトラノオ(タデ科イブキトラノオ属) クガイソウ(オオバコ科クガイソウ属)も咲いていた。


ゼンテイカ(ススキノキ科ワスレグサ属)の数が増えてきた。


ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)の群落が続く。


種蒔(たねまき)まで来た。そろそろ切合小屋が見えるはずだ。


ヒメサユリロード。


サラサドウダン(ツツジ科ドウダンツツジ属)が咲いていた。


切合小屋が見えてきた。


大日杉小屋方面との分岐まで来た。


この日は歩いている様子をビデオに撮ってみた。初めての試みで、なかなかうまくいかないものだ。
鳴いている野鳥の声だが、分からないものが多い。最後のシーンは大日杉分岐と切合小屋との間で撮ったものだ。カッコウが鳴いていたが、撮影したときは鳴き止んでいた。


11時45分に切合小屋に到着した。不要な荷物を置いて、もう少し上まで歩くことにした。
きれいなヒメサユリ(ユリ科ユリ属)。


同じユリ科のクルマユリや、コバイケイソウ(ユリ科シュロソウ属)も咲いていた。花が咲いている株は僅かだったが、コバイケイソウ自体は数多く観られた。




ヨツバシオガマ(ハマウツボ科シオガマギク属)もこの辺りで多く観られた。


タカネナナカマド(バラ科ナナカマド属)の花が咲いていた。


雪渓を歩いてきて、上から見下ろした様子。


雪渓の脇では、雪解け直後に咲く花が多く観られた。
ショウジョウバカマ(メランチウム科ショウジョウバカマ属)。


ハクサンコザクラ(サクラソウ科サクラソウ属)。


シラネアオイ(キンポウゲ科シラネアオイ属)。


サンカヨウ(メギ科サンカヨウ属)。


この日は草履塚(標高)まで来て引き返した。
ハクサンフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)が、ここで咲いていた。


イブキトラノオかと思ったが、ムカゴトラノオ(タデ科イブキトラノオ属)のようだ。ムカゴトラノオは、昨年もこの山で見ていた。


草履塚の周辺ではアキアカネが何千、あるいは何万匹も飛んでいた。
 

前日にご覧いただいた地図と同じで恐縮だが、参考になると思い再掲した。
本日ご覧いただいた範囲は、三国岳の東側の岩稜から、地図の左上に見られる草履塚までである。


明日のブログ(最終回)では、切合小屋周辺でお花を探したのと、下山の様子をご覧いただくつもりである。

ヒメサユリを観に飯豊山へ行ってきた - その④ に続く。
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ヒメサユリを観に飯豊山へ行ってきた - その② 登山編

2022-07-15 05:10:53 | 山行・旅行
この記事は、ヒメサユリを観に飯豊山へ行ってきた - その① ヒメサユリ編 からの続きです。

先ずは、登山の様子を順にご覧いただきたいと思うが、その前にコースの概略を説明する。
登山口は、福島県喜多方市山都町一ノ木にある御沢(おさわ)キャンプ場内の、御沢登山口(標高540m)である。ここから林道を10分ほど歩いて山道に入る。
名前通りの長坂を、下十五里、中十五里、上十五里で休み休み登る。ちなみに十五里の意味は、一里歩くのに平地の十五里分の労力を費やすという意味らしい。長坂を過ぎると笹平(標高1240m)に着き、ホッとできる。
横峰(標高1334m)を過ぎて、地蔵山の南面をトラバース気味に進むと、このコース唯一の水場(峰秀水)がある。地蔵山下分岐を西進して標高を上げていく。ここから三国小屋までが岩場の連続になる。
三国小屋から切合小屋までは、アップダウンを繰り返しながら標高を100m上げる。途中、お花が途切れることなく咲いていて、撮影に忙しい。


では、出発しよう。
前日に御沢キャンプ場で車中泊し、4時15分に出発した。林道から山道へ入る所に祠があり、登山の安全を祈願する。木の杖が数本置いてあったので、そのうちの1本を拝借した。
 

山道に入ってしばらくして、後からの登山者に道を譲った。この日はお昼までに切合小屋に着く計画でいたので、ペースはゆっくりだ。ザックの中には水2.3Lと白米2kg(白米3合持参で宿泊代が1000円安くなる)、そして小屋番さんへの土産のキュウリを10本入れていた。
最初の休憩は下十五里の一歩手前にブナの倒木があったので、そこにザックを下ろし、朝食を摂った。すぐ横には幹回りが4~5mあるミズナラの大木があった。
 

上十五里を通過したところで、ツルアリドオシ(アカネ科ツルアリドオシ属)が咲いていた。この花はその後数多く見た。
 

中十五里は休まずに通過した。ノギラン(キンコウカ科ノギラン属)、ショウジョウバカマ(メランチウム科ショウジョウバカマ属)の花後、実をつけたアカモノ(ツツジ科シラタマノキ属)が現れた。
 

