タイの挨拶「コップンカー」ではありません。
悪徳警官、ある日死体を埋めに行ってる間に、原っぱ歩いてたクソガキ二人にパトカー奪われた
すぐにとっ捕まってハイ、おしまい
ってなっちゃうんじゃないの?って心配は無用です
待ってました~
ケヴィンの最新作。(ドラマ、「ザ・フォロウィング」の合間にどうしても自身が出たかったから出た作品。
ジョニーさん主演「ブラックスキャンダル」にはちょこっと)
この作品、低予算なので日本公開では大きな劇場ではなく、渋谷ヒューマントラストの小さな劇場で公開。
にも関わらず!連日、満席でTwitterでの満足度も高く、高評価を得てる。
低予算でも面白いものは面白い
製作総指揮も兼ねる主演は、ケヴィン・ベーコン
悪徳警官、ミッチ。
いいヤツ、悪人、なんでもこいのケヴィンだからこそのこのハマり。ケヴィンだからこそ良かった。
ヒゲ面がいかにもインチキ臭くてワルそう。
そしていかにも悪ガキなこの子トラヴィス役、ジェームズ・フリードソンジャクソンくん。本作デビューだけど
なかなか大物ケヴィン相手に頑張っちゃってます。今後も注目。
ちょっと気の弱い相棒はポチャ系が可愛らしい、ヘイズ・ウェルホードくん。(左)こちらも本作デビュー。
原っぱで暇そうに歩いてたら警官の車コップカーを発見!
勝手に乗りまわし遊び出しちゃった
おぃおぃ まだ12歳でしょ
この二人の言動が呑気すぎて、いい大人で警官なのに焦って必死のケヴィンとの対比が笑える。
そう、これクライムサスペンスでもカーアクションでもなんでもなく、
遊んでいたらとんでもないことに巻き込まれてしまった子供と、
犯罪してたら子供に邪魔されちゃった的なおバカな大人の
監督は前作「クラウン」でデビューし、次回作ではソニーとマーベルが手がける新スパイダーマンの監督に大抜擢され注目を集める期待の新鋭、ジョン・ワッツ。
「クラウン」も評判良くて気になってたけどまだ未見のホラー。
悪ガキ、トラヴィスとハリソン。空き地で一台のコップ・カーを発見し、恐る恐る近づくと誰もいないのを確認して中に乗り込むと、ラッキーにも車のキーまで見つかる。もはや運転せずにその場を立ち去ることなど出来るはずもない。さっそく2人はマリオカートで磨いた腕前を発揮して、コッ プ・カーを公道で大暴走させる。しかしそのコップ・カーの持ち主ミッチ・クレッツァーはただの保安官ではなかった。しかも、あまりにも最悪なタイミングで盗んでしまったとも知らず、すっかり大はしゃぎのトラヴィスとハリソンだったが…。
8/10(86点)
この映画、何が面白いって、いちいち細かく描写が面白い。
ケヴィンが子供相手に本気になって盗まれた車を追うハメになるけど
どういう警官だとは細かく背景は出ない代わりに死体を埋めたりしてることからヤバい警官であることはすぐわかる。
ご飯を食べにちょっとそこに停めたパトカーが盗まれるんじゃなく、死体を埋めてる隙に盗まれる。それも12歳に。
しかし、実はあるものを隠しといた大事な車だったからさぁ大変
無駄なことは全部削ぎ落として、どうでもいいこと?!(いやココ、重要)にやたら尺を取る。
自分の盗まれたパトカーを追うために、見知らぬ人の車を盗む。
その時の、ロックを開ける手段が笑える。 6分くらい使ってた? そこ、そんなに尺とるー!? 笑
ケヴィンは悪役もハマる俳優だし、コメディもシリアスもいけちゃうから、
シリアスな顔してバカなことやってるのがそれだけで笑えるのもポイントで、ケヴィンがやると憎めなくて
悪人でもむしろ焦る姿が可愛く思える。
もちろんただの自分のコップカーではなく、隠してるある秘密があるのでこんなに焦るんだけど
それがわかる後半の展開がまた見所。
ちょいちょい小出しで笑えるので、サスペンスというよりコメディに近いノリが楽しい。
悪ガキが暴走してるのを目撃するおばちゃんのキャラもいい。
ただし、最後は悲しく単なるコメディ?で終わらないところがまたいい。
大画面で絶対、というわけではないけど今年オススメ映画の1つに確定
ケヴィン、最高
この監督なら次回作の「スパイダーマン(対アイアンマンなの?!)」も期待できそう。
「Cop Car/コップ・カー」予告編
COP CAR 2015年 アメリカ 88min
4月9日より、公開~
※渋谷ヒューマントラストでの上映は終了したけど、順次全国展開中。
爆音上映で有名な立川シネマシネマシティでは5/21~公開
横浜でも6/18~公開決定。
上映館はこちら
目撃のおばちゃんまでいる 笑
悪ガキ二人、可愛い♡
俺も可愛い♡