自分の好みに調整したグラフィン360スピードMPを打ってみました。
ガットはポリスターのエナジーターボ130を52pで張ってあります。
打ってみたら腰を抜かす程打ち易くてビックリしてしまいました。
グラフィンタッチの頃のボール離れが早く、ちょっと扱い難かった
感じのスピードMPとは完全に別物になっていました。
とにかく打っていてとてもコートにボールを収め易いという印象です。
しかも多少アバウトに叩いても入ってしまうというレベルで。
フレームはしっかりしていて剛性感がある為、安心感が高くボールを
ライジング気味に処理にする時もスムーズです。
フェイスが100インチあるのに振り抜きは良好で、ボールインパクト時の
ガットの撓みが大きいので、自分のイメージ以上にスピンもかかる感じが。
ボール持ち、ボールの引っかかり共にとても良好です。
色々と良かったG360スピードMPですが、特に打ちやすさを感じたのは
サーブでした。フレームのガッチリ感とスピンのかけ易さが丁度良く
サーブのコントロールがいつもより楽な気がしました。
逆に若干の打ちにくさを感じたのがボレーで、思っていたより少し
ボールが浮いてしまうような?ただこれは慣れの問題かもしれません。
ボレーに関しては18/20パターンのPROの方がMPよりもガットのピッチが
細かい分、抑えが効いて打ち易いのかも。
ちょっと前に使っていた同じヘッドのMXG1と比べると、ガットの撓みが
大きいという部分で共通点もあるG360スピードMPですが、そのガットの
撓みがあまり大き過ぎず掴みと跳びのバランスがちょうど良い感じという
事で個人的にはG360スピードMPの方が適性は高いのかもしれません。
ということで、グラフィン360スピードMPは最近打ったラケットの中でも
トップクラスで扱い易いラケットでした。
個人的にはちょっと前に使っていたプリンスの2019ビースト100 o3が
最近使ったラケットの中ではとても良かったのですが、G360スピード
MPはそれを凌駕してしまうかもしれません。
なんかグラフィン360化されたスピードシリーズのあまりの出来の良さに
最新の360+版のスピードPROにも興味が出てきてしまいました。
新発売のスピードは今回+化されてより柔らかく、よりボールが飛ぶように
なったとの噂で、ということはスピードのPROの方も少し敷居が下がり
扱い易くなった事を意味するのではないかと。
最新の360+版のスピードシリーズを、ちょっとデザインが後退した?ただの
リバースカラー的モデルなんて思っていたのを、見直さなければならなく
なるかもしれません。