打って良し守って良しで非常に使い易く、一時はついに理想の
ラケットを発見?と思われたものの肘にきてしまい、残念な感じに
なってしまったピュアドラVSでしたが、今年はその地位を脅かす
新たなラケットが。
現在、肘にも優しく打ちやすいというプリンスの2019ビースト
100o3の存在感が増していて地位が逆転する可能性も。
という事でバボラのテニスセンサーを使って比較をしてみたいと
思います。
両ラケットともグリップ交換等の改造済みです。
テストは片手打ちのバックハンドだけを打っての比較となります。
バボラ 2019ピュアドライブVS(比較用過去データ)
フェイス面積 98 フレックス 68
グリップ交換等調整済み重量 357g
ガット ポリスターエナジーターボ1.30mm 48p
平均ボールスピード 118km/h
最高ボールスピード 140km/h
球種判定フラット 3球
球種判定トップスピン 42球
プリンス 2019ビースト100 o3
フェイス面積 100 フレックス 69
グリップ交換等調整済み重量 351g
ガット ポリスターエナジーターボ1.30mm 55p
平均ボールスピード 125km/h
最高ボールスピード 141km/h
球種判定フラット 1球
球種判定トップスピン 19球
データを比較してみると、以前計測したピュアドラVSと殆ど遜色ない
レベルというか少し上という結果になりました。
ビースト100o3はフレームの構造的に空気抵抗が少なくフェイスが
100で厚さも中厚というのに、振り抜きは薄ラケレベルに近いので
それが数字にも表れていたようです。
でも数字には出ていないボールの伸びや跳ね方などの球威という
点ではビースト100o3よりピュアドラVSの方が少し上のような
気がしました。ピュアドラVSと比べるとビースト100o3はボールの
回転量がちょっと少なくて球質が軽いような感じも。
それでもビーストの方はo3構造の恩恵もありラケットの加速性が
とても優れているので、色んな場面でのトータルでの扱いやすさ
そして個人的に大事なポイントである肘へのこなさ、あと選択
できるガットのバリエーションの多さ、などを勘案すると個人的な
適合度はビースト100o3の方がピュアドラVSよりも上になるかも
しれません。
今月は肘にも優しいピュアアエロVSも出るのでそちらにも注目です。