幸せの深呼吸

幸せは自分の中にある。
幸せは自分が決める。

ウイルスが原因で起こる「咽頭がん」も! 専門医に聞いた最新動向

2020-10-17 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/c534629311f831ca207b841f7b6a55d7af6ce988

頭頸部がんとは、脳の下から鎖骨の上までの範囲にできたがん(脊髄と眼を除く)の総称だ。そのひとつである「咽頭(いんとう)がん」は、がんができる場所と進行期により治療方針が異なる。咽頭がん治療の最新動向を専門医に聞いた。 

*  *  * 「咽頭」とは、鼻の奥から食道までの、空気や飲食物の通り道となる部分。嚥下(のみ込むこと)や発声、構音(言葉として発音すること)など、生きる上で重要な機能を担う部分であり、がんの治療により、それらの機能が損なわれる可能性がある。北里大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科教授の山下拓医師はこう話す。 「治療選択には、生存率や治癒率に加え、いかに機能が温存され、治療後のQOL(生活の質)が保たれるかという指標が重要になります」  頭頸部がんの約4割を占める咽頭がんは、がんができる部位により「上咽頭がん」「中咽頭がん」「下咽頭がん」に分かれ、それぞれで治療方針が異なる。上咽頭がんは、脳に近く手術が難しい部位であること、放射線や化学療法の効果が得られやすいことから、放射線治療もしくは化学療法と放射線の併用療法(化学放射線治療)をおこなう。  中咽頭がんと下咽頭がんでは、手術と化学放射線治療はほぼ同等の治療成績とされている。中咽頭がんでは、がんの部位や大きさ、広がり具合、転移の状態などと機能温存、患者の希望などを考慮した上で、手術か化学放射線治療かを選択する。  ただし、中咽頭がんの治療方針は、将来変わる可能性があるという。一般的に、咽頭がんは飲酒や喫煙がリスク因子といわれるが、中咽頭がんにはウイルスが原因で起こるものもある。ヒトパピローマウイルス(HPV)という、子宮頸がんの原因などとしても知られるウイルスが、中咽頭がんの発症にも関与していることがわかっている。 「HPVによる中咽頭がんは比較的若年者に多く、放射線や化学療法が効きやすく予後が良好であることがわかっています。そのため、HPVによる中咽頭がんでは、治療の強度を落として機能温存を図るための研究が進められています。将来的には、放射線量の低減や、使用する抗がん剤の変更、手術方法の変更など、より程度の軽い治療へと標準治療が変わる可能性が考えられます」(山下医師)

 下咽頭がんは、初期は手術(部分切除)や化学放射線治療で根治を目指す。進行がんでは手術が主となるが、がんが大きい場合は咽頭だけでなく喉頭も摘出する。喉頭とは、気管と食道の分かれ道にある「のどぼとけ」の部分で、声帯がある。 ■経口的手術により機能温存も可能に 「下咽頭は喉頭と背中合わせの位置にあるため、がんの位置や大きさによっては下咽頭に加え喉頭も切除します。喉頭を摘出すると声を失うことになるため、治療方針については治療後の発声機能も含め十分に相談することが必要です」(同)  喉頭を温存するために放射線治療を検討することもある。国立がん研究センター中央病院放射線治療科の村上直也医師はこう話す。 「喉頭摘出を希望しない場合は、喉頭を温存して声を残すために化学放射線治療、あるいは導入化学療法として薬物療法をした後に化学放射線治療を選択することもありますが、がんの大きさや進行の度合いによっては難しいこともあります」  手術においては、外側からのどを切開するのではなく、口から器具を挿入して手術をおこなう「経口的手術」が最新治療として普及しつつある。 「初期の中咽頭がんと下咽頭がんでは、経口的手術が選択されることが多くなっています。経口的手術では気管切開が不要なことも多く、術後も嚥下などの機能を維持しやすいメリットがあります。また、頭頸部がん領域でもロボット手術がおこなえるようになり、日本頭頸部癌学会による基準を満たす病院で臨床研究として実施されています」(山下医師)  放射線治療の技術も進歩しており、がんだけに集中して放射線を照射することで正常組織への影響が少ない「強度変調放射線治療(IMRT)」が標準治療となっている。この方法は、さまざまな方向から照射する線量をコンピューターで制御することで、複雑な形状のがんでも必要な部分に適切な量の放射線を照射することができる。 「放射線治療の利点は、機能温存を図れることです。一方で、嚥下機能の低下や味覚障害、唾液腺障害などの副作用が生じる可能性もあります」(村上医師)

