大阪市長選挙のニュースのなかで特集しているのを見た。
選挙情勢は、橋下氏が優勢で、平松氏が追う展開と報じていた。
そのニュース映像を見ると、二人の戦い方に明らかな差があった。
二人とも、無党派層を意識しているという。
その選挙戦での取り組み方が対照的だった。
橋下氏の選挙参謀は選挙の演出がうまいように思った。
平松氏側は、既成政党に乗っているため、選挙戦術が従来どうりで、陳腐なように感じた。
そういう意味で、橋下氏がマスコミ業界にいただけあって、人の心の掴み方を知っているようにみえた。
例えば、同じ無党派層の掴み方にしても、橋下氏は若い無党派層が多く集まる場所で、橋下節を展開している。
平松氏も同じく無党派層の集まる場所を歩いていたが、同じ無党派層でもいわゆる客層が違うように見える。
歓楽街+商業地区中心の町と、ビジネス+商業地区のどちらの場所のほうが政治意識の高い人が多いか、土地の風土からある程度推測がつくかもしれない。
政治意識が高ければ、無党派層であっても問題を感じれば選挙に行くだろう。
しかし、始めから政治に無関心の無党派層では、選挙にいかない人が多かったり、政治に興味を全く持てない人も多いかも知れない。
今までの、主張の仕方にも二人に大きな差があった。
橋下氏の手法は、どちらかというと、国民に圧倒的支持を受けた小泉氏に似たところがある。
橋下氏の訴え方は、小泉元総理の選挙手法と似ていて、敵を明確にし、象徴的な言葉で細部にこだわらず相手を攻撃しつつ、橋下氏の窮状を訴えることも含めて、支持を求めるやり方だ。
あの当時、優勢選挙で国民は小泉氏の言う新自由主義による改革の本当の意味を理解していなかった
小泉氏の、反対勢力をぶっ潰すと言う、改革をする正義の味方のようなキャッチフレーズに酔った。
しかしその改革の真の正体は何だったのか、後になって国民は知った。
その結果セフティーネットのない規制緩和で、正社員の切捨てが始まり、貧困層が急増し、日本は大きな格差社会になったし、更に100年安心年金は既に破綻し始めている。
それを是正すべく、民主党政権になったが、期待された成果は思ったほど上がっていない。
単純な言葉で敵を攻撃し、改革ムードだけが先行するのは要注意とであることを大人は身をもって知ったが、経験の少ない若い人には受ける可能性はあるだろう。
その意味で、演説内容は別にして、知名度が高く、ターゲットや問題点を絞り簡単な言葉で明快に演説し分りやすく説得する橋下氏の選挙スタイルは、若い人の集まるところでは、聴衆を魅了し非常に威力を発揮しているのだろう。
対話でなく、演説は、一方的メッセージの為対立相手の反対意見が入らない分、単純化する程分りやすく、聴衆の心を捉えやすく、説得納得させるのに非常に効率的だ。
これは誰にでも言えるが、意識して演説するのと、なんとなく主張するのとでは、与えるインパクトが違う
一方平松氏の選挙手法は、橋下氏と同様無党派層をターゲットにしているが、一人ずつ握手をし、できるだけ多くの人と触れ合う戦術を取っている。
これでどれだけ、選挙に関心を持たない人の関心を呼び覚ますのか疑問に思う。
選挙の争点を知らないで、無関心であった人でも、橋下氏を見て立ち止まり演説を聴くことで関心を持ち選挙に行こうと思う人の割合は、演説を聴くことも無く、一人ずつだだ握手された人より大いに違いない。
使い古されたプロの選挙手法がどれだけ効果あるのだろうか。
ここで気になるのは、争点を明確にした訴えが、お互いきっちり出来ているのかどうかだ。
選挙民は、それを一番知りたがっているのだろう。
例えば
二重行政の実態と問題点、 水道、図書館、美術館、交通局、港湾、道路、大学・・・
大阪都構想の実態と区に分割した場合のメリット・デメリット
教育行政
福祉行政
経済活性化策
道州制(関西州)との関係
独裁的の意味
といったことを、一つのテーマだけでなく、橋下陣営、平松陣営がそれぞれ具体的に分りやすく訴えるべきである。
支持勢力の背景も影響しているかもしれない。
橋下氏は、維新の会だけなので主張も、運動の仕方も一本化され明快だ。
平松氏は、各党が支援しているので、それがどのように影響しているのか、もたれあいで勢力が分散しているのか分らないところがあるような気もする。