 

登山道はブナ林の中を通る。時には直径が70cmほどあるブナの大木も見られた。
 

標高が1000mを越えるとヤマツツジがまだ咲いていた。笹平に近づいて、西側に山が見えてきたが、目指す山ではなく、三国岳から南西に延びた稜線上にある疣岩山(いぼいわやま、標高1654m)のようだった。
 

標高が1240mある笹平を過ぎると、シロバナハナニガナ(キク科ニガナ属)が現れた。
 

標高が1334mの横峰付近では、マイヅルソウ(キジカクシ科スズラン亜科マイヅルソウ属)が現れた。どちらもこの後たくさん観られた。
 

横峰からは一旦下って、地蔵山の南面をトラバース気味に北上する。木の根が多くて歩きにくい道だった。やがて正面にこれから越えていく三国岳(標高1644m)が見えてきた。そして、お待ちかねの水場に到着した。水場では流れる水をコップに汲み飲んだが、ザックに1.5Lほどが残っていたのでボトルへの補充はしなかった。昨年はとても冷たく感じた水だか、今年はそれほど冷たくは感じなかった。
 

道沿いにギンリョウソウ(ツツジ科ギンリョウソウ属)とタニギキョウ(キキョウ科タニギキョウ属)を見つけた。
 

地蔵山下分岐を過ぎると、花の数が多くなった。タニウツギ(スイカズラ科タニウツギ属)が見られ出した。
 



こちらはイワイチョウ(ミツガシワ科イワイチョウ属)。
 



イワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)。葉には多くの鋸歯があった。


ミツバオウレン(キンポウゲ科オウレン属)。


マイヅルソウにトンボが止まっていた。


ウラジロヨウラク(ツツジ科ヨウラクツツジ属)。


これから越えていく小ピーク。この道にはアップダウンが多い。


ミヤマクルマバナ(シソ科トウバナ属)。




コメツツジ(ツツジ科ツツジ属)。




これからガレ場や岩場が続くので、その前に休憩を取った。


ノリウツギ(アジサイ科アジサイ属)。


いよいよ岩場の急登だ。


そしてヒメサユリが現れた。この花を見たら元気が出てきた。時刻は8時25分になっていた。


長くなるので、続きは明日ということで、ご容赦願いたい。

ヒメサユリを観に飯豊山へ行ってきた - その③ に続く。
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ヒメサユリを観に飯豊山へ行ってきた - その① ヒメサユリ編

2022-07-14 05:29:21 | 山行・旅行



7月11~13日の予定で、飯豊連峰(いいでれんぽう)に出かけた。
昨年は8月に飯豊連峰へ出かけたが、今回はヒメサユリを観るためにこの時期に計画した。あわせて昨年登れなかった大日岳(だいにちだけ、標高2128m)へ登るため、山中2泊の計画としたものである。

初日の7月11日は、曇りのち雨の予報に反して、晴れ間の多い一日だった。しかし夕刻に夕立があった。御沢登山口(標高540m)を4時15分に出発し、宿泊する切合小屋(きりあわせごや、標高1740m)に11時45分に着いた。
飯豊本山(いいでほんざん、標高2105m)まで行く時間があったが、昨年登っていることと、夕刻の天気が不安なため、途中の草履塚(ぞうりづか、標高1908m)まで登って引き返した。

翌12日は、早朝に晴れたがすぐにガスがかかり雨となった。天候回復の兆しがないため、大日岳登頂は諦め、6時11分に小屋を出て下山し、御沢登山口には11時20分に着いた。
下記の地図は下山時にとったログである。


さて、お目当てのヒメサユリ(ユリ科ユリ属)である。
ウィキペディアにはオトメユリの名前で載っている(標準和名はヒメサユリ)。抜粋しよう。
日本特産のユリで、宮城県南部、及び新潟県、福島県、山形県が県境を接する飯豊連峰、吾妻山、守門岳、朝日連峰、周辺にしか群生していない貴重な植物。野生種は環境省のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)、及び国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト」ではEndangered (EN)に指定されている絶滅危惧種でもある。
高さは30~50cm程度。鱗茎は卵形で、葉は広披針形をしている。開花時期は6月から8月で、花は筒形で横向きに開く。花径は5~6cm程、長さは8cm程度。花は薄いピンク色で斑点がないのが特徴。ヤマユリほどではないが、花の香りは甘くとても濃厚である。尚、良く似たユリにササユリがあるが、オトメユリはおしべの先が黄色くなっているところで区別される。