■機能を再建する手術やリハビリも  咀嚼や嚥下などの機能が損なわれる場合は、からだのほかの部分から皮膚や筋肉、骨などを移植する「再建手術」をおこなう。 「多くの場合、がんの切除手術と再建手術は同時におこないます。がんの切除によりどの程度機能が損なわれるか予測し、再建も併せて治療計画を立てます。例えば嚥下機能の場合、単に皮膚や筋肉などを移植し形だけ作り直すのではなく、ちゃんとのみ込む機能が回復するように作り直します。そのための方法は数多くあります」(山下医師)  術後は、嚥下訓練や発声訓練など、機能回復のためのリハビリテーションもおこなわれ、治療においては多科・多職種の連携が必要となる。 「最善の治療法を選択するためには、手術と放射線治療の治療実績がある病院であること、多科・多職種で連携して治療方針を決定していることが望ましく、少なくとも頭頸部外科と放射線治療科が協同していることが重要です。また、経口的手術をおこなう病院は増えつつありますが、まだどの病院でもできるものではないため、初期がんの場合は実施できる病院かも確認しましょう」(同)

<取材した医師> 北里大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科教授 山下 拓医師 国立がん研究センター中央病院放射線治療科 村上直也医師

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自分の歯で噛めば寝たりからでも元気に。医師が患者の回復ストーリーを語る

2020-10-17 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/a9084f299250988851c1bbe1ff873d90dfb9a7c6

歯科医師の河原英雄さんと上濱正さんが予防歯科と健康の関係を動画でお伝えする連載です。口腔ケアを怠ると、寝たきりにつながりやすいことを説明してきました。逆に、寝たきりの状態の患者さんも口腔ケアによって生きる気力がわくそう。

短時間の入れ歯調整で、リンゴを食べられるように

今回紹介するのは、介護施設でほとんど寝たきりで過ごしていて、うまく噛むことができなかった方です。視覚障害があり、斜頸で車椅子を使用していました。たまたま入れ歯を持っていたので、その入れ歯を調整し、1時間半ほど待っていただきました。 その後、リンゴを食べさせてみました。完全に斜頸になっている方だったのですが、噛む筋肉を使うにつれて、首の角度が変わっていきました。 噛もうとすることによって、完全に変わっていきました。あてていた枕がいらなくなったりしました。2か月後には、何も薬を飲まずに、ただ噛むだけで、非常に元気になりました。 この患者さんだけでなく、若い先生からも、こうした症例がたくさん報告されています。

物を食べる意欲の向上が見られる

――(上濱)リンゴを食べるシーンについて解説したいと思います。ここでは、意欲が向上しています。自分でリンゴを持って、あるいは食べさせることによって、食べることができるようになりました。噛めなかったリンゴが噛めるようになり、この患者さんはおそらく、自信をお持ちになったと思います。 「ああ、噛めるんだ」と。脳がこの時、そう判断しているのです。しかも、「このリンゴを噛んだら飲み込んで良いのだ」と、安全性が確立されたことを判断し、それによって嚥下して、飲み込んでいるということです。 現在、誤嚥性肺炎が問題になっています。安心して噛んで食べられないと、嚥下を行うことができません。一方、この方はさらに、噛んで食べておいしいと感じたり、音がシャキシャキ鳴ることを聴いたりすることができています。視覚がなくとも、脳は音や匂い、味、硬さという4つの感覚で判断することができるのです。

食べる喜びが生きる意欲に繋がる

――(上濱) さらに、前歯で噛んで、お稲荷さんが食べられるとわかると、すでに泣きそうになっている様子がわかります。涙があふれんばかりに喜んでいます。これは、口が脳につながっており、脳が嬉しいと言っていることを意味しているのです。本当にもう泣きそうですよね。 ここで、意欲が出てきます。リンゴを自分の手で持って噛んでみようという意欲です。要するに、前向きに生きようとする意欲を、ここで読み取ることができます。昔であれば、こんなことは不可能でした。絶対に噛もうとはしませんでした。それが、嬉しそうに、「ちょっとこれ、やってみよう」という意欲がわき起こったのです。これは非常に大事なことです。

