ただの備忘記録

忘れないように記録を残します。忘れるから記録に残してます。そして、その記録が役立つといいかな。

映画「閃光のハサウェイ」

2021年06月19日 | 映画
映画館で「閃光のハサウェイ」見てきました。
今回は3部作の1回目だったんですね。副題みたいなのがなかったので最後までやるのかと身構えてました。
ハサウェイは感情を抑えて、正体がバレないように行動していて、まだ活躍はあまりありません。
ギギは謎めいた登場で、時に可愛く、時に見透かす様にコロコロと表情が変わります。それがハラハラしますね。
途中からガラッと戦闘シーンに変わって、マフティーのテロ活動で都市上空と市街戦が行われます。しかし、夜間戦闘なのでMSはよく見えません。とても残念。
その後のペーネロペーとΞガンダムの戦闘シーンも夜の海上だったので、ディテールが分からないまま。謎のベールを被せたままという事でしょうか。
ハサウェイ、ギギ、ケネスの関係が近付いて、それぞれに自分の居るべき場所に帰って行ったところで今回は終わりです。

今作はCGも多く使われているようですが、とても自然というか実写っぽい感じのところもありましたが、オリジンの時よりもアニメ調にしっかり馴染んでて見分けがつきません。
背景の広がる遠景がドローンの映像の様に滑らかに動くので、これ全部CGなのかと驚かされました。
地面を焼く炎のシーンでは絵的な炎ではなく、メラメラと光を放つ透明な炎が描かれていて、かなりリアルな揺らぎのある炎を感じました。
市街戦で建物が激しく崩れるシーンもあって、立体的に瓦礫の動きを描くのは大変だろうなと思います。

原作はかなり昔に読んだのでラストシーンだけ覚えてますが、次回も楽しみにします。

映画「鬼滅の刃 無限列車編」

2021年02月28日 | 映画

鬼滅の刃、映画を見てきました。
もう初回から4ヶ月以上経っていますが、上映されていました。
日曜日の昼の時間帯、観客は少なかったけど、客層は幅広く老夫婦やおばあちゃんもいましたし、幼稚園児の子連れもいました。

無限列車の中で繰り広げられる鬼との戦い。
狭い列車内でのアクションシーンを描くのは大変だろうと思いますが、夢の世界や列車の上、最後は列車の外での戦闘もあり多彩なシーンがありました。
キャラクターたちの動きだけでなく技のエフェクトなど、とにかくウネウネと動きながらカメラも高速移動するので、目がついていけないぐらいの熱量です。

ストーリーも夢の穏やかな描写、幸せな過去と引き裂かれた現実との対比に心穏やかではなく、炭治郎の大粒の涙が心を打ちます。
何より煉獄杏寿郎の圧倒的な存在感。そしてラストの強敵との死闘の行方は強烈です。

怖さも悲しい場面もストレートだったので、小さい子供が見ていても大丈夫なのかなと思いましたけど、大丈夫そうでしたね。
製作側の熱量の高さは、作画のカロリーの高さからも見て取れるほど、映像の激しさと美しさに圧倒される作品でした。


映画「ファーストラヴ」

2021年02月21日 | 映画

https://firstlove-movie.jp/

映画「ファーストラヴ」を見てきました。

父親を殺したとして逮捕された大学生を芳根京子、その取材をする公認心理師に北川景子、そして、大学生の母親役に木村佳乃が出ています。

三人の女性が抱える心の傷が少しずつ浮き彫りになってきます。
伝えたかった気持ちを遮られ、失った言葉がトゲとなり心を蝕む。言葉は嘘になり、心を閉ざしてしまう。
心の傷を開くことは新しい苦痛を生む。しかし、それによって周囲の心を開いていくことができる。

事件が起きたときの行動だけではなく、幼少期からの心の生育過程が細かく紐解かれて事件の真相に迫っていきます。
それは逮捕された女子学生だけの問題ではなく、心理師も母も心の傷を見せて行きます。

悲しい運命だと哀れむのではなく、新たな出発点としての清々しさもあって、最後は気持ちが暗くならずに背中を押されるような感覚が芽生えました。

そして、私達は苦しむ人を救済するという大それたことをしなくてもいい。ただ、身近な人たちの言葉に耳を傾けるだけでいいんだよと、気持ちに寄り添う大切さを教えてくれる作品だったと思います。

三人の女優さんの心の内を吐き出すような演技もすばらしく感じ入りました。


【映画】蜜蜂と遠雷

2019年10月07日 | 映画

朝一で映画を見てきました。
ピアノのコンクールを題材にした「蜜蜂と遠雷」です。

https://mitsubachi-enrai-movie.jp/

ピアノのコンクールは数少ないプロへの登竜門で、4人の人物にスポットを当てています。

7年のブランクから突然現れた亜夜(松岡茉優)は、天才少女としてステージ上でピアノを弾けなくなり引退したと思われていたが、心の傷を抱えたまま復帰をかけてコンクールに現れます。
サラリーマンをしながらピアノへの情熱を傾ける明石(松坂桃李)は、練習時間が少ないというハンデを憤りに変えて、年齢的にも最後の挑戦へと淡々と立ち向かいます。
ジュリアード王子と呼ばれているマサル(森崎ウィン)は、幼少期に亜夜と共に彼女の母からピアノを習い、その後はアメリカに渡って高名な指導者の元で腕を磨き続けるサラブレッドで、今回の優勝候補と目されています。
そんな彼らの前に突然現れた少年塵(じん/鈴鹿央士)は、コンクールの審査員さえも二分する混乱の種となます。幼く見える少年が鍵盤を叩くと嵐が起こるのです。

