素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

子殺し

2020年10月21日 00時00分00秒 | 日記
BS朝日で再放送していた「必殺仕業人」の後番組が、必殺仕事人(1)でして。
1話からずっと見てるんですけどね。

見れるけど、ハードさが足りないなぁ、なんて思いながら。
まあ、必殺仕事人は前期必殺での「見る人を選ぶハードなシナリオ」を廃し、エンタメを押し出した作品である、ってのは知ってたんですけどね。

でも。前期寄り必殺ファンである私としては、やっぱ物足りなく感じるわけで。
DVDの新仕置人を見ると「はふぅ、必殺を見た」って気になってしまうのはいた仕方ないところ。

だったんですけど。

今日の再放送分はなかなか興奮したというか、目が離せなかった。
内容は「江戸には仕事人組合は2つも要らない!」と、仕事のためなら無関係の人間を巻き込むのも厭わない外道仕事人「山鹿の才蔵」という男が、主水たちの仕事人組合に戦いを仕掛けてくるってもの。
一時期は仲間の顔を全部知られて、首根っこを掴まれてしまうんですが。
そのあまりに外道なやり方に、手下の一人が耐えられず、重要な秘密を流してきて、そこから仕事に掛けるという流れで。

裏切った手下の情報から、才蔵の喉元に迫るのですが、そこで才蔵が手下全員を出撃させて迎え撃ってくる。

その手下の中にね。

年端も行かぬ少女が混じってて。
才蔵がどっかから攫って来たのか、貧農から買い取ったのか知らないですが。
その少女、ちゃんと殺人訓練受けていて、いっぱしに飛び道具を操って、スナイパーみたいな真似が出来るようになってて。
その対処、どうするのかな?でハラハラドキドキでした。

殺すのか?殺さないのか?

ちなみに必殺では子供を殺す話は後期シリーズは知らないですけど前期だと結構あって。

酷いのだと、押し込み強盗まがいのことを働いたゴロツキが、母親会いたさに家に訪ねて来た幼子を、顔を見られたからと躊躇いなく切り殺した、って話で。
無印仕置人「人間の屑やお払い」って話なんですが。
この話の仕置シーンは震えたね。
標的がね、腕自慢の刀使いだったから。
念仏の鉄がそいつの腕を破壊するの。
で、剣が握れなくなったから、かつての手下に馬鹿にされて。
ブチ切れて、短刀で襲って一人殺したら、残りの部下が逆上して、そいつをめった刺しにして殺す。
……腕の立つ男として殺さず、哀れな弱者に成り下がらせて惨めに殺してやる。
どうすれば依頼人の恨みが晴れるのか?それを追求してる感じがすごく好き。

……話を戻して。

まぁ、マト連中は子供を殺すのは結構あったんですよ。
でも、今回は主水たち主人公サイド。
さすがに闇の殺し屋であったとしても、子供を殺すのはまずかろうよ、と。

で、どうするのかなぁ?って思ったんですよ。
掟に従うなら、殺すの一択なんですが。

どうするのかと。

結果は「見逃した」んですが。

左門なんか、実際に同じ年頃の娘が居るから、とても刀を振るえなかった。
これはまあ、理解できますね。

で、主水が飲んだくれてるシーン。
それは「幼子を殺人マシーンに変えてしまうこの業界のろくでもなさ」に嫌気がさしたのか
それとも「決断すべき時に決断できなかった自分の甘さ」を悔いたのか。

この在り方が正しかったのかどうか。
ちょっと色々考えてしまうシーンでしたわ。

……TRPGで、プレイヤーに同じような選択を突き付けてみたら面白そうですよね。(外道GM)

ラブライブ!の新シリーズ

2020年10月20日 00時00分00秒 | 日記
ラブライブの新シリーズ「ラブライブ!虹ケ咲学園スクールアイドル同好会」が始まりまして。
はや3話ですが。

面白い面白くないは個人の主観だからあまり言いたくないんですけどさ。
私の感性では「サンシャインより面白い」ですね。

ラブライブ!サンシャインはさ、キャラクター悪くなかったんですけど。
ずら丸なんか特に良かったし。

なんちゅーか、無印のifみたいな流れになってたのがどうしても鼻について。
全体の印象として「無印の焼き直し」みたいに見えちゃったんですよね。

同じ状況にキャラクターだけ入れ替えて投入した、みたいな。

まあ、話作る方としてはお手軽ではあるんですよ。
「廃校」ってイベントだけ設定して、そこに付随する出来事を考えて行けばいいだけなんで。
キャラクターが違うから流れも変わってくる。わけですけど。

それをやるとどうしても、前作のスジをなぞってる感が拭えなくなる。
で、そうなると当然、ラストは「廃校になってしまう」以外なくなるわけで。

でないとさ「結末一緒だよね」って言われるの避けられんし。
非常に勿体なかったと思うんですよ。

てーかさ。
最初は「廃校」ってイベント無かったと思うんだけどサンシャイン。
ただの町おこしがメインだったよね?確か?

