プリンス2017ビースト100 RA:67 PL:1025
100インチ,300g,320mm,16/19,24-26-23
最近使ったラケットの中でも一二を争う程に使い易かったのが
2019ビースト100o3でした。あまりに良かったのでその後フェイスの
サイズが98の方のビーストo3にも手を出してみたら、思っていたのとは
違いボールが飛ばない、というよりはボールの伸びを出しづらく思って
いたよりも手応えがあり過ぎた感じが。
横のガットが通常の19本ではなく20本もあるラケットは油断しては
ダメなのかもしれません。
そういえば5月発売予定の最新モデルのピュアアエロVSの一つ前の
モデルも半ボックス形状でストリングパターンが16/20という事で
ボールの伸びが渋かった記憶が。
でも錦織選手使用のラケットのバーン、じゃなくてウルトラ95も
16/20パターンでフレーム厚22mmで面が95インチなのに、あれは
結構楽に打ててスピンもかけやすくボールの伸びも出ていたような。
もしかしてラケットがちょっと長くて27.25インチだから普通のより
パワーがあったという事なのでしょうか。
ラケットの長さによるボール飛びの変化についても一度やってみようと
思います。
それはともかく、ビースト100o3がとても良かっただけにo3の
テクノロジーが搭載されていない普通の方はどんな感じなのだろう
という興味が。
比べてみると今回のビースト100のPL(パワーレベル)は1025で
ビースト100o3の方のPLは1040なので、もしそうならビースト98o3
がちょっと想像していたより厳しかった感じの自分にとっては、まさに
ピッタリのラケットではないかと。
という事でスペシャルな富士山&新幹線をテーマにした限定版の
ビーストも今月の5月下旬に出るらしいのですがちょっとデザインが
好みの方向ではないので、お手頃な一つ前の2017版の方を
手に入れてみました。
外見をチェックしてみると、なんか見た目は2017年版もそんなに悪く
ない気も。何よりこっちの方が塗装の表面コーティングがしっかり
していてキズに強そうな感じが。
プリンスの誇る世界最高品質のテキストリームカーボンの第二世代と
いえば、なんと言っても新たなマテリアルであるトワロンの投入です。
というかプリンスの独自のプリグラでもない、ブレード製法でもないと
いう両方の美味しいとこ取りの成果でもある浮き出たカーボンの網目
模様がとても美しく、且つその恩恵を最大限受けるフレームは他を
圧倒する性能を誇る、というのは世界中のプリンスのファンの誰もが
知っているところでもあります。
世界初の試みだったXシリーズのような左右非対称の奇抜な超攻めた
ラケットを出すだけではなく、未だにグラファイトシリーズを使い
続けるような昔の古いものを大事にする人のために惜しげもなく
最新のテクノロジーを投入したグラファイトを出してくれる、という
良心的で唯一無二でもあるメーカーなのに、イマイチ使っている人が
あまり多くない?というのは残念な事です。
トワロン搭載の第二世代のテキストリームは美しさと耐久性に優れる?
表面コーティングがこの感じなら、ダブルス時に万が一ペアの使う
堅牢なヨネのラケットと接触しても、少なくても一方的に負ける?
事はなさそうな予感も。
次回、自分の好みに合わせて調整をしていきたいと思います。
赤き野獣2019ビースト100 o3の現在の姿