日曜日、博多リバレインB2フロアにある「若竹」で昼食した。
リバレインはオープン10周年のイベントでビル内あちこちに素晴らしい生花が
飾られている。
午後2時ごろの店内はゆったりとしていた。
わたしのすぐ隣は一目で親子とわかるお母さんと娘さん。
ここからはすべて、わたしの観察と少し推測です。
お母さんは75歳ぐらいかな...きっと遠方から娘さんに会いに来たの。
娘さんは35歳ぐらいかな...。
二人は特段お喋りしているわけではなかった。ポツ、ポツ
と言葉が行き交った。
わたしの心を釘付けにしたのは、無言のうちにお母さんを気遣う娘さんの姿
だった。お盆に載せられてきたお食事を、お母さんが食べ易いように、取りやすい
ように、位置を変えてあげた。
ご自分も食べつつ、ちょっと手を休めては、お母さんを見守っていた。
わたしの真横に娘さん、お向かいにお母さん。
お母さんはゆっくり、ゆっくり、食べていた。
ふいにその親子さんが遠い日の自分と今はもういない母にだぶってくる。
胸の中に熱いものが広がって、目の奥がジーンとしてきた。
「若竹」の食事にはちょっとしたあんみつが大抵添えられている。
娘さんはゆっくりあんみつを食べていた。お母さんのお膳にはあんみつは無い。
(きっと、お母さんにあんみつをあげる)そう思ったとき、娘さんが
半分になったあんみつのお皿を差し出し、やさしい声で言った。
「これ、食べて、おいしいよ」
「あなたは?」
「もう、いい」
お母さんはゆっくり食べはじめた、最後の寒天をスプーンで2,3度掬うけど。とれない。
娘さんがそっとそれを取り、スプーンの中に寒天を掬い上げ、スプーンごとお母さんに
渡した。お母さんは淡々と全てのお食事を食べて仕舞われた。
素晴らしい、情愛あふれる親子さんに出会えた日曜の昼下がりでした。
※決して、ジロジロみたのではありません。人間観察のプロですから...さりげなく
そおっとちら見しました。
リバレインはオープン10周年のイベントでビル内あちこちに素晴らしい生花が
飾られている。
午後2時ごろの店内はゆったりとしていた。
わたしのすぐ隣は一目で親子とわかるお母さんと娘さん。
ここからはすべて、わたしの観察と少し推測です。
お母さんは75歳ぐらいかな...きっと遠方から娘さんに会いに来たの。
娘さんは35歳ぐらいかな...。
二人は特段お喋りしているわけではなかった。ポツ、ポツ
と言葉が行き交った。
わたしの心を釘付けにしたのは、無言のうちにお母さんを気遣う娘さんの姿
だった。お盆に載せられてきたお食事を、お母さんが食べ易いように、取りやすい
ように、位置を変えてあげた。
ご自分も食べつつ、ちょっと手を休めては、お母さんを見守っていた。
わたしの真横に娘さん、お向かいにお母さん。
お母さんはゆっくり、ゆっくり、食べていた。
ふいにその親子さんが遠い日の自分と今はもういない母にだぶってくる。
胸の中に熱いものが広がって、目の奥がジーンとしてきた。
「若竹」の食事にはちょっとしたあんみつが大抵添えられている。
娘さんはゆっくりあんみつを食べていた。お母さんのお膳にはあんみつは無い。
(きっと、お母さんにあんみつをあげる)そう思ったとき、娘さんが
半分になったあんみつのお皿を差し出し、やさしい声で言った。
「これ、食べて、おいしいよ」
「あなたは?」
「もう、いい」
お母さんはゆっくり食べはじめた、最後の寒天をスプーンで2,3度掬うけど。とれない。
娘さんがそっとそれを取り、スプーンの中に寒天を掬い上げ、スプーンごとお母さんに
渡した。お母さんは淡々と全てのお食事を食べて仕舞われた。
素晴らしい、情愛あふれる親子さんに出会えた日曜の昼下がりでした。
※決して、ジロジロみたのではありません。人間観察のプロですから...さりげなく
そおっとちら見しました。