なのに、物語の中盤あたりで、いきなり廃校問題が立ち上がって

主人公が「私たちの学校も廃校に!ミューズと一緒だ!!」と、逆に大喜びするという狂ったシーンがあったんですよな。

町おこし一本鎗で何故行かなかった!?
多分、そっちの方が面白い内容になったんでは無いかと思うんですが。
先が読めなくなるし。

町おこしネタで、我が町にはあまりにもオイシイネタが無いもんだから、隣町の名物を勝手に我が町の名物と、ネットで宣伝してしまおう!という

言ったもん勝ち戦略を主人公が提案して来た、っていう、ギャグ的にも面白いネタあったのになぁ。

その点、本作は「廃部になったからイチから創部」「夢は目指すが目的じゃない」「外見的に一番主人公っぽい子が主人公じゃ無くて、その幼馴染、つまり海未ポジじゃないか?の子が主人公」

……というかさ。
主人公・高咲侑って、サポーターであって、スクールアイドルじゃないのね。(今調べた)
で、元々ゲームでの主人公、と。
なるほどなぁ。

じゃあやっぱり、サンシャインの残念さは恐れなくて良さそうですね。
姪っ子にも安心して奨められます。

今週のヒープリのあのシーン

2020年10月19日 00時00分00秒 | 日記
先週のヒープリで、主人公の花寺のどかが実は二児の母だったことが判明したわけですが。
(ネタでなくマジで。宿主の影響を受ける以上、ダルイゼンはのどかの子供と捉えて差し支え無し)

ダルイゼンを知らない間に産み落としていたことに責任を感じて、より上の位階のプリキュアになり、ダルイゼンたちテラビョーゲンも問題なく倒せる強さを!
と、ランニングを強化したり、食べる量を増やしたりと無茶する話だった今回。

頑張り過ぎて空回りするのどかに、キュアアースことアスミさんがかけた言葉が、今、ジャリ番でやる台詞としてはタイムリーで深かったですね。

「のどかはテラビョーゲンを生み出したかったのですか?」

「そうでない以上、責任を感じる必要はありません」

……コロナでさ。
感染者を世間が袋叩きにしたり、感染者が「何で感染してしまったんだ」と責任感じて落ち込む風潮あるらしい。
新聞で読んだんですけどね。

これさ、おかしいのよね。
別に病気になりたくてなったわけじゃないんだから。

そりゃ、感染やむなしみたいなことをやって、それで感染してしまったのなら多少は「反省しなさい!」ですけど。
パチンコ行くとか。密室で宴会やるとか。
そうでないのであれば、感染したからといって感染者を叩いたり、感染者が責任感じて心まで病む必要は無いですよね。
そこのところを、メイン視聴者である幼女に伝える感じがして、すごくグッときました今回。

気をつけてても、感染するときはするのだから、普段気を付けている人に関しては、感染したということだけで攻撃するのは間違ってる。
それを象徴する話が、過去にもありまして。

スペイン風邪、つまりインフルエンザの話ですけどね。
大正時代の話ですわ。
どっかの金持ちのご主人が、日本にも伝染病のスペイン風邪が上陸した!
家族を守らなければ!と思い

演劇見に行くな!人ごみに入るな!と家族や使用人たちに厳命。
もし言いつけを破った者が居たら、激しく説教。
そうして感染防止に命を懸ける勢いで頑張っていたんですが。

この金持ちさんの家で、最初に感染したのがそのご主人だったという話。
感染防止って、確率を下げられるだけの話で、決してゼロパーセントにはできないんだよと。
そこのところを間違えちゃいけないよと。
そういうことを分からせてくれる逸話ですな。

病気を怖がるのは当然だけどさ。
ちゃんとしてる人を責めるのは間違いよ。

ポップの文句は俺に言えという中年が多数出るのでしょうか?

2020年10月18日 00時00分00秒 | 日記
今週のダイの大冒険で、ひょっとしたら主人公のダイより人気があるかもしれないサブキャラ「魔法使いポップ」が登場。
このキャラなぁ。
許されたの、当時の編集さんが相当優秀だったんだなぁ、ってつくづく思うキャラですわ。

初登場時、彼は最初からメラゾーマが使える状態で。
ようは魔法使いとしては一流に片足突っ込んでる状態。
結構優秀な子、なんですけど。

じゃあ、エリート風吹かせて傲慢な態度を取るクソ野郎なのか、というとそんなことはなく。
無いんですけど。

度胸の無いやつで。

基本的に確実に勝てる相手としか戦わない。
強そうな相手に出会うと、仲間を置いて逃げ出す。
根性が無く、キツイ修行は理由をつけて逃亡する。
そのくせ、自分が勇者アバンの弟子であることを臆面もなく名乗る。

