前々回に背水の陣で臨んだ調整も完璧には程遠く、前回では結局
ガットを張替るという最終手段となってしまったのですが
それでもまだしっくりきてるとは言い難い感じが。
2019ピュアストのラケット特性がフレームのしなりが大きく
パワーロス感が強めな上に、今回予想外だったことにストリングが
16/19パターンだとボールが潰し難い上にボール離れも結構遅いため
もしかして18/20パターンの方が扱い易かった?という逆転現象すら
起こってしまっているような感触も。
という事で考えました。ピュアストのフレームに某Y社の○アムドを
注入し、しなった後の戻りスピードを12%程アップしてボール飛びも
アップ、、なんて都合良くいくわけもないので別の手を。
しなりの大きい薄ラケの代表といえば、個人的にはやっぱりあの
フェデラー選手使用のラケットです。
フェデラー選手の全盛期時には恐れと畏怖を込めて魔法の杖とも
呼ばれたそのラケットはフレーム厚が17mm(!)でフェイス中央部に
面安定性?パワーアップ?の為の何かが付いていました。
ウイルソン独自のPWSと呼ばれる突起状のそのシステムはその重さ
により面ブレを抑制する効果と、バランス面で若干のミッド〜トップ
ヘビーにもなるのでもパワーも生み出しているようです。
という事でもしかしてピュアストライクに足りないのはこれでは?
と閃きました。
3時9時の位置4箇所に約2.5cmにカットしたオモリを上から重ねて
付けてみました
PWSといえばウイルソンの他のラケット、錦織選手が使用する
ウルトラツアー95にも付いているのでも有名です。
そのPWSっぽくなるようにピュアストにオモリを付けてみたのですが
持って軽く振ってみた感じでは重量感バランスが何となく超懐かしの
6.1ツアー90、というよりはプロスタッフ95のような感じが。
そしてボールを打ってみたら、前と感触が結構変わりなんていうか
PWS付きの昔のウイルソンのラケットでボールを打ってるような
不思議な感じに。これは悪くないというか、かなり懐かしくて好きな
感触でしなりの大きいフレームにも合っている気がして、とても
気に入ってしまいました。
ピュアストライク98自体がクラシックな傾向を持つラケットなので
PWS的なのが意外にハマったのかもしれません。
ようやく今回のピュアストが丁度いい感じになってきたので、この状態で
しばらく使ってみたいと思います。