イギリス版Go To Eatが「コロナ感染拡大の一因に」、英首相認める
──8月に外食産業支援策、9月に第2波のイギリス......
https://newsweekjapan.jp/stories/world/2020/10/go-to-eat.php
#イギリス #GoToEat #新型コロナウイルス
イギリスのトランプとまで呼ばれたジョンソン首相ですが、全く違うのだという事を発言と行動で示しているかと。
イギリス版Go To Eatが「コロナ感染拡大の一因に」、英首相認める
面白い展開になりそうですね。大統領は機密文書の公開を許可したと言ってます(修正無し)。FBIとCIAが共謀で大統領を失脚させようとしたこと、ヒラリーのメール・スキャンダルなどの証拠文書が本当に公開されるなら、間違いなく大騒ぎになりますね。
Donald J. Trump
@realDonaldTrump
· 10月7日
I have fully authorized the total Declassification of any & all documents pertaining to the single greatest political CRIME in American History, the Russia Hoax. Likewise, the Hillary Clinton Email Scandal. No redactions! twitter.com/paulsperry_/st…
本日の全国の感染数・推移
神奈川65人、大阪49人、埼玉44人、千葉39人
北海道29人、兵庫27人、沖縄26人、愛知15人
10月8日 新たに確認された感染者数(NHKまとめ)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/
1) NEJMがトランプ批判の社説を掲載
2) 2種の抗体製剤がFDAにEUA申請
3) 日本の景気は持ち直しつつある
4) イタリア:非常事態宣言を来年1月末まで延長、屋外のマスク着用義務化決定
5) EU:抗ウイルス薬レムデシビルを追加購入
6) ジョンソン首相が「(Go To Eat) キャンペーンがウイルス拡散の一因になったかもしれない」と
7) ホワイトハウスのセキュリティ担当幹部が重篤な状態
●NEJMがトランプ批判の社説を掲載
→「トランプ政権をこれ以上存続させ、さらに数千人の米国人を死なせるべきではない」
NEJMの社説です。
このような呼びかけは同誌の208年の歴史でも初と。
「トランプ氏に投票しないで」米医学誌が異例の社説
https://news.yahoo.co.jp/articles/0562f72ec82bbf9f520cd92a899d92f167043ca5
その歴史的な社説が以下。
ところどころ飛ばしましたが、ほぼ全訳になってしまいました。
さて・・・米国民はどんな選択を下すのか?
Dying in a Leadership Vacuum
・COVID-19は世界に脅威をもたらした。その脅威に対応するリーダーシップが試された。
・新種の病原体と闘う良い選択肢のない中、各国は対応方法において厳しい選択を強いられた。ここ米国で、我々の指導者たちはそのテストに失敗した。彼らの脅威への対応が、それを悲劇に変えてしまったのだ。
・この失敗の大きさは驚くべきほどだ。Johns Hopkins大学のCSSEのデータによると、米国の感染者数と死亡者数は世界で突出しており、中国のようなもっと大きな国の数をはるかに上回っている。死亡率はカナダの2倍以上、高齢化の進んだ脆弱な日本のほぼ50倍、ベトナムなどの低中所得国の2000倍だ。
・COVID-19は極めて困難な試練であり、その深刻さには多くの因子が関連している。しかし、我々にコントロール可能なのは、どう行動するかなのだ。そして我々米国は、一貫して間違った行動をとり続けてきたのだ。
・もっとうまく対応できたはずなのだ。最初の流行が起こった中国は、初動は遅れたものの厳しい検疫と隔離を選択した。厳しい措置であったが効果的だった。感染伝播はそこで封じ込められ、死亡率も人口100万人あたり3人まで減少させた。一方で米国は人口100万人あたり500人だ。
・シンガポールや韓国のような中国との交流がはるかに多い国では、積極的検査を早期より開始して接触者追跡と隔離を行い、アウトブレイクを小規模に抑え込んだ。
ニュージーランドも同様の対策を行い、地理的な優位性もあわせてほぼ流行は根絶し、結果的に経済の閉鎖期間を短くし、流行前のレベルまで再開する事ができている。多くの民主主義国家が米国よりもうまく対応したというよりも、桁違いに上手に対応できていると言ったほうが良いだろう。
・我々は全ての段階で失敗した。十分な警告はあったはずだが、流行が始まった時、我々は十分に検査することもできず、医療従事者は公衆への十分な防護具すら提供できなかった。
検査に関しては現時点でも全く十分ではない。感染者1人あたりの検査数は有用な指標であるが、米国は国際的にははるかに下位であり、カザフスタン、ジンバブエ、エチオピアよりも下なのだ。
・米国では流行が拡大した後ですら、検疫や隔離の導入が遅く一貫性もなく、それを徹底しようとする努力もなされなかった。社会的距離のルールも多くの地域で徹底されておらず、十分に流行が抑制される前に制限が緩和されていた。
・多くの地域で人々はマスクすらしていない。原因は、我々の指導者たちが、マスクには感染防御効果はなく単に政治的な対応に過ぎないと公然と述べているからだ。一方で政府はワクチン開発に多額の拠出をしているため、その開発プロセスも政治的な色彩を帯びる事になり、人々の不信感につながっている。