今回の山行で最初に観たのは、地蔵山下の分岐から剣ヶ峰に向かう途中の、標高1500m辺りであったように思う。そこから上の切合小屋を越え、雪渓にかかる辺りまでたくさん咲いていた。なお、当日飯豊本山へ出向いた方によると、山頂付近にも群生していたとのことである。
写真を70枚ほど撮ったので、抜粋してご覧いただきたい。
先ずは7月11日に撮影したもの。












ここからは7月12日に撮影した、雨中のヒメサユリをご覧いただきたい。








次に、同じユリ科のクルマユリをご覧いただきたい。こちらは標高が1700~1800mのところで5、6株を見かけた。






続いて、たくさん咲いていたゼンテイカ(ススキノキ科ワスレグサ属)をご覧いただきたい。








その他の花については、明日以降登山の様子と一緒にご覧いただきたいと思うので、よろしくお願いしたい。

ヒメサユリを観に飯豊山へ行ってきた - その② に続く。
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植物クラスワード(25)『ハクサンの名がつく高山植物』の解答

2022-07-13 05:29:29 | クロスワードパズル


■ タテのカギ
1 刀の鞘(さや)の口。「――を切る」とは、鞘に収まった刀をすぐ抜刀できるようにしておくこと。
2 宴会の席。酒席。また、酒席での応対。「――が長引く」「――を取り持つ」「――をつとめる」。
3 寺院で、食事を調える建物。
5 「――曲折」とは、物事が順調に運ばないで、こみいった経過をたどること。
6 フウロソウ科。
 
7 アフリカ東部、赤道直下の国。首都カンパラ。ビクトリア湖をはじめ湖が多い。
9 昨今プリンターの価格は安くなったが、この価格が高い。
12 主に関西で、五目飯のこと。
13 一般的に、古代世界の――とは、ギザの大ピラミッド、バビロンの空中庭園、エフェソスのアルテミス神殿、オリンピアのゼウス像、ハリカルナッソスのマウソロス霊廟、ロドス島の巨像、アレクサンドリアの大灯台の7つを指す。
15 日産自動車が生産・販売する高級セダンで、現在のモデルは5代目になる。
16 心身の活動の源となる力。体の調子がよく健康であること。
19 茨城県北東部の県北地域にある太平洋に臨む市。日立製作所の創業の地として知られる。
21 「――鮨 (ずし)」「――模様」「――書き」「折り込み――」。
22 トウダイグサ科。
 
24 「――製油」は、ごま油の国内シェアトップ企業。先日NHKのブラタモリで紹介された。
26 勝算。
28 団体を代表し、担当事務を処理する特定の役職。
29 長崎県北部、玄海灘にある島。古くから対馬とともに朝鮮半島や中国との通路にあたる要地。湯ノ本温泉がある。

■ヨコのカギ
1 サクラソウ科。
 
4 セリ科。
 
8 石川県能登地方特産の魚醤油で、イカの内臓またはイワシ・サバなどを塩漬けにし、発酵させた汁。
10 植物の茎や枝にあり、生長すれば葉となる芽。
11 高等植物で、葉・根とともに植物を構成する基本器官。先端に生長点があり、内部に維管束をもつ。
12 材木の表面を削ってなめらかにする大工道具。
14 ハリー・ポッターシリーズの主要キャラクターのひとり。主人公で同学年のハリー、ハーマイオニーと親友になり、いつも三人で行動する。
15 ツツジ科。
 
17 英語で雲雀 (ひばり)のこと 。
18 気象庁が発表する「――警戒レベル」には、レベル1(活火山であることに留意)からレベル5(避難)までの5段階がある。
20 ちょっとした知識。このクロスワードで覚えた知識も多分それに含まれる。
23 多いことと少ないこと。
25 7世紀に、朝鮮全土最初の統一国家となった王国名。
26 旧国名のひとつ。現在の山梨県にあたる。
27 ラン科。
 
29 キンポウゲ科。
 
30 キキョウ科。写真はシロバナ――。
 
31  期待、心配、喜び、恥じらいなどの強い感情で、胸がどきどきすること。

植物クロスワードは、毎月10日に掲載しています。次回は8月10日です。

順調ならば、shuはただいま下山中です。正午頃に下山し、自宅には午後8時頃に帰る予定です。いただいたコメントへのご返事が遅くなりますが、ご了承くださいませ。
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植物クロスワード(25)『ハクサンの名がつく高山植物』

2022-07-10 05:30:00 | クロスワードパズル
本格的な夏山シーズンに入りました。白山では今月1日に夏山開きとなり、3年ぶりにお日の出(白山ではご来光のことをお日の出といいます)も見られました。
そこで、今回のテーマは『ハクサンの名がつく高山植物』です。