主役はあくまで患者さん自身である

――(上濱) 最後に、車椅子から立って歩き、自分で走ろうとする様子も見られました。走り始めるということは、全身の意欲がもっと向上し、もっと前へ進みたいと考えるほど元気になったということです。意欲の表れが、ここにも見られます。この点が、河原先生の症例のすごいところです。 食物とご本人の意欲というところにアクセスすることによって、治すことができます。寝たきりの方の意欲をリハビリだけで出させることはできません。つまり、本当の主役は、患者さんご本人なのです。その意欲を口を通じて出せるかということが、今の医療にかかっているのだと思います。こうした症状は従来、世界的にみても、薬とリハビリで直そうとしています。それに対して、この症例が重要なのは、口を通して初めて意欲が出てくるということです。

噛むことは、薬なしでの自立をもたらす

最後は胃ろうの方なのですが、元気になられました。 胃ろうは緊急避難的には止むを得ませんが、外す方法が確立していないといわれています。私は開業して51年になりますが、お医者さんから「歯医者さんが救世主だ」と聞いたのは初めてです。それほど、歯医者が期待されているのです。 この方は、胃ろうでかつ認知症でした。しかし、口腔機能を回復させることで活動性が増し、認知症が改善されました。これにより、自立しました。 私は、5年寝たきりよりも1週間自立して、自分の好きなものを食べたり散歩できたりするほうが、幸せな人生であると思っています。要するに噛むことは、薬なしで自立をもたらすのです。 ということで、口腔の健康にとって一番重要なのは、やはり予防歯科です。健康長寿の究極は予防歯科なのです。

口腔ケアにより、寝たきりの人が焼肉を楽しみにするほどに

河原 この方は78歳で、30年間自分の歯を守ってきたのですが、不幸にして脳梗塞で寝たきり状態になってしまいました。もしこれが入れ歯であったら、噛み合わせが変わっていたでしょう。しかし、この人はご自分の歯でしたので、噛み合わせが変わりませんでした。 お見舞いに行って、ガムを噛ませてみました。そうすると、しっかりガムを噛んで、唾液がどんどん出てきました。これなら絶対すぐに食べられるようになるだろうと思いました。何週間か後、家族と一緒に週に1回焼肉を食べに行っているという、楽しい話を聞きました。 ちゃんと口腔ケアをすることは鉄則です。噛み合わせをしっかりとすることができたので、私の目の前でお箸で食べることができました。もちろんそれは、本人の食べようとする意欲と、まわりの人の協力が前提です。

歯科医療は「生活の医療」である

河原 歯科医療は、決して命を助ける「命の医療」ではありません。秋元秀俊氏によれば、「生活の医療」といえるものです。私の友人の脳外科医によれば、一生懸命取り組んで命を助け、家族の方から喜ばれたにもかかわらず、それから2~3か 月経つと、その患者は物も言わず生活も何もない、ただの寝たきり状態になってしまうというケースも、少なくないといいます。 いわゆる植物人間になってしまい、家族は「なぜ助けたのか、生命保険も出ないじゃないか」と不満まで言うようになるそうです。こうしたことが続き、最終的に友人の脳外科医は、リハビリの医者になったそうです。

予防歯科によって患者の歯を徹底的に守る

私たち日本顎咬合学会は、予防歯科によって患者さんの歯を徹底的に守るということと、そして、もし歯がなくなったら口腔機能を再建するということに向けて、努力しています。医療において、機能再建ができるのは、歯科以外にはありません。再生はあっても、再建はないのです。 その中で、歯科は健康長寿をもたらし、「自立」をうながすということを目的にしています。それにより、患者さんの生活が向上し、医療費は減少し、介護負担も軽減します。医療費が減少するということは、特に大きいと思います。 歯科の中には歯並びや歯周病などいろいろな問題がありますが、入れ歯に関しては今、国際医療福祉大学の竹内孝仁教授の協力を得て、いろいろな介護施設にグループで訪問し、高齢者の入れ歯をちゃんと噛めるように調整して元気になってもらおうという活動を始めています。 この活動がどんどん広がっていくと、かなりまとまった改善が見込めますので、私たちはそのことをとても楽しみにしています。以上でお話を終えたいと思います。ありがとうございました。

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秋田で梅毒感染者急増 昨年の2倍以上 夫婦、恋人間で拡大懸念

2020-10-17 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/b90a7160e92dfc837df5477c2e0797ea9dec7732

