幸せの深呼吸

幸せは自分の中にある。
幸せは自分が決める。

iPS視細胞、世界初の移植手術実施 中枢神経の再建目指す 兵庫・神戸の病院

2020-10-15 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/517d66346aecd8edb4d7b51ee482d99d8e765092

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)で作製した「神経網膜シート」の移植手術(臨床研究)を、神戸市立神戸アイセンター病院(神戸市中央区)が「網膜色素変性症」の患者に対して行ったことが15日、関係者への取材で分かった。中枢神経の生理的回路の再建を目指す治療は目の再生医療の「本丸」と位置付けられており、世界初。同病院は近く発表する方針という。(霍見真一郎) 【写真】出産前に失明「似ているという息子の顔見たい」iPS視細胞移植へ希望の光  同疾患は、光を感じる網膜の視細胞が周辺から死んで視野が狭まり、最後は失明に至る疾患で、国内患者は推定約4万人とされる。確立された治療法はなく、この臨床研究にかかる関係者の期待は大きい。  関係者のこれまでの説明によると、手術では、健康な人のiPS細胞から作った視細胞になる直前の「前駆細胞」を使ったシート(直径約1ミリ、厚さ約0・2ミリ)を網膜下に挿入する。移植したのは数十年前に同疾患と診断された患者で、病状が進行し、このままだと失明する可能性が高いという。今回の手術は、拒絶されずに定着し、がん化しないことなどを確認するのが主目的で、約1年かけて安全性を確認し、機能面はさらに数年、観察を続ける。今回の移植でカバーできるのは、成人の網膜の面積にして数%程度。このため、病態の進んだ患者に劇的な改善が起こる可能性は低いとみられる。  iPS細胞を用いた目の臨床研究では、理化学研究所で当時プロジェクトリーダーだった高橋政代氏=現神戸アイセンター病院研究センター長=らが2014年、iPS細胞から作製した網膜色素上皮を「滲出(しんしゅつ)型加齢黄斑変性」という難病の患者に移植した例などがある。

https://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/201912/0012947312.shtml視覚回復信じ、こつこつ挑戦 万代氏、夢実現へ一歩

「見えない人が、見えるようになれば」。眼科医になりたての頃抱いた思いが、実現に一歩近づいた。人工多能性幹細胞(iPS細胞)による視細胞移植の臨床試験を申請した神戸アイセンター病院の非常勤医師、万代道子理化学研究所副プロジェクトリーダー(56)。その“石橋をたたいて渡る”慎重な研究姿勢から、周囲の信頼も厚い。

 万代氏は、京都府長岡京市出身で、京阪神で育った。小学生のころは宇宙が好きで天文学者を目指し、神戸女学院中学・高校では文芸部で小説を書いたことも。京都大医学部に入学後、「細かい手術が多く、女性にも取っつきやすそう」と眼科の扉をたたいた。

 京都大病院の研修医だった1989年、米国の学会で、胎児網膜の移植研究に触れた。「見えたらすごい」と強く印象に残った。しかしその後、自分が同様の研究に携わるとは夢にも思わなかった。臨床医になったが、1年で大学に戻り研究を始めた。「治らない病気がたくさんあるのに、一人の医師が診断して治療法にたどり着くのは限界がある」と思ったからだ。

 長くコンビを組む高橋政代・元理研プロジェクトリーダーに声を掛けられたのは、米国の研究所で客員研究員をしていた時だった。以来研さんを積み、今では高橋氏のグループで中心的な役割を担うようになった。

 2004年ごろ、視細胞移植に向けた研究を始めた。当初は胚性幹細胞(ES細胞)の活用を想定していたが、移植に十分な量が確保できない時期が続いた。12年ごろにはiPS細胞も使い始めた。思うような結果が出ず、気持ちが折れそうになったこともあった。

 最も苦労したのは、移植したiPS細胞など由来の視細胞が、動物の元々の細胞と情報伝達構造(シナプス)を作っていると証明すること。光に反応しているのは分かっても、それが本当に移植した細胞による反応か分からなかった。あらゆる別の可能性を消すのに時間をかけ、安全性も慎重に検討。高橋氏が「もういいだろう」と言っても確認をやめなかったという。

 研究開始から15年、ようやく臨床試験の申請に至った。「でも再生医療はまだまだこれから」。夢は大きく、一歩一歩は慎重に。失明からの視覚回復へ、挑戦は続く。2019/12/10 05:00

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猛毒を持つふさふさの毛虫が米バージニア州で相次いで目撃、注意が喚起される

2020-10-15 | 徒然なるままに

https://news.yahoo.co.jp/articles/4c9d7794db602a3f02b5a5feb8bec8cdabfa50c6

─激しい痛みにより救急救命室(ER)で治療した......

