ほぼ千秋が中心で、マルレ・オケを立て直す下りになっています。
音楽はたっぷりあるので、手軽にクラシックを楽しむには良いでしょう。
各キャラクターも出ては居ますが、あまりそれぞれの立場に変化はなく、初めて見る人にはあまり内容がないかも知れませんが、その分、音楽を楽しむにはうってつけかもしれません。
冬休みであったせいか、かなり上映中のマナーが悪かった。
ずっといびきをかいて寝ている人はいるし、あちこちでお菓子の袋のガサガサする音はするし、ひどいものでした。
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パラドックス13 東野 圭吾 毎日新聞社 このアイテムの詳細を見る |
これまで読んだ東野作品はミステリー作品でしたが、今回はSF作品です。
1月13日13時13分13秒、地上は荒廃した無人の世界に変わってしまう。東京ではわずかに限られた人間だけが生き残っていた。
警察官の兄弟、看護師、老夫婦、女子高生、会社員など11人が集まり、災害が治まらない東京を彷徨う。
政府は事前にその影響を懸念して極秘裏に対策を指示していた。残された人は何が起こったのか知るすべもなく、また、なぜ他の人が消失し、自分たちが残ったのかも判らない。
共同生活をしながら、生きることの意味、死ぬことの意味をそれぞれに問いながら、新しい秩序の下で生死すら選択しなくてはいけない状況になる。
街は日に日に崩壊し、地震や水害も収まらない。神の与えた天罰が地球を襲っているのだろうか・・・。
自然の驚異に立ち向かったとき、彼らは現代文明のありがたみを知ると同時に、行きすぎた文明に後悔を覚える。現代の社会問題もあらわにするような表現がいくつかあって面白かった。
一ヶ月後、世界は滅びるのか、残された人々はどうなるのか、そしてP-13とは何だったのか、消失した人々には何が起きたのか、ラストは激しさから静かなモノローグへと滑り込みます。
相変わらず読みやすい語調で、バイオレンス的な描写はないので、誰でも安心して読み進められます。
ラスト近くでようやく原因がわかり、今後の問題も発生します。ラストはハッピーエンドに近いと思いますが、割と淡々とした感じにはなっています。
全体として、仲間が増えたり減ったり、また東京を移住しながらサバイバルしている様子は臨場感があって楽しめました。
もちろん、他人の共同体ですから様々な問題も発生します。その解決方法も思いがけないもので、既成概念を壊さないと生き抜けない世界だと判らされます。
P-13はSF要素そのものですが、そこは数学的なパラドックスになぞらえているところが東野作品ですが、実のところはミステリーのような展開であり、社会問題を提示するような作品になっていると思います。
MacOS9で動いているMac版のEntourageのメールデータをなんとかWindowsXPのOutlookへ移動してみました。
もちろん、直接に移動はできませんので、複数の行程を経ることになりましたので、書き留めておくことにします。
1.データの書き出し
まず、Entourageのメニューにはアドレスのエクスポートしかありません。
メールのデータを1つ1つ取り出すのも大変ですが、簡単に取り出す方法が1つありました。
フォルダ一覧にメールの入ったフォルダが表示されています。そのフォルダをドラッグ&ドロップでデスクトップ(もしくは任意のフォルダ)に取り出すとMBOX形式のファイルになります。
出力されたファイルには拡張子がありませんので、Windows用に「.mbx」と拡張子を付けておきます。
2.データのコンバート
vectorでMBOX形式のデータを変換するソフトを探したところ、1つだけヒットしました。
「emlXtracter」というユーティリティでOutlook Express用のメールメッセージ形式(.eml)にデータを変換してくれます。
上記ユーティリティはWindows用なのでここからWinマシンで作業します。
出力フォルダを指定すると、メールのまとまりを1つ1つのファイルに分割して出力します。
3.Outlook Expressでファイルの読み込み
OEを起動し、必要であれば分類用のフォルダを作成します。
emlXtracterで出力したファイルを全てOE内のフォルダにドロップします。
4.Outlookへのエクスポート
OEから直接Outlookへエクスポートできます。Outlookにも直接インポートの機能があります。
OEからの場合、「ファイル」メニュー→「エクスポート」→「メッセージ」と進みます。あとは「Outlook」を出力先に選択し、出力したいフォルダを選択します。
一般的にはここまでで完了です。
5.Outlookから別のマシンのOutlookへ
実は今回はもう1行程ありました。というのも当初受け入れるはずだったPCのOutlook Expressが不具合を起こしたため、2~4の行程を別のPCで行ったので、更にデータを移し替えなくてはいけなかったのです。
Outlookからのエクスポートとインポートには、個人用フォルダファイル形式(.pst)を使います。Macでもこのエクスポートができれば、苦労はしなかったんですけどね。
エクスポートは、「ファイル」→「インポートとエクスポート」→「個人用フォルダファイル(.pst)」として、フォルダを選択し、出力先と出力名を決めます。
インポートのは、「ほかのアプリケーションまたはファイルからインポート」を選んでファイルを選択します。
そもそもMacOS9を未だに使っているところは少ないかも知れませんが、OSX用のEntourageでも応用は利くかと思います。
もしかしたら、OSX版ならもっと簡単だったかも知れません。
ちなみに、Eudora、ThunderbirdをWindowsにインストールしてみましたが、MBOX形式のファイルを読み込むことはできませんでした。
将棋の指せる掲示板を作ってみようかと思います。
JavaScriptでは無理なのでperlを使ったCGIになります。
対局モードと閲覧モードを選べるようにして、対局者以外は書き込みできないようにします。
対局モードは、スレ主が対局条件を設定して、対戦者用のパスワードを発行し、それを相手に教えることで書き込み可能になります。
対局の様子は、上から順に表示され、コメントも付すことができます。
対戦が終わった物は閲覧専用になります。閲覧は掲示板形式か棋譜形式とします。
掲示板の構造としては、対局中の一覧と過去の棋譜一覧を用意します。複数のデータを一括して処理できる構造とします。
新規対局は、スレ主の名前とパスワードを設定し、対戦者用の仮パスワードを設定します。対戦者用の仮パスワードを使ってログインすると名前とパスワードを設定し、対戦者として固定されます。
初期の盤面は自由にレイアウト可能とします。対人専用なので、対局中も駒の動きなどはチェックしないこととします。対局中も自由に盤面を編集できることになります。
対局中の書き込みは、対戦者が交互にのみ行えます。コメントは順番に関係なく、その時点の最新盤面に記入可能です。
閲覧者はコメントを付けることができません。
投了は対戦者双方が行うことで、閲覧専用のデータとします。以後、コメントは付けられません。
対局用のデータや、閲覧用のデータの数量には上限値を設定できるようにします。
データの汎用性のある棋譜データ化や再利用も視野に入れておきます。
【追記】
JavaScriptでオセロの盤面を投稿するツールを作ってみました。
http://blog.goo.ne.jp/shurey/e/90d797e989789e9cd808851e6f815ae5