今日は、2年生のT君のレッスンでした。
T君は、息を止めて練習したり(5月17日の記事)なかなか面白い男の子です。
T君はADHDで、かなり多動傾向があるようなのですが
ピアノ教室では、多動傾向もほとんど現れません。
きっと、音楽が大好きなのでしょう。
そして、「ららみ先生は、いい先生だね。」
と褒めてくれる、良い生徒なのです(笑)
ただ、自宅での練習は嫌いなようで、ほとんど練習せずにレッスンに来ます。
教則本が難しすぎるのかな?
だから練習が嫌なのかな?
そう思った私は、思い切って、もっと簡単な教則本を購入することにしました。
でも、購入するまでは、随分と悩みました。
簡単な楽譜を見て、T君のプライドが傷つかないかしら?
そして、そのことによって、ピアノが嫌いにならないかしら?
そう心配しつつ、新しい楽譜をT君に渡しました。
すると~
私の心配は、あっけなく裏切られ、T君は、新しい教則本を喜んでくれました。
嬉しそうに譜読みをするT君に
「この楽譜を、世界で一番上手に弾ける人になってね。」と言ったら
「はい、わかりました!」と宣言してくれたのでした。