 秋田県内で性感染症の梅毒の感染例が急増している。全国的に感染が拡大傾向にある中、県保健・疾病対策課のまとめによると、10月11日現在で県に報告があった感染者数は64人。現在の形で統計を取り始めた2006年以降、最多だった19年の年間感染者数28人の既に2倍以上となっており、専門医らは注意を呼びかけている。【高野裕士】  国立感染症研究所によると、全国の梅毒感染者は11年から増加傾向となり、19年は年間6577人(暫定値)の報告があった。現在の形で統計を取り始めた1999年以降で最少だった03年の509人の約13倍まで拡大した。  特に秋田の感染状況は深刻だ。06、07年は1人だったが、20年は年間80人以上となるペースで報告されている。国立感染症研究所によると、20年第2四半期(4~6月)の人口100万人当たりの県内感染者数は16・6人で、岡山、愛媛両県と並び全国で4番目に多い。東日本に限ると東京都(28・8人)に次ぐ数字で、東北では突出している。また19年同期の感染者数と比べると約4・3倍に急増しており、3倍以上になっているのは全国で秋田だけだ。  県のまとめでは、県内では10月11日現在、性別、年齢別では40代男性と50代男性がそれぞれ13人と最も感染者が多く、全体の4割を占める。医療関係者からは、県内では性風俗産業の従事者・利用者の周辺で感染が広がっている傾向が指摘される一方、今後は夫婦間や恋人間などでの感染の広がりを懸念する声も出ている。  研究所によると、全国で最も感染者が多いのは20代女性で、より感染リスクが高いとされる性風俗産業の従事・利用歴がない人にも広がっている。担当者は「性風俗関連が感染の発端であっても、その後にさらに拡大している可能性がある」とみる。  ◇梅毒  「梅毒トレポネーマ」という細菌を原因とし、主に性行為による粘膜接触などを介し感染する。感染後3週間前後の潜伏期間を経て性器などに痛みを伴わないしこりができ、3カ月~3年ほどで血液を介して細菌が運ばれ、手のひらや足の裏など全身に発疹ができる。悪化すると大動脈瘤(りゅう)や脊髄(せきずい)に異常が生じる可能性もあり、命に関わるケースもある。  ◇定期的に検査を  秋田県内を含めた梅毒の感染拡大の背景などについて、おのば腎泌尿器科クリニック(秋田市)の佐藤良延院長(日本性感染症学会認定医)に聞いた。  ――近年梅毒の感染者が国内で急増している理由として考えられることは。  ◆インバウンド促進を背景として外国人観光客の感染者が国内の性風俗店を利用し広がった可能性や、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)による出会いの広がりの影響を指摘する声がある。しかし、明確な原因は判明していない。  ――梅毒で特に問題な点は。  ◆感染後に症状が出なくなる時期がある点だ。そこで治療をやめてしまい、悪化を招くケースもある。また妊娠中の女性が感染すると「先天梅毒」として胎児の発育などに悪影響を及ぼす恐れがある。  ――県内の感染傾向として感じることは。  ◆全国では性風俗産業の従事・利用歴がない人にも感染が広がっているのに対し、県内では従事者や利用者の周辺などに感染者が多い印象だ。新型コロナウイルスの影響で性風俗利用者が減少し感染者も減るのではと予想したが、一時期を除いて性感染症患者は逆に増え続けている。  ――気をつけるべきことは。  ◆衛生用品を使う際には意識を高め、心配があればパートナーと共に定期的に検査することが大切になる。また、万が一感染しても、症状がなくなったからといって治療をやめないことも重要だ。

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口腔を強化する「パタカラとおでこ体操」で家庭仲も順調に

2020-10-17 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/db00e6a6250453435cdc02d09cbdd1b19c99658b

高齢者が健康を保つために重要なのが口腔機能。口腔機能の衰えが死につながることも少なくない。そこで、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師が、口腔機能の衰え予防になるだけでなく、アンガーマネジメントにもつながるエクササイズを紹介する。

