グランツーリスモSportではカーリバリーという機能を使って、好きな車にデカールを貼ってデザインを作り出すことができます。
このデカールのデータはパッケージに含まれた物の他に、ユーザーが自らアップロードして登録した物を使うことができます。また、ユーザーがシェアしたデータも使用することが可能になります。
そのデカールはSVGと言うデータ形式で作成されており、データサイズが15KBまでの物をアップロードすることができます。
今回はデカールの制作ではなく、デカールをもっと気軽に利用するための情報をまとめておきたいと思います。
①入手方法
データを作る以外にどうやってSVGファイルを用意することができるでしょうか。
大まかに3つの入手方法があります。データの利用規程は各サイトにて各自ご確認ください。
➊データ配布サイト
無料または有料にてSVGファイルを配布しているサイトがあります。
企業ロゴを専門に扱っているサイト、毛筆書体のサイト、アイコン素材のサイトなど、専門的に分かれていることがあります。
❷公式サイト
企業ロゴなどHPで使われている画像データがSVGファイルの場合があります。
画像の上で右クリックをして、ショートカットメニューが表示されたら画像だけを表示させて、保存します。
❸Wikipedia
パブリックドメインとして著作権の放棄された画像データが公開されています。
画像はPNGで表示される場合がありますが、クリックすると画像だけがSVGで表示されることがあります。
公共性の高いデータとして公式色を適切に反映しているので、コーポレートカラーや国旗色など参考にさせてもらいました。
②データの調整
グランツーリスモにアップロードできるデータにはファイルサイズ15KBまでという制限があります。
SVGはベクターデータですので、画像の大きさよりもその複雑さでデータのサイズが大きくなります。
➊サイズの圧縮
データサイズを圧縮するサイトがあります。
複雑なデータほど圧縮の効果もあります。色味がくすんでしまうことがありますが、アップロードすると正しく表示されます。ただし、データが壊れることもあります。
SVGファイルはテキストファイルですので、テキストベース(HTMLのタグ)で不要なスペースやタグを除去することでサイズを減らすことも可能です。
こちらも専用のサイトがあります。
❷サイズの分割
データを複数のデータに切り分けます。
SVGの編集できるアプリやサイトを使って、単純に縦横のサイの目に分割したり、レイヤーの重なりで分割したりできます。
❸作り直し
SVGデータは曲線が多いとデータも大きくなりがちです。
特にテキストをSVGに変換すると、曲線に多数のポイントが発生してデータが膨れていることがあります。
手に入れたデータを参考(下描き)にして、新たに作り直した方がデータが小さくなることがあります。SVGの編集可能なアプリやサイトが必要です。
③データのアップロード
グランツーリスモ公式サイトにログインします。
コミュニティーの中にデカールアップローダーがあります。
データサイズはここでのアップロードの際に判定されますので、15KBを超える場合はエラー表示がされます。
データのアップロードができても、テータの状態によってはゲーム内で表示されないものもあります。
入手したデータがそのまま使える場合、加工が必要な場合、サイズの調整が必要な場合などありますので、確認して挑戦してみてください。
意外とハードルが低いことも多いと思います。
サイトから入手したデータは、二次利用が可能かどうか注意してください。
個人的に使う場合は問題がなくても、シェアをすることは二次配布にあたりますので、著作権のあるデータにはご注意ください。