宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

久しぶりの上野

2021-01-26 07:44:33 | 美術
昨日、緊急事態宣言が出ている期間にもかかわらず、あまりにも晴天で暖かい日であったので上野まで行きました。
つい先日、新聞に広告が載っていた展覧会が見たかったからです。
画家の名前は知りませんでしたが、”心やすらぐ光の情景”というサブタイトルに惹かれたのです。


月曜日なので上野の他美術館はほとんど休館。上野公園は人はまばら。
コロナ対策もされていて会場もそんなに混んではいませんでした。

油彩画ですが幻想的なタッチ。カスミがかかったような柔らかい色調の外国の美しい現在の街の風景。
老若男女が歩いていて、犬も猫もいて、私もその街を歩いて眺めているような錯覚すらします。
絵巻物のように横長の絵が多く、実際のヨーロッパの街の美しい部分を切り取ってつないで作ったような絵でした。
ちょっと美し過ぎる感もします。 
お店屋さんも細かくTVで映像を見ているよう・・犬や猫がお好きのようで、どの絵にも何気なく描き込まれています。
室内画や静物画もリアルなのに幻想的。
絵本を見開いているようなのような詩情あふれた展覧会でした。


帰りは明るい春光を浴びて不忍池を気持ちよく散策。
久しぶりの上野でした。

コメント
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