 * * *  妻が「バカタレ、バカタレ、バカタレ……」と早口で怒鳴っている。これを見た夫は、ロダンの「考える人」のように頭を抱え込んでしまった。何だか熟年夫婦の危機のようだが、これもエクササイズである。  オーラルフレイル(口腔機能の衰え)の予防として、有名なのはパタカラ体操だ。パ行は唇、タ行は舌、カ行はのどの筋肉、ラ行は口腔全体を強化する。「バカタレ」も同じ行が入っている。 「考える人」のようなポーズは、おでこ体操というもの。頭を前に傾ける力と、おでこを手で押す力を拮抗させて、のどや首の筋肉を鍛えようという体操だ。別に考えごとがなくても、やってみよう。  オーラルフレイルになると、嚥下反射が鈍くなり、むせやすくなる。加山雄三は、運動した後、水をがぶ飲みしてむせ、血圧が上がり、小さな小脳出血を起こしたのではないかと推測されている。  誤嚥がひどくなると、食べ物が気道側に落ち、誤嚥性肺炎の原因になる。口腔内が汚れたままだと、寝ている間に雑菌が気道から肺に入ることもある。歯周病と糖尿病も肺炎を招きやすいというから、注意したい。歌手のペギー葉山も俳優の山城新伍も、誤嚥性肺炎で亡くなっている。この誤嚥性肺炎を含めた肺炎は、日本人の死亡原因の第5位である。  パタカラとおでこ体操はアンガーマネジメントとしてもおすすめ。夫婦で険悪な空気になったら、妻はパタカラ、パタカラと6秒ほど繰り返して、怒りをしずめよう。夫はおでこ体操で、反省のポーズをとれば、家の中は丸く収まるかもしれない。

 数年前から、高齢者を対象に肺炎球菌ワクチンが定期接種となった。自治体からワクチン接種をすすめられたがどうしたらいいかと、患者さんから相談されることがあるが、できるだけ受けといたほうがいいと答えている。  肺炎球菌感染症は、中耳炎や副鼻腔炎などのほか、肺炎も起こす。肺炎になると、左右のどちらかの肺に刺すような痛みが起こり、胸水がたまることも珍しくない。細菌が全身に広がることもある。

 高齢者は重い症状を起こしやすいので、ワクチンを受けておくほうがいい。しかも、ワクチンには免疫増強剤も入っているので、BCGと同じように、新型コロナウイルスに対してもわずかだが自然免疫力を強化して感染しにくくしてくれるという説もある。

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米歌手クリストファー・クロスさん、神経疾患で一時まひ コロナ原因か

2020-10-17 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/8692dedb1a5ccbb898ae3d035b8c252a3bb60706

(CNN) 米歌手のクリストファー・クロスさん(69)が、春に新型コロナウイルスに感染した後、コロナが原因とみられる神経疾患で一時的に体がまひしていたことを明らかにした。 クロスさんは今週末に放送予定の米CBSテレビのインタビューで、自身と交際相手が新型コロナに感染した後の時期に言及。一時は「神に助けを求める」ほど追い詰められていたと明かした。 クロスさんによると、2人が検査で陽性と判定されたのは、旅行先のメキシコ市から帰国した後のことだった。 3週間ほど体調不良が続いたが、4月に入り具合が良くなったと感じたことから買い物に出かけた。ところが帰宅した直後、足が言うことを聞かなくなった。 医師の診察を受けたところ、神経が免疫系によって攻撃されるまれな神経疾患「ギラン・バレー症候群」と診断された。新型コロナに感染したことが原因とみられている。 「これまでの人生で最悪の10日間だった」とクロスさんは振り返る。「歩くことはおろか、ほとんど動くこともできなかった。私にとって最も暗い時期だったのは間違いない。本当に危うい状態だったし、タフな経験だった」 クロスさんは「風立ちぬ」や「セイリング」などのヒット曲で知られる。「私は大物セレブではないけれど、皆さんに自分もこの病気に感染しうると知ってもらうことは重要」と語り、一種の義務感から、コロナの深刻さやマスク着用の必要性を伝えることにしたと明かした。 クロスさんは今も回復に苦しんでいる。言語能力や記憶力が影響を受け、ようやく車いす生活から杖(つえ)を使った歩行に移った段階だという。

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レムデシビルなど4薬効果なし コロナ入院患者に WHO

2020-10-17 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/b6d70fa6b65e4ef8555540130fb666ad5f39efa7

【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)は、日本で新型コロナウイルスの治療薬として特例承認されている抗ウイルス薬「レムデシビル」を含む4薬について、WHOが主導する新型コロナ治療薬の国際的な治験では、入院中の患者への効果が「ほとんどないか、全くなかった」と暫定的な研究結果を発表した。    4薬は、レムデシビルのほか「インターフェロン・ベータ1a」と、すでに治験停止を明らかにしていた「ヒドロキシクロロキン」、「ロピナビル」。いずれも、マラリアやエイズウイルス(HIV)など、もともとは他の疾患やウイルスに対する治療薬として開発されたもので、新型コロナへの効果が期待されていた。  WHOが15日に公表した30カ国の病院が参加した治験の暫定結果(査読前)によると、4薬に死亡率や入院期間を減少させる効果は認められなかった。

