日本ではスルーになるだろうなと思ってたら公開した
「イカとクジラ」の監督&脚本、
「ファンタスティック・MR.FOX」脚本を担当したノア・バームバック監督作品。
スパイク・ジョーンズが「大好きな1本」と評し、
タランティーノは2013年のベストのうちの1本
ってことで、好きな2大監督がボタ惚れなのでイヤでも期待しちゃう
ニューヨークを舞台にモダンダンサーを目指す主人公の女性フランシスに、グレタ・ガーウィグ。
W.アレンの「ローマでアモーレ」などに出演し、本作では共同脚本も。
彼女を取り巻く友人たちとの関係を、モノクロの映像でフレンチっぽく描いたドラマ。
テーマ曲に、デヴィッド・ボウイの「モダンラヴ」
監督が初めて買ったレコードの1曲で、個人的にお気に入りの曲らしい。
NYでプロダンサーを夢見ながらも、人生が思うようにいかない30超え女子の日常
ゴダール、シャブロル、トリュフォーなどのヌーベルヴァーグへのオマージュ。
5/10(50点)
【タイトルの意味、オチ ネタバレあり】
これは期待しすぎたなー。
恋人なし、親友とのシェア生活がだめになり、知り合いの家をうまいことシェアして
何とか切り抜け。ダンサーとしての仕事もメンバーから外されてあてにしてたお金も入らず。
元カレにご飯私がおごると言ったがお金なく。
慌ててお金おろしにいく。
元カレには「おごってくれても君とはもう寝ないよ」と言われる始末。
そうそう、マンハッタンは家賃高いしね。
最近ブルックリンも注目されてて高い地域は高いけど、
ブルックリンいいよね。わかるわかる。な部分もあったけど、、、、
友人宅でのディナーで知り合ったばかりの夫婦が持つパリのアパートに
「いつでも泊まっていいよ」と言われてほんとにパリに数日間いっちゃったり。
どこにそんな金あるんだ?
親友が彼を紹介しても焼きもち、まぁそこはいいけど
よく親友もあんなこと言われて許すなぁと思えるほど、知人に顔は老けてるのに中身が子供っぽいと
言われる始末、身勝手な自己中に思えちゃって共感どころじゃない。
母校の寮に泊まり仕方ないから後輩と働く。
泊まらせてくれる事になった友達に、嫌がってるのに
「ケンカごっこしよう」と仕掛けるフランシス。 (いたら引くわ、こんな友達 笑)
いわゆる場が読めない人。
主人公、フランシスが可愛い、キュート。と思えるかどうか。
一番の問題は主演が魅力ないこと。
何もかもうまく行ってない状況から、なんかご都合主義的に
ラストに向けてトントン拍子でなぜかうまく事が運んでさらっと終わる。
タイトルの、名前のあとに「・ハ」って何??って思ってたら、
順調にいってるフランシスがついに見つけた住処で、
アパートのポストに名前を入れようとしたら 下の名字がはみ出してしまい
ハ。しか見えなくなっちゃったというオチ。
ふーん、うまく考えたけど 全体的にピンとこない内容でした~。
自分探ししてる若い子や、文化系女子が好みそうな映画かな。
状況には共感出来てもフランシスのキャラに共感出来ず。
ここがこの映画を好きになるかの分かれ道。
ノアボーンバック監督作なら私は、イカとクジラ のほうが良かったな。
映画『フランシス・ハ』予告編
FRANCES HA 2012年 アメリカ 87min
9月13日より、公開中~
プレミアにて。
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