ただの備忘記録

忘れないように記録を残します。忘れるから記録に残してます。そして、その記録が役立つといいかな。

映画「パコと魔法の絵本」

2008年09月23日 | 映画
娘を連れて、パコと魔法の絵本を観てきた。

思い出を語るという方法で話が始まるのだが、現在の方が本当に必要なのか?というくらい作り上げられた世界になってしまっていた。
それに比べると病院の回想は地味に始まる。しかし、パコが登場するとスクリーンに徐々に引き込まれる。
パコの記憶は1日しかもたない。誕生日の朝を毎日繰り返し、毎日ママにもらった本を読む。
絵本の世界を演劇にして、パコに思い出を作ってあげたいと、病院のみんなが協力する。全編に笑いと涙を散りばめている。
最後は、これは泣くしかないだろうという展開になってしまった。

それにしても、あの絵本。普通に欲しいと思った。きっと映画を観た親子が買うに違いない。
どの役者も持ち味を存分に出していて、役所広司なんか目だけで演技できるなとほれぼれ。
また、CGは快活で、病院という世界と違ってスピード感が満載で、グイグイと物語に引っ張り込んでくれた。

今回もまた、途中で携帯を開いていじっている人がいた。あまりにも長い時間だったので注意した。最近、そういうことが多い。たまたま自分の前にそういう人が来るのか、よく分からないが、遭遇率が高い気がする。

運動会

2008年09月20日 | 娘小2
昨日は娘の小学校の運動会でした。
前日まで台風がゆっくりと近づいてましたが、前夜にうまく行きすぎてくれました。

60m走は今回しっかり走って1位だったようです。本人の話では2位を大きく引き離してゴールしたとか。
嫁さんの話では、誰が誰だか判らなかったそうです。

私は丁度会社に着いた頃でした。
何にせよ、最後まで走り抜いてくれたのなら、それで良いのです。

映画「おくりびと」

2008年09月17日 | 映画
本木雅弘主演の映画「おくりびと」を見てきました。
チェリストだった主人公が楽団の解散により故郷へと戻り、勘違いで訪ねた会社に雇われます。そこは納棺を行う葬儀屋です。正確には葬儀屋の下請けで遺体を棺に納めるのが仕事です。
最初に腐乱した死体の処理に立ち会い、落ち込むものの、葬儀のために死者の髪や服装、化粧という装いを整える仕事に、荘厳な気持ちを持って真摯に取り組みます。死者の最後の晴れ姿を演出するのが納棺士なのです。
納棺は儀式であり、その所作は洗練された動作で行われます。徐々に遺体が生きていた頃の様子を取り戻すと、遺族から涙があふれます。そこに遺体となった人の人生が映し出されます。

ところどころ、笑いがあり、そこがまた無理に作ってないので気持ちよく見ることが出来ます。
そして、ある人物の納棺では、劇場のみんなが本当の葬儀に立ち会っているかのように、すすり泣いていました。
気持ちよく笑い、厳かに泣ける、そんな映画でした。

レディスデイとは言え、今回はおばさま方も多く、また、若干いつもより年齢層が高い気がしました。
でも、若い人にこそ見て欲しい映画だと思います。

映画「20世紀少年 第1章」

2008年09月10日 | 映画
え~っと、話題の映画なので、原作も読まずに見てきました。
さっぱり目的が分かりません。とにかく話は流れるようにどんどんどんどん進みます。時々時間軸が分からなくなりますが、なんとかついて行きました。
1つ1つの出来事は早回しで見ているようで、かなり詰め込んでいるような気がします。その割には全然話が進んでいないように感じてしまうのです。
それは、たった1つのことが分からないから。世界を征服しようとしている「ともだち」が誰なのか全く分からないどころか、お面をかぶった怪しい小学生が同級生といういかにも犯人らしい人物像が出てきます。しかし、それだけの人物なのに名前も思い出せない。ストーカーのようにみんなのたまり場にいたというのに。
なんにもすっきりしないうちに終わって、なんだか、やっと話が始まるんだという気分で終わります。