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米のコロナ感染者、1日7万人、累計800万人突破…増加ペース速まり インドでも計743万人に激増!ヨーロッパは外出制限!第二波の本格到来で

2020-10-17 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/cda18f749d24e783fdf920948e14bf02c4e4560f

米のコロナ感染者、累計800万人突破…増加ペース速まり「第3波」警戒

米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、米国の新型コロナウイルスの累計感染者数が16日(日本時間17日)、800万人を超えた。死者数は22万人に迫り、いずれも世界最多だ。感染者の増加ペースが再び速まっており、米メディアは「第3波が近づいている」と警告している。  米国の1日あたりの新規感染者数はここ数日、5万人を超えている。米CNNによると、ウィスコンシンやイリノイなど中西部を中心に30州以上で新規感染者数が増加傾向にある。米国ではこれまで、ニューヨーク州を中心に感染が広がった4月上旬、フロリダやテキサス州などで急増した7月中旬の2度にわたり、流行のピークが起きていた。

コメントから

アリゾナからです。今日もマーケットへ買いものに行きましたが。
混み合っている中でマスクなしの方が多数を占めていました。
第3波よりもアメリカ人は、コロナの現実を知る事から
スタートしたほうがいいと思う。

https://johosokuhou.com/2020/10/17/38479/

インドにおいても累計感染者数が743万人に増え、アメリカを超えるような勢いで激増。ブラジルは500万人の大台を超え、アメリカとインド、ブラジルの3か国だけで感染者が2000万人を突破しています。
フランスやスペイン、イギリス、イタリアのような欧州各国の数字も1日1万人を超えている状態で、第二波が本格到来したと見られているところです

ヨーロッパではフランが夜間外出禁止令を決定し、イギリスが国をブロック単位に分けて、感染率が高い地区を大幅に規制しました。

COVID-19 CORONAVIRUS PANDEMIC
https://www.worldometers.info/coronavirus/

ヨーロッパで新型コロナ感染再び増加 パリでは夜間外出禁止に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201017/k10012668001000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002

新型コロナウイルスの感染が再び急速に広がっているフランスでは日本時間の17日午前7時から、首都パリなどで少なくとも4週間にわたって夜間の外出が禁止となりました。

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関東中心に きょうの日中は師走並みの寒さ 東京で12℃台

2020-10-17 | 気象 大気

https://news.yahoo.co.jp/articles/dac78f878f08263a3bc4ea7ee41364d8ff43afc5

 きょう17日(土)は、九州から関東を中心に雨が降っていて、関東甲信や東北太平洋側を中心に気温がかなり低くなっている。  この後も気温は上がらず、日中の気温としては12月並みになる所もありそうだ。体調管理に注意が必要となる。

日中の予想最高気温は、東京14℃、宇都宮13℃、長野12℃、仙台15℃などとなっていて、北風も吹くため、体感を下げそうだ。  東京は日付が変わった直後は16.0℃だったが、朝にかけて雨とともに次第に気温が下がり、午前11時現在、12.4℃となっている。この後も雨が降り続くため、気温は上がらない見通しだ。12℃台のままとなれば日中の気温としては12月上旬から中旬並みとなる。コートや厚手の長袖など初冬の装いが必要な寒さとなる。体調を崩さないよう注意が必要だ

 あす18日(日)は、全国的に晴れる所が多くなる見込みで、気温も平年並み程度に上がりそうだ。  関東では雲が広がる時間が長いものの、最高気温は18℃前後で、きょうのような寒さは無さそうだ。

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ツイートから10月17日の1 飛沫量は大声の会話で9倍&米国のコロナ死者2月1日までに8割増か 他

2020-10-17 | 医療、健康

本日の全国の感染数・推移
神奈川85人、大阪53人、埼玉52人、千葉43人、北海道31人、沖縄30人
愛知21人、兵庫19人、福島15人、宮城14人
10月16日 新たに確認された感染者数(NHKまとめ)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/

→東京都の推移
東京都 新型コロナ 新たに184人感染確認
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201016/k10012666431000.html
都内で新たに184人が新型コロナウイルスに感染
都の基準で集計した16日時点の重症の患者は15日と同じ25人
99人は、これまでのところ感染経路がわかっていない
感染が確認された4人が死亡

