朝食をゆっくりと食べて、旅館を出る。すぐに駅へ向かった。
えちぜん鉄道は1両編成だが、女性アテンダントが乗車している。帰りも同じ人だった。来たときは空いていたが、この時はほぼ満席だった。電車も小綺麗で、JR福井駅もピカピカで、なんかどこも清潔感のある空間だった。
福井で土産物を買い、すぐに帰路へ。敦賀、長浜で乗り換えて、15時くらいには帰宅していた。
娘はまた恐竜博物館に行きたいと言っていたが、その日の日記には最初一言も触れていなかった。ありえない。
昨日、旅館に電話をしてみたら部屋が空いていると言うことで、突然勝山へ行くことにした。いや、行くことは決めていたんだけど、一泊することにした。目的は娘の好きな恐竜を見るために、福井県立恐竜博物館へ行くことだ。
http://www.dinosaur.pref.fukui.jp/
時間を色々調べたが、午前中に到着するには、始発電車に乗るしかないようだ。米原を経由して敦賀、福井とJRで乗り継ぎ、えちぜん鉄道で勝山に到着した。駅前は何にもない。雨の降る中、とりあえず、荷物を置きに旅館まで歩く。が、閉まってた。閉まってる?そんなのありか?すぐに声をかけられた、丁度買い出しに行くところだったという旅館の人に開けてもらって、バスの時間まで1時間ほど休憩させてもらった。雨が降ってなかったら外を散策したかったが、あまり期待できるものはなさそうであった。市のバスに乗って、恐竜博物館へ。来場者は少ないようだが、辺鄙なところにあるにしては、少なくないのかもしれない。中は非常に作りの凝った建物だった。展示も非常に良く出来ていた。巨大スクリーンでCGによって描かれる恐竜の世界の真ん中に立つこともできる。娘は化石の学習コーナーだけで数時間過ごしたようだ。最初は1時間くらいで回ってしまうんじゃないかと思ったけど、結局5時間くらい居たことになる。少なくとも展示を見るのに3時間くらいはかけたと思う。元気があれば、日帰りも可能だが、旅館に戻った。旅館は創業400年という老舗旅館で、見た目はやや古いなりをしているが、掃除が行き届いていて、非常に清潔だった。夕食は外にあるこれまた築200年という屋敷でいただいた。料理はほぼ和食で、蟹もほぼ1匹は使われていたと思う。外はずっと雨で結局出歩くことはなく、バス停近くのお店でたこ焼きや大判焼きを食べただけだった。 21時頃に就寝したが、あまりにも寒くて眠れなかった。電気毛布や温風暖房器があったけど、いかんせん布団が薄く壁の隙間から外が見えていた。暖房器は気づくと止まっている。夜中に3回もトイレに行ってしまった。