九州のある街で、叔父が生活しています。
叔父は75歳、ここ数年は1人暮らしです。
去年の秋に病気が見つかり、しばらくの間入院していました。
今は退院して、通院しながら療養しています。
入院生活も勿論ですが、病気を抱えての独り暮らしは不安でしょうから、
私は、時折電話をかけてお喋りをしています。
先月、少し面白いことを思いつきました!
叔父が卒業した大学の「大学案内」を取り寄せて、送ってあげたのです。
「大学案内」は、大学が受験生のため作ったパンフレットです。
今の大学の様子が、魅力的な写真と共にまとめられています。
これが、思いの他好評で、叔父はとても喜んでくれたようです。
九州に住んでいるので、卒業した東京の大学は、何十年もご無沙汰しているようで
「いや~最近の大学が立派になったのはびっくりしたね~」と何度も言っていました。
そして、大学に入ったら、すぐに免許を取って、大学の友人とドライブしたこと、
コンパは、専ら大学の裏の飲食店でやっていたこと等、
楽しい思い出を、次から次に語ってくれました。
何時もは口下手な叔父ですが、学生の頃の思い出を話すのは楽しそうでした。
30分の電話の間、叔父の心は、学生時代に戻っていたのでしょう。
これを機会に、叔父の心が、明るく前向きになるといいな~と思ったのでした。