ただの備忘記録

忘れないように記録を残します。忘れるから記録に残してます。そして、その記録が役立つといいかな。

【PS4】ラストレムナント

2018年12月24日 | ゲーム

PS3版を楽しみに待っていたら結局発売されなかったラストレムナントが、PS4版で発売されました。
https://www.jp.square-enix.com/thelastremnant/

PS3版の記事を見たのは20年ほど前のことだったと思いますが、グラフィックスが綺麗で街やフィールドの作り込みに期待していました。
実際にプレイしてみると街のマップはとても狭くて、ほぼ見える範囲しか移動できません。最近のオープンワールドになれていると、マップの切り替えですら古くさく感じます。
しかし、そんなことは重要ではないということでしょう、一番特徴的なのは戦闘システムにあります。

RPGでは戦闘システムの斬新さ、操作性、何より世界観との融和して面白さに直結します。
ストーリー、移動、戦闘に時間の大部分を使い、なかでも戦闘システムは常に同じことを繰り返すのですから、そこに戦略性も快適さも必要になります。
戦闘システムに絡んで、経験値やステータスアップの仕組みも重要です。キャラクターをいかに育てるかがRPGの目的でもありますから。

ラストレムナントでは、1つのパーティーをユニオンと呼び、1つのユニオンに5人のメンバー(ユニット)が入ります。
ユニオンの最大数は6つのようですが、これらは徐々に解放されます。
戦闘の指示はこのユニオンの単位で行われます。これによって多対多の入り乱れた戦場を体験できる仕組みです。

ユニットは基本的にはギルドで雇用します。ストーリーの流れで出たり入ったりする者もいます。
戦闘はターン制でユニットに対して大まかな指示(コマンド)だけを出します。
単に「攻撃しろ」というだけでなく「ファイティングアーツで攻めろ」「ミスティックアーツで攻めろ」というもので、戦闘技や魔法攻撃のようなものを使います。
回復魔法や回復薬もありますが、誰から誰にという使い方はできません。「HPに余裕を持っていけ」と指示すると、回復できるユニットだけが回復を行います。それもユニオンの状況を見て判断をします。
各ユニットには自由意志があり、「臨機応変に対応しろ」なんていうコマンドもあります。

戦闘で面白いのはこのユニット単位で敵と味方が入り乱れるところですが、戦略性もあって面白い部分です。
お互いに複数のユニットがある場合、ミニマップ上に配置が表示されどのユニットに攻撃をするか選ぶことができます。
1つのユニオンに対して複数のユニオンで戦闘を仕掛けると有利になります。
しかし、ユニオンを組むときにユニットを分散してしまうと各個撃破には弱くなってしまいます。複数で包囲するか、1つのユニオンで突破するか、ユニオンの組み方で大きく戦略が変わってきます。

HPや攻撃力などのステータスはユニット毎にありますが、戦闘時は全てユニオン単位にまとめられます。
そのため、ユニットの誰か一人が倒れるということはありませんが、ユニオン全体のHPがなくなると全滅となります。

ユニットには見える経験値がありません。
バトルランクというレベルはありますが、いつの間にか上がっているいう感じでした。
戦闘で物理技や魔法を使うことで、それぞれの能力が成長します。技のレベルが上がったり、ステータスが上がっていきます。
選んだ戦闘コマンドによって成長するスキルも変化するということになります。

装備は成長を補う要素ですが、変更できるのは主人公ラッシュだけです。
他のユニットは戦闘経験を積むと武器を変更したり強化します。
武器の強化には素材がいくつか必要で、戦闘すると素材が手に入ります。戦闘終了時に仲間のユニットから素材が欲しいと言われることがあり、彼らはそれをつかって武器を強化しているようです。
また、ダンジョンから出たときに見つけたアイテムを欲しいと他のユニットから言われることもあります。こういう所も、それぞれの自由意志があるようで世界観に味付けされています。

戦闘終了時にオートセーブが行われるので、戦闘のやり直しも容易です。というのも、レアモンスターがダンジョン内に現れるため、突然の強敵にゲームオーバーだったり、何度挑戦しても勝てないということがあります。そんなときも直ぐにやり直せるのが良いところです。
また、戦闘終了時にはHPなどのステータスが全回復するので、一戦一戦を全力でできるし、次の戦闘にスムーズに進むことが出来ます。

手軽に軍団同士の戦闘が楽しめるシステムになっており、細かなユニットのHPに気にせず大まかにやれるのは、仲間を信頼して任せているような気分にもなれて、神経質にならなくて面白いと思います。
また、レベルをまとめて上げるのではなく、個別にステータスが上がるので、毎回成長が少しずつあるのが良いのかもしれません。
細かなところでも遊びやすく作られているので、RPGに慣れていない人でも楽しめるのではないでしょうか。

Amazonのレビューでは癖のある戦闘システムと言われていましたが、これくらい気楽な遊び方ができるRPGってそうそうないかと思います。
ダウンロード専用だったので、マニュアルはオンラインになっています。チュートリアルでそこそこ分かりますので、まずは戦闘を経験してみると面白さが分かるゲームかと思います。

【関連記事】
「ラスト レムナント リマスタード」での新要素やオリジナル版開発当時の秘話に迫る!高井氏、直良氏、坂本氏にインタビュー
https://www.gamer.ne.jp/news/201810050001/


【Excel】介護保険料のための年齢計算

2018年12月21日 | IT全般

給与計算の台帳を作るとき、年齢計算はその年の1月1日を基準に作成します。
給与計算は毎月やりますが、介護保険料については適用月から料率を加算して計算しなければなりません。
また、年齢計算についても間違いやすいため、段階を追って解説したいと思います。

まず、誕生日と今日の日付を入力します。(B列を参照)

[B1] 誕生日の日付
[B2] =now()

B2はファイルを開いた日の日付が表示されます。実際の運用ではそれで良いのですが、式が正しく動くかシミュレーションをするときは手入力で日付を入力します。
また、上図ではB列を右列にコピーして、日付を変更して動作テストをしています。

①今日の年齢
一般的な年齢の計算式をB4に作成します。

[B4] =DATEDIF(B1,B2,"Y")

DATEDIF関数を使っています。2つの日付(シリアル値)を引いた年数が表示されます。
介護保険の対象者は、40才以上65才未満なので、テスト用の日付を使って、40才になる今日の日付を確認しています。

②今月の年齢
月単位で年齢を計算するので、9月生まれとして考えます。
今日の日付が「9月1日」になったら年齢が1つ上がるということなので、誕生日を1日として計算します。

[B6] =DATEDIF(DATE(YEAR(B1),MONTH(B1),1),B2,"Y")

間違って今日の日付を1日にしてしまうと、9月1日生まれ以外は9月に年齢が上がらなくなります。

B6とC6では、9月2日生まれの場合に8月31日と9月1日で年齢が1つカウントアップされるテストをしています。
D6~G6は、9月1日生まれの場合のテストです。
今日の日付が9月になっているC6とE6で年齢が上がっています。

③介護保険月の年齢
年齢の法律では、誕生日の前日に年を取るので、介護保険料の計算は1日前で計算します。

[B8] =DATEDIF(DATE(YEAR(B1-1),MONTH(B1-1),1),B2,"Y")

誕生日の日付から1を引いて、その月の1日を基準に計算しています。
これで9月1日を8月1日から適用することができるようになりました。
また、1月1日の場合に対応するためYEAR関数の日付も-1してあります。