白山は早くから学術調査が行われたため、白山にちなむ和名の植物が20種もあります。
今回のクロスワードでは、写真の植物の名前はすべてハクサンで始まっています。マスにはハクサンの文字を除いて入れてください。
例えば「ハクサンオミナエシ」なら「オミナエシ」と入れてください。お馴染みの植物が多いと思いますので、ヒントは写真と科名だけにしました。

shuは本日から13日まで山に出かけているため、解答は13日の朝にアップします。それまでコメント欄を閉じてあります。
では、ごゆっくりお楽しみくださいませ。

■ タテのカギ
1 刀の鞘(さや)の口。「――を切る」とは、鞘に収まった刀をすぐ抜刀できるようにしておくこと。
2 宴会の席。酒席。また、酒席での応対。「――が長引く」「――を取り持つ」「――をつとめる」。
3 寺院で、食事を調える建物。
5 「――曲折」とは、物事が順調に運ばないで、こみいった経過をたどること。
6 フウロソウ科。
 
7 アフリカ東部、赤道直下の国。首都カンパラ。ビクトリア湖をはじめ湖が多い。
9 昨今プリンターの価格は安くなったが、この価格が高い。
12 主に関西で、五目飯のこと。
13 一般的に、古代世界の――とは、ギザの大ピラミッド、バビロンの空中庭園、エフェソスのアルテミス神殿、オリンピアのゼウス像、ハリカルナッソスのマウソロス霊廟、ロドス島の巨像、アレクサンドリアの大灯台の7つを指す。
15 日産自動車が生産・販売する高級セダンで、現在のモデルは5代目になる。
16 心身の活動の源となる力。体の調子がよく健康であること。
19 茨城県北東部の県北地域にある太平洋に臨む市。日立製作所の創業の地として知られる。
21 「――鮨 (ずし)」「――模様」「――書き」「折り込み――」。
22 トウダイグサ科。
 
24 「――製油」は、ごま油の国内シェアトップ企業。先日NHKのブラタモリで紹介された。
26 勝算。
28 団体を代表し、担当事務を処理する特定の役職。
29 長崎県北部、玄海灘にある島。古くから対馬とともに朝鮮半島や中国との通路にあたる要地。湯ノ本温泉がある。

■ヨコのカギ
1 サクラソウ科。
 
4 セリ科。
 
8 石川県能登地方特産の魚醤油で、イカの内臓またはイワシ・サバなどを塩漬けにし、発酵させた汁。
10 植物の茎や枝にあり、生長すれば葉となる芽。
11 高等植物で、葉・根とともに植物を構成する基本器官。先端に生長点があり、内部に維管束をもつ。
12 材木の表面を削ってなめらかにする大工道具。
14 ハリー・ポッターシリーズの主要キャラクターのひとり。主人公で同学年のハリー、ハーマイオニーと親友になり、いつも三人で行動する。
15 ツツジ科。
 
17 英語で雲雀 (ひばり)のこと 。
18 気象庁が発表する「――警戒レベル」には、レベル1(活火山であることに留意)からレベル5(避難)までの5段階がある。
20 ちょっとした知識。このクロスワードで覚えた知識も多分それに含まれる。
23 多いことと少ないこと。
25 7世紀に、朝鮮全土最初の統一国家となった王国名。
26 旧国名のひとつ。現在の山梨県にあたる。
27 ラン科。
 
29 キンポウゲ科。
 
30 キキョウ科。写真はシロバナ――。
 
31  期待、心配、喜び、恥じらいなどの強い感情で、胸がどきどきすること。



※今回から文字の大きさを、さらに大きくしています。
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シジュウカラの子育て日記Ⅱ - その④ 巣立ち

2022-07-08 05:49:46 | 
7月4日の朝、シジュウカラの雛(ひな)が無事に巣立った。
残念なのは、巣立ちを観ることができなかったことだ。期待されておられた皆様にも、申し訳ない。

その日、朝起きて、真っ先にシジュウカラの様子を観た。前日までと変わらないように見えた。雛の元気な鳴き声も聞こえた。
7時30分には、親鳥が餌を運んで巣箱に入るのを観た。
その後、自室(2階にあり、そこから巣箱は見えない)でパソコン作業をしていたら、家内からシジュウカラの雛が3羽、枝に止まっていると告げられた。8時20分だった。
急いで下りていって見たが、シジュウカラはどこにも見えなかった。
巣箱には、雛が落としていったと思える、真新しい糞がついていた、


近くで親鳥の鳴く声が聞こえていた。警戒を促すかのような鳴き方だった。
親鳥はその後、まだ巣箱に雛が残っていないかを確認するためか、巣箱の前まで来た。


しかし雛はみんな巣立ったようで、親鳥もそれを確認して、飛び去っていった。

シジュウカラの雛が無事に巣立ったことは、何よりも嬉しい。
しかし、それを見られなかったこととが残念だ。
そして、毎日当たり前のようにいたシジュウカラがいなくなったことが、何だかかとても寂しい。