ふさふさの長い毛で全身を覆われた「米国で最も危険なイモムシ」が米国東部のバージニア州の公園や建物の近くで相次いで目撃され、不用意に触れるのは非常に危険なため、注意が喚起されている。 ● 動画:世界各地で驚かれる「サザン・フランネル・モス」 ■ ふさふさとした毛に触れるのは非常に危険 小さなウィッグのようなこの毛虫は、蛾の一種「サザン・フランネル・モス」の幼虫だ。ふさふさとしたネコのような毛を持つことから「プス・キャタピラー(ネコ毛虫)」とも呼ばれる。体長3~3.5センチで、主にカシやニレの葉を食べて成長する。フロリダ州やテキサス州など、米国南部で多く生息しており、バージニア州で見つかるのは珍しい。 この毛虫のふさふさとした毛に不用意に触れるのは非常に危険だ。この毛は毒針で、人の皮膚に触れると、赤く格子状の刺し傷ができ、激しい灼熱痛を引き起こす。このような特徴的な症状に加え、頭痛や発熱、嘔吐、頻脈、けいれんなどの症状が起こることもあり、適切に治療しなければ致命的となるおそれすらある。

■ 激しい痛みにより救急救命室(ER)で治療 2020年9月4日にバージニア州東部ニューケント郡の自宅のガレージでこの毛虫に右足を刺された55歳の女性は、地域紙「デイリー・プログレス」で「焼けた刃物がふくらはぎの外側を貫通したようだった」と自身の経験を振り返る。 この女性は、激しい痛みにより救急救命室(ER)で治療を受け、回復までに3日かかった。バージニア州林業省(VDOF)は、フェイスブックの公式アカウントで「この毛虫とソーシャルディスタンスをとるように」と注意を呼びかけている。 分布域から外れたバージニア州でこの毛虫の目撃が相次いでいる原因については、明らかとなっていないが、米国では2020年の夏、猛暑に見舞われたことから、この蛾の分布域が北上した可能性もあるという。バージニア州林業省は、現時点では「この毛虫の個体数は天敵によって適切に制御されるだろう」との見通しを示している。

コメントから

関東です 2〜3年前、庭で見た事があります。
綺麗な金色の毛に覆われ猛毒と知りビックリした記憶あり。

日本に普通にいる一度刺されるとその痛みを10年忘れないといわれるイラガ
の痛みもたいがいだが一枚上手のようだね。

チャドク蛾を経験したことがあります。
酷かった。虫で痛みって想像つかないと思いますが、まさに神経に作用する痛み。
この姿見ただけでも何倍だろうと思うと怖い。

カシやニレの木は日本にも普通にある。万が一日本に侵入してしまったら定着しそうで恐い。チャドクガよりもタチ悪そうだ。そう言えば、アメリカシロヒトリも外来種だよな…

温暖化になると猛毒の生き物が増えると聞いた事がある。生物にとって温かいと生きやすく数が増えるので猛毒の生き物が生き延びるとかなんとか。

日本では空き家が増えてその家の植木たちが毛虫の巣になってます
個人にすべてやらせようとせず国や市町村単位でやらないと空き家の毛虫は空き家だけにとどまりません

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

14日も横須賀市で異臭騒動!住民からは体調不良の報告、原因不明で不安が高まる 政府が専門家を派遣へ

2020-10-15 | 徒然なるままに

きょうも異臭「頭が痛い」 三浦半島で何が…“7回目”
https://www.fnn.jp/articles/-/95451

多発している、三浦半島での異臭騒ぎ。
横須賀市や三浦市の東京湾岸を中心に、2020年6月以降、少なくとも7回目。

街の人「ガスみたいな、臭いにおいがした」、「頭が痛くなりました。頭痛くて帰る人もいた」

6月に臭いを嗅いだ女性「ゴムが燃えたような感じの臭い。窓を閉めてても臭ってくる感じ」

共通している「ガスが燃えたような臭い」。
しかし、これまでに異臭発生の原因はわかっていない。

【速報】横須賀市でまた“異臭”神奈川県内で相次ぐ https://news24.jp/articles/2020/10/14/07741099.html 神奈川県内で相次いでいる「異臭」。14日、関係機関が横須賀市に集まって対応を協議している最中に、その横須賀でまた異臭騒ぎがありました。
 