選挙情勢は、橋下氏が優勢で、平松氏が追う展開と報じていた。
そのニュース映像を見ると、二人の戦い方に明らかな差があった。
二人とも、無党派層を意識しているという。
その選挙戦での取り組み方が対照的だった。
橋下氏の選挙参謀は選挙の演出がうまいように思った。
平松氏側は、既成政党に乗っているため、選挙戦術が従来どうりで、陳腐なように感じた。
そういう意味で、橋下氏がマスコミ業界にいただけあって、人の心の掴み方を知っているようにみえた。
例えば、同じ無党派層の掴み方にしても、橋下氏は若い無党派層が多く集まる場所で、橋下節を展開している。
平松氏も同じく無党派層の集まる場所を歩いていたが、同じ無党派層でもいわゆる客層が違うように見える。
歓楽街+商業地区中心の町と、ビジネス+商業地区のどちらの場所のほうが政治意識の高い人が多いか、土地の風土からある程度推測がつくかもしれない。
政治意識が高ければ、無党派層であっても問題を感じれば選挙に行くだろう。
しかし、始めから政治に無関心の無党派層では、選挙にいかない人が多かったり、政治に興味を全く持てない人も多いかも知れない。
今までの、主張の仕方にも二人に大きな差があった。
橋下氏の手法は、どちらかというと、国民に圧倒的支持を受けた小泉氏に似たところがある。
橋下氏の訴え方は、小泉元総理の選挙手法と似ていて、敵を明確にし、象徴的な言葉で細部にこだわらず相手を攻撃しつつ、橋下氏の窮状を訴えることも含めて、支持を求めるやり方だ。
あの当時、優勢選挙で国民は小泉氏の言う新自由主義による改革の本当の意味を理解していなかった
小泉氏の、反対勢力をぶっ潰すと言う、改革をする正義の味方のようなキャッチフレーズに酔った。
しかしその改革の真の正体は何だったのか、後になって国民は知った。
その結果セフティーネットのない規制緩和で、正社員の切捨てが始まり、貧困層が急増し、日本は大きな格差社会になったし、更に100年安心年金は既に破綻し始めている。
それを是正すべく、民主党政権になったが、期待された成果は思ったほど上がっていない。
単純な言葉で敵を攻撃し、改革ムードだけが先行するのは要注意とであることを大人は身をもって知ったが、経験の少ない若い人には受ける可能性はあるだろう。
その意味で、演説内容は別にして、知名度が高く、ターゲットや問題点を絞り簡単な言葉で明快に演説し分りやすく説得する橋下氏の選挙スタイルは、若い人の集まるところでは、聴衆を魅了し非常に威力を発揮しているのだろう。
対話でなく、演説は、一方的メッセージの為対立相手の反対意見が入らない分、単純化する程分りやすく、聴衆の心を捉えやすく、説得納得させるのに非常に効率的だ。
これは誰にでも言えるが、意識して演説するのと、なんとなく主張するのとでは、与えるインパクトが違う
一方平松氏の選挙手法は、橋下氏と同様無党派層をターゲットにしているが、一人ずつ握手をし、できるだけ多くの人と触れ合う戦術を取っている。
これでどれだけ、選挙に関心を持たない人の関心を呼び覚ますのか疑問に思う。
選挙の争点を知らないで、無関心であった人でも、橋下氏を見て立ち止まり演説を聴くことで関心を持ち選挙に行こうと思う人の割合は、演説を聴くことも無く、一人ずつだだ握手された人より大いに違いない。
使い古されたプロの選挙手法がどれだけ効果あるのだろうか。
ここで気になるのは、争点を明確にした訴えが、お互いきっちり出来ているのかどうかだ。
選挙民は、それを一番知りたがっているのだろう。
例えば
二重行政の実態と問題点、 水道、図書館、美術館、交通局、港湾、道路、大学・・・
大阪都構想の実態と区に分割した場合のメリット・デメリット
教育行政
福祉行政
経済活性化策
道州制(関西州)との関係
独裁的の意味
といったことを、一つのテーマだけでなく、橋下陣営、平松陣営がそれぞれ具体的に分りやすく訴えるべきである。
支持勢力の背景も影響しているかもしれない。
橋下氏は、維新の会だけなので主張も、運動の仕方も一本化され明快だ。
平松氏は、各党が支援しているので、それがどのように影響しているのか、もたれあいで勢力が分散しているのか分らないところがあるような気もする。