連休も終わり平常な日々に戻りました。
今月から風炉で、茶箱の稽古をしました。
風炉は昔の手あぶりに鉄瓶をのせ、卯の花・和敬点・雪・月・花それぞれの点前を練習しました。
丁度入門者もいたので盆略点前も。
鉄瓶のお湯はすぐ熱くなってしまい、お湯の管理に気を付けなければなりません。
いつか研究会で薄茶がとても熱くなってしまったらしく「お熱いですからごゆっくり」と亭主の声掛けに業躰先生が「熱いお茶など出すものではない」とのお言葉があったことを思い出しました。
「料理は塩梅」「お茶は湯相い」ともおっしゃってました。
稽古の時、お釜のお湯が沸きすぎてしまって、京焼のお茶碗で点てたお薄が、手に持つのも熱くなってしまうことがあります。特に天目茶碗のこすすぎの時熱いと大変、確かに湯相いは大切です。水指の蓋を予め開けておくのも湯相いを調整するためですね。
お濃茶では熱いお湯の方がおいしく、お詰めまで温かいお濃茶を頂くことができます。
茶箱では水指が置いてないので、点前をする前に湯相を見て水をさしたりして整えておくことが大切ということをあらためて実感しました。