神奈川県内で相次ぐ「異臭」の通報。14日も横浜市や横須賀市で通報が数件寄せられ、横須賀市では消防の職員によって空気が採取された。神奈川県が成分の分析を進めている。
 
【相次ぐ異臭 大気採取機を配置】 https://yahoo.jp/hPosNZ 三浦半島と横浜市で相次ぐ異臭騒ぎを巡り、神奈川県は横須賀市をはじめ各自治体や県警などを集めた対策会議を開き、調査態勢を拡充することなどで一致。環境省から借りる大気採取機40台を追加し、臭いを含む空気の採取に万全を期す構え。
 
これ、米軍基地由来じゃないの? ちゃんと調べた?? 沖縄で異臭は 全部米軍基地からだよ。 強烈な臭いだよ
画像
 
 
日テレNEWS / 日本テレビのニュース・速報
 
@news24ntv
【速報】横須賀市でまた“異臭”神奈川県内で相次ぐ https://news24.jp/articles/2020/10/14/07741099.html
 
◆三浦半島異臭(続2 三浦半島での異臭、本日10/14も 線形近似だと11月初旬に何らかの 異変があるように見える (前回より若干早まった 1923年関東大震災も同じ事象あり 今のうちに出来ることを!!! ※飲食物を1週間程度備蓄  家族との連絡方法確認  避難経路確認  (可能なら空振り覚悟で事前避難)
 
 
東京湾の周辺で頻発する「ガス臭い」などの異臭騒ぎについて東海大学の山田吉彦教授は「青潮が原因」。東京湾などの汚れた内湾で多く発生する。赤潮と同じようにプランクトンが異常発生し、その死骸が分解されると硫化水素が発生。独特の腐卵臭や石油類のような臭いがするという
 
南関東の地下一帯には国内埋蔵量の8割を占める広大なガス田が広がる。 地殻活動が活発化することで、ガスが噴き出す。 三浦半島に接する相模湾が震源だとされる関東大震災(1923年)の際にも、ガスが噴き出したことがわかっている。 横浜から横須賀にかけての異臭はもしかしてコレかもね。 備えよ
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

iPhone12の5G通信、日本は記載無し!なんちゃって5Gでミリ波を使えず・・・ 対応は米国版のみ

2020-10-15 | 徒然なるままに

iPhone 12のミリ波5G通信、米モデルでしか使えない…
https://www.gizmodo.jp/2020/10/iphone-12-series-mmwave-5g-limited.html

日本も入ってない…。
全モデルが5G通信に対応した、iPhone 12。しかしApple(アップル)の公式サイトを参考にすると、高速なミリ波通信が利用できるのはアメリカ向けモデルだけなようです。
 
ツイートから
今日の日本の5Gはミリ波飛んでるけどなんかiPhone12シリーズ対応してるの米国だけっぽいじゃん? そもそも一般市民居住地にミリ波てか5G飛ぶのもまだ先の話だからね。
 
iphone12、proMAXのカメラも正直微妙なスペックで実機触らんと分からんレベルだなぁ。そして何故か日本版はSub6のみでミリ波非対応となると、こりゃちょい待ちでレビューや店頭実機見てからのフルスペックの海外版かな。年内GETだぜっは、ほぼ諦めモードなパターンですやん(´・ω・`)しょぼん
 
iPhone12 ・5G! ・画面4倍頑丈 ・デザインがカクカク ・切り欠きはそのまま ・A14は世界初5nm、6コアCPU、4コアGPU、50%高速 ・超ワイド/ワイドカメラ、レンズ明るくなる ・背面磁石搭載(W充電固定、ケース固定、純正W充電器) ・環境にやさしい ・5G! ・5G! ・5G! ・5G!(ミリ波は米国のみ?)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナワクチン、年内に供給の見通し 米CDC

