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原作好きには堪らない一作ですが、黄金十二宮の焼き直しは今更という感じで見るのをためらっていました。
しかし、車田正美が製作総指揮として関わり、これまでの不満点を全部吹き飛ばしてくれるものでした。
そもそも、青銅聖闘士がアテナのためにがんばってるのに、黄金聖闘士は盲目的になりすぎています。中でもシャカともあろう者が真のアテナに気づかないとはどういうことだと思っていました。また、青銅聖闘士の道の正しさに気づいた後でさえ、あまりに無責任でした。何より黄金聖闘士として活躍する姿が全くないのです。
ところが、今作は違います。そもそも十二宮も突破しないでサクサクと展開します。いやでも、良いんです。とてもテンポ良く話が進み、納得の行く展開でした。
ちゃんと黄金聖闘士の見せ場もあり、木戸沙織がサンクチュアリに赴く意味合いも大きかった。何より、ミロが美女だった。デスマスクはちょっとあれは面白すぎです。
旧来のファンには新しい喜びを、新しいファンには壮大なファンタジーを与えてくれます。
フルCGの映像は非常に美しくリアルで、ファイナルファンタジーを思い起こすような巨大感でした。
ちょっとおかしかったのは、先を目指してたはずなのに、氷河が宝瓶宮から戻ってきたことと、アフロディーテがまったく何もしてないってこと。
あと、あの展開なら城戸光政は死なないで説明役をこなして欲しかったかな。
今度機会があったら、娘と一緒に見に行きたいな。
あれ、娘の好きな瞬は活躍してたっけ?