今後の予定です。
明日はブログの更新はありません。
10日に、植物クロスワードパズルの第25回を投稿します。
その日から13日まで山に出かけるため、クロスワードパズルの回答は、13日にアップします。
また、10日の投稿のコメント欄は閉じさせていただきます。
よろしくお願いいたします。

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オゼソウと笠ヶ岳ハイキング(後編)

2022-07-06 08:38:20 | 山行・旅行
オゼソウと笠ヶ岳ハイキング(前編) からの続きです。

オゼソウは、思いの外たくさん咲いていた。




さらに少し進むともっと多く咲いていたので、それを観て引き返すことにした。
小至仏山の山頂は目と鼻の先で、あと1~2分で行けたが、後の行程のことと天気が持つかが心配だった。



オヤマ沢田代まで戻り、笠ヶ岳方面へ進む。笠ヶ岳まで3kmの表示が出ていた。


ここからは木道ではなく、地面を踏んで歩くのが気持ちよい。
すぐにイワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)の群落が現れた。


小さな雪渓を越えると、今度はゴゼンタチバナの群落だ。


しばらくして、悪沢岳(標高2043m)の標柱が現れた。当初ここは巻き道で、山頂ピークを通っていないものと思っていたが、YAMAPの軌跡をみると山頂で間違いないようだ。
この標柱がなければ山頂とは気づかないような、なだらかな所だった。


なだらかで歩きやすい道が続く。それに、目指す笠ヶ岳が正面に見えているのがよい。
 

悪沢岳からはいったん下りとなり、150mほど標高を下げる。笠ヶ岳の右に見える小ピークは、その名の通りの小笠で、そのピークは巻いていく。
 

目を右に向けると、上越国境に連なる越後山脈の山々が見えるのもよい。気持ちのよい登山道だ。少し雲が沸いてきているのが気にかかった。
 

タテヤマリンドウ(リンドウ科リンドウ属)が群生していた。この花は晴れている時だけ開いている。




悪沢岳から小笠に向かう鞍部では、何ヶ所かで倒木が道を塞いでいた。そのうちの一つにホシガラスのペアが止まっていた。
濁った声でグァ~グァ~と鳴いている。近づくと2羽とも飛び立った。
 

この日持参したカメラではうまく撮れない。今思うと、スマホで撮った方がよかったかもしれない。
倒木はかなりの数があり、たいていはまたいだり、またがったりして進めたが、時には避けて通ったり、下をくぐる必要もあり、やっかいだった。
 

鞍部を過ぎると2つめの雪渓が現れた。雪渓は全部で3ヶ所あり、いずれも傾斜が緩やかで危険性はなく、涼めたので嬉しかった。
 

小笠は山頂を通らず巻いていく。この巻き道にはお花畑が広がっていた。
チングルマ(バラ科ダイコンソウ属)。


ヨツバシオガマ(ハマウツボ科シオガマギク属)。


イワイチョウ(ミツガシワ科イワイチョウ属)。


他に、タテヤマリンドウも群生していた。
小笠を過ぎると、いよいよ笠ヶ岳が近づいてくる。その前に最後の雪渓が現れた。
 

雪渓を過ぎてひと登りすると、北側に展望が広がった。先ず見えたのは越後の山々だ。一番高いのが中ノ岳、その右奥が越後駒ヶ岳だ。中ノ岳の左に顔を出しているのは、八海山の入道岳のように思えた。そして振り返ると、至仏山と小至仏山が親子のように並んでいた。
 

笠ヶ岳に登るには、山の南面を巻いて歩き笠ヶ岳の真南に出た後、そこから北へ向きを変えて直登となる。
巻き道には様々な花が咲いていた。
こちらは、マルバシモツケ(バラ科シモツケ属)か、イワシモツケ(バラ科シモツケ属)のつぼみのように思う。


こちらはイワシモツケ(バラ科シモツケ属)だが、葉に鋸歯がないので、同属のマルバイワシモツケかもしれない。


蛇紋岩の山に固有の、ホソバヒナウスユキソウ(バラ科ウスユキソウ属)が咲いていた。


そして、嬉しいことに、ハクサンシャクナゲ(ツツジ科ツツジ属)が観られた。


湯ノ小屋へ向かう道と分れて、いよいよ笠ヶ岳への登りにかかる。
 

岩の隙間に、様々な花が咲いていた。
この花はキンロバイ(バラ科キンロバイ属のようだ。キンロバイはたいてい蛇紋岩地か石灰岩地に生える。そういえば、伊吹山でこの花を見ていた。