2020-10-15 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/7f66295e099b40ef675ae10a5738350aa7881049

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は14日、新型コロナウイルスのワクチンについて、年内に限定的な供給が開始されるとの楽観的な見通しを示した。 CDCは新型コロナウイルス関連情報サイトに掲載した情報の中で、ワクチンの供給量は最初は限られるかもしれないが、数週間から数カ月で増えるだろうと予想。「新型コロナウイルスワクチンが大量供給されるようになり次第、誰もが簡単に接種を受けられるようにする」と述べ、遠方まで出かけなくても、自分のかかりつけ医や薬局、病院、連邦認定保健所などで予防接種を受けられるようにする計画だと説明した。 CDCはワクチン開発にはかかわっていないが、ワクチンの供給を支援する。ワクチン開発や試験は米国立衛生研究所が支援。米食品医薬品局(FDA)は緊急使用許可や承認を行う。 一方、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長はCBSのニュース番組の中で、ワクチンは来年4月までには広範に行き渡る可能性があると語った。 ファウチ所長によると、「11月か12月」までには研究者が臨床試験を通じ、安全なワクチン候補があるかどうかを見極められる見通し。たとえ安全な候補が特定されたとしても、当初の供給量は数百万回分にとどまるだろうと予想した。 CDCは、「もしも供給が限られる場合、一部のグループを優先して新型コロナウイルスワクチンの接種を受けさせるよう勧告する可能性がある」としている。 CDCによれば、米政府はワクチンを無料配布する方針で、接種機関が課す手数料も保険でカバーされる見通し。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナウイルスを捕捉、不活性化する人工抗体を4日間で作製

2020-10-15 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/e1af17f192081aeb5a24af7735d3ecea66a02a55

 名古屋大学は2020年9月23日、新型コロナウイルスを捕捉、不活性化する人工抗体を作製したと発表した。独自に開発した人工抗体を高速に作製する「TRAP提示法」を用いて、10兆種類の人工抗体群から、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質に結合する人工抗体をわずか4日間で同定した。名古屋医療センターとの共同研究による成果だ。 →特設サイト「新型コロナウイルス 製造業が直面する未曾有の試練」  ウイルスのタンパク質に強く結合する抗体は、治療目的の中和抗体や抗原検査の際にウイルスタンパク質を特異的に捕捉する抗体として使用できる。今回の研究ではまず、TRAP提示法を用いて、新型コロナウイルスに結合する人工抗体を作製した。この人工抗体は、単量体で新型コロナウイルス表面のスパイクタンパク質にKD=0.4mM程度と強く結合した。  一方、人に感染するウイルスとしては、新型コロナウイルスに最も近縁のSARSコロナウイルス表面のスパイクタンパク質には結合せず、高い特異性を示した。  また、この人工抗体と患者の鼻から採取した検体を混ぜ、人工抗体を磁気ビーズで回収することで、高効率に新型コロナウイルスを濃縮できた。新型コロナウイルスと人工抗体を混ぜ、細胞に感染できないように中和することにも成功。この中和活性はIC50=0.5nM程度であり、これまでに報告のあった中和抗体のうち、最良のものと同等だった。  今回得られた人工抗体の骨格は、ヒト由来のタンパク質のため、抗原性は低いと予想される。さらに、通常の抗体とは異なり、大腸菌での大量生産が可能だ。抗原検査に使用する抗体や中和抗体は開発に数カ月を有するが、TRAP提示法は短時間で人工抗体を作製できるため、新型コロナウイルスや他のパンデミックに素早く対処するための技術として期待できる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナ「免疫グロブリン」治験を開始 武田薬品など

2020-10-15 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/9d2b347630669f7984a0cd366d67a59c9c16f134

