宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

四滴の薄器を使って

2025-02-08 18:52:05 | 茶道



今日の稽古は茶通箱。このお点前はお濃茶二服点てるので時間がかかり、今日はお二人がされました。
茶通箱は棗を濃茶器として使うので、お棚には四滴のものを飾りました。
お二人ともしっかりお点前をされ、お客の方も合間合間の言葉がけもうまくされました。

折角四滴を飾ったのでこれ使ってお薄の稽古もしました。
わざわざ四滴を使ってお薄のお点前はあまりしませんが、今回は良いチャンスなのでお稽古しました。
薄器の向きはどう置くか、清め方、抹茶の入れ方・・・等、思いがけなくいろいろ学ぶことが出来ました。

とても寒い日でしたので、筒茶碗でお薄を点てられた方もいて、タイムリーにこのお稽古も出来ました。


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MY Teabowl

2025-02-02 16:09:03 | 茶道


この頃、薄茶と軽い干菓子をお十時に頂いています。

お茶碗はどうしてかバラバラに割れた抹茶茶碗を金継ぎで修復したものをMy Teabowl にして使っています。
福寿草・水仙・南天の絵柄の素敵なお茶碗。しかし金継ぎも痛々しいのでお稽古には使えません。
それでMyTeabowlとして食卓でお薄を点てて美味しくいただいています。手触りも滑らかです。
金継ぎをしてくださったのは生徒さん、よくお上手に継いで下さったと感謝です!

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貴人点と貴人清次点前

2025-02-01 17:20:50 | 茶道




今日は貴人点と貴人清次点前の稽古です。
大事な方をおもてなしする気持ちで行うお点前です。
貴人様お一人の時は亭主側の半東がお茶や拝見物を取次をし、お供さんがおられる貴人清次点前はお供さんが貴人様に取次をします。

その後貴人清次花月をしました。
これは予めお茶を頂く人を花月札で決めておいて、そのお茶碗で点てます。つまり貴人さんが頂く場合は貴人茶碗で、お供さんの場合は普通のお茶碗で点てるのです。今回は貴人さんもお茶を頂く役に当たり、次客が取次をするなどしましたが、貴人さんはお点前をする役には当たりませんでした。
人数の関係で私もお仲間に入り、亭主役に当たり、初めの道具の運び入れと、最後にお道具を水屋に下げる役をしました。
お点前するのが好きであった私も お道具を持って立ったり座ったりの所作がぎこちなく 皆様の目には目だるい事だったと思いますが、ご一緒に花月が出来て嬉しかったです。
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那波多目功一の世界 @郷さくら美術館

2025-01-26 13:34:45 | 美術

御年91歳の日本画家、那波多目功一氏の展覧会です。副題に「花と生命のまなざし」とありました。
一階には大きいサイズの絵が展示されています。
チラシにある【さざ波】,光に照らされている湖に優しいさざ波が、色のグラデーションが美しいです。
【月輪】漆黒の空に煌々たる月が、その周りには光の環、月輪が描かれています。見ているとまぶしくなるような気がします。
下は木も草もない大地と濃い色の部分は海でしょうか。

この作家は牡丹の絵が多くあります。中でも私が身につまされたのは【惜春】の牡丹。二輪は立派に咲いていますが、三輪はもう花びらがほろほろと散っています。花の命が過ぎゆく時を惜しむ心。「人生も同じこと…」とキャプションに作者の言葉がありました。
さだめし私の今は この花の中ではトップにあるあの花かしら?などと考えながら鑑賞しました。
穏やかで背景も複雑な落ち着いた配色の絵が多く、心安らかになる展覧会でした。

寒い日で風も冷たい日でしたが、まだ桜の蕾も堅い目黒川沿いを美術館まで気持ちよく往復し、歩数は7418歩でした。
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書初め 2025

2025-01-17 09:01:26 | 書道

書の会で今年も自由に書きたいものを書初めしました。
私は「いろは歌」を書いてみました。
47文字の平仮名を全部一個ずつ使った歌です。
そして歌の意味も深いです。

花は咲いても散ってしまう。そんな世の中にずっと同じ姿で存在し続けるものなとあり得ない。
人生という険しい山道を今日ももまたひとつ越えて はかない夢は見たくないものだ、酔いもせずに。

【諸行無常】を歌っています。
日々常に変化して永久不変なものはない・・・・・明日のことは分からない

なので今を大切に生きる「而今」…茶道の「一期一会」にも通じると思います。
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