コスモスの大きな特徴として、それまでのガチャガチャが全てカプセルに収まる大きさの商品だった事に対し、カプセルに入らない大きな景品(ヌンチャク、モデルガン、洋凧等)も「当り玉と交換」という手法を取り入れ、一気に当時の子供たちの心を掴んだ事にあり、それが同社の全国展開への大きな要因となった。100円タイプはほぼ当りだけであったが50円や20円のタイプは専らスーパーカー消しゴムやキャラクタースタンプ、キャラクター消しゴムなどをそれぞれの単価によって「ハズレ」として使用していた。しかし、中には高価な景品に射幸心を煽られ、「当たり」を得ようとして親の財布から金銭を盗んだり、身の回りの物品で機械を騙そうとする・果ては機械を壊して中身を奪おうとする者まで出て、PTAをはじめ保護者層から問題視する声も度々上がっており、しつけに厳格な家の子供ともなると、これで遊んでいるだけで叱られることすらあった。
人気商品にはスーパーカー消しゴムなどがあったが、知的財産権を無視、あるいは軽視して、流行に便乗した数多くのコピー商品を販売していたことでも知られる。タカラのチョロQそっくりの商品を「チョロカー」として販売したり、バンダイのキン肉マン消しゴムそっくりの商品を「ジャンボ人形」として販売していた他、無許諾で芸能人の写真を使ったと見られる製品も販売していた
一方で版権を取得していたものもあり、機動戦士ガンダムも当初はコスモスが著作権表示を入れて販売していた。しかしガンダムは版権がバンダイに移った後に再放送でヒットしており、コスモスは以降も無許諾でガンダムを商品化していた。これがバンダイから抗議を受けると、デザインを変えた「宇宙戦士ダンガム」が登場している(当時は他社からも「モビルフォース ガンガル」や「太陽系戦隊 ガルダン」といった"似非ガンダム”が登場していた)。
またアーケードゲームが人気を集めると、コスモスも参入を図るが、コスモスが開発したという『フライングトレイン』は、コナミの『スクランブル』のキャラクターグラフィックを差し替えただけのデッドコピーだったという。
ロッチ事件
同社の数あるコピー商品の中で最も波紋を広げたものとして、当時製菓会社のロッテの大ヒット商品であったビックリマンシールの複製品(正規品をコピーして「ロッテ」の文字だけ「ロッチ」に変えたもの)がある。シールは、5枚一組にしてガチャガチャで1個100円で販売され、1987年の発売から半年あまりで1,000万枚を売上げ、およそ3億5,000万円を稼ぐなど同社空前のヒット作となった。しかしながら子供間でビックリマンシールを交換する際に「インチキ」だとして喧嘩を誘発したりいじめに発展するなど社会問題化し、消費者からの苦情を受けたロッテ側から1988年3月に著作権法違反容疑で告訴された。1988年6月には著作権法違反が認められ、当時の社長、専務、印刷部長ら同社役職員7名が書類送検された。ロッテには賠償金として3000万円が支払われているなお、このニセシール騒動は、『月刊コロコロコミック』連載の「少年ビックリマンクラブ」(なかのともひこ)でも取り上げられている
wikipediaより抜粋
soop「芸人のロッチさんもこの事件から名前をとったのかな」
ファーファ「わからないゾ」