ホソバツメクサ(ナデシコ科タカネツメクサ属)のようだ。


こちらは、観たことがない花だった。図鑑で調べるとミヤマムラサアキ(ムラサキ科ミヤマムラサキ属)と特徴が一致した。


岩陰に、ホソバヒナウスユキソウがたくさん咲いていた。


先を行く登山者に追いつきそうになるが、落石の危険があるので、距離を空けて登っていく。
 

この黄色いスミレは、キバナノコマノツメ(スミレ科スミレ属)のように見えるが、自信がない。




タカネバラ(バラ科バラ属)が咲いていた。




こちらは、先程来観てきたホソバヒナウスユキソウとはやや違うように見えたが、自信がない。


山頂に近づくと、ニガナの仲間が咲いていた。舌状花が9~10枚あった。タカネニガナ(キク科ニガナ属)だろうか。


いよいよ最後の登りだ。


そして、9時13分に笠ヶ岳山頂に着いた。


山頂は狭く、すでに4人がそこにいた。2人が下山するのと交代で、山頂に立った。
山頂からは越後山地の山並みがよく見えたし、利根川上流の奈良俣ダムも見えた。少し雲が増えてきていたが、まだ雨は遠いように思えた。
 

山頂にイブキジャコウソウ(シソ科イブキジャコウソウ属)が咲いていたのが嬉しかった。


当初、ここで食事を摂るつもりだったが、山頂が狭いので山頂での滞在は5分ほどにして、来た道を引き返した。
湯ノ小屋へ向かう道まで下りて、そこで昼食とした。
近くに「笠ヶ岳西面野生動植物保護地区」とかかったプレートがあった。


その近くで、コメツツジ(ツツジ科ツツジ属)が咲いていて、そこに紛れてツマトリソウ(サクラソウ科ツマトリソウ属)も見えた。




帰路は同じ道を引き返した。途中では、やはりお花の写真を撮りながら歩いた。撮った順にご覧いただく。
ハクサンボウフウ(セリ科カワラボウフウ属)。行きには気づかなかった花を、帰りに見つけることも多いものだ。


空が曇ってきたが、タテヤマリンドウがまだ咲いていた。


ヒメシャクナゲ(ツツジ科ヒメシャクナゲ属)を見つけた。これも行きには気づかなかった。




ぽつんと咲いていたこの花は、ヒメイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)のように見えた。(この写真は後から追加しました。)


ムラサキヤシオ(ツツジ科ツツジ属)も行きには気づかなかった。2ヶ所で咲いていた。


こちらはササの花。


ツマトリソウとタテヤマリンドウが一緒に咲いていた。


そして、最後はイワナシ(ツツジ科イワナシ属)。この花も行きには気づかなかった。


悪沢岳を過ぎたところにある雪渓で休んでいたところ、雨が降り出してきた。
遠くで雷鳴も聞こえており、急いで雨具を着て早足で下山した。その後雨は強まり、雷鳴も後近づいてきた。

鳩待峠には12時30分に着いた。予定より2時間半も早かった。帰路はひたすら歩いただけだった。

バスで戸倉の駐車場まで戻り、濡れた服を着替えて温泉へ向かった。
行きつけの「道の駅 白沢」にある「望郷の湯」は、日曜日の午後でもあり混んでいたが、外の洗い場で席を取ることができた。
汗を流した後、同じ建物内のレストランで、天ぷら蕎麦の大盛りを食べ、帰宅の路についた。

オゼソウと笠ヶ岳ハイキング (完)

2022/07/03
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オゼソウと笠ヶ岳ハイキング (前編)

2022-07-05 05:07:40 | 山行・旅行
このところ毎月曜日に山に出かけていたが、4日の関東甲信はどこも雨予報なので、3日に行くことにした。
人気の山は、どこも日曜日には混んでいる。低山は暑くて嫌なので、登り出しが1500m以上で、空いている山を探した。
条件に合ったのが、尾瀬の笠ヶ岳(かさがたけ、標高2058m)だった。それならば、是非オゼソウも観たいと思い、小至仏山(こしぶつさん、標高2162m)にも立ち寄る計画を立てた。

オゼソウはサクライソウ科オゼソウ属の多年草である。尾瀬の固有種ではないが、尾瀬で発見されたのでオゼソウと名付けられた。
やはりオゼソウは、尾瀬で観るに限る。至仏山や小至仏山の標高が2100m付近から咲いているが、尾瀬沼や尾瀬ヶ原では観られないので、尾瀬のハイカーでもオゼソウを知らない人が多いのではないだろうか。