コンクールの予選の間に4人がお互いに刺激を与え合います。それぞれが意図せずに誰かの背中を押していたり、心を掻きむしったりするのだけれど、彼らは純粋に課題に向き合って行きます。
そんな彼らの思いのたけがピアノの音として私達観客を包み込みます。まるでピアノの真横で音符を浴びているような迫力がありました。

最後に優勝者の名前は出ますが、やりきった彼らの演奏を聴き終わったらそんな結果は些細なことと思えるかも知れません。
ストーリーも充分に楽しめて、音楽の洪水に気持ちよく浸れる映画でした。

 


【映画】ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝

2019年09月16日 | 映画

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝~永遠と自動手記人形」を上野のTOHOシネマズ上野で見てきました。

http://www.violet-evergarden.jp/sidestory/

ヴァイオレットの境遇などはあまり語られなかったので、TV本編からの流れで見ないと分からない部分があるかも知れません。
この外伝は、孤児の姉妹が主人公と言ってもいいかもしれません。二人は突然現れた大人によって生き別れとなります。
そして、籠の中の鳥となった姉は、寄宿学校で社交デビューのための教育を受けており、その教育係として送られてきたのがヴァイオレットです。

手紙を書くのがヴァイオレットの仕事のはずですが、今回は社交ダンスを教えています。同居生活を通じて友情を深める二人。それは、お互いにとっても初めての友達だったのかも知れません。
光や風を感じる美しい背景はもちろんですが、キャラクター達の細やかな動きも鮮やかでした。
舞踏会のヴァイオレット格好良かったです。男装っていうのがまた良かったですね。映画のパンフレットの表にもそのシーンが描かれています。
最後の手紙を受け取るシーン、そのメッセージに返事を呟くところで涙がこぼれそうでした。


【映画】記憶にございません!

2019年09月14日 | 映画

いつも面白い三谷幸喜監督作品だったので朝一の上映を観に行ってきました。

https://kiokunashi-movie.jp/

口が悪く権力志向が強く、史上最低の総理と言われている男が石をぶつけられ記憶を失います。
記憶をなくしたまま総理官邸に連れ戻され、総理を続けることになります。
事実を知っているのは秘書たち3人のみ。彼らの協力の下、閣内の問題、家庭の問題を解決していきます。

いつものコメディですが、群像劇のドタバタではなく、1つ1つの問題を着実に解決していきます。
前半は記憶を失って初めてのできごとにアタフタしていますが、それらが後半への前振りにもなっていました。
大きなどんでん返しもなく、分かりやすい展開になっています。

俳優陣の演技をじっくり堪能できる映画です。
小池栄子の怪演も期待していましたが、今回はとても真面目だけどコミカルな動きで安心して見ていられました。
中井貴一の表情も良いですね。驚いたり悲しんだり、権力に立ち向かう本気の顔などどれも自然な感じでした。

映画だとみんな静かに見えていることが多いですが、この映画は見ている方はリラックスして自然と笑いがこみ上げてきます。
後半はみんなの笑い声が同時に湧き起こっていました。
エンディングの佐藤浩市はあれでよかったのでしょうか?面白いですけどね・・・


【映画】天気の子

2019年07月21日 | 映画

朝、選挙の投票に行って、この後の予定を考えていて急に思い立って映画を見てきました。
新海誠監督の映像作品はデビュー作からいくつか見ていて、もちろん「君の名は。」も数回見ています。
それでも少し躊躇していたのは、体調の不調であったり、混雑であったりという事以外に、このタイトルにいまいちピンと来る物がなくて、主役の二人が前作より子供っぽかったので、子供の目線の楽しい無邪気な話だろうかと思っていました。
それでも、きっと話題になるだろうからそれまでに見ておきたいと思って、映画館の座席表を見るとお昼の上映分で座席が半分以上空いていました。雨が降るまでに帰って来られそうだったので、チケットを予約して出かけました。

「天気の子」については、予告映像も見てましたし、冒頭カットの蔵出しの映像も見ていました。CMもいくつかタイアップしていたので、なんとなく雰囲気は掴んでいました。
それでもまだどういった世界観の話なのかが良く分からなかったのですが、いくつか監督のインタビュー記事を読んで「雨の止まない東京」というものに興味を覚えました。

主人公の少年、穂高(ほだか)は離島から家出をして東京にやって来て、同じ年頃の少女、陽菜(ひな)と出会います。
陽菜がどういう人物か書くだけでネタバレになっていくので、登場人物についてはサラッと流していきますが、二人の出会いが鍵となり事件が次々と展開していきます。

