
この2、3日、父の28回忌の法事の色々打合せが多い。
で、随分久しぶりにこの文集を取り出してみた。
父の七回忌に合わせて作ったもの。
兄妹6人と兄嫁たち、父の孫たちにも
思い出を書いてもらい、
夫とわたしがまとめて一冊の文集にした。
父は「団欒」という言葉をよく使っていたので、このような題名にした。
題字は夫が書いた。
父に繋がる者同士が思い出を仲良く語り合うことをイメージして、この題名にしたのだった。

長男である社長の思い出のページ。
夫が描いた挿絵だか、父にそっくりだ、
懐かしい。
今頃は二人で好きなお酒でも飲んでいるきことだろう。

わたしのすぐ上の兄の思い出は外国に行くとき父に貰ったお餞別のことを書いている。
餞別のお金が少ないことを
父は「志しはニラの葉なれど.....」
と、手紙にしたため兄に送っていた。
私たちはことあるごとに、この
「志しはニラの葉」について意味を
探ったものだった。
母の文集は三回忌のときやはり夫と
作った。
二人で表紙にする和紙を探し歩き
夫は寄せられたみんなの思い出文をワープロで打ち、挿絵を描き、二人で製本した。
夫との懐かしい思い出、父母のいつまでも消えない思い出、
二冊の文集は家族、兄妹を繋ぐキズナに
なった。