【特徴】根出葉は束生し、長さ3~20cm、幅1~4mmになる線形で、7~9脈があり、縁は細かい突起がありざらつく。基部は鞘状になり、内側の葉を抱く。花茎の高さは、10~20cmになり、膜質の鱗片葉をつける。花茎は根出葉とは別に立つが、前年の枯れた葉の基部から出たもの。
花期は7~8月。花茎の上に長さ3~8cmの総状花序がつき、20~40個の花をつける。花柄は斜め上につき、長さ2~5mmになる。花被片は6個あり、帯黄白色。外花被片は長さ1.5mm、内花被片は長さ2.5mm。 雄蕊は内花被片と同長で6個あり、葯は黄色。花柱は3個あり、反り返る。果実は蒴果で長さ2.5mmの楕円形になる。
【分布】日本固有種。北海道の天塩山地、サロベツ原野、本州中部地方の至仏山、谷川岳に特産し、亜高山帯から高山帯の蛇紋岩地帯の湿った草地に生育する。
出展:ウィキペディア

さて、今回計画したルートである。鳩待峠を出発し、先ずは小至仏山に向かいオゼソウを観る。引き返して、オヤマ沢田代の分岐を西に向かい、笠ヶ岳へ登頂する。
帰路は同じ道をオヤマ沢田代の分岐まで戻り、そのまま鳩待峠へ下山する。総距離は14km、累計標高差は980m、時間は休憩を含めて10時間で計画した。


では、出発しよう。
尾瀬戸倉からの始発のバスに乗れたので、鳩待峠には5時20分に到着した。日曜日なので早朝から人が多かったが、大半の人は尾瀬ヶ原へ向かう。
私は彼らと離れて至仏山方面へ向かい、先頭を歩く。登山道脇にお花がポツポツ現れ、写真を撮っている間に何人かに抜かれた。

スミレの仲間。keitannさんから、ミヤマツボスミレと教えていただきました。ありがとうございました。


タニギキョウ(キキョウ科タニギキョウ属)。


ズダヤクシュ(ユキノシタ科ズダヤクシュ属)。


ヤマトユキザサ(キジカクシ科ユキザサ属)。


マイヅルソウ(キジカクシ科マイヅルソウ属)。


森を抜けると南斜面が開けてくる。飛行機雲が長く伸びるのは、上空に湿気が多いためだ。また、幅広く広がるのは風が強いためだ。この晴天は長く続かないと考えた方がよい。
樹木の間から、上州武尊(じょうしゅうほたか)が見えている。
 

日光の山並みも見えている。そして、今日目指す笠ヶ岳も見えてきた。
 

正面に形のよいダケカンバが現れた。根元近くで幹が二つに分かれている。見上げてみた。
 

再び森の中を進む。
先ほどとは違うスミレの仲間が現れた。葉脈がはっきり出ている。keitannさんから、アカフタチツボスミレだと教えていただきました。ありがとうございました。


こちらはタカネナナカマド(バラ科ナナカマド属)。


標高が2000mに近づくと、高山植物が多く観られるようになってきた。
クモイイカリソウ(メギ科イカリソウ属)。高山帯の蛇紋岩の礫地に生える。基準標本は至仏山である。