・米国はこの脅威に対し、圧倒的な優位性を持っていたはずだった。世界もうらやむ、驚異的な製造能力と生物医学研究システムを持っているのだ。
公衆衛生、保健政策、基礎生物学の分野で膨大な専門技術が存在し、それが新しい治療法や予防法の開発につながっていた。しかし、我々の指導者たちは専門家の意見を無視し、軽蔑すらすることを選択したのだ。
・連邦政府は疾患制御をほとんど放棄しており、各州に丸投げしている。
・世界をリードする疾病対策機関だったCDCは骨抜きにされており、検査や政策において完全に失敗してしまった。NIHもワクチン開発において重要な役割を果たすが、政府の重要な意思決定から排除されてしまっている
FDAは恥ずべきレベルまで政治的になっており、もはや科学的エビデンスよりも政権からの圧力に反応しているように見える。
・我々の現在のリーダーたちは科学と政府の信頼を損ねており、それはかなり長く続くダメージになりそうだ。政権は専門家には頼らず、無知なオピニオンリーダーや真実を曖昧にし明らかな嘘をばらまくペテン師らに頼っているのだ。
・なんの対策も取らなかった事の代償をここで明確にしておこう。アウトブレイクは特に有色人種に不釣り合いな打撃を与え、不平等性に関連する緊張を悪化させている。社会性や知識を身に着ける重要な時期に子供が学校に行けない。前線で命を懸けて働いている医療従事者の努力が有効に活用されていない。
・指導者らは経済に誇りを持っているが、他国のほうがある程度まで開放してきているのに対し、米国は未だに流行状況が酷く、それが経済活動の再開を妨げ、結果として数千憶ドルと数百万の雇用が失われている。そして20万人以上が亡くなった。
・このような無謀な行為で、多くの命とお金を無駄にしたのなら、誰だって法的な裁きを受けなければならないはずだ。彼らは免罪を主張するだろう。しかし今回の選挙は、彼らに裁きを下すチャンスを我々に与えてくれている。誰でも政治的立場があるだろう。しかし真実はレべラルでも保守でもない。
歴史上最大の公衆衛生の危機に直面して、我々の現在の指導者たちは危険なほどに無能であることを証明してみせた。
・我々は、彼らに仕事を続けさせることによって、さらに数千人のアメリカ人を殺させることに加担すべきではないのだ。
●2種の抗体製剤がFDAにEUA申請
→イーライリリーのLY-CoV555と、リジェネロンのREGN-COV2です。
前者は1種、後者は2種のモノクローナル抗体のカクテル製剤になっています。
基礎検討では、1種のモノクローナル抗体では比較的簡単にescape mutantが登場してくる事が分かっています。
耐性化もしくは変異の選択圧とならないカクテルのREGN-COV2が望ましいでしょう。
あとは製造能力の問題か・・・
イーライリリー、コロナ抗体療法の緊急使用申請 治験で好結果
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-lilly-idJPKBN26S2MU
リジェネロン、コロナ抗体療法の緊急使用許可を米FDAに申請
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-10-08/QHV0X3DWLU6F01
1種の中和抗体に対するescpape mutantが比較的簡単に誘導できる事を示した検討が以下。
7/30に一度取り上げてます。
まだプレプリントの状態でした。
Escape from neutralizing antibodies by SARS-CoV-2 spike protein variants
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2020.07.21.214759v1
日本の景気は持ち直しつつある
個人消費が増え、特別定額給付金の効果が出ている形。
内外の自動車販売も回復。
業種毎に全く違うとは思いますが・・・
リアルタイムではヒヤヒヤ。
しかし、振り返ってみると現時点まで日本は経済と感染制御を、奇跡のバランスで切り抜けていると言えそうな気がします。
四国をのぞく8地域で景気総括判断引き上げ
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20201008k0000m020237000c.html
イタリアは非常事態宣言を来年1月末まで延長。
屋外のマスク着用義務化も決定。
イタリア非常事態、1月まで延長 コロナで屋外マスク義務化
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2020100801000813.html
EUが重症者数増加への対応を開始
レムデシビルを3400人分追加購入。
すでに購入済みの3万人分に上乗せされたようです。
EU、抗ウイルス薬レムデシビルを追加購入 コロナ患者3400人分
https://news.yahoo.co.jp/articles/50c930597172cd4007ef528319486cc099cd03e5
EUの1日死亡数の動き
少しずつ増加トレンドになってきているように見えます。
https://statista.com/statistics/1102288/coronavirus-deaths-development-europe/
ホワイトハウスのセキュリティ担当幹部が重篤な状態と。
アウトブレイクの原因になった行事の前の感染のようですが、選挙の結果に影響を与える気がします。
ホワイトハウスのセキュリティー担当幹部、新型コロナで重篤
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-10-08/QHUUJ2DWLU6I01