去年の今頃主人がだんだん体調が悪くなってきた時のことが思い出され、胸が苦しくなります。
お線香の香炉の灰を篩っていたところ、急に写経に行こうと思い立ちました。
五反田にある薬師寺東京分院へ久しぶりにいきました。お抹茶と薬師寺落雁を出して下さいます。
袈裟をかけて香炉をまたいで写経場に入ります。皆様静かに筆を動かされています。
私も座って墨をすり、主人のことを思い出しながら一字一字丁寧に書き始めました。
主人ばかりでなく、亡き父や母、義父や義母、祖母のことなどもいろいろ思い出しながら書いていきました。
自己満足かもしれませんが、いろいろ思い出すことで、ある程度供養になったのではとちょっと気持ちが楽になった気がしました。