武田薬品工業など国内外の製薬企業13社の連合組織は9日、新型コロナウイルス感染症にかかって回復した患者の抗体を濃縮、精製してつくる「高度免疫グロブリン製剤」の臨床試験(治験)を始めたと発表した。日本を含む18カ国の500人が参加する。  製剤は新型コロナから回復した患者に提供してもらった血漿(けっしょう)をもとにつくる。血漿は血液から赤血球などを取り除いた成分で、この中にウイルスをたたく「抗体」というたんぱく質が含まれていて、次にウイルスが来ても再び病気にならないよう備えている。  治験では、入院を必要とするものの重症ではない患者をランダムに2グループに分け、片方には抗ウイルス薬レムデシビルに加えて製剤を1回点滴する。もう片方のグループには、レムデシビルと、見た目は製剤と区別がつかないが薬効のない偽薬を点滴し、重症化を防ぐ効果があるかなどを調べる。  似た治療法として、回復した人の血漿をそのまま使う方法もある。抗体を濃縮、精製してつくる高度免疫グロブリン製剤は、新型コロナへの抗体を多く含み、血漿そのものよりも品質のばらつきが少なく、輸送もしやすいのでいろいろな場所で治療に使えるといった利点があるという。武田薬品工業は「年内には治験結果をまとめられるようにしたい」としている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツイートから10月15日の1 期待!プロメテウスが投与後6か月持続しコウモリ由来のコロナウイルスを広く中和する抗体を開発中&世界の感染者14%は医療従事者&米国:飲むワクチンの治験が開始 他

2020-10-15 | 医療、健康

リリーの他のコロナ臨床試験は、継続とありましたね。


本日の全国の感染数・推移
神奈川88人、大阪61人、埼玉47人、千葉31人、北海道20人、沖縄20人
兵庫19人、愛知16人、福岡13人
10月14日 新たに確認された感染者数(NHKまとめ)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/

●日本の状況
→東京都の推移
東京都 新型コロナ 2人死亡 新たに177人感染
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201013/k10012661111000.html
----
都内で新たに177人が新型コロナウイルスに感染
都の基準で集計した14日時点の重症の患者は13日より2人減って25人
92人はこれまでのところ感染経路が分かっていない
感染が確認された2人が死亡

1) イーライリリーの抗体を用いた臨床試験が安全性の懸念で一時中断
2) プロメテウス:投与後6か月持続し、コウモリ由来のコロナウイルスを広く中和する抗体を開発中
3) ファイザー:ワクチン治験対象を子供に拡大
4) 米国:飲むワクチンの治験が開始
5) 米国で患者急増で医療体制逼迫の懸念
6) パリのICUは来週にも飽和の可能性
7) 世界の感染者の14%は医療従事者

●イーライリリーの抗体を用いた臨床試験が安全性の懸念で一時中断
→リジェネロンとイーライリリーの抗体製剤は最近、FDAにEUA申請したばかりですが・・・

イーライリリーの抗体とレムデシビルを併用した臨床試験「ACTIV-3」が安全性の懸念で一時中断との報道です。
どのような有害事象が出たのかは詳細不明。
米イーライリリー、コロナ抗体医薬の治験一時中断 安全に懸念

→ACTIVE-3試験は300人を対象としたLY─CoV555の併用効果を検証する試験です。
レムデシビル投与を含む標準治療に、モノクローナル抗体のLY─CoV555投与、もしくはプラセボを投与。

→リリーの工場の品質管理に重大な欠陥判明という報道も・・・
FDAは最も深刻な法令違反と位置付けているようですが、査察自体は昨年11月のようです。
ほぼ1年前。うーーむ、良く分かりません。
・昨年11月のFDAの査察で品質管理に重大な欠陥

・製造仮定のさまざまな段階でデータが消去され、適正な監査も行われていなかった
・FDAは最も深刻な法令違反を意味する「公的措置が望ましい」と分類
リリーのコロナ抗体薬製造工場で品質管理に重大な欠陥判明
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-elililly-idJPKBN26Y376


●モノクローナル抗体製剤開発の現状
→トランプ大統領に使用されたモノクローナル抗体製剤
彼の劇的な回復はその効果に期待を抱かせます。
最近の報道で年末までに100万回分は製造可能で、しかも無償供与するという話でした。
→年内に100万回分!!
この米国のすさまじい製造能力に驚いたわけですが、どうやら現実は全く異なるようです。
以下はNYTの抗体製剤に関する記事です

プロメテウスという研究チームが、コウモリ由来のコロナウイルスを広く中和する抗体をすでに作成しているようです。
かなり出遅れていますが、最終的にはこれが最も希望の持てる研究になりそうという内容になっています。
https://www.deepl.com/translator

