soraとお散歩

日々のあれこれ、お気に入りのあれこれ、
心に沁みたあれこれ....人生の彩りを記してます。

西行の歌

2009-03-30 | Weblog
やっぱり、確認しました、知ったかぶりはいけません。

「ねがわくば 花の下にて 春しなん
        その如月の 望月のころ」が本当です。

昔、国語の授業で習ったときから、ずっとこの歌を覚えていました。
なにかしら心に深く残っていたのです。

西行はこの歌のように願い通りに亡くなったとのことです。

soraとお散歩

2009-03-30 | Weblog
日曜日、ちょっと遠くの公園に空と散歩に行った。
遠いといっても、車で10分足らずのところ、大きい池があって桜がほとりに
ずーと咲いている。
花冷えの中を空とゆっくり歩いた。
空は初めての場所だから、下ばかり向いて匂い嗅ぎにいそがしい。
かわいいお顔をみんなに見せてあげたいけど、ゼンゼンだめ。
昨日は夫の弟嫁さんのお見舞いに行くつもりだったが、甥っ子の口ごもる様子を
察して、取りやめた。
春だ、桜だ、花見だ、と世間は華やいでいる。
しかし、いま、この世の片隅で苦痛に耐えながら命を削っている人がいる。
何ももうしてあげることが出来ない。
水辺のベンチに座って水面に枝垂れる桜の花を見つめていた。
空は無邪気にクンクンを繰り返している。
いつか私もこの命を終わるときがくるんだな....。

「願わくは 花の下にて春死なん 弥生三月 望月のころ」西行

確認しないまま頭に浮かんだ西行の歌を書きました。
間違っているかもしれない....でも、こんなでしたよね。