おそらくは三部作をまとめてみてようやく1つの筋書きが出来上がるんだと思います。1章だけでは、なんとも中途半端としか言いようがありません。
第1章というよりも、第1話というのが正しいかと。本来ならこれだけで、ちゃんと1つの作品として楽しめるものを作るべきでしょうね。
三部そろってようやく一作品になりそうで、三倍の値段を取る映画になりそうです。
原作の結末だけは聞いているので、開いた口がふさがらないということにさえならなければ良いと思いますけど、ストーリーは原作と違うとも言っていますし、原作者も脚本に入っているので、最終的な展開は異なるものかもしれません。

登場人物として活躍する役者さんたちは非常に魅力的です。
ちょっと子役の何人かがあまりにも下手でしたけどね。次回の主役となるカンナの三才くらいの子は、とても良い表情でした。
次回は15年後の話なので、一応期待して見たいと思います。

まさか、主人公が犯人だった、なんてことはないでしょうね・・・

内緒の話

2008年09月04日 | 娘小2
娘は運動会のためにダンスの練習をしているらしい。でもその曲目は秘密にしていた。
そんなことはすっかり忘れていて、私は「ポコ」の映画があるので、まず「ポニョ」の話しをしてみた。

私「そういえば、ポニョはどうやった?」
娘「今日はやらへんかったわ」
私「ん?」
嫁「あ!」
娘「・・・・・・」
娘は茶碗を持ったまま硬直していた。
娘「え?え?しらんで、ポニョちゃうで」
嫁「あかん、ばれてるわ」
娘「・・・・・・」
娘はがんばって笑顔を作っていたが、息が止まりそうだった。

映画「デトロイト・メタル・シティ」

2008年09月03日 | 映画
デトロイト・メタル・シティを見てきました。
漫画をうまくコンパクトにまとめてあるだけでなく、漫画には描かれていない主人公がなぜメタルをやるに至ったかという過程も短く挿入されています。1つの完結された作品としてメリハリ良くできあがっていると思いました。
笑いの要素は幾つかあったけど、ギャグ的なものはほとんどなく、コミカルにドラマを作り上げたという印象です。
原作が放送禁止用語満載なだけに、映画も満載ではありますが、普段の台詞にはそういう部分がなくあくまでステージ上だけのことなので、歌詞として演出的な役割で収まっています。
素の主人公と、メタルな主人公の対比は面白く、何故か素の方がギャグに見えます。松山ケンイチの動きがナイスなキモさで、原作ではどうしてあれほど素のほうの人気がないのかと思っていたのが、はっきりとキモイと判りました。
そして、メタルに目覚めたあとの凄まじい切り替わりも見事な演技です。
松雪泰子も最高ですね。一見破綻したような強烈なキャラクターを綺麗に演じて、違和感なく怖くて美しい存在感を見せていました。あまりにも怖くて競演した二匹のドーベルマンがしばらく演技できなかったようです。
加藤ローサも自然で天然な役柄にピッタリでした。わざとらしくなく、素直にかわいい人物を演じていました。
1つだけ、子役があまりにも棒読みの台詞のシーンがあったけど、あれはわざとなのか気になるところです。あれが一番うけたかも。

原作ファンにとっては、肝心のフェスとかライバルの話はほとんどすっ飛ばしているので、全体的にボリューム不足に感じるかもしれません。
しかし、全体を2時間もないフィルムに収めるには、うまくまとまって1つの作品としての完成度は高いと思います。
あとは、原作やアニメ版を知らない人には、かなり取っつきにくいのではないかなと思いますが、素の主人公を描く部分が多いので、メタルのギャンギャンとしたステージ以外はコミカルな恋愛ドラマとして楽しめるのではないでしょうか。
ただ、共感できるかどうかは保証しませんw

予告編などで気になった映画、「おくりびと」「パコと魔法の絵本」
http://www.okuribito.jp/
http://www.paco-magic.com/

今後の予定、「20世紀少年」「容疑者Xの献身」
http://www.20thboys.com/
http://yougisha-x.com/