先ほどNHKラジオ第二の「カルチャーラジオ 芸術その魅力「落語の楽しみ~昭和の黄金時代を語る~」」(講師:演芸評論家 矢野誠一)を聞いていた。
カルチャーラジオは、朝の間に、昼、夜、朝の三食分の料理をするときに、暇つぶしに聞き始めた。
これが結構面白くてはまってしまった。
カッルチャーラジオは、各テーマでごとに毎週一回3ヶ月間ある。
今、特に興味を持って聞いているのが「アメリカ先住民から学ぶ~その歴史と思想」と、この「落語の楽しみ」だ。
「落語の楽しみ」のテーマのほとんどが、江戸落語中心で、上方落語についてのテーマが「上方落語の発見(1)三遊亭百生、桂小文治」と「上方落語の発見(2)四代目 桂 米團治 五代目 桂文枝」の2週しかないのが大いに不満である。
それでも、この講座で古い音源も使用されて、当時の高座の様子を聞く楽しみがある。
無論、講師の落語にまつわる四方山話や分析も面白い。
前回は、全く聞いたことのない落語家の音源だったので興味深かった。
今回は、米朝師匠の師匠にあたる四代目米團次の落語を始めて聞いた。
正直言って、米朝師匠のほうがうまいように思った。
五代目文枝は、聞いたとたん懐かしさがよみがえってきた。
五代目文枝の落語はいろいろ寄席で聴いている。
一番好きな落語家の一人だ。
特に囃子の入るハメモノは雰囲気があって、あれだけ明るく艶のある話を出来る人はほとんどいない。
落語に関しては、20代のときに友達に連れられて千日前のホールで毎月行われていた、若手芸人・落語家の演芸会を何度か見に行ったのが、きっかけだった。
当時の駆け出しの、芸人や落語家の多くが、今や中堅ベテランや大御所・名人になっている。
その後、数十年前、島之内寄席が話題になり、一度行って見たいと思っているうちに、会場がいろいろ変わり、京橋ダイエーで行われるようになった。
通勤経路だったので、毎月寄るようになった。
そのとき会場では、上下の区別無く下足番をしていて、先代松鶴師匠に靴札をもらって感激したことを覚えている。
そのダイエー島の内寄席では、たまに長い話もあったり、怪談話もあったり、名人芸をたっぷり楽しませてもらった。
その頃の師匠連中は、まだ若く油が載っていた。
今は故人となった、六代目文枝や松鶴や露の五郎兵衛は、そのときからいずれ劣らぬ大名人と思い、噺は実に面白く人情話では涙を誘い、聞惚れていたしかった。
怪談話は本当に怖かったし、大ネタでは、たっぷりとその世界に浸らせてもらった。
そのほか、枝雀・春蝶・林家小染・・・数え上げれば切がない。
彼らはすばらしい噺を聞かせてくれたし、力を入れて演じていて、時にただならぬ気迫を感じ話芸の確かさを実感させてくれた。
無論今も現役で活躍している師匠方の油の載った噺や、まだ若い時の噺を聞けたことは、本当に良かったと思っている。
その当時、それ以前から江戸の落語も好きで、ラジオやTVで聞いていたが、(円生や志ん生は特にお気に入りだった。)それでも江戸落語に勝るとも劣らぬ上方落語のよさを当時から確信していた。
偶然だが今日の夜7時から、東成区民センターで「市民寄席」がある。
この催しは毎年行われている。
トリは桂春団治だ。
演目は何だろうか。「代書屋」か?
