我が家には3人の子供がおり、それぞれが「母親を独占したい!」という気持ちを表現する方法が三者三様で実に興味深い。
一番下(1歳)は、私の膝に他の子が乗っていると「そこは自分の指定席だ!」といわんばかりに、全身を使って押しのけようとする。頭突きしたり、手で押しのけてみたり、背中とお尻を押し込んでみたり。
しかし悲しいかな、末っ子の身体は小さい。全身を使っても姉たちにはかなわない。
そのため、つい、私が姉たちに場所をゆずるように言ってしまう。
(・・・これってやっぱり末の子を甘やかしてることになるのかな?)
2番目(3歳、仮名リリ)は身体と言葉で激しく独占欲を表現する。
「リリだけのおかーしゃん!
リリだけのおかーしゃんでしょう?
リリだけのおかーしゃんになって!!」などなど。
これはもう、理屈ではきかない。まぁ、確かに上と下にはさまれてほとんど母を独占できずにいるし、それがこの子の場合とくに辛いんだろうと思ったりする。だからできるだけ、「今だけは、ね」「もう少しの間だけよ」などと言いつつ、抱きしめてあげることにしている。
そうすると、自分で歌を作って歌いだしたりするので、おかしい。
「♪いまだけは リーリ だけの おかーしゃん~♪
♪もうすこしーは リーリ だけの おかーしゃん~♪」
こういって私の肘を触ってくる。2番目は私の肘を触るのが大好きなのだ。
一番上(5歳)は、そういう弟や妹をみながら「私だってホントはおかあさんに甘えたいのに、いつもガマンしてるんだからね!」と主張する。下の子達が寝静まるとすぐさま身体をくっつけてくる。
一番下が生まれる前、妹が生まれて二人姉妹になった頃、一番上に「私だけのおかあさん?」と尋ねられるたびに「ううん、二人のおかあさんよ」と事実に即して答えていた。
そうしたら「おかあさん、本当は違っててもいいから、私だけのおかあさんになって欲しい!私だけのおかあさんっていうことにして~!」と言われたことがある。
・・・。
「嘘でもいいから私だけを『愛してる』って言って欲しい」なんて、二股かけられた女が男に言うようなセリフじゃないか?と思いつつ、そーーーんなに母を独占したかったのか、と少し驚いた。
子供にそこまでの独占欲があるのならそれなりに尊重し応えてやらなくてはならない、と思い、それ以来、私が3人の子の母である事実は事実として教えることにして、それ以外の「気持ち」というか、一人だけに注目している時、他の子が目に入らない時、というのを意図的に作り出すようにしている。時、というほどの長さではなく瞬間、と言った方がいいくらいの短い時間だったりするが、3人まとめて見ていることが多い中で、一人だけを見つめる瞬間、一人だけと向かい合っている瞬間、は母である私にも貴重な貴重な時間である。
一番下(1歳)は、私の膝に他の子が乗っていると「そこは自分の指定席だ!」といわんばかりに、全身を使って押しのけようとする。頭突きしたり、手で押しのけてみたり、背中とお尻を押し込んでみたり。
しかし悲しいかな、末っ子の身体は小さい。全身を使っても姉たちにはかなわない。
そのため、つい、私が姉たちに場所をゆずるように言ってしまう。
(・・・これってやっぱり末の子を甘やかしてることになるのかな?)
2番目(3歳、仮名リリ)は身体と言葉で激しく独占欲を表現する。
「リリだけのおかーしゃん!
リリだけのおかーしゃんでしょう?
リリだけのおかーしゃんになって!!」などなど。
これはもう、理屈ではきかない。まぁ、確かに上と下にはさまれてほとんど母を独占できずにいるし、それがこの子の場合とくに辛いんだろうと思ったりする。だからできるだけ、「今だけは、ね」「もう少しの間だけよ」などと言いつつ、抱きしめてあげることにしている。
そうすると、自分で歌を作って歌いだしたりするので、おかしい。
「♪いまだけは リーリ だけの おかーしゃん~♪
♪もうすこしーは リーリ だけの おかーしゃん~♪」
こういって私の肘を触ってくる。2番目は私の肘を触るのが大好きなのだ。
一番上(5歳)は、そういう弟や妹をみながら「私だってホントはおかあさんに甘えたいのに、いつもガマンしてるんだからね!」と主張する。下の子達が寝静まるとすぐさま身体をくっつけてくる。
一番下が生まれる前、妹が生まれて二人姉妹になった頃、一番上に「私だけのおかあさん?」と尋ねられるたびに「ううん、二人のおかあさんよ」と事実に即して答えていた。
そうしたら「おかあさん、本当は違っててもいいから、私だけのおかあさんになって欲しい!私だけのおかあさんっていうことにして~!」と言われたことがある。
・・・。
「嘘でもいいから私だけを『愛してる』って言って欲しい」なんて、二股かけられた女が男に言うようなセリフじゃないか?と思いつつ、そーーーんなに母を独占したかったのか、と少し驚いた。
子供にそこまでの独占欲があるのならそれなりに尊重し応えてやらなくてはならない、と思い、それ以来、私が3人の子の母である事実は事実として教えることにして、それ以外の「気持ち」というか、一人だけに注目している時、他の子が目に入らない時、というのを意図的に作り出すようにしている。時、というほどの長さではなく瞬間、と言った方がいいくらいの短い時間だったりするが、3人まとめて見ていることが多い中で、一人だけを見つめる瞬間、一人だけと向かい合っている瞬間、は母である私にも貴重な貴重な時間である。