……と、ここまで書くとまるでクズ野郎じゃないか。
そう思われがちですけど。

それは彼が「中途半端に頭が良い人間だったから」なんですよね。
ピンチになると仲間を置いて逃げるのは、戦って全滅するよりも逃亡した方が被害少ないんじゃね?もしくはダイは強いから俺がいなくても大丈夫だろう。
そう言う思考だし。
キツイ修行から逃げるのは、そんな魔法覚えても使いどころが無い、という理由をひねり出せるから。

性根は別にそんなに悪くないんですよ。
で、そういう考え方は間違っているぞと、ある人に説教されて、徐々に変わっていく。

竜騎士バラン戦では、仲間たちのためにメガンテを使用し。
メガンテで死んでいるのに、ダイのために死体になっても魔法で援護射撃。

究極の攻撃魔法メドローアを習得し。
最終的には大魔王バーン相手に戦力として立ち回ることができるまでに成長。
血筋で元々強かったダイとは違い、どん底からそこまで成長するわけですからさ。
最後まで「ダイの大冒険」を読んで、ポップ嫌いな人はまぁ、居ないって断言していいとは思うんですが。

そういう成長ルートに踏み込むまでが結構長くて。
どうも、編集さんに「ポップ殺しませんか?」って言われまくってたらしく。
そこを三条先生が「ポップは必ず化けますから」と主張して、生かし続けた。
で、結果、目論見通りに。

ここさ、当時の編集さんが優秀だったと言うしかないと思うんですよね。
実際、初期のポップすごく不快なヤツだったし。
すぐ逃げるくせに仲間面だけはしっかりするやつで。
あと、調子に乗りやすいところもあってね。

だからまぁ、アニメで初めてダイの大冒険を見る今の子供たちも
「ポップ嫌い!」
って言う子、結構出ると思うんですけどね。

それで中年たちとの間に溝が出来たら面白いw

マガジン感想

2020年10月17日 00時00分00秒 | 日記
なれの果ての僕ら

黒田が熱いなぁ。
リモコンは絶対に渡さない、って。
お前が言うな!って誹りを恐れず、堂々と言うなんて。
お前が言うな!って。
一見最強の反論に見えるけど。
必ずしもそうじゃないからね。
事実、あの班ではお仕置きリモコンを誰でも触れる場所に放置したら、大惨事が起きる可能性高いの事実だし。
防がなきゃいけないのはそこだから。
そこを理解して、何が何でもそれだけは阻止するって姿勢に、男らしさを感じましたね。

で、その対極にいるのが長谷部君。
というか、その班?

今頃遅いんだけど。
立ち上がるの。

やっと分かったか?って感じ。
暴力には暴力でしか対抗できないってことを。
言葉なんて究極的には人を抑えることなんてできないんだよと。

でも、もう遅かったね。
もう長谷部王陛下、お仕置きスイッチという魔法のアイテムを貰ってしまったし。
勝てないよ。今では。
スイッチを奪えばワンチャンあるとか思ってるみたいでしたけど、奪ったところで陛下を攻撃できるわけでもなく。
奪った奴から陛下がスイッチを再び奪えば元の木阿弥じゃん。
4人でパスして奪われないようにすればいい、なんていうかもですけど。
それは「一人一人徹底的にボコって、パスが成立するメンバーを減らす」ことを続けるだけで完封できるんで。
もう遅い。

しかし。
長谷部王陛下、まだ女に対する性搾取を始めて無い分、まだ紳士よな。
もうお亡くなりになりましたけど、しょーやん陛下爆誕だったら、班の女子全員裸で待機でしたよきっと。

……決断って大事ですよな。
決めにくいからって、決断を先延ばしにすると、取り返しがつかなくなることってあるんだよなぁ。
それを強く感じた話でした。

確か、第二次世界大戦でも、ヨーロッパ諸国がナチスにビビって、ナチスの提案を丸のみにし、結果ナチスの台頭を許して世界大戦の原因を作ってしまった、って歴史がありましたよね。
今なら防げる、ってときに「でも痛いかも」って理由で尻込みすることがいかに有害なことか。

彼らに関しては今後、どんなに屈辱的な奴隷に堕とされたとしても、それは自業自得ですわな。
立たなきゃいけないときに立たなかったんだから。(こういうのを「怯懦」って言うんですかね)

……まぁ、ひょっとしたら?
長谷部王陛下に完全に屈服し、奴隷頭の地位を確保してもらうために忠誠を誓う展開来るかもしれませんけども。
そうなれば彼ら的には幸せだろうし。それでいいのかな?
(先生はさすがに拒否しそうだけど、その場合、他の奴隷に総出で嬲られそうな気がするなぁ)