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クリント・イーストウッド監督、記念すべき30作目
スポーツものってあまり好きじゃないし、(「少林サッカー」みたいのは別 )。
タイトルにもポスターにもあまり惹かれなかったけど
コンスタントに名作を撮り続けるイーストウッド、その作品にはハズレなし!なので見逃すわけにはいきません。
来週から公開、試写にて鑑賞。
南アフリカの元大統領 ネルソン・マンデラの、知られざる奇跡の実話。
1995年のラグビー・ワールドカップを通じて、対立していた白人と黒人の融和を実現させたというお話。
原作はイギリス人ジャーナリスト、ジョン・カーリンのノンフィクション小説。
昨年の傑作、「グラン・トリノ」をもって俳優からは足を洗うと宣言した通り、今回は出演は一切ナシ。
あれ??これ書いてて気づいたけど
今回はイーストウッドは脚本担当してない!
脚本は、アンソニー・ペッカム。
この方、3月にいよいよ日本でも公開のRダウニー&ジュード版「シャーロックホームズ」の脚本も手がけている。
ネルソン大統領には、黒人大統領2度目を演じるモーガン・フリーマン。
「許されざるもの」や「ミリオンダラーベイビー」でイーストウッド作品には出演済み。
本作は製作総指揮も務める。
27年間監獄に囚われ、釈放された後 南アフリカ初の黒人大統領になった
ネルソン・マンデラに扮する。
マンデラの娘も、歩き方まで父にそっくりと太鼓判。
マンデラの意志、強い精神を伝えられる南アフリカ代表チームのキャプテンに
マット・デイモン。
ラグビー選手ということで「インフォーマント!」とはうって変わり、肉体美披露。
反アパルトヘイト運動により反逆罪として逮捕され27年を監獄で過ごしたネルソン・マンデラは釈放後の1994年、
遂に南アフリカ共和国初の黒人大統領となる。
だが彼は、国民の間に人種差別と経済格差がいまだに残されていることを痛感する。
そんな中、スポーツという世界共通言語で国民の意識を変えることができると信じるマンデラは
弱小だった南アフリカ代表ラグビーチームの再建を決意。
翌年に自国で開催するラグビー・ワールドカップに向け、
マンデラとチームキャプテンのフランソワ・ピナールは互いに協力していくことを誓う……。
6/10(56点)
んーー、点数付けるの迷う~。
観る前から散々劇場の予告篇で観ていたので殆ど内容わかっちゃったし
イーストウッドだからって、観る前から感動感動言われると
期待してたわけではないけどなんか少し冷めちゃう。
まぁいい映画だとは思うけど...そこまでではなかった。
イーストウッド、今回は肩の力を抜いて撮ったという感じなのかな、流れがゆったり。
そのせいもあってか初めの方ちょっと眠気に襲われた。
(わたしの場合、よほどの寝不足じゃない限り、面白ければ眠気は来ないんだけど、、、)
そういえば「父親たちの星条旗」の時も最初眠かったっけナ
今回は最初の印象通りというか、結末は分かってるのと
スポーツものっていうことで、わたしはあまり映画として楽しめたという感じはなかった。
結末が予測付かなくて何かが起こり惹き込まれるという映画の方が、友情を描いた感動作よりも好みだからかなー?
テーマも良いし、人種の壁を越えた友情を描いていたし最後は爽快感が残るし
なんだけど、また観たい映画ではないな~。
マンデラ・ネルソンという人物が、投獄中に心の支えにしていた詩の題名が「インビクタス」(征服されないの意味)
その中の
「私が、我が運命の支配者、我が魂の指揮官」という一節。
過去のことは洗い流し 赦すということで新しい人生を歩き、諦めない未来で世界を変える。
人間の秘めた可能性。マンデラ大統領にみるその精神には、誰もが見習うべきところがある、というのも伝わる。
実在のマンデラ大統領は現在 91歳。
本人が、もし誰かに演じてもらうならモーガン・フリーマンと答えたという。
「マンデラの名もなき看守」で同じ役を演じたのはデニス・ヘイスバート。
こちらは未見だけど、(DVD 、気になってたので観たい!)
うーん、似てる似てないはおいておいて これあんまり知られていない俳優が演じた方がリアルでぐっとくるんじゃないかと思った。
「グラン・トリノ」がイーストウッド以外は殆ど無名の俳優起用だったように。
モーガン・フリーマンは今更言うまでもない名優だけど、どうもみていて
「そこにモーガンがいる」「モーガンフリーマンが演じてる」っていう風に思えちゃった、
大物になりすぎるとそういうのがあるよね、、、。
マット・デイモンはもともと強い存在感放つ俳優ではないので(失礼)
そこが逆にラグビーのキャプテン!っていう感じも良かった。
弱小チームだったところはほとんど描かず、どんどんスムーズに勝ち進めたり、キャプテンのマット・デイモンが歌詞を配っても、
チーム皆が絶対歌うもんか、という勢いだった国歌を意外とあっさり歌ってたりするわりには、後半の試合が長い~。
普段、スポーツといえば観るのはサッカーにしか興味ないわたし、
ラグビーも興味がないし結末見えてるしで、あまり楽しめず...。
そうそう、唯一笑いが起こった 日本が1995年のワールドカップでニュージーランドのチーム、オールブラックスに、ボロ負け
17-145って出たんだけど ひどいなぁ(笑)って思ったけど
調べたらこれ事実だった。
1試合で145点を入れられ、日本が入れたのはたった17点。
まさに惨敗だったのね、、、ニホン。
イーストウッドの映画っていつも長いけど、その長さが気にならない重厚なドラマがいいんだけど、
今回はちょっと違うから長過ぎると感じたのかな?2時間超えにしなくても、と正直思っちゃった。
イーストウッドのはこういう爽やかな作品よりも、暗くて重い映画の方がわたしは好みみたい。
後半、パトルール中のパトカーと缶拾いをしていた黒人少年と、優勝を聞いた直後抱きついたり、
誰かれ構わず抱きつきたくなるというシーンはベタだなぁと思いつつ微笑ましかった :)
スポーツ映画としての割合もけっこうあるので、
実話の友情ドラマとしての部分とそれを1本で2粒楽しめる映画と楽しめるかによるかも
とはいえ、この映画 確実にヒットするだろうし ラストには涙する観客も沢山いると思う。
実際、わたしが観た試写でも横のおばさんなど、グスグスいってた。
わたしはそこまでではなかったけど、(しつこい)観てソンはない1本
スポーツファンや政治家たちにも観てもらいたい映画です。
エンドロールには「父親たちの星条旗」に同じく、実際の人物たちの写真が出るのもジーンとさせる
公式サイト
INVICTUS 2009年 アメリカ 134min
2月5日(金)より、全国ロードショー
12/3のプレミアにて。
愛妻、ディナ・ルイス。
妻ルシアナ同伴。
「ミスティック・リバー」のほか、
イーストウッド娘の監督作「レールズ&タイズ」にも主演、ケヴィン・ベーコンも妻のキーラ同伴で。
再度、仕事を願う渡辺謙と南果歩夫妻も来場。
それでは皆さま、楽しい週末を~
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