・数十以上の研究チームが、ワクチンの代替戦略としてモノクローナル抗体の開発に取り組んでいる。今月、トランプ大統領がリジェネロン社の抗体カクテル製剤の投与を受け、その回復を抗体のおかげだと言い「治療法」とさえ呼んだたため、急激に注目を浴びるようになった。

・モノクローナル抗体は回復患者の血液から分離される。感染の初期に投与、あるいは予防として曝露前に投与することで、迅速な免疫能を賦与することができる。
・トランプ大統領はこの研究段階の薬剤を、必要とする人に無料提供すると約束した。しかし抗体製剤の製造は難しく、非常に高価なのだ。

・リジェネロン社は現在5万人分を確保しているのみに過ぎず、当面は数百万人を超える供給などできそうもない。
・すでにリジェネロンとイーライリリーが、FDAに抗体製剤のEUA(緊急使用許可)を申請している

・プロメテウスは競争から数か月は遅れているが、最終的に最も強力な抗体を作成するかもしれない。プロメテウスとは米国陸軍感染症医学研究所とAdimab社の共同研究である。
 この抗体製剤は年内には臨床試験にも入れないと思われる。しかし、登場を待つだけの価値がある。

投与後は数週間で消失してしまうリジェネロンとイーライリリーの抗体とは異なり、プロメテウスの抗体は6か月以上は有効性を維持する事を目指しているのだ。

・マウスやin vitroの研究では、プロメテウスの抗体はSARS-CoV-2のみでなく、SARS-CoVや類似のコウモリのウイルスに対しても防御能を示し、将来出現するコロナウイルスにも防御能を持つ可能性が示唆されている。
・昨年報告された研究では、中国で約400のコウモリ由来のコロナウイルスが確認されており、そのうちのいくつかはすでにヒト感染例も起こっている。

・研究者の中でもChandran博士とPrometheus博士は、致死的病原体に対する重要な洞察をもたらした素晴らしい研究で有名である。彼らのチームは、エボラウイルスのヒト細胞への新しい侵入経路を発見し、その知見から主要なエボラウイルス株のすべてに有効な抗体の組み合わせをデザインした。

・作られる抗体は人によって異なっている。中和能力はもちろん、ウイルスのどこをターゲットとしているのかも異なっており、強力な中和抗体を産生する人がいる一方で、一部は自己抗体を産生して自己免疫疾患を発症してしまう人もいる。

・モノクローナル抗体は、患者が自然に産生した抗体の中から最も強力な作用を持つものを人工的に合成したものである。2月下旬にAbCellera社は患者から抽出した550種の抗体の中から、最も強力な抗体を選び出した。その約3か月後にパートナー会社のイーライリリーが合成抗体の最初の臨床試験を始めた。

リジェネロンの製剤は2つの抗体のカクテルである。1つはシンガポールの患者から発見されたもので、1つは合成ウイルス断片を用いてマウスで作成したものである。

・プロメテウスのグループはパンデミックの初期に、ウイルスを入手することができなかった。サンプルのほとんどは連邦政府から大規模な製薬企業へ手渡されていた。そこで、プロメテウスの研究者らは変わったアプローチを選んだ。2003年のSARSの生存者の血液から研究を始めたのだ。

・3月にMcLellan博士は新型コロナウイルスの構造をサイエンス誌に発表し、Adimab社にウイルスが感染の際に用いるspike proteinを提供した。Adimab社はこの蛋白を餌として、患者の血液から200種の抗体を選び出した。

Chandran博士とDye博士により、これらからSARSとSARS-CoV-2の両者に結合する7種の抗体を抽出した。その後、Adimabの研修者らは、1つの抗体を、すべてのSARS familyの有効性を保持しながら、中和能力を約100倍向上させることに成功した。

エボラの時と同様、現在のウイルスだけでなく、SARSのような過去のウイルスや、コウモリが保有している将来のウイルスに対しても効果をもつ抗体を見つけることが最終目標だった」と、Adimabの免疫学者でdirectorであるLaura Walker氏は述べた。

・リジェネロンは今後数ヶ月以内に30万人の製剤を確保できると予想している。ロシュと提携することで最終的には世界で年間約200万本が生産できる可能性がある。イーライリリーは今月下旬までに10万本の確保を目指している。米国のハイリスク群に投与するためだけでも、最低で2500万人分が必要である。