1) 発症2週目のmPSLのセミパルスは重症COVID-19肺炎の予後を改善させる可能性
2) WHO主導の国際臨床試験でレムデシビルは無効と
3) 大声を出したり歌ったりで発生飛沫量は10倍程度増加
4) 富士フィルムがアビガンの承認申請
5) 東京都が罰則つき条例を検討
6) ワシントン大の米国死亡者予測

●発症2週目のmPSLのセミパルスは重症COVID-19肺炎の予後を改善させる可能性
→後ろ向き検討なのでエビデンスレベルは低いですが、呼吸器科領域では使い慣れた薬剤なので取り上げます。
RCTでエビデンスのあるデキサメサゾンでは病期も体格も考慮せず、一律の6mg/day x10daysとなっています。

しかも病初期はウイルスの増殖があり、過剰免疫は発症後7日目以降(第2週)という現在までの知見が全く反映されていません。
下記の報告ではmPSLの125-250mg/day x3(日本でいうセミパルス程度)を、発症2週目より投与した場合に予後が改善する可能性を示しています

・重症COVID-19肺炎患者を対象に、発症2週目(week 2)に短期間methyl-prednisolone パルス療法(MP)を行った場合の効果を検討する。

・全例で標準治療としてLPV/r 7-10日とHCQ 5日間の治療が行われていた。一部の患者ではremdesivirも投与されていた。
・ステロイドは高炎症状態の患者に投与された。以下のいずれかを満たす場合と定義された。リンパ球数<800、血小板<15万、フェリチン>1000ng/mL、CRP>10mg/dL、d-dimer>1000ng/mL。

(結果)
・COVID-19肺炎で入院時の炎症性マーカーが高値である242例を解析対象とした。
 このうち61例(25%)がweek-2 MPの治療を受けていた。33例(14%)は1週目または3週目にMPを受け、それ以外はパルス療法を受けなかった。

・ステロイド投与法毎の死亡率の違い
 week 2-MPではステロイドなしと比べてaHRが小さくなりますが、他の投与法では逆に有害作用が示唆される結果になっています。
 ただしこれはRCTではなくbaselineの重症度に違いがある点には注意が必要です。


●WHO主導の国際臨床試験でレムデシビルは無効と
→論文化はされていないようです。
とりあえず論文待ちかと。
レムデシビル効果認めず WHO臨床試験、英紙報道

→レムデシビルは抗ウイルス薬ですが、ウイルス減少効果を証明した臨床試験は実は私の知る限り一つもありません。
下記のランセット論文はウイルス減少効果を検討した唯一の報告です。
結果は「抗ウイルス効果は全くみとめられず」
https://thelancet.com/lancet/article/s0140673620310229

→最近出されたNIAID主導の臨床試験でも全員に有効というわけではないという結果でした。
・レムデシビルは改善速度も、救命率改善でも、「低流量の酸素を要する」一部のサブグループのみで有効
・人工呼吸器以上の重症度の患者ではメリットはない

●大声を出したり歌ったりで発生飛沫量は10倍程度増加
→当然そうだろうとは思いますが、こうやって数字として提示されるとインパクトがあります。
通常会話と比較して、発生する飛沫量は大声の会話で9倍。
歌うと11倍、飲食しながら歌うと14倍!!
https://news.yahoo.co.jp/articles/68cc100e7434b14851874d330360a4f68e28d84a

●富士フィルムがアビガンの承認申請
→PCR陰性化が約3日短くなったというRCT結果を踏まえての申請です。
論文は多分まだ・・・です。
コロナ治療薬のアビガン承認申請 富士フイルム富山化学

→アビガンについては2件のRCTを含む4件のメタ解析が出ています。
結論は臨床的改善は有意だが、抗ウイルス効果は有意差なしでした。
しかし評価時点が7, 14日目であり、時期が遅すぎるのが関係している可能性があります

投与開始早期のウイルス量の変化がどうなっているのかのデータを確認したいところです。
Favipiravir versus other antiviral or standard of care for COVID-19 treatment: a rapid systematic review and meta-analysis
https://ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7512218/

●日本の状況
北海道31人、沖縄30人!
沖縄のPCR検査は他府県と異なり、まだ有症状のみに限っていると認識しています。
もう何か手を打たなければならない状況のような気がします・・・

ワシントン大の米国死亡者予測
来年2月1日までに38.9万人、全員がマスク着用すれば31.4万人、逆に緩和されれば47.7万人の可能性があると。
これから米国の死亡者は下がりどまり、今後1-2週で増え始めると予測される。
https://www.cnn.co.jp/amp/article/35161058.html
米国のコロナ死者、2月1日までに8割増か ワシントン大予測

このニュースを見て唖然とし、激しく憤りを覚える。この間オンライン化に一生懸命尽力し協力してきた教員全てに対して失礼極まりない。大学教員をなんやと思ってるんや。大学は様々な状況を踏まえやり方を決めて各大学総意工夫で学生のことを考えて取り組んでいる。これ以上現場の教員を混乱させるな!

対面授業が半数未満の大学名、公表へ 文科省、来月上旬 https://sankei.com/life/news/201016/lif2010160021-n1.html 萩生田光一文科相は同日の閣議後記者会見で「遠隔と対面のハイブリッドの授業をやってもらいたいとお願いしてきたが、対面が再開できていないとの声がある」と述べ、対面授業の実施を促した。

ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英京大名誉教授はメッセージを寄せ「菅首相が、こんな乱暴なことをした、という事は歴史上長く糾弾されるだろう。戦争の反省の上につくられた日本学術会議に汚点を残すものである」と批判した(東京新聞)https://tokyo-np.co.jp/article/61871「神戸女学院大の内田樹名誉教授は

インドのチャイ屋台で注文すると素焼きのカップに入れて提供してくれて、飲んだら道に捨てても土粘土だから自然に還るって考えで、みんなガンガン捨てたけど、珍しいからカップのままお土産にしようとして持ち歩いてたら知らないインド人らに「何故道に捨てない!?頭がおかしい」って言われ続けた。

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歌唱時には飛沫量4倍 豊橋技科大研究 飲食中に大声で歌唱→飛沫14倍「カラオケでは対策を」

2020-10-17 | 医療、健康

https://www.chunichi.co.jp/article/137948

新型コロナウイルスの拡散経路などを調べている豊橋技術科学大の飯田明由教授(57)は十五日、通常会話時と歌唱時とで口から出る飛沫(ひまつ)量を比較し、歌唱時が四倍超になるとの研究結果を発表した。飲食を伴う歌唱は約十四倍だった。
 飯田教授によると、学生六人に協力してもらい、マウスシールドの内側に水に反応する紙を張り、飛沫量を調査した。通常会話、歌唱、飲食を伴う歌唱時などについて、それぞれの飛沫量を測り、一秒当たりの量を比較した。具体的には、既に発表されている英語の論文の例にならい、英語による数字のカウントを「通常会話」とみなし、十まで数えた。音の波形や空気の勢いを考慮しても通常会話とみなせるという。
 歌唱は、学生が好きな一曲を四回歌って計測。飲食を伴う歌唱は、ウメを使った駄菓子やレモン味のグミなどを食べて唾液を増やしてから二回歌った。一秒当たりの飛沫量は、英語での数字のカウント時に〇・二個。これと比較すると、歌唱時は四倍の〇・八三個だった。飲食を伴う歌唱は、約十四倍の二・七三個だった。
 
https://www.asahi.com/articles/ASNBH5TT3NBHOBJB009.html
飲食中に大声で歌唱→飛沫14倍「カラオケでは対策を」
 
 豊橋技術科学大学愛知県豊橋市)の飯田明由(あきよし)教授(流体力学)は15日、歌唱時などのしぶき(飛沫(ひまつ))量の実験結果を発表した。通常の会話時と比べ、飲食中に大声で歌った時は14倍の飛沫が飛び、「特に飲食しながらのカラオケは、新型コロナウイルスへの感染リスクが高くなることが裏付けられた」という。

水分が付着すると色が変わる感水紙を使い、学生6人の飛沫量の平均値を調べた。通常の会話時を1とした飛沫量は、大声での会話時で9、大声での歌唱時で11、せきは33だった。口に梅干しやジュースを含んだ直後の「飲食中」状態で会話すると飛沫量は2、飲食中の大声歌唱は14だった。

 大声で話したり歌ったりすると、飛沫の勢いも1・5~2倍になった。飲食時には口内の唾液(だえき)が増えるため飛沫も増えるといい、飯田教授は「室内でのカラオケは、マスク着用や十分な換気が必要だ」と話す。パピプペポの破裂音を発音すると、飛沫量が増える傾向もわかった。

 飯田教授は、理化学研究所などのチームにも加わって実験データを提供しており、スーパーコンピューター「富岳」を使った大人数での飛沫量シミュレーションに役立ててもらう。

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