そりゃこんな悪霊カンタンに倒せません
ジェームズ・ワン監督の実話ベースのホラー「死霊館」に出てきた謎のシスターにスポットを当てたスピンオフ。
このシリーズは大ヒットで、その続編「死霊館 エンフィールド事件」(悪霊シスターは主にこちらに登場)
スピンオフ「アナベル 死霊館の人形」
さらにその続編「アナベル 死霊人形の誕生」と続き、これはその関連作品。
時系列でいうと、一番最初。(観る順番は最後)
「死霊館エンフィールド事件」より。背後にいるこの方が今回メイン
本作でジェームズ・ワンは原案と制作、監督は「ザ・ハロウ/侵蝕」のコリン・ハーディ。
脚本には、「アナベル」シリーズや、日本でも大ヒットしたリメイクの方の「IT イット それが見えたら、終わり。」のゲイリー・ドーベルマン。
主演には「死霊館」でメインとなる実在する著名な超常現象研究家エド&ロレーヌ・ウォーレン夫妻を演じている
ヴェラ・ファーミガの実の妹、タイッサ・ファーミガ。
時々、姉ヴェラにめちゃ似てる
「記憶探偵と鍵のかかった少女」「ファイナルガールズ 惨劇のシナリオ」など。
また背後に
バーク神父には、タラの「ヘイトフルエイト」の記憶も新しいデミアン・ビチル。
「エル」でイザベル・ユペールの息子役だった、ジョナ・ブロケ。
シスター。シャーロット・ホープ。
1952年、ルーマニアの修道院で若いシスターが自ら命を絶った。不可解な点が多いため、バチカンはバーク神父と見習いシスターのアイリーンを派遣する。さっそく調査を開始した2人は、やがて修道院に隠された恐るべき秘密に迫る中で、悪魔のシスター“ヴァラク”の存在に行き着く。そして自らの命と信仰をかけたかつてない恐怖と対峙していくバークとアイリーンだったが…。
5/10(57点) 普通
ホラーとしての面白さがない
全編かなり真面目に本格的に怖がらせようとしてるんだけど、
音に頼る部分も多く、淡々としててなかなか進まないから引き込まれるっていうより結構眠くなる
話が単純すぎで、命を絶ったシスターの謎を突き止めるために派遣された神父と、シスター見習いが
悪霊が取り付いたシスターのヴァラクに襲われるというもの。
第一発見者のイケメンくんが助けに来てくれたりと、そこはアメリカンホラーご都合主義的展開に。
棺の中に勝手に閉じ込められて出られなくなる恐怖とか、突然背後に悪霊シスターがいるとか
怖いのダメな人にはかなり怖いのかもだけど、平気な人(わたし)には全然怖さ感じず。
いきなり血の付いた袋をかぶった、死んだシスターがずらっとぼーっと立っている中に閉じ込められるシーンは怖いかな。
しかし顔に血を吹き出したらあっさりやられちゃった しかもオカルトではたいていは殺られる神父も生きてる 笑。
うーん、話として色々物足りない。
ラストがちゃんと「死霊館」につながるところは良かったけどね。
ちなみに前にも載せたけど、このヴァラク役の女優さん
もともとこんな顔で(失礼)悪霊向き!鼻がまず怖いもん。
以上です 笑。
THE NUN 2018年 アメリカ 96min
9月21日より公開中〜
ワールドプレミアにて。中央、ジェームズ・ワン