・生産能力をどの程度の速度で拡大できるかは不明である。製造にも莫大なコストがかかる。
・リリー社のような単一抗体だとウイルスが変異して無効になってしまうリスクがある

・プロメテウスは最初の抗体をテストしている段階であるが、2つ目の特異抗体と組み合わせたカクテル製剤を作る計画だ。抗体の量が増えるとより多くの製造能力を要し、時間とコストが増加する。

「現時点では、コウモリ由来のコロナウイルスを広く中和する単一の強力な抗体を開発することが最優先事項である」とChandran博士は述べた。「次のコロナウイルスの流行が起こるかどうかではなく、それがいつ起こるかが問題なのだと、我々は考えている」。


●ファイザー:ワクチン治験対象を子供に拡大
→個人的には成人での安全性がしっかり確立してからが望ましいと思うのですが・・・
米ファイザー、コロナワクチン治験対象を子どもに拡大

●飲むワクチンの治験が開始
→低温管理が必要な通常のワクチンと異なり、常温保存が可能で運搬が容易だと。
経粘膜曝露なのでIgAを誘導できるだろう点は、経鼻ワクチンと発想は同じかもしれません。
ロタワクチンのような既存の経口生ワクチンにspike proteinを発現させる?
https://news.livedoor.com/article/detail/19052766/ 
新型コロナ「口から飲む」ワクチンの治験開始 アメリカの製薬会社
バクサートの初期の治験結果は今後、数週間で明らかになる見通しです。

→米国で患者急増で医療体制逼迫の懸念
9月に1日3万人まで減った新規感染者数は現在5万人まで戻っている。
過去1週間の患者数は全米30以上の週で、その前の週を上回った。
PCR陽性率は13週で10%超
入院数は9月20日の2.9万人から3.5万人に増加中。

→パリのICUは来週にも飽和の可能性
予測では10/24頃までに、最低でも収容可能上限の80-90%の入院数になると。
パリの集中治療室、来週にもコロナ患者で飽和の恐れ 規制強化へ

→世界の感染者の14%は医療従事者
ただし、マスクや防護服の供給不足解消や感染防止策の徹底により感染率は経時的に減少していたようです。
感染者の14%が医療従事者 WHO推計、新型コロナ
https://news.yahoo.co.jp/articles/36aac366e73624315d14f4fc94e4a6e5378d7f03


2017-18年はインフルエンザの大流行で大きな超過死亡を反映した波が確認できます。
そして現在、非常に不自然な超過死亡の波ができており、これは間違いなくCOVID-19による死亡で良いでしょう。
インパクトがインフルエンザと同等というレベルではないことは、統計学データから明らかです。

日本学術会議への人事介入の件だが、保阪正康氏は、これは学問や表現の自由に対するなんていうレベルではなく、安倍政権下で右傾化が進みそれを菅政権が継承し、敗戦直後の「レッドパージ」に類する弾圧。ファシズムが日常化しつつあると警告している。同感。
https://access-journal.jp/53718
<記事紹介>「日本学術会議への人事介入は『レッドパージ』の再来である」(『サンデー毎日』10月25日号)

南極物語のタロとジロは他の犬の肉を食らって生き延びていた、というのは全くの嘘で、本当は果敢にもペンギンをハンティングしていたことが状況記録で判明しているよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

iPS細胞でコロナ治療法開発 京大の技術、免疫細胞を作製

2020-10-15 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/762bf75cb5e1eb16364024b7712a7b45b4af9b69

藤田医大(愛知県豊明市)は14日、京都大発医療ベンチャー「リバーセル」と、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った新型コロナウイルス感染症の新しい治療法開発に乗り出すと発表した。京都大の技術で、新型コロナに感染した細胞を攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」をiPS細胞から作製し、患者に投与する。2~3年以内の臨床応用を目指す。  リバーセル取締役の河本宏・京都大教授(免疫学)は「この治療法が切り札となり、重症者を救えるようになれば怖い病気ではなくなる。早期の実用化を目指したい」と話した。  河本教授によると京大の財団が備蓄する拒絶反応が起きにくいiPS細胞を使う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぽちっと宜しくお願いします。


人気ブログランキングへありがとうございました。