イワイチョウ(ミツガシワ科イワイチョウ属)。亜高山帯~高山帯の雪田跡や湿地に生える。この時期、至仏山でよく観られる。


タテヤマリンドウ(リンドウ科リンドウ属)。亜高山帯~高山帯の雪田跡や湿地に生える。今回は笠ヶ岳に向かう途中の小笠周辺でも多く観られた。


コバイケイソウ(シュロソウ科シュロソウ属)。咲き始めたばかりで、数も少なかった。


ミツバオウレン(キンポウゲ科オウレン属)。亜高山帯~高山帯の針葉樹林内や林縁、湿地などに生育する。多く観られた。




ムシカリ(レンプクソウ科ガマズミ属)。


イワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)。


サンカヨウ(メギ科サンカヨウ属)。


イワナシ(ツツジ科イワナシ属)。山地~亜高山帯の林縁に生育する。




ユキワリソウ(サクラソウ科サクラソウ属)。山地帯~亜高山帯の岩場や、乾いた草地に生える。


笠ヶ岳へ向かう道との分岐点を通り過ぎる。正面に小至仏山が見える。
 

ハナニガナ(キク科ニガナ属)。この山では数が少なかった。


タカネバラ(バラ科バラ属)。笠ヶ岳でも観られた。


ミヤマキンバイ(バラ科キジムシロ属)。


さらに進むと、登山道脇に初めてベンチが現れる。ここで周辺の山を動画に撮った。また、この辺りからお花畑が連続して現れる。笠ヶ岳も近くに見えてきた。
 

ベンチからは、小至仏山、平らな山塊の中門岳と会津駒ヶ岳、尾瀬ヶ原の奥に燧ヶ岳、右に日光連山、足尾山地の皇海山などが見えていた。


お花畑には、シナノキンバイ、ハクサンイチゲ、ユキワリソウなどが咲いていた。


こちらには、ハクサンイチゲ、チングルマが咲いていた。


ウラジロヨウラク(ツツジ科ヨウラクツツジ属)。


チングルマ(バラ科ダイコンソウ属)。




ハクサンイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)。




ハクサンチドリ(ラン科ハクサンチドリ属)。


ハクサンチドリが咲いていたので、近づいたらオゼソウを見つけた。


2022/07/03

オゼソウと笠ヶ岳ハイキング(後編) に続く。



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シジュウカラの子育て日記Ⅱ - その③ 子育て継続中

2022-07-03 05:30:14 | 
今回は動画を撮ってみました。3本の動画をつないでいます。
真ん中の動画では、雛が初めて巣箱から顔を出しました。その後、2時間待ちましたが、顔を出すことはありませんでした。
雛にとって、初めて見た外の世界です。どのように映ったのでしょうか。そして、早く外へ出たいと思っているのでしょうか。


親鳥は、懸命に餌を運んでいます。昆虫の成虫も幼虫も運んでいます。ここでも命がつながっています。




シジュウカラは清潔好きです(たいていの鳥がそのようです)。雛の糞を運び出す姿もよく観られます。
 

飛び出す姿を撮ろうと、置きピン(あらかじめ予想された位置にピントを合わせて構えておく)で狙いました。うまくいかないものです。


当初の巣立ち予定日は7月7日でしたが、雛の成長が早いので、7月5日に変更させていただきます(気鳥庁)。
2022/07/01

今日は山に入っており、コメントのお返事が遅くなります。ご容赦くださいませ。
auの電波障害に回復状況により、ご返事ができないかもしれません。あわせてご容赦くださいませ。
また、明日はブログをお休みさせていただきます。

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花と野鳥と、虫もいっぱいだった高妻山ハイキング - その④ 最終

2022-07-02 05:13:33 | 山行・旅行
花と野鳥と、虫もいっぱいだった高妻山ハイキング - その③ からの続きです。

登った山は下りなければならない。最近では、自宅へ帰るまでが登山だと言われている。
登りに計画よりおよそ30分余計に時間を要したが、出発時刻が30分早かったので、ほぼ予定通りの時刻に山頂に着いた。

晴れていれば、北側に頸城山塊の妙高山、火打山、焼山、雨飾山が見えるはずだが、何も見えない。
その西には、後立山連峰の小蓮華山、白馬岳、白馬槍ヶ岳、唐松岳、五龍岳、鹿島槍ヶ岳が見えるはずだが、何も見えない。
南東には、浅間山から続く尾根と四阿山が見えるはずだが、何も見えない。

<参考>四阿山から見た高妻山(2019/03/09 撮影)。




山頂の標識を入れて自撮りをして、残ったパンを食べたら、他にすることはなかった。


行きと同じ場所でイワヒバリが鳴いていた。岩にへばりついて咲いているのは、ミヤマダイコンソウ(バラ科ダイコンソウ属)のようだった。


下山時は、幾分ガスが消えていたが、遠くの山が見えることはなかった。登りで観たニガナの仲間は、ハナニガナ(キク科ニガナ属)だった。舌状花が11個あった。
 

下りの途中で、先に追い抜いた10人の団体さんの他に、1人の男性と、さらに10人ほどの団体さんにすれ違った。
また、弥勒尾根新道では2人の男性に追い抜かれた。

弥勒尾根新道で観たハクサンシャクナゲ(ツツジ科ツツジ属)がきれいだった。中にはつぼみのものもあった。






弥勒尾根新道は岩場や急勾配はなかったが、ぬかるんだ道が滑りやすかった。


ブナ林の中で、ギンリョウソウ(ツツジ科ギンリョウソウ属)がたくさん咲いていた。


こちらはブナ仙人と呼ばれるブナの古木だ。ここから牧場まで30分と書かれた標識があり、やはり30分を要した。


牧場の手前の沢で、泥がついた靴を洗い、ぬれた靴のまま駐車場まで帰ってきた。
14時18分、駐車場に帰着。ここから自宅に着くまでも登山の一部である。

戸隠神告げ温泉で汗を流し、戸隠蕎麦をいただいた。温泉も食堂も貸し切りだった。軟らかい泉質で、湯量もたっぷりあった。蕎麦もとても美味しかった。
こんな時間に風呂に入り蕎麦を食べるのは、下山した後の登山者くらいだろう。

長野インターから高速に入り、東部湯の丸PAでODDメーターを見たら、まもなく20万kmになるところだった。
外気温は30℃、ラジオのニュースで、この日関東甲信が梅雨明けしたことを知った。


自宅には20時前に着き、ODDメーターは20万kmを200kmあまり越えていた。気温はまだ30℃あった。

花と野鳥と、虫もいっぱいだった高妻山ハイキング(完)

2022/06/27
コメント (10)
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