宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

マティス展 @都美術館

2023-06-04 10:51:06 | 美術

昨日、上野へ「マティス展」を見に、大学生の孫と行ってきました。マチスは私が好きな画家のひとりです。

2000年に行った「マティスとモデルたち展」のカタログに書いてありましたが、マティスが言っています。

”私の夢は心配や気がかりのない静穏な芸術、疲れを癒す肘掛け椅子のような芸術である”

確かに静かな室内の人物画や静物画が多いです。
窓辺を描いた作品も、室内には机 椅子 食器、果物、金魚鉢、花 動物などが黒い輪郭線ではっきりと描かれています。

彫刻作品も数多く、畳の大きさ程の人物の背中シリーズは初めて見ました。

特徴ある赤を背景にしたチラシのある室内画↑などマティスの赤は印象が強いです。

素描画も多く、シンプルな線で人物の顔など描いてます。リトグラフも素晴らしかったです。

最晩年にはロザリオ礼拝堂の設えもしました。
4K映像で見ましたが、切り絵手法のステンドグラス、外からの光により室内が淡い黄や青に映り込み美しく、周囲の壁には独特の素描の線で人物をいろいろ描いています。
こじんまりとした礼拝堂で、マティスの個性があふれる素敵な場所です。

最後に孫と私の今展覧会でのお気に入りの絵ハガキを買いました。



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