宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

茶道の稽古とは?

2024-10-31 20:01:17 | 茶道
茶道の稽古を50年近くしています。
時々「茶道ってなんだろう」と考えます。
スポーツのように体を鍛えるものではありません。
何かの社会的資格が得られるものでもありません。
また作品が出来るわけでもありません。

この頃思うんです。長く生徒さんをお教えしていくと その方がどんどん素敵になっていかれるのです。
これはもしかして人間形成の稽古事かしら?と‥‥

茶道をやはり長くしていてお教えもしている友人に手紙で意見を聞いてみましたら 次の和歌がメールで送られてきました。

茶の道を
学ぶは【人間形成】と
友は便りにしたためてをり

茶の道は
楽しく生きる生き方を
教えると吾は実感してをり
   
      A子のうた二首 

確かに楽しくなければこんなにも長く続かせることは出来なかったでしょう。
お教えする事は大変だけれど楽しい。大変だからこそ楽しみが深い。

風炉から炉に設えやお道具を変える時期にふと思ったことでした。


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塩田千春つながる私 I   to EYE @中之島美術館

2024-10-30 20:12:46 | 美術

この展覧会10月初めのNHK日美で取り上げられた時、大坂なので見に行くのをなかば諦めていたところ、昨日の新聞に大きく取り上げられていたので思い切って新幹線に乗り今日見てきました。


入るとまず赤い糸が無数に高い所からぶら下がっています。その中に赤いロングドレスが下がっています。赤い無数の糸でドレスに血を通わせている?作品。

次の部屋には「巡る記憶」という題で、白い糸が蜘蛛の巣さながらに編み込まれてトンネルになっている大きな作品。糸がどれだけ使われたか、また編み込みに何時間否 何日間かかったかとかかったのか気の遠くなるような作業の作品です!下には水が張られていています。

次の部屋には高い所から赤い糸が無数に下がっている約5メートル立方体の作品。その中に何枚もの人々のメッセージ書いた紙が円を描くようにホチキスで止められています。「つながる輪」という題です。

作者が今までに作った数々のインスタレーションの説明のビデオも見ました。

今回はコロナで人とつながりが出来なくなった反動で、【つながり】をテーマとしたものです。
糸でつながりを表すというインスタレーション
それで副題として【つながる私・I to EYE 】が付いていること分かりました。

現代美術、特にインスタレーションは分かり難いものが多いですが、塩田千春氏の今回のものは少し理解が出来ました。作品が美しく緻密で気の遠くなる作業には敬意を払いました。
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傘寿茶事

2024-10-21 07:17:59 | 茶道

一か月ほど前に素敵な茶事のご案内状が届きました。


そして10月20日、素敵な茶寮で 社中の皆さんから茶事で祝っていただきました。
懐石は茶寮でご用意して下さり、後は水曜クラス・土曜クラスの生徒さん皆が相談していろいろ役割を決められて立派になさいました。


点茶盤を使った立礼でした。
風炉茶事の流れで懐石を終えると初炭点前もされました。点茶盤の炭手前は社中では練習をしたことがありませんでしたが教則本で調べられたのかしっかりされて私は感激しました。
後座では美味しいお濃茶を正客・次客各服二人分点てられ・・・これも皆さんで考えられた応用です。お菓子は紅白のきんとん。茶銘は長松の昔。
続きお薄でのお菓子は赤い亀甲と鶴の干菓子、華やかな永楽の赤絵のお茶碗で美味しく頂きました。
お点前さん半東さんお運びの方など皆様がかわりばんこにされとてもスムースな動きでした。お軸は「寿」、お道具やお菓子などおめでたい意匠で祝いの会を堪能させていただきました。

最後に私は感謝の言葉と共に、生徒さんの茶事の進め方の素晴らしかった事への拍手を送りました。
そのあと立派な花束と皆様からのメッセージ冊子も頂き、恐縮の極みでした。



このように素晴らしい心温まる一期一会を経験して、また皆様と茶道に励んでいこうという思いも沸いたことでした。

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大円の草の稽古

2024-10-16 17:19:01 | 茶道
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今月で風炉の時期が終わります。
そこで今日は「大円の草」の稽古をお二人の方がされました。
この点前は奥伝ではないのですが、唐物茶入れと和物茶入れで二服濃茶を点てるものです。
円能斎が考案されたもので、濃茶二服点てるのですから小一時間かかるお点前です。
わが社中は上級者が多く、風炉の時期に仕上げようと稽古をしました。
あとの方は中置の濃茶と薄茶の点前、と唐物の稽古をされました。
長いお点前を二人の方がされた割に、9時前から始めて12時半には終えることが出来ました。
皆様準備が早くできるので助かります。
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フードコート

2024-10-16 16:54:42 | 日記
大学一年の時、男性大勢、女子はNさんと私だけのクラスに入れられました。
私は小中高ずっと女子の学校で、男の兄弟もいなかったので、とてもショックで居づらかったです。そんな時Nさんにはとても助けられました。Nさんは同じ高校でクラスは違っていましたが、とても優しく、ご自分の考えをしっかり持ってらして私には刺激になりまた頼りになる友です。
それで いまだに年一回会うことにしています。高校・大学と一緒なので話題も共通なのでウマが合うのです。
武蔵小杉の某建物4Fのフードコートで昼食をともにしました。 昨年もここで会いました。
フードコートは席が沢山あって周囲は中華を扱う店、、麺類の店、コーヒー、ケーキの店などがあり、好きなものが選べます。
そして時間を気にせずお話が出来、食後のコーヒーやお菓子なども頂けます。
結局3時間近くもそこでお話をしてしまいました。
帰りには「無印」のお店でNさんおすすめの冷凍おにぎりを買いました。
「また来年ネ」と言って別れました。
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