
昨日、上野へ「マティス展」を見に、大学生の孫と行ってきました。マチスは私が好きな画家のひとりです。
2000年に行った「マティスとモデルたち展」のカタログに書いてありましたが、マティスが言っています。
”私の夢は心配や気がかりのない静穏な芸術、疲れを癒す肘掛け椅子のような芸術である”
確かに静かな室内の人物画や静物画が多いです。
窓辺を描いた作品も、室内には机 椅子 食器、果物、金魚鉢、花 動物などが黒い輪郭線ではっきりと描かれています。
彫刻作品も数多く、畳の大きさ程の人物の背中シリーズは初めて見ました。
特徴ある赤を背景にしたチラシのある室内画↑などマティスの赤は印象が強いです。
素描画も多く、シンプルな線で人物の顔など描いてます。リトグラフも素晴らしかったです。
最晩年にはロザリオ礼拝堂の設えもしました。
4K映像で見ましたが、切り絵手法のステンドグラス、外からの光により室内が淡い黄や青に映り込み美しく、周囲の壁には独特の素描の線で人物をいろいろ描いています。
こじんまりとした礼拝堂で、マティスの個性があふれる素敵な場所です。
最後に孫と私の今展覧会でのお気に入りの絵ハガキを買いました。