実は、落語の「代書屋」は東成区役所の横にあった「代書屋」の話しをもとに作られたという。
記念の市民寄席に関連して、代書屋関係の記念碑が区役所の前に立てられ除幕式も行われた。
数年前のその東成の市民寄席で、襲名間もない桂米團次の「代書屋」を聴いた。
「代書屋」は多くの落語家が取り上げているネタでもあり、春団治の得意ネタでもあるが、米團次の演出はそれぞれの落語家とも多少違ってた。
米團次の代書屋では、原点を意識したようなところが見受けられた。
とにかく、今日の市民寄席は楽しみだ。
カルチャーラジオは、朝の間に、昼、夜、朝の三食分の料理をするときに、暇つぶしに聞き始めた。
これが結構面白くてはまってしまった。
カッルチャーラジオは、各テーマでごとに毎週一回3ヶ月間ある。
今、特に興味を持って聞いているのが「アメリカ先住民から学ぶ~その歴史と思想」と、この「落語の楽しみ」だ。
「落語の楽しみ」のテーマのほとんどが、江戸落語中心で、上方落語についてのテーマが「上方落語の発見(1)三遊亭百生、桂小文治」と「上方落語の発見(2)四代目 桂 米團治 五代目 桂文枝」の2週しかないのが大いに不満である。
それでも、この講座で古い音源も使用されて、当時の高座の様子を聞く楽しみがある。
無論、講師の落語にまつわる四方山話や分析も面白い。
前回は、全く聞いたことのない落語家の音源だったので興味深かった。
今回は、米朝師匠の師匠にあたる四代目米團次の落語を始めて聞いた。
正直言って、米朝師匠のほうがうまいように思った。
五代目文枝は、聞いたとたん懐かしさがよみがえってきた。
五代目文枝の落語はいろいろ寄席で聴いている。
一番好きな落語家の一人だ。
特に囃子の入るハメモノは雰囲気があって、あれだけ明るく艶のある話を出来る人はほとんどいない。
落語に関しては、20代のときに友達に連れられて千日前のホールで毎月行われていた、若手芸人・落語家の演芸会を何度か見に行ったのが、きっかけだった。
当時の駆け出しの、芸人や落語家の多くが、今や中堅ベテランや大御所・名人になっている。
その後、数十年前、島之内寄席が話題になり、一度行って見たいと思っているうちに、会場がいろいろ変わり、京橋ダイエーで行われるようになった。
通勤経路だったので、毎月寄るようになった。
そのとき会場では、上下の区別無く下足番をしていて、先代松鶴師匠に靴札をもらって感激したことを覚えている。
そのダイエー島の内寄席では、たまに長い話もあったり、怪談話もあったり、名人芸をたっぷり楽しませてもらった。
その頃の師匠連中は、まだ若く油が載っていた。
今は故人となった、六代目文枝や松鶴や露の五郎兵衛は、そのときからいずれ劣らぬ大名人と思い、噺は実に面白く人情話では涙を誘い、聞惚れていたしかった。
怪談話は本当に怖かったし、大ネタでは、たっぷりとその世界に浸らせてもらった。
そのほか、枝雀・春蝶・林家小染・・・数え上げれば切がない。
彼らはすばらしい噺を聞かせてくれたし、力を入れて演じていて、時にただならぬ気迫を感じ話芸の確かさを実感させてくれた。
無論今も現役で活躍している師匠方の油の載った噺や、まだ若い時の噺を聞けたことは、本当に良かったと思っている。
その当時、それ以前から江戸の落語も好きで、ラジオやTVで聞いていたが、(円生や志ん生は特にお気に入りだった。)それでも江戸落語に勝るとも劣らぬ上方落語のよさを当時から確信していた。
偶然だが今日の夜7時から、東成区民センターで「市民寄席」がある。
この催しは毎年行われている。
トリは桂春団治だ。
演目は何だろうか。「代書屋」か?
実は、落語の「代書屋」は東成区役所の横にあった「代書屋」の話しをもとに作られたという。
記念の市民寄席に関連して、代書屋関係の記念碑が区役所の前に立てられ除幕式も行われた。
数年前のその東成の市民寄席で、襲名間もない桂米團次の「代書屋」を聴いた。
「代書屋」は多くの落語家が取り上げているネタでもあり、春団治の得意ネタでもあるが、米團次の演出はそれぞれの落語家とも多少違ってた。
米團次の代書屋では、原点を意識したようなところが見受けられた。
とにかく、今日の市民寄席は楽しみだ。