穂高が出会う謎の男、須賀を小栗旬が、その事務所で出会う夏美を本田翼が演じています。
小栗旬の声は分かりやすかったですけど、話が進むにつれ気にならなくなっていました。小栗旬の顔がちらつかなくなってきたという意味で。
夏美は美人で奔放な感じですが、声だけだとドラマの本田翼とは違う気がしました。キャラクターの絵ととても合っていたと思います。

ストーリーは、前作に比べるととても分かりやすいと思います。後半にアクションシーンがどっとあってドキドキもワクワクも詰まっていますが、冒頭から雨が常に降っているので背景はずっとアクションシーンのようなものかもしれません。
背景美術の美しさは今更言うことはありませんが、とにかく雨の描写が色々あって、驚きの連続でもありました。
窓に当たる雨、窓の外ではねる雨、見上げた空からどっと降り注ぐ雨など、一粒一粒が丁寧に描かれているという印象でした。
なのでストーリーがゆっくり動いていても、常に何かに突き動かされているという印象があったかもしれません。

映画のパンフレットの中で、ネタバレページの監督のインタビュー冒頭で「いまの世界情勢や環境に異変を感じているけど、それは私達(人類)が選択をし続けてきた結果である」とおっしゃっていて、今朝の選択の一票が次の時代に何かを残すのだろうという思いを感じました。
「若者にとってはその世界の異変は最初からあったもので、それを受け入れて育っているので諦めもあるかもしれない。でも、これから新しい選択をしていくのも若者たちなんだ」というメッセージもあったと思います。

前作「君の名は。」を見た人にはサプライズ的な描写もいくつかありました。かなりのファンサービスだと思います。
ラストシーンの東京の街も、監督が今描いておきたかったとおっしゃっていますし、見所だと思います。
新たに物語が走り出しそうなラストシーンで、そこまでため込んだ勘定がブワッと出てくる気持ちでした。
エンドロールは実にシンプルでしたが、ほとんど誰も席を立たず作品の余韻に浸れたのも良かったです。

また、観に行きたい気分になっています。


【映画】万引き家族

2019年07月20日 | 映画

TV放送を録画して観ました。

本当の家族ではない訳ありな5人が共同生活をしています。
祖母は年金暮らし、父と母は細々と仕事をしているのですが、生活の足しに子供を連れて万引きを重ねています。
それぞれに社会との関わりをうまく持てない部分があり、日本の社会問題が凝縮された様な家族でもあります。
そこに親から見放された5歳の女の子が拾われて来て、彼女を中心に6人の生活と新たな絆が生まれて行きます。
しかし、徐々にその生活は破綻を始めます。

彼らが生活する日本家屋は、雑然と散らかって不衛生で物に溢れています。でも、食事の風景はとても明るく一家団欒に見えます。彼らは家族になろうとしているけど、いつまでも家族になれない、そんなジレンマも彼らが他人だからと言ってしまえばそれまでですが、本当に家族として生活をしていても、そこに絆があるのかという現代の問題もあるように思います。
家族それぞれの抱える問題が、それぞれの視点で見えたときに、絆のはかなさも見えてきます。

失業、祖母の死、誘拐事件報道によって、彼らの生活は追い詰められ、ついに警察に連行されることとなります。
一人一人の取り調べの様子も丁寧に描いていて、そこで彼らの本音が見えてきます。
それもほんの少しのズレだと思いますが、修正できないズレなんですね。
所詮は他人と言ってしまえばそうなのかもしれませんが、家族になることは難しかったけど、不器用な彼らなりにお互いを思い合っていることも分かります。
重厚なテーマを描いているとは言え、コミカルなテンポの良さもあり、暗く息が詰まる様な映像ではないと思います。

最後にまた、ネグレクトを受ける女の子が出てきますが、彼女が見つけた何かが明るい未来であることを願うばかりです。


【映画】レディ・プレイヤー1

2018年04月22日 | 映画
アリオ川口で「かわぐちパンフェスティバル」があると聞いたので行ってきました。
パンはあまり良い物に出会えませんでしたが、その後「レディ・プレイヤー1」を観てきました。
映像に集中するために吹替版にしたのは正解でしたが、座席が一番前だったのでとても見難かったのです。
数百という沢山のキャラクターが画面中にいますので、全体を見て楽しむべきでした。
ストーリーはとても分かりやすいし、ゲームや映画のネタがちりばめられており知ってる人はより楽しめる内容です。それくらいはもう予告を観たら分かりますよね。

ガンダムの登場シーンは予告編でも流れていますが、その後はしっかりと主役を務めています。何と戦っていたかは秘密ですね。
3Dモデルも格好良かったのですが、肩のWBのマーキングは最近のプラモデルにはないみたいですね。でも、リアルなシミュレーション系ゲームに登場しそうな感じでした。
30年後くらいの話ですが、あんなVRワールドが登場するのも時間の問題かも知れませんね。

http://wwws.warnerbros.co.jp/readyplayerone/