「ココ・アヴァン・シャネル」を観てきました。
オドレイ・トトゥがシャネルを演じるということで、非常に楽しみにしていました。
同名の原作を元にした、シャネルの幼少からパリで成功を掴むまでの物語です。
しかし、本編中にはまったくシャネルという言葉が出てきません。最初にちらっと自己紹介があったと嫁さんは言ってましたが、本名のガブリエルまたは愛称のココで呼ばれますし、店の看板も出てきません。もちろん、ロゴなんかもありません。
ここからも、映画の目的がシャネルというブランドの宣伝ではなく、ココ・シャネルという人物の物語であることが伺えます。
オドレイ・トトゥが演じることで、ココは等身大の一人の女性に見えます。その行動はやや破天荒ですが、それが理解できてしまうほど、身近に感じられるのです。
少々の話はホンの少しで、田舎のキャバレーから話が始まります。昼は針子をしながら、夜は華やかな成功を夢見て歌を歌います。
成功とともに、地味な雰囲気が徐々に変化をし、表情が変わっていくので、最後は別人のようです。やはり、ひとえにトトゥの演技力が際だっているお陰です。
全体的に登場人物は少ないものの、テンポ良く話が進みます。もちろん、良いことばかりではありませんが、結局は周囲の巡り合わせに幸運があったのです。
貴族との結婚を信じて待つ姉をなんどもたしなめていたココが、恋に目覚め姉にその胸中を打ち明けます。ココの表情がとても優しく自信に満ち、大いなる成功への第一歩を踏み出した瞬間かもしれません。
パリでの成功もあと一息というところで、人生最大の不幸が訪れます。
女性がビジネスの世界に足を踏み込むことがなかった時代にあって、大きな成功を掴んだのは、才能だけではありません。多くの人に愛されたことが成功に繋がったのです。
伝記的な作品としても楽しめますが、恋愛ものとしても十分に楽しめる映画です。
オドレイ・トトゥがシャネルを演じるということで、非常に楽しみにしていました。
同名の原作を元にした、シャネルの幼少からパリで成功を掴むまでの物語です。
しかし、本編中にはまったくシャネルという言葉が出てきません。最初にちらっと自己紹介があったと嫁さんは言ってましたが、本名のガブリエルまたは愛称のココで呼ばれますし、店の看板も出てきません。もちろん、ロゴなんかもありません。
ここからも、映画の目的がシャネルというブランドの宣伝ではなく、ココ・シャネルという人物の物語であることが伺えます。
オドレイ・トトゥが演じることで、ココは等身大の一人の女性に見えます。その行動はやや破天荒ですが、それが理解できてしまうほど、身近に感じられるのです。
少々の話はホンの少しで、田舎のキャバレーから話が始まります。昼は針子をしながら、夜は華やかな成功を夢見て歌を歌います。
成功とともに、地味な雰囲気が徐々に変化をし、表情が変わっていくので、最後は別人のようです。やはり、ひとえにトトゥの演技力が際だっているお陰です。
全体的に登場人物は少ないものの、テンポ良く話が進みます。もちろん、良いことばかりではありませんが、結局は周囲の巡り合わせに幸運があったのです。
貴族との結婚を信じて待つ姉をなんどもたしなめていたココが、恋に目覚め姉にその胸中を打ち明けます。ココの表情がとても優しく自信に満ち、大いなる成功への第一歩を踏み出した瞬間かもしれません。
パリでの成功もあと一息というところで、人生最大の不幸が訪れます。
女性がビジネスの世界に足を踏み込むことがなかった時代にあって、大きな成功を掴んだのは、才能だけではありません。多くの人に愛されたことが成功に繋がったのです。
伝記的な作品としても楽しめますが、恋愛ものとしても十分に楽しめる映画です。