corona禍で濃茶の飲みまわしは良くないということで「各服点」をするように家元から提案されています。
この「各服点」は今から100年も前に13代円能斎が考案されたものです。ちょうどその頃1920年ごろは外国との交流もあつたので考案されたのだと思います。
裏千家のHPで「各服点」の流れがビデオで見られるようになっており、予習しておき、中置の設えでしたが今日の稽古でやってみることにしました。
正客分のお濃茶は今まで通りに点てて、「お服加減いかがですか?」と伺ったところで水屋に戻り、次客以下のお茶碗の載ったお盆を持ち込み点てるのです。
実際にしてみて思ったことは、お点前さんは手早く練り返しなしで人数分お濃茶を練るのが大変ということと、水屋で次客以下のお茶碗を温めて抹茶をいれるタイミングが結構神経を使うということです。
一人分の濃茶を練り返しをして(湯を2度に分けていれる)で練ることには慣れていますが、半杓分のお湯で練り返しなしでそのまま練って仕上げるのは、しかも3碗4碗分を手早く練るのはちょっと大変です。
半杓分のお湯ですから抹茶の量も考えなければなりません。緩めのお濃茶が無難です。
試行錯誤でしましたがうまく出来、美味しいお濃茶を頂くことが出来ました。
やはりビデオを見ているだけではだめです。実際にやってみてよかったです。
当分この形が続くのでしょうか?