宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

待庵の中に

2018-07-09 18:26:45 | 茶道

六本木ヒルズの森美術館で「建築の日本展」をしています。

その中に国宝「待庵』の原寸大のレプリカがあるのです。ものつくり大学が全力で制作したものです。本物の待庵を見に行っても小窓から見るだけだそうですが、今回のレプリカには実際中に入れるのです。実際に入ってみました。
にじり口から入ると正面に床。「無事」という軸がかかっていました。藁などが混じる塗り壁、角も塗り込まれています。京畳なのでしょう、2畳なのに狭苦しさはありません。かえって居心地よくここでお茶をもてなされたら亭主と和やかに心を割ってお話ができそうです。
点前座は隅炉になっています。茶道口の隣にはやはり釣り棚のある部屋がありました。水屋でもなさそうです。
月曜日ですいていたので、気のすむまでゆっくりと一人で座って、良い経験になりました。

そしてにじり口を出て靴を履こうとすると、目の前に東京の眺めが一望できます。六本木ヒルズ53階ならではです。
他にも建築展ですからいろいろな建物の模型がありました。

美術館を出て、その階からぐるりと回廊になっていて東京が一望できました。眼下に見える東京は高いビルばかり、はるか遠くまで建物が連なって、東京湾までも眺められました。建築中のオリンピック競技場もクレーンが何本も立っていました。まるで今見てきた建物の模型のジオラマのようです。

驚いたことに入場者に外人の多いこと!展望回廊は八割が外国